【ソマリと森の神様 6話 アニメ感想】ハイトラの過去!裏切られたウゾイが起こす行動は!?

内容をカンタンに説明すると…

  • サカズキの村でゴーレムとソマリはウゾイとハイトラに出会う。ハイトラの病を治す薬を探して旅を続けているウゾイとハイトラ。
  • ソマリが人間であると気づいたウゾイは、同じ人間であるソマリの血であればハイトラを救えるかもしれないと考え、共に砂漠越えをしようと提案する。
  • 今回は…ハイトラの病気を治す為にソマリを襲うウゾイ。しかし心の優しいウゾイにソマリを傷つけることはできなかった。その夜、ハイトラはゴーレムに重大な秘密を打ち明ける。偶然起きていたウゾイは真実を知ってしまいハイトラを拒絶する。

【ソマリと森の神様 5話 アニメ感想】サカズキ村で出会った砂漠超えのスペシャリスト、ウゾイとハイトラもワケアリの旅人!?

2020.02.07

【ソマリと森の神様 6話】息の根はる花は鳥を仰ぐ【アニメ感想】

ウゾイやはり優しい子だった

「詳細を説明しろ」
「この病の治療法を探して俺たちは様々な地へ行きました。
ですが何の手がかりも見つからないまま日々は過ぎ
とある辺境の地で占い師に出会ったんです。
占い師はオレを見るなり言いました。」

『血が穢れて居る者か。その血を清めぬ限りおまえに安寧は訪れない。
汚れし血は新しい血を持って清められる』

「ウゾイはその占い師の言葉を覚えていたのでしょう。それでソマリちゃんを」

結果として…
ソマリは脱出成功
ソマリの大声は聴覚のいいウゾイにとってはかなりきつかった様子…。

湖のようなところに落下したソマリ。泳げないソマリを…ウゾイは助けました。

「ごめんなさい。ハイトラは病気なの。そして人間でもある」

ゴーレムとハイトラ到着。

ウゾイをかばうソマリ。

「髪を拭け、風邪を引くぞ」

ゴーレムがソマリにタオルを差し出した。

「もうすぐハイトラ死んじゃうのに、私できなかった…」
「……それでいい」

抱きつくウゾイを抱きしめ返すことはしないハイトラ。

真実

その夜、ハイトラとゴーレムの会話を聞いてしまったウゾイ。

「俺はウゾイの家族である資格なんてありません。似ていると思いませんか?人間であるオレの皮膚から生えているこれ。
ウゾイの目元や体から生える羽と…。
オレは昔、ウゾイの母親を食ったんですよ」

かつてハイトラは数少ない人間どうし異形から隠れるように身を寄せ合って暮らしていた。
ハイトラには妻子もいたんですね。

ある日突然集落が襲われた。
異形の人狩りに遭った。

ハイトラ親子は森の洞窟になんとか逃げ込むことができましたが
その後のことを考えると幸運とよべるものではなかったのです。

いつ見つかるかわからない恐怖で神経をすり減らし
飢えに苦しみ始め…。

「もう三人共限界だ。外の様子を見てくる…」

ハイトラが外をゆっくりと探ろ歩いていると茂みで何か動く気配が
やらなければやられると思ったハイトラはそれを殴り殺しました。

それがウゾイの母親だったのです。

「俺たちも同じにならなきゃ。人の道理を外れた化け物にならなきゃ生きられないんだ。
…こいつを食おう」

先に妻子に分け与えたあとハイトラが食べました。
体中から羽が生え始め妻子は絶命。

『マーマ?』

入り口に現れたのは幼きウゾイ。

「だからあのこの家族になる資格がない…」

 

「今まで・・・あたしはずっと騙されてたんだ…」

衝撃の事実を知ってしまったウゾイ…。

望むこと

翌日再び砂漠へ。
風が強い。

「昨日の夜なんかあったのか?」

ソマリの質問

「あんた、鈍いのか鋭いのかよくわからないわね。
ね、ソマリは嘘をつかれた事ってある?
今までの優しい思い出が全部偽物に変わる残酷な嘘。バカみたい、私はずっと騙されてたのに。
嘘で作られた親子は本物になれない」

突如馬車が揺れます。

竜巻が迫ってきていた。ウゾイとソマリが飛ばされる。

「よせ、ハイトラも飛ばされるぞ。飛ばされた方向と風の流れを確認した。
地形から見ても二人が無事である確率は高い。風がやんだ後に救出に向かう。」

ゴーレムの便利な目。

無事だった二人。

「なぁ、さっきの話、嘘の家族は本当になれないって」
「それは…」

「大好きな気持ちは嘘じゃないぞ。ソマリはお父さんが好き、ウゾイはハイトラが好き。
だから大丈夫だ」

一方、ハイトラとゴーレム。

「ウゾイはもしかしたら昨日の話を聞いていたのかもしれません」

「審判の時が来たという事だろう。
過去に自らが犯した罪の審判だ。結果がどうあれ償うべき相手に向き合わなければならない。たとえそれがより深い傷を生もうとも」

ソマリとウゾイを追いかける昆虫のような異形。
縄張り意識が強いカケアシドリ。

「私があの鳥を誘導する。ゴーレムの体なら万が一攻撃されても対抗できるだろう。其のすきに二人を救出してくれ。
私はそれを確認閃光弾を放ち鳥が怯んだ間に退避する」

ゴーレムとの打ち合わせの元、ハイトラとゴーレムは行動を開始した。

囮になったのはハイトラ。打ち合わせと違う…。

(この方が確実です。それにオレの体はもう長くありません)

「死ぬつもりかハイトラ」

「どういうことよそれ…」

(ウゾイと出会ってからオレはいつも自分を否定していた。
彼女の笑顔が親愛の情が向けられるたび自分にはそんな価値はないのだと心のなかで叫んでいた)
償うには命をかけて命を守るしか無いと思っていた。だから…これでいい…)

ハイトラの危機を救ったのはウゾイ

「二人共、目を閉じていろ」

閃光弾で飛んでいくカケアシドリ

「勝手にひとりで終わらないで!死んで逃げるなんて絶対に許さない。
ねぇ教えて…どうして私の傍にずっといたの?私が本当の事を知ったらあなたを殺すかもしれないって思わなかった?」

「それでもかまわない。お前の為の命だ。ウゾイが望むならいつでも差し出す。そう、今も」

「なら…生き続けなさい!死んで償えるなんて思わないで!どんなに痛くても苦しくても、立って歩いて。
そしてわたしと一緒に生きるのよ、それがあなたへの罰!」

「ああ……約束する」

洞窟では抱きしめるのをためらったハイトラはここではしっかり抱きしめる。
ようやく親子に…。

「ウゾイはやっぱり泣き虫だ…」

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いつもの優しい世界から一変、ハイトラが話してくれた話は凄惨そのものでした…。 多分いままでの回で一番、比較にならないくらいの。 この世界の人間がいかにいつ死んでもおかしくない状況なのかがわかりました。 そして大きすぎる嘘をつかれていたウゾイ。 復讐の相手といっても過言ではないんですが 育ってきた年月があるのも事実で。 生きなさいということばに泣けました。
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