内容をカンタンに説明すると…
- ローザおばさんの力を借りてフィタの組み紐を編み上げたソマリ。帰ってきたゴーレムにプレゼントすると、ゴーレムもまたソマリへの贈り物としてフィタの組み紐を買ってきていた。
- 通い合う心が嬉しいソマリ。その夜、人狩りたちが小屋に近づいてきて……。
- 今回は…人狩りにソマリを襲われ暴走してしまうゴーレム。逃げ惑う人狩りたちを襲うゴーレムを、身を挺して止めようとするヤバシラ。しかし暴走で意志を失ったゴーレムは容赦なくヤバシラを攻撃する。ソマリはお互いの絆を信じてゴーレムの目前に立ちはだかる。
【ソマリと森の神様 12話】心繋ぎ合う親子【アニメ感想】
止めたのは…
「目標確認、殲滅を開始」
暴走ゴーレム、命乞いローザを助けたのは駆けつけてくれたヤバシラ。
「何してんだよあんた…こんな姿になっちまって。こんな姿あいつに…大事なやつに見せてんじぇねーよ」
ゴーレムにその言葉は届かない。
なおも暴走するゴーレムの前にソマリが。
「お父さんが誰かを傷つけるなんて嫌だ!」
ゴーレムの手が近づいてきます。
「お父さんは…いつだってソマリのこと撫でてくれる…!」
「ソ…マリ…」
倒れてしまいました。動かなくなってしまったのすぁう…。
目を開けた先に…。
「良かった目が冷めたんだね」
「ずっと起きないから心配したぜ」
そこは外…。ゴーレムが倒れた後のことはわかりませんがシズノが手当をしてゴーレムが目覚めるまで待っていたという感じでしょうか。
「お父さん腕治らないの?」
「うん」
「痛くないんだよね?」
「うん」
うん、って返事がいいですね。
「心配かけて済まなかったソマリ」
ソマリは組紐をつけ直します。
「お父さんが大丈夫でよかった」
(左腕および表皮の23パーセントを欠損、一部体液の消失。日常的な活動は76%まで制限。
残された時間は…不明)
別れ
ヤバシラとシズノと一緒に次の街へ向かってるんですね。
片手だけだと慣れるまで時間かかりますね。
ヤバシラの面倒見のよさすごいですよね。
「君の今の身体、どんな状態なの?」
「あの時以来体内組織の損壊に加え、視覚聴覚ともに不具合が発生。行動を制限されることも増えた。
このままでは私はいずれ活動を停止する」
「そっか…でも何かできることはあるはずだよ。
だって、まだ時間はあるんでしょ?」
「…不明だ。あの日森を出てから数多の摂理に抗い私はソマリと共にあろうとしてきた。
しかし…抗えないものもある。故に私は…ソマリの元から」
「ゴーレムくん、たとえ君がどんな選択をしても僕は君を助けると誓う。それが約束だからね、
でもできればもう一度考えてみて。それが本当にソマリちゃんと君にとって最良の選択なのかを」
着いた街がにぎやかな様子。
何か催し物があるようです。
収穫祭。
「もうそんな時期だったか」
カゼノリバナ、綺麗…。
「皆信じているんだよ。死は全ての終わりではない。死んだら魂になって大事な者たちのそばに還ってこられるとね。」
「そんなものは…無意味な願望だ」
ゴーレムはいつも現実的…。
ソマリ相変わらず食べることばっかだな
ゴーレムはいつもよりいっぱい買ってくれる。
「祭だからな、今日は特別だ」
「おお、お祭りすごい」
「他になにか欲しいものはあるか?」
「お父さん過保護だぞ」
「…そうか」
普段と違う大盤振る舞いも先の別れを予期して?
ヤバシラがソマリを高く持ち上げてる様子を後ろから眺めていたゴーレム。
絆
「お父さんがいない…」
「あの図体で迷子ってことはないだろうし」
「ゴーレムくんこれが君の選択なんだね。
…おそらくゴーレムくんはもう戻ってこない」
シズノとヤバシラの会話を聞いて走リ出すソマリ。
「お父さんおとうさんおとうさんおとうさん!!」
組紐を見つめながら走る走る走る。
…見つけた。
「ソマリ、止まれ。これ以上の接近を禁ずる。私はこれ以上ソマリと旅を続けることができぬ」
「お父さんいやだ、約束した。約束したもん。ずっと一緒だって」
「再び制御を失えば私はソマリを危険に晒すことになるだろう。故にここで別れることがソマリの幸せのためなのだ」
「違う!お父さんは全然わかってない!だってソマリはお父さんが居ないと寂しい。お父さんは寂しくないの?」
「ゴーレムに感情はない」
「ある!あるもん!
お父さんはよく困ってる!ソマリがよくどっか行っちゃうから!
お父さんはよく心配する!ソマリが風邪や怪我をしないように!
お父さんはたまに厳しい…。ソマリが危ないことしないように。
お父さんは寝る時そばに居てくれる。ソマリが寂しくないように。
お父さんはいつも手を繋いでくれる。ソマリがいつも一緒に居られるように。
ソマリ知ってるよ。お父さんはとっても優しい。だって…お父さんはソマリのお父さんだから」
しがみつくソマリを抱きしめたゴーレム。
「…私にも感情…心がある。…ソマリ、私は…私は…私はソマリと共にいたい。ソマリの父として。たとえこの世の全てに抗おうとも。
それが私のただ一つの願いだ」
声が震えている…?無機質なゴーレムに感情がある証拠では…。
「ずっと…ずっと一緒だぞお父さん」
「ああ、ずっと一緒だ」
(一分でも一秒でも長く、たとえ魂になっても、永遠に…)
ゴーレム、ソマリという光とともにずっと旅を続けていけるんですね。
しかし…ソマリの声優さんの演技に圧倒されました。
うまい…うますぎる…。
いい最終回でした。これ深夜ではなく普通に子どもたちに見せたいアニメですね…。