前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 才賀家の財産を相続したことが原因で、少年・勝は親族から命を狙われていた。そんな折、拳法家の青年・加藤鳴海と出会う。
- 祖父の遺言に従ってサーカスを訪れた勝の前に、しろがねという謎の少女が現れる!からくり人形を操り、敵を倒していく彼女。勝を守り通す事を決めた鳴海。彼らの前に、新たな刺客が現れて…!?
- 今回は…「ぶっ殺し組」の刺客を撃退した二人!勝としろがねは鳴海の家に身を寄せることになった。しかし、隙を突かれた勝が新たな刺客に誘拐されてしまい…!?
【からくりサーカス 2話 アニメ感想】約束
あるるかんVSプルチネルラ!鳴海も大活躍!
「ベッピンさん。あたしのデクを倒したのは見事でした。でも今度はそうはいかねぇ。このプルチネルラは、力の強さも骨組みも桁違いですんで」
先週の黒スーツのからくりたちを仕向けたのは彼だったんですね!
「あたしゃ日頃、人間相手ばかりの殺しをやってるんで。たまには人形相手ってのも面白い…!」
「タイマン勝負!受けてもらいやすぜ!!」
敵のプルチネルラは、しろがねが操るあるるかんに襲い掛かります!
華麗に攻撃をかわすあるるかん!
両者とも見事な傀儡スキルを見せます。
「なっ!?(馬鹿な!なんだこの人形は!?)」
コンクリートをも砕くというプルチネルラの一撃。それをあるるかんは片手で受け止め、機動力まで完全に封じます。
敵も動揺の色を隠せません。
あるるかんの反撃開始!
上体部分を高速で回転させ、プルチネルラを破壊しました。
激戦になるかと思ったんですが、一瞬でしたね!Σ(゚д゚lll)
文字通り木っ端微塵です。
「(なんてこった、すべてが違いすぎる!)でもな…」
「しろがね!!」
「お坊ちゃま!!」
意識を取り戻した勝。敵の仲間の手に落ちていました。
「わかってると思いますが、少しでも動けば…」
(戦いに精一杯で後ろに気付かなかった!私のせいだ…!)
「可愛そうだがこれも仕事なんで。やれ!」
「笑えねぇな馬鹿野郎ども!!」
勝が殺されかけたその時、動いたのは鳴海でした。十八番の拳法で敵の仲間を戦闘不能にしていきます!
人間相手だと無双じゃないですか!?
「チッ!今日はついてねぇや。またお会いしやしょう!」
敵は撤退していきます。
しろがね(勝てなかった…一人では…)
勝の過去が重すぎる…!しろがねの笑顔に鳴海が惚れた!?
病院を後にした勝としろがねは、鳴海の家に身を寄せます。
「鳴海兄ちゃん、ごめんね。家にまでお邪魔して…」
「気にすんな!お前んちにいるとまた狙われるかもしれないからな!」
鳴海、本当にいい人ですよね。
勝はこんな時でも礼儀正しく振る舞えるんだもんな…すごいな…(´-ω-`)
「しかしよぉ、いったい誰が黒幕なんだ!一族に心当たりはないのか?」
「わからないよ…僕、3年前に才賀家に来たばかりで親族全員に会ったことがあるわけじゃないし…」
「3年前って…お前才賀の息子なんだろ?」
「うん。でも僕のお母さん、愛人って言うんだって…」
「お前…どこでそんな言葉を……」
「小さい頃、僕はお母さんと二人で暮らしていて。お母さんが毎日パートに出てて。お母さんが死んだとき弁護士さんが来て初めてお父さんと会って、そして才賀家に引き取られたんだ…」
親族にとって勝は、突然現れた厄介者だったんですね。風当たりが強くなるのも頷けます。
お母さんが「愛人」ということは本妻が居るのでしょうか?
周りから「お前の母親は愛人だ」「おまえは愛人の子だ」と罵られたりしたのかも…と考えてしまいます。小さいのに苦労してきたんですね…(´;ω;`)
「ねぇ、鳴海兄ちゃん。お墓って建てるのにいくらくらいかかるのかな?」
「え?いや…ちょっと分からん…」
「僕ね、遺産とかいらなかったんだ。でも…お母さんのお墓…作ってあげたくて……。あれ…どうしたの鳴海お兄ちゃん…?」
「なんでもねぇ!(参ったぜ…こんな話聞いちまったらよ…どんなツラすりゃいいんだ俺…)」
お母さんのお墓を作るためにお金が必要だったから遺産を相続した、ということですか?そのせいで命を狙われる羽目になるなんてあんまりです。
才賀の人達…お父さんは、お母さんのお墓を建ててくれなかったのでしょうか?(´;ω;`)
「いっぱい食べろ勝!そんな傷は栄養で治せ!野菜も食えよ!ほらっ!ロールキャベツ切っといてやったから!ほら、口の横が汚れてるぞ!」
食卓にはしろがねの手作り料理が並びます。
こんなにたくさん、しかも美味しそう!!(((o(*゚▽゚*)o)))
鳴海はマサルを元気づけようと明るく振舞っているようでした。
「お坊ちゃまが落ち着いて食べられない。お坊ちゃまのお世話は私がやる。お前は黙っていろ」
(勝のことは大体分かったが、問題はコイツだ!しろがねといったが本名すら分からない得体の知れない外国人!勝を守るとか言っていたが本当のところはどうなんだか…)
勝と鳴海に対する温度差が極端ですよね。悪い人じゃないと思いますけど( ̄▽ ̄;)
「すごく美味しかったよしろがね!」
「本当ですかっ?ありがとうございます!」
「っ!」
勝に感謝されて嬉しそうなしろがね。笑ったらますます美人さんじゃないですか!!
(ちっ。思わず見とれちまったぜ…あんな憎たらしい女なのに!勝に対する時はすんげー綺麗に見えやがる!)
誰に対してもドライなのに、心を開いた人には優しい顔を見せるキャラクターって良いですよね。
いいな…私も勝になりたいな…←
(ま…認めてやるよ。正体は分からねぇが確かに、見てくれだけはいい女だぜ!)
鳴海、惚れましたね?( ̄∀ ̄)ニヤニヤ
ラッキースケベキタ━(゚∀゚)━!勝と鳴海は似た者同士だった!?
(今日は本当にいろいろあったな。才賀の家じゃ、僕のことなんて心配してないだろうけど…)
シャワーを浴びながらそんな事を思う勝。
才賀の家じゃ冷遇されてたんだろうな…。
鳴海やしろがねは出会ったばかりなのに、勝を心配してくれます。右腕の傷に巻かれたタオルも、きっと彼らが施してくれたのでしょう。
「!?え?し、しろがね?」
「はい。その腕では不自由でしょう。お手伝いさせてください」
しろがねさんと混浴だと!?勝!そこ変わってくれ!!←
「え、ちょ!いいよ!!いいって!!!」
小5という微妙なお年頃。勝のリアクションが年相応で可愛らしかったです。
一方、リビングに残っていた鳴海。
「そうだ!あの腕じゃロクに体も洗えないんじゃねーか!?」
やめろーッッッ!やめるんだ!!今行っちゃまずいですよ!
ある意味ナイスタイミングだけど!←
「よーし勝!背中でも流して…い”い”い”い”い”い”い”!!!いや、俺はその!ただ!!まさかお前が入ってるとは!!」
ラッキースケベ鳴海は勝並みに赤面していました。意外とピュアだった(笑)
そして同じ頃、外から鳴海家の様子を伺う男たちの影が…。
新たな敵でしょうか。不穏な予感です。
「あれしきのことで心乱れるとは…集中しろ集中!」
庭で鍛錬に励む鳴海。
「あれしき」は、しろがね裸を見てしまった事を言ってるのかと思ったけど、しろがねに冷たい目で見られた事を気にしてるようにも見えました。やっぱり意識してますね…。
「鳴海兄ちゃん。拳法の練習?」
「ああ、前に中国にいた頃に覚えたんだ」
勝は鳴海に憧れているようです。
昔は勝のようにヒョロっとしていてよくいじめられていた、と言う鳴海。
「鳴海兄ちゃんが僕と同じ…?僕もなれるかな、鳴海兄ちゃんみたいに!!――僕、ずっと思ってたんだ。強かったらいいなって。強かったらもっと行ったことを聞いてもらえるのにって。強かったら。いつも笑っていられるのにって…」
才賀家にいた頃の勝は涙を流していました。口から血が出ています。歯が折れていました。
これも親族にやられたの!?暴力じゃないですか!(´・ω・`;)
「見てみろ!その代わり誰にも言うなよ!恥ずかしいんだからな!!」
「う、うん…」
鳴海は小さい頃のアルバムを見せてくれました。
「これは学校行きたくねーって泣いてるとこ、これは牛乳飲めねーって泣いてるとこ、これは運動会な。もちろんビリっけつ!」
まるで別人のようです。勝よりひょろひょろですよ!
勝は少しだけ元気を取り戻しました。
「鳴海兄ちゃん。僕が強くなるまで、一緒にいてくれる?ママみたいに居なくならないで僕といてくれる?」
「おう!」
鳴海が居なくなるフラグにも聞こえる…?
現実になりませんように…(;´д`)
「何がおう、だ。勝と俺は住む世界がちがうってのに。柄にもなく力づけたりしてよ!拳法やんねーかだと?でも…あいつと別れるのは、痛いよな……」
誘拐された勝!櫻井敵は「阿紫花英良」と名乗る!
夜、トイレに起きた勝は、一瞬の隙を突かれて敵に捕らわれてしまいます。
「簡単だな!ガキ一人攫うのなんてなぁ!」
プルチネルラの敵とは違います。新手ですか!?Σ(゚д゚lll)
彼らもまたからくり人形を操っていました。
物音を聞きつけてしろがねが駆けつけますが、あるるかんが手元になかったせいで対抗できません。
鳴海はプロの拳法家と思しき敵に完敗。
勝は連れ去られてしまいます。
「くそぅ!警察だ!」
「やめときな!警察に相談すりゃ、かえって時間がかかりますぜ」
鳴海としろがねの前に思わぬ人物が現れます。先刻戦ったプルチネルラを操る敵でした。
「坊やをさらったのはあたしらじゃねぇ。むしろ商売敵のようなもんで」
「あぁ!?どういうことだ!?」
「話せ!」
「挨拶が遅れてすんません。あたし、阿紫花英良(あしはなえいりょう)といいますんで」
彼によると、全ては才賀家の遺産を全て勝が相続したことが発端なのだそう。それで困っている”誰かさん”に雇われたのが阿紫花英良ら「ぶっ殺し組」でした。
「では、お坊ちゃまを誘拐したあいつらは?」
「あいつらは誘拐組。あたしらが坊やを殺す依頼を受けたぶっ殺し組。今のあいつらは誘拐の依頼を受けた誘拐組。それぞれ依頼人は別です」
勝、どんだけ狙われてるんですか…(;´д`)
「お前は奴らを知っているのか?」
「知っているもなにも、同じ一族でしてね。笑えるでしょう?あたしら人形遣いの一族は今、二つの派閥に分かれて出し抜き合ってるんでさぁ」
「誘拐組の依頼人は?」
「坊やを養子にしたい誰かさん…てとこじゃないでしょうか?」
2つの家の思惑が絡み合ってたんですね…。思った以上の面倒事に巻き込まれたようです。
阿紫花英良はこれから、勝が運ばれた軽井沢の才賀の別荘に向かうといいます。
「そうだ。参考までに少しお教えしときましょう。その別荘は悪趣味な前社長のからくり屋敷でしてね。しかも一族出身の手練達がガッチリ守ってるってことでさぁ」
前社長って勝のお父さん?悪趣味だ、なんて言われてるけど。
どんな人だったんだろう、とふと気になりました(´・ω・`)
「私はお坊ちゃまを守るためにいる、ただそれだけのために」
しろがねは別荘に向かうようです。揺るぎないですね。
「お前ら大の大人が寄ってたかって!一人の子供をさらうだの殺すだのよ…!あいつだってガキなりに必死に生きてんだよ!!勝、待ってろ!絶対助けてやるからな!!」
鳴海は大人たちの身勝手さに、怒りが収まらないようです。
誘拐された勝はトラックの中で眠っています。それを見つめる一人の老年男性。
すんごい悪そうな顔してます…(´・言・`;)
良くも悪くもプロ意識が高いですよね。状況に応じて敵味方になったりするんだろうか。
今回ばかりは彼一人じゃ太刀打ちできないから、しろがね(あるるかん)と共闘しようという魂胆?そうでもないと情報提供してくれませんよね…。
勝のためだけに居る、というしろがねの言い方も気になります。
「ぶっ殺し組」より「誘拐組」の方がマシかと思ってたけど、そうでもないみたい…。勝を養子にして財産をブン捕るつもりなんでしょうね。おまけにあの悪人面。悪い予感しかしません。絶対に勝を助けなきゃ!!