内容をカンタンに説明すると…
- …映像研の3人に与えられた部室は、天井も壁も穴だらけの古い倉庫。まずは修理が必要である。
- …作業を始めた浅草は宇宙船の修復訓練を夢想する。そして3人は、「予算審議委員会」でアニメを発表し、活動をアピールすることを決める。
- 今回は…予算審議委員会で上映する短編アニメに取り組む映像研の3人。しかし作業はなかなか進まない。金森は、脅したりすかしたりして妥協案を提示する。そして迎えた委員会の日。相手となる生徒会は、「生徒会には手を出すな」と言われるやっかいな存在だ。映像研は予算を獲得することができるか?
【映像研には手を出すな! 4話】そのマチェットを強く握れ! 【アニメ感想】
こだわりと締め切り
「あー!うまくいかなさすぎて脳が煮える!」
めちゃくちゃ部室らしくなってる?
すっかりアニメーション会社のようだ(?)
マチェット女子の研究する水崎氏
「実写を参考にするのももちろんいいっすけど先人のこんなのもありますぜ」
いろんな爆発のパターン
「緩急か…」
金森氏が入ってきました。
「貴様ら今すぐPC室に来てください」
出来上がった分を確認する。
「出来上がりを想像しながら作るけど出来上がったら 簡単には直せない。ここもっと腕上げた方がよかったな~。」
「SEとか音楽つけばまた雰囲気変わりますよ」
「早く全カットみたいですよね。期限まであとひと月ですから」
「ペース遅すぎます!全体のペースを考えてください」
1ヶ月で4カットしか上がってない?
「1カットが(通常の)30カット分の分厚さです」
作画動きすぎか
このままだと間に合わない。でも手描きを重視する水崎氏
「本日以降24時間労働で30日動画を描け」
「今10秒くらい増やしたよ。風景だけのカット入れたじゃよ。ちとカメラワーク付けてさ。
全シーン動画描く必要はなかろうて」
アニメの尺の伸ばし方を解説。勉強になります。
「定番メニューに日替わり足してマンネリを避ける!」
「人気食堂の手口ですな!」
「みんな青空に雲が大好きだ!夏の映画はみんな青空に入道雲!キャラのバックも空になれば背景が楽。」
「とはいえやりすぎると肝心のストーリーが成立しなくなるし」
「間に合わないと意味がないんです。いいですかプレゼンさえクリアすれば予算が手に入るんです。
そしたら作りたいものを好きなだけ作ってください。
いよいよハッタリでいきましょう」
でも手描きを譲らない水崎氏
水崎氏のっ指先にどんどん絆創膏が。
後日…。自動中割ソフトの説明をする金森氏
「待ってよ、私は全部手描きでやるって言ったじゃん」
「数字は上がってませんしそこから判断すると確実にあがりません。手描きでは作れないことが既にわかってます。
効果的な使い方ができるもので構いません」
クリエイターとプロデューサーとの溝かな。
「手描きかデジタルかなんて見る側はこだわりませんよ」
「分かる人にはわかるの」
「では1日48時間分働くことになりますが」
「やる!」
水崎氏、気持ちはわかりますが一日は24時間です。
「美術部に背景協力の打診をしてみてもいいですか?」
金森氏動きますねぇ。そして…。
「美術部は駄目でした。あっちも審議委員会用のプレゼン準備でてんてこ舞いなうえアニメの背景では芸術を爆発できないとかなんとか」
「自動中割りソフト試してみる。その代わりこだわりたいカットだけはまだ手描きでやれるよね?」
妥協も必要です。
「イケるじゃんコレ!線はキレイで滑らかだし枚数が使える!」
ついに当日
「それで終わったんですか?」
「終わるとか完成するとかではなく魂を込めた妥協と諦めの結石が出る。」
浅草氏泊まり込んでました。
「下校してないのは不法侵入じゃないから逮捕はないだろうけど」
「下校しないのは不退去罪に該当するので有罪ですよ」
その後水崎氏も到着。
びくびくしながら先生のところへいこうとしますが
「宿泊許可は私が申請してました」
「なぜそれを早く言わん!」
「聞かれなかったので」
「ハハ、さすが金森さん~~」
「それはそうと今日の発表お二人は危険なので黙っててください。相手は生徒会ですが生徒会には手を出すなと言われるくらいやっかいらしいので。」
事業仕分け?生徒会権力すごいな…。
警備部と押し問答になってるんですけど?これ学生闘争?
「映像研究同好会の活動…というか行動に疑問があるんですよ。ある筋の情報によると映像研が鉄の壁をタックルで突き破ったとか鉄パイプの柵を砕いたとかですねこれ全部学校から提供された部室に対して行われた破壊行為ですよ。これは大問題じゃないですか?」
「問題はないと考えます」
その後も金森氏「問題はないと考えます」で押していきます。
これ日常生活でも使えそうですね。
「今んとこ映像研は「パブリックエネミー」ってイメージしかないし内容によりゃ活動停止にする」
「ほう…部室が壊れたのは老朽化のためなんですよ。学校側も責任を認めてますし。
外部の人間が立ち入った件にも問題があるとすればそれは学校側の保安責任が問われる案件ですよね。
となるとこれ全部…学校側の問題、不祥事ですね。不祥事の話しますか先生。」
「学校側の不祥事の話はしないで下さい!」
先生バッテン出してますやん。詭弁で立ち回る金森氏つよい
「生徒会権限で映像研の発表は中止にします」
「権限?生徒会はそんな感情的に権限を執行するんですか?」
「その程度の圧力に私達が屈すると思ってるの?」
雲行きが怪しすぎます。
「でぇいちきしょう!おうおう!下手に出てりゃあ つけあがりやがって!テメっちに頭下げるよーなお兄さんとお兄さんの出来がスコーシばかり違えんでえ!てめえら生徒会に合わせてやった儀式みてえなくだらねえ能書きの段からグズグズ文句ばっかり言いやがって!
なにおう?問題ありまくり?ナッてやんでえ黙って聞いてりゃガタガタガタガタ好き勝手ぬかしやがってこのトーヘンボク!好きで悪漢に追われてボロイ部室にケガをさせられてるわけじゃねえや!どれもこれもアニメ作るにゃ必要な苦労だったんだ!
てめえらにゃわからねえ細工の苦労だベラボウめ!細工は流々!仕上げを御覧じろ!だろ!」
ちゃきちゃきの江戸っ子浅草氏、涙目で主張
「どういう意味?」
「やり方に注文つけるな。完成品を見ろ」
生徒会長わかってないのに副会長翻訳できてますやん。
「まぁ…じゃあ映像だけなら流していいです」
「そこ許可したら発表許すとの同じじゃねーか」
そ、それな…。というわけで上映!
”そのマチェットを強く握れ!”
4DX上映はじまったかな?
みんな世界にのみこまれていきます。
高校生の作品とは思えない完成度
JKがマチェットで戦車を屠り、エンド!
みんな黙り込んでますね。そしてざわざわ、手応えのある感じです。
で、映像研はというと…生徒会そっちのけであーだこーだ改善点を話し合ってました。
「こいつら予算なくても勝手にやるタイプじゃん」
副会長わかってますね…。
「一旦整理して再計画しましょう」
「描きたいものを全部書くことを目指すのだ」
「なんだか知らんが、面白くなってきやがった」
壇上で3人で盛り上がってる(笑)次に向かってますね。
「こいつらに予算を渡したらどうなるんだろうな」
承認!!

いつも以上にあっという間に1話が終わってしまいました。面白かった~~~~。
結局1ヶ月であの4DXを仕上げたってことですよね?
やばい技術者とプロデューサーがいたもんだ…。
毎度アニメの勉強になるんですよね。
で、やはりアニメ製作への尊敬になります。
いつもありがとうございます。
で、予算ゲットおめでとう!