内容をカンタンに説明すると…
- …水崎がアニメ研究部に入ることを親に禁じられているので、浅草・金森とともにアニメを作るには新しい部活を立ち上げるしかない。3人は職員室に向かう。既にアニ研があるため、アニメを作ると言うわけにはいかない。
- 実写系の部活が教師に求められていることを知った金森は、映像部を名乗ってアニメを作ることを発案する。
- 今回は映像研の3人に与えられた部室は、天井も壁も穴だらけの古い倉庫。まずは修理が必要である。作業を始めた浅草は宇宙船の修復訓練を夢想する。そして3人は、「予算審議委員会」でアニメを発表し、活動をアピールすることを決める。
【映像研には手を出すな! 3話】実績を打ち立てろ!【アニメ感想】
部室の修理頑張る三人
「「スタジオ!映像研!」」
「あの看板を早々に下ろしたくなければとにもかくにも実績作りです!」
修理途中で看板上がってますね。
「只今より部室修理ブリーフィングを行う!不真面目な態度はゲンキンであるぞ!」
「古来!坊主丸儲けと語られるように元手のいらない商売の存在が、ささやかれておりますが元手がない中で活動を始めるのは大変なぁことでーあります!
動画机や扇風機などの備品は学校からタダで調達しましたが手入れなしに使えるものでもありません!
特に!この老朽化した部室、もとい!同好会室にあっては壁や屋根の穴を放置しては貴重な備品が水没する恐れがあり…。」
謎の金森節…。
「あ、ミヤマカラスアゲハだ!!」
二人共聞いてない。
「たいそう真面目な態度ですね浅草氏、水崎氏」
「思い出して欲しい。我々はかつて3万円という大金を手にしたことがあった。
これが三万円の残骸である。ほぼほぼ壁や屋根を修理する材料となった」
犠牲になった3万円に黙祷!」
「今日中に修理を終わらせるんです。無駄に時間を浪費する愚か者には無慈悲な鉄槌を下しますのでそのつもりで」
「「了解」」
「信用ならないな…」
「そうは言うけど浅草さんってすごいよね。」
「何がです。突然気持ち悪い。私は誰かを称賛する導入で話しだす人間が一番嫌いです。」
「金森さんらしい。でも壁の修理とか大変そうなのに率先してやってくれるなんて浅草さんすごくない?」
「自分が楽しいからやってるだけです。浅草氏は利己的な人間です」
「人助けが好きってこと?」
「作業が大変だとかいうのは彼女の頭にはありません。ドリルが使えるだけで楽しいしはしゃぐんです。」
「利害が一致しただけか」
「それが浅草氏です。小学生が清掃時間に掃除用具入れに駆け寄るのも一番きれいなほうきが使いたいからで掃除がしたいからじゃない。」
「それわかりやすい」
その頃外で壁の修理している浅草氏は設定を宇宙にして修理をしていました。
「音があると迫力も出るけどここはあえて無音で演出したいところだ」
宇宙は無音演出。そしてリアルとご都合主義の混ざった世界。
ナチュラルに妄想の世界へ
水崎氏はほんと楽しそうでかわいいですね。カリスマ読者モデルの面影がここだと薄れます。
年相応の女子高生。
「壁は後回しでもいいので屋根を修理してください」
金森氏の言葉で浅草・水崎ははしごで屋根の上へ
「宇宙船修理ミッションを開始する!!」
「アイ・コピー!!
ばばーん!映像研部室船!」
突然の妄想モード突入。ごく自然に二人共入っていきますね。
無重力下でもラーメンがすすれる謎空間。
雹が降ってきた。これは現実です。
そしてかけてたはしごが下へ落ちてしまいます。
「デブリの急接近で…部室船が緊急ロックをかけちまった…」
「やばいじゃん、私トイレ行きたいのに」
「メーデーメーデー!応答せよ!」
「はい、こちら司令室。事件か事故か?」
「事故だ!はしごが倒れて降りられなくなった!」
金森氏もノリが良いですよね~~~。
「金森さん、漏れそう!」
水崎氏の膀胱がピンチ!
金森氏も出るところがなくなっている。これ内側から壁修理してたから?
小窓では無理。
「よくわかりませんが緊急ロックを解除してください。隊員2名の膀胱破裂が迫っています。どうぞ。さもなくば…」
内側から壁を破って外へ出た金森さん。
はしごをかけます。
「トイレ済みましてござい…」
「どっから降りた!」
「そこの雨樋をするりと」
「壁を破壊するはめになりましたよ」
お…降りられたんかーい
「不必要な労働と出費が発生したので対価は支払ってもらいますからね。
音曲浴場の瓶牛乳1週間分!」
「700円か…」
「1400円です、一日2本ですから」
「よっしゃ次は実績作って部への昇格じゃな」
ここで藤本先生登場。
予算審議委員会の紙を渡してくれます。
「これこれ。部活や同好会の次期の予算をここでプレゼンして決めるんだ。頑張って」
「このプレゼン大会で作品を発表しましょう!成功しての実績作り。部への昇格。さらに予算ゲット!まさに一石三鳥。勝負を仕掛けましょう!!」
食堂で会議。
プレゼンのために
「発表時間は10分」
「5分くらいのアニメ作る感じ?」
「クオリティは二の次です。とにかく手間が少なく派手で目立つこと。」
審査員へのアピールで予算と昇格をもぎ取ること
「納期までに あと55日しかありません。仮に2コマごとに1枚描くとして5分の動画に3600枚。すぐにでも作業に入りたいのです。」
「動画は3分くらいにしよう」
「でもストーリーとか設定が白紙だと何も出来ないよ」
「書き溜めたネタ帳ならワシの部屋にあるけどもね」
浅草氏の団地へ向かうことに。
電車の中の広告、水崎氏ばっかりじゃないですか!
水崎氏やはりカリスマ
読モの顔、営業ボイスでファンを魅了しています。
到着。
「ちょいとマツタケ」
「ババーン!個人防衛戦車!鏡餅と呼ばれる初期デザイン。履帯による走行は接地面の相対速度がゼロになるところが かっこいいのだ!」
起き上がりこぼし式。
理想VSコストパフォーマンス
「アニメーションは動いてなんぼ!アニメーターは動かしてナンボだぁ!
アニメーターってのは役者なんだよ!私は手描きで血の通ったリアルな芝居を描いてみたい!
私が作りたいのはアニメじゃなくてアニメーションなんだぁああーー!」
二人のやりたいこととコスト…。
(完成品が本当に紙芝居的に動かなかったら派手もクソもないし審議委員会にも印象が悪いだろう。技術的な経験値も不可欠だし何より職人の意欲を削ぐのは…)
「わかりました。ではそういう水崎氏のやりたいやつと戦車の合わせ技でいきましょう。」
「じゃ、剣を持った女子高生と戦車が戦う話はどうだ!?」
ガル○ンかな?
「やってやろうじゃないの!」
「マチェットなんかどうっすか」
そうなればもう浅草氏と水崎氏で話を進めていってもらう
「爆発を一個描いて…コピーして連続爆発に見せるとか」
「戦車、少女、戦車、少女。くどいくらいのカットバック」
設定の動画動く動く…アニメってすごいと本作のアニメで見て改めて思うのです。

修理するのもこの三人だと妄想ターン交えたりしてとても楽しそうですね浅草氏と水崎氏はごくごく自然に設定の世界に入り込むのですが金森氏も付き合ってるようで意外とノリノリで入ってくるところが素敵です。
しかし浅草氏はなぜこの敏腕金森氏と仲良くなったのでしょうか…気になる…。
3分のアニメ作るのにもすごい労力ですよね。
一体どんなものができあがるのか楽しみです。