内容をカンタンに説明すると…
- 王都アオスブリクへの仕事で数日間、家を空けることになったデイル。 「ラティナが可愛すぎて、仕事に行きたくない」と本気でごねる。
- 一方、留守番をすることになったラティナはケニスに教わって料理を作ることに。デイルに食べさせたいがために。
- 今回は…友だちと一緒に学舎へ通うこととなったラティナ。ラティナを魔人族と知った教師が騒動を起こしたことで、ラティナは自分と周りとの違いに気づいてしまい絶望し、ある行動に出る。
【うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。4話】ちいさな娘、その『事件』。【アニメ感想】
魔力とは
「お~嬢ちゃん!今日もかわいいな~」
「そういう台詞は俺を通してから言ってくれないか」
「は?さすがに意味わからんぞ」
今週のアバン親バカターンです。
お客さんの怪我を治してあげるラティナ。
「ラティナ…お前魔法が使えるのか?」
「うん。でもこれ一つだけだよ」
「しかしこんな小さいうちから使えるとはさすが魔人族だな」
「デイルも魔法使ってるよ?」
「呪文言語は魔人族の言葉なんだ。でも人間族は適性がないと発音できない。俺は適性のある少数派だからな」
「魔人族の言葉が話せないと魔法が使えないんだね…」
「魔力は人間族も持ってはいるが自由に扱うことができないんだ。そのため魔道具を使って水や火なんかを操ってるわけだ」
普通に蛇口捻ったほうが楽じゃないですか?って思ったけど衛生面で良さそうですね。
「ラティナ、クロイツに来るまで魔道具見た事無かったよ」
「魔道具は人間族の特産品だしな。魔人族と俺らはほとんど交流がないし」
「なんで魔人族他の人と仲良くしないのかな?」
「…そうだな。なんでだろうな」
デイル、ごまかした感じですね。
「そういえば他の魔法も覚えてみるか?」
氷ができた!?
ラティナ、学校へ行く。
「俺の元を離れるなんて!すごく!すごーくつらいだろうが我慢するんだぞ!
あ~!!やっぱり離れたくねぇ~!!
だがこれもラティナのため…保護者としての試練!耐えてみせようじゃないかー!!」
「今日から学舎に行くってだけで大袈裟ね」
ラティナはめちゃ嬉しそうですね。
「ここが私達の通う学舎、アスファルの神殿よ」
クロエが居る安心感
「わ~!もしかしてあなた魔人族?今ちらっと見えたんだ。リボンに隠れてる角」
「ちょっと。あなた誰よ?」
クロエが警戒してます。
「私シルビア。西区から来てるの。よろしくね。ラティナ、でいいんだよね?」
西区は金持ちの地区らしいです。
「アスファルは学問を司る神です。あなた方は神の御名において正しい知識を身につけなければなりません。
それが人としての在り方なのです!」
人…という言葉に違和感を覚えるラティナ。
「学舎はどうだった?」
「楽しかったよ。新しいお友達もできたの。それに…それにいろいろなことも教えてもらえるし…デイルのためにもっとたくさんいろいろなことを覚えたいの!」
デイルも嬉しそうですね。
ラティナ真実を知る
違和感を覚えた教師はやっぱりおかしかったようです。
ラティナのリボンからのぞく角を見た瞬間ラティナの髪の毛を引っ張り上げました。
「魔人族?なぜ人の街に!忌々しいお前のような者がいるの!?
異形にして百年以上も同じ姿で生き続ける化物が!人であるはずないでしょう!!」
おまえの方が化け物ですよと言いたいほど教師の顔芸ひどい。
「人間族以外の亜人は人ではありません!このような異形の証を持ち命の在り方すら人と異なる化物です!皆さん騙されてはなりませんよ。特に魔人族は魔王に連なる邪悪にして卑劣なる生き物!決して油断してはなりません」
教科書を先生に飛ばしたのはクロエ。
「やめなさい…神官に対して敬意を描くような行為をする者は即刻破門にしますよ!!」
「なら破門してください!」
そういったのはシルビア。
「何を!破門になればあなただけでなく家の人も傷付くことになるのですよ!」
「よそは知らないけどうちの父さんはきっとよくやったと言ってくれると思います。
生徒を化物呼ばわりするような先生の話をすればね!」
シルビアもいい子!ここの生徒、差別をしない皆いい子。
教科書を机に叩きつけボイコットを示す生徒たち
問題教師は連行されていきました。他の先生がラティナを心配して声をかけます。
「先生…何が違うの?ラティナ…魔人族はみんなと何が違うの?命が違うって何?百年生きるって何?みんなと違うの?」
「人間族と魔人族の最大の違いは外見上のものではないの…魔人族は人間族の倍以上の長い年月を生きる種族なのよ」
帰宅後も絶望の表情は消えず…屋根裏で自分で角を破壊してしまったのです…。
幸い命に別状はなかったのですが…。
駆けつけたデイルにラティナは泣きじゃくります。
「やだよ…どうして…なんでラティナは魔人族なの?ラティナ魔人族の場所で暮らせないのに…
魔人族はラティナのこといらないのに!
なんで…ラティナの時間だけ違うの!?
みんなが死んじゃった後もラティナだけ…一人だけ残されるのなんてやだよ…
ラティナ…もう一人になりたくないのに…。
ラティナだけ残されるなんてもう嫌なのに…」
「ラティナ…ごめんな。でももしラティナが同じ人間族だったとしても俺はラティナよりきっと先に死ぬよ。俺の方が年上だし。俺はいつ死んでもおかしくない仕事をしている。
聞いてくれラティナ。俺はお前と出会えて本当によかったって思ってる。
限りのある時間の中をお前と過ごせて本当によかったって思ってる。
だからその時まで一緒にいような」
「うん!ラティナ、デイルと会えてよかったよ」
「大好きだよ」
「ラティナも。デイルのこと一番大好き」
いい話だな~~~~~。
抗議しに行く保護者
デイルは校長室へ。
「高位神官位を持つ者としてなぜ俺がこの場を訪れているのか改めて申し上げる必要はないでしょう。
子供達からも事情は聞きました。あの子達の前で魔人族という種族を愚弄し謂われのない暴言をご高説下さったそうですね。
人間族絶対主義者なんて珍しくもないし否定する気もありません。ですが旅人が多く多種族との関わりが深いこの街で暮らしているにしては随分狭量な見解だと思いますがね。
デイル冷静にキレてるのかっこいいな…。
「彼女は…教師をしていた神官は親族を魔人族との諍いで失っているのです」
「そのためなら何の罪もない少女を化物と罵倒しても構わないと?
…以前似たような事件を起こされたそうですね。だから彼女は急遽クロイツに転属された」
権限のある情報通でもあります!
「我が加護において裁定の行使を請求する。
これだけのことをしでかした輩を庇い続けるならそれなりの覚悟があるんでしょうね?」
「覚悟と申しますと…」
「アフマルの神殿経由で請求する。ご存じの通り戦の神アフマルは調停と裁きを司りそこには無慈悲な程適切な裁きが下ります。
一連の事実を知りながら黙認したあなた達の責任も問われると思いますがね」
「…わかりました。彼女は解任し神官位を剥奪します」
というわけで…クビです。
(俺が逃げずに理由を話してやっていれば…!俺が攻撃魔法を教えなかったら…!ラティナは自分自身をこんなにも傷付ける事はなかった!)
氷を作れる魔法を応用したんですね…賢いんだけど悲しい。
見舞いに来たクロエは泣いていました。
「馬鹿!ラティナの馬鹿!なんてことしたの!綺麗な角だったのに…そんなのあってもなくてもラティナはラティナなのに!死んじゃうかもしれない事するなんて大馬鹿だよ!」
「…ごめんなさい…ごめんねクロエ…」
抱き合う二人。いい友達…。
再び前を向く
「ラティナは幸せなんだよ。
ラグが死んだ時もうラティナも死ぬんだと思った。
デイルが見つけてくれて一緒に来てもいいって言ってくれてすごく嬉しくて。
リタもケニスもお客さん達も優しくて。クロエ達に会えて毎日が楽しくて。ラティナ忘れかけてたの。死ぬのは、お別れは必ずなんだって。
ラティナずっとこのままがいいって思っちゃったからお別れが怖くなったの…。」
この歳にしてお別れは必ずくるということを悟るラティナすごいなぁ…。
「ラティナ、クロイツに来れてよかった。みんなに会えてよかった。
ラティナが今幸せなのは全部デイルがラティナを見つけてくれたからだよ。
ありがとう。デイル!」
守りたい、この笑顔。
酒場の皆さんに挨拶。
「心配かけてごめんなさい!ラティナは元気になりました。これからも頑張ります!」
「立派な挨拶じゃねぇか」
「まだ8歳とはとても思えねぇ!」
「ったりめーだ!うちのラティナはな!かわいいし、器用だし、聞き分けもいいし、完全無欠なんだよ!」
デイルの言葉に照れてるラティナ可愛い。
「よーし!嬢ちゃん折角だから俺達に1曲聞かせてくれよ!」
「そういや俺もラティナが歌うとこ見た事ないな」
「うん!ラティナ、歌う!」
……………歌はダメだった…………
(まぁ…やっぱり子供は苦手があるくらいの方が可愛いよな~)
確かに。
教師として思想偏ってんのはやっぱ問題ですよね~。
もう教師いらんレベルで生徒が良い子達で…。
デイルもかなり身分的に高い感じ(?)なんですね。
感情的ではなく理論的に追い詰めていくのかっこよかったです。
しかし…ラティナが無事で良かった。笑顔が戻ってよかった。