前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 脱獄犯の不審死が相次ぐ中、謎の落書き事件が多発。モリアーティは自らも探偵となり、シャーロックとの推理落語を交えて謎解きに挑む。
- 落書き事件の犯人は脱獄犯の一人・雲隠れのサイゾーだった。しかし逃走を図った彼もやはり不審な死を遂げてしまう。
- ヒーロー探偵・モリアーティに寄せられた依頼の一つを引き受ける事になったシャーロック。動物園で起きる動物殺害事件の犯人を追う中、過去に解決した桃太郎ズの事件との繋がりが浮上。さらに新たな殺人事件も発生してしまい…!
【歌舞伎町シャーロック 18話 アニメ感想】動物たくさんデス
動物殺し
「助けてください!!週刊スプリングの編集長に脅されているんです!奴の弱みを教えてください!」
歌舞伎町の情報通・しげるのもとに男が駆け込んできました。
※週刊文春ではない
「モランさんの支持率上昇は間違いなくヒーロー探偵のおかげでしょうね~」
モリアーティは近頃、探偵として活躍していました。
CMにも出演するほどの人気です。長屋の依頼も取られているらしい( ̄▽ ̄;)
「全然手が回らなくてさ~。父さんの助けになればってだけなんだけどね。気に入る案件があったら代わりに受けてほしいんだ」
久しぶりに長屋へやって来たモリアーティは大量の依頼を持て余している様子です。
小林「あっ、下着泥棒だ。俺これにしよう!」
おいエロ星人(笑)
「久しぶりに会えてうれしいんだよ」
「じゃあお手!ふせ!三転倒立!」
シャーロックがジェームズに飼いならされている…
「なにこれ。歌舞伎町動物園で動物たちが殺害された。絶対許せない。犯人も同じ目に合うべきだ!だって」
「随分感情的な依頼分だね、しかも匿名ときた…」
「じゃあそれにしよう!」
シャーロックが興味を持ちモリアーティが背中を押した依頼を引き受けることに。
「匿名で依頼が?でもヒーロー探偵さんが調べてくれるなんて心強いです!」
「死因は調査中って事か」
「どの子も食中毒に似た症状でした…」
飼育員のお姉さんに案内されて3人は順に動物たちの檻をまわっていきます。
サルの糞を浴びるワトソン。狼に追い掛け回されるワトソン。
いつにも増して扱いが酷くないですか(笑)
「どの檻にも夾竹桃の匂いが残ってるねぇ。猛毒の植物さね。しかし飼育員の作業場では全くにおわないとなると、外部の人間が餌に混ぜたのかもしれないねぇ…」
「でもかなり目立ちそうだよ?」
「あれに参加したんだろうな」
餌やり体験を悪用して…!?なんて卑怯な!!
「監視カメラに餌やりの様子はうつってたんだよね」
「今、担当が外出していて…。夜でもよろしければ私がデータをお届けします」
「そんな悪いですよ」
「いえ!私も協力したいんです。生まれた時から面倒見てた子たちがあんなことになって。許せません!」
動物たちの無念を晴らすためにも、お言葉に甘える事にしました。
そして「必ず捕まえる(ワトソンが)」と連呼するシャーロックを背後からじっと見つめるモリアーティ。
刑務所から出てきて意味深な描写が増えましたね…。何なんでしょうこれは。
桃太郎ズの仕業!?
「なんだよこれ!?」
「CMの音声使ってるね。安い編集」
動物園を訪れたシャーロックたちの様子を隠し撮りし、飼育員のお姉さんを犯人に見立てたおもしろ動画(のつもり?)がネットに投稿されていました。
>同志たちよ、恨みを晴らせ。鬼どもを退治せよ!
>音を取り返せ
動画に寄せられた謎のコメントです。
「どういう意味だろう」
「…なるほどね」
「桃太郎ズを調べろ」
いつかの温泉施設でボーカルが殺されたの事件。あれが原因で彼らは解散したそうですが。
「モリアーティ、ファンだったよね?」
「それはブリキング!まぁたまにタイ盤はしてたけど」
「サルにキジにオオカミ、つまりワン公って事で鬼が怪しいと来たか。でもこの投稿文は何だってんだ一体?バンドを解散させたヒーロー探偵と他2名に復讐だ。こういうとこさね」
動物殺しも迷惑動画も、モモタローズによる自作自演?同機はシャーロック達への逆恨み?
「あ。マイクロフトさんからめっちゃ着信来てる」
モリアーティと何をやり取りしているのでしょうか。
「レストレイドさんに聞いてみた記事さんはモモタロウさん殺害の罪で第3刑務所に服役中。イヌさんはもう出所して実家の工場で働いている。サルさんはNYに語学留学中」
「イヌはどこのムショに居た」
「えと…第7刑務所」
まだ第7刑務所の関係者が犯人?
ワトソンは単独、イヌの様子を調べます。
「被ってんだ…」
イヌはマスクを被ったまま、普通に頑張ってました。
「遅くなってすみません。お約束していたデータです」
「ありがとう。すぐに調べるよ」
飼育員のお姉さんからデータを受け取りましたが…これは第3者視点かな?誰かに監視されている?
「中はイヌさん本人だった。事件当日は徹夜してたって。同僚の人たちの証言も取れたから間違いない。監視カメラはどう?」
イヌは映っていませんでした。手掛かりなしですね。
「そういやモリアーティが入ってたのって第7刑務所だよな。アルバートってどんな奴なんだ?」
「んー。まぁ、中を仕切ってた変なおじさんって感じかな」
随分オブラートに包みましたね。
「…ムショでなにかあったのか」
「何の事?」
「なんとなくだ」
だからこの妙な間と表情は何なんだよぉ!!(ムショで何かがあったのかもしれない
「すみませんね、こんな時間に。ちょっとお聞きしたいことが」
レストレイド警部が訪ねてきました。
「この女性のことなんですが、少し署でお話を伺っても宜しいですか?」
「!? 何があった」
「この方、死体で見つかったんですよ」
飼育員のお姉さんが殺された…(´・ω・`;)
復讐
「調査中の事件の関係者が殺害されたんですよね!」
「被害者の方と昨晩会ってますよね!」
「あなたたちと会った後、殺害されてるんですよ!?」
「ネットではあなた方が犯人なんじゃないかなんて書かれてますがそこんところどうです!?」
「どけ!」
「あぁっ、押したー!この人押したぁー!!」
刑務所から出てきたシャーロック、ワトソン、モリアーティは取材陣に包囲されもみくちゃにされます。これはマス〇ミですわ()
「僕らも混乱しています。けど、必ず真犯人を捕まえて見せます。だから少しだけ時間を下さい。お願いします!」
ひとまずモリアーティがその場を収めました。
「イヌはどうだった」
「一晩中居酒屋で飲んでたよ」
イヌは無関係のようです。
「やっぱり犯人の目的は僕たちを批判の対象にすること。そんなことのために人を殺すなんて…!」
「鬼退治」
「! リンク来てんじゃん」
リンク先にはこう書かれていました。
桃太郎ズ復活LIVE 鬼退治 本日21時新宿地下放水路
犯人はここに来る!
シャーロックたちも現場に向かいます。
「さぁ気を付けないと。俺たちは桃太郎ズを殺した鬼だからね」
LIVE開始直後、モニターに映し出された映像。
シャーロックたちはおびき寄せられたらしい。もちろん彼らはこれを予見していました。
「よく来れたなぁ!!」
「ウザ!!」
ステージに居たサル、イヌ、キジに扇動され、会場に居た桃太郎ズのファンの目が”鬼たち”に向けられます。
ワトソンが弁解しますが桃太郎ズに心酔するファンは聞く耳持たず。これは怖い。
「——いいぞ。はじめろ」
「今晩は、人使いの荒い名探偵さん」
映し出されたステージ映像にはアイリーンが!?
アイリーン「今日はNYの路上で活躍する日本人パフォーマーを紹介したいと思います!」
それはサルにしかできないパフォーマンスでした。
「じゃああいつら誰なんだよ…!?」
今、ステージに居るサル、イヌ、キジは一体!?会場は騒然となります。
「奴らが探偵に逆恨みしている理由は何だったね?バンドを解散させたことだろう。となると犯人は桃太郎ズを心底愛している人間。分かった!桃を拾ったじいさんと婆さんだ!馬鹿だねぇ。犯人は狂信的なファンさ。ならこの祭りの目的は何なんだい?探偵どもを誘い出してあの小刀でブスっとやっちまう算段さね」
偽の桃太郎ズは小刀を手にしていました。それを見て一目散に逃げだすファンたち。
「おばあさんが川で洗った洗濯物とかけまして、炎上した芸能人と解きます。その心は!?どちらも干されます」
変わったもの
「さぁ。姿を見せろ殺人鬼」
マスクを取ったイヌ、サル、キジ。その中身は少女でした。
「桃太郎ズは私たちのすべてだった…!」
「くだらない人生の唯一の生きがいだった!だから桃太郎ズの代わりに私たちが復習するって決めた!!」
モリアーティ「でもさ、そもそも桃太郎を殺しちゃったキジのせいなんじゃ…」
「キジはやってない!!」
「桃を殺したのはあんたたちだ!あんたたちのせいで…!」
えぇ…。もう滅茶苦茶だよ(;´Д`)
「お前らにとっては面白半分の推理ゲームだったかもしれないけど」
「私たちは生きる意味を奪われた!何もかも!」
「すまなかった」
!? シャーロックが頭を下げた!
「どうしたのシャーロック!?え…!?」
動揺と驚愕を隠せないモリアーティです。彼が知るシャーロックは、こんなことをする男ではなかった?
モリアーティ「もしかして同情とかしちゃった!?」
シャーロック「よく分からんが、なんとなくだ」
火に油を注ぎかねないぞ…( ̄▽ ̄;)
少女たちは瓶に入った液体をまき散らし、火を付けます。充満する独特の匂い。燃え上がる炎。液体はガソリンだったようです。
火に行く手を遮られる中、少女たちを追いかけるモリアーティ。シャーロックも一度はひるみますが、モリアーティに続きます。
「いやぁ、逃げ足早すぎ」
「…あんたはイイよね」
「え?」
「ブリキング、まだ聞けるじゃん」
「最近はめっきりだけどね」
「あの頃は…よく一緒にLIVE…」
「もう終わりにしよう。カイエダナオ、サカグチウミ、タケダキコ」
少女達とモリアーティは面識があった…!?
「待て!!やめろ!!」
「「「8020462840」」」
モリアーティに名前を呼ばれたのが合図のように、謎の数字をつぶやいた少女たちは液体を浴びて自らに火を放ちそのまま階段から飛び降ります。
駆けつけたシャーロックの制止は間に合いませんでした。
シャーロック「あ………」
ショックを受けるのは少女たちが死んだからなのか、モリアーティに対する疑いが深まってしまったからなのか。
「変わったね。シャーロック」
その場に崩れるシャーロックを見て、モリアーティはどこか失望(落胆?)したようにも見えました。
ニュース「ファンの逆恨みから起こった今回の悲劇。ジェームズ・モランさんは犠牲者の遺族を見舞い、共に涙を流しました」
なぜか演技に見えてしまう不思議。
「…」
シャーロックは、少女たちの過去のブログ記事からモリアーティとの接点に気づきます。ここ最近、モリアーティを疑っているようにも見える。
モラン新宿区長とあの切り裂きジャックの間に何らかの接点があった可能性が、シゲルの独自取材で明らかになった。シゲルは今日も行く。確たる証拠を掴むため、大きな見返りを得るために。真実を知りたいんだもの。
黒いつながりは新聞に掲載され、世間も知る所となります。
今回も呟かれた謎の数字は何なのだろう。
ワトソンは裏方で大活躍。
シャーロックは以前よりも感受性が豊かになった?印象ですね。元からあったのかもしれないけどそれが表に出てくるようになりました。それがモリアーティにしてみれば、唯一の理解者を失うようで落胆、失望したのかもと思ったり。変わったのはシャーロックじゃなくて彼自身なのかもしれません。親交深まっているように見えて実は溝が深まっているような。
マイクロフトとのやり取り次第では黒じゃないと断言できるのですがう~ん、謎だ。
2クールに入って拭えないこのモヤモヤ。一連の事件解決と共に晴れるのでしょうか。