内容をカンタンに説明すると…
- 神殿の巫女見習いになりたいと言うマインに、激怒するギュンター。神官や巫女見習いは孤児がなるもの。しかも神殿に住み込みで、きつい仕事をしなければならないらしい。
- マインは、巫女見習いになるのを諦めることにする。そして再び神殿へやって来たマインは、神殿長と神官長のフェルディナンドに、巫女見習いの話を断ろうとするが……。そこで思わぬことが起こってしまう。
- 今回は…神殿に呼び出されるマインと両親。交渉次第では、貴族に近い扱いの青色巫女見習いになれるかもしれないと聞き、ギュンターはマインを守る覚悟を決める。そして、交渉の日。神殿長は、マインの両親の貧しい身なりを見たとたん、これまでの温和な態度を一変。両親の言葉には聞く耳をもたず、マインを差し出すよう命じる。断固として断るギュンター。
【本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 14話】決着【アニメ感想】
希望
「それで、神殿で何かあったのか」
ギュンターに神殿であったこととベンノさんと話した内容を伝えるマイン。
中央政権の動きで魔力が必要になってることも。
「運がいいってベンノさんは言ってたよ。うまく交渉すれば貴族に近い扱いにしてもらえるかもしれないって」
「詳しくきかせろ」
ベンノさんと話した最善の一手。
手札を高く売ることでよりよい条件を買う
神殿から商業ギルドとやりとりできるようにもすること。
『生きるためにあがけ!なりふり構うな!』
そうベンノさんはマインにいいました。
「交渉の余地があるということか…考えようによっては希望が見えてきた。」
「こちらが出せるのはお金と魔力。あとは身体の弱さを強調して貴族に近い扱いにしてもらうこと。
工房の自由を認めてもらうこと。それから通いを認めてもらうこと。この3つが通れば勝利と言っていいと思う」
「やってみよう。俺は家族を守るために兵士になったんだ」
貴族に歯向かうことは死をも意味すると知ってるトゥーリは無事に帰ってきてほしいと母に泣きつきます。
<神殿との交渉の日>
神殿長豹変
神殿長はマインの両親を見るやいなや横柄な態度に一変します。
「まさか貧民とは…あーでは早いとこ話を済ませてしまおう。
マインは魔術具が無ければ生きていけない。慈悲を持って神殿が受け入れてやろう」
「孤児と同じ環境ではマインの身体では生きられない。灰色巫女と同じ仕事はさせないでほしいのです」
「無礼な!我らの慈悲が不服ともうすか!!おとなしく娘を差し出せ!」
(こんなのが貴族なの…?)
神殿長感じ悪くなりすぎてて…。イライラしますね…。
「お断りします。大事な娘を孤児院の中に放り込むことは断じてできません」
「そうですどうかご勘弁ください!」
「ふざけるな!この無礼な両親をとらえてマインを奥に閉じ込めろ!」
「下がってろ」
ギュンターが前へ。
「ほほう手向かうというか。神官に手を上げたら神の名のもとに極刑にしてやろう」
「マインを守ると決めたときから命を投げ出す覚悟はできている」
灰色神官がギュンターを取り押さえようと向かってきますがさすが兵士、
3人くらいならすぐにやっつけてしまいました。
「貴様!!」
新たに増えた神官たち
「大勢ならいつまでもつかな?平民ごときが神官にたてつきおって。極刑にしてやる!犬のように撃ち殺してくれる。やれ!」
マインの目の色が変わりました。
神殿長が苦しみ始めます。
マイン暴走
「いい加減にして。私の父さんと母さんに触らないで。話し合いをしたいって呼び出しておきながらこんなことするなんて」
もやもやしたものがマインの周りから出ていて目は虹色に。
神官長「マイン!魔力が漏れている!感情を抑えなさい」
「どうやって抑えるの?極刑なんて言う相手にどうやって怒りを抑えればいいの?」
神官長「待ちなさい、このままでは神殿長の心臓がもたない。」
「人を殺そうとするんだから殺される覚悟だってあるんでしょ?」
神殿長意識を失いました。
さらに止めを刺そうとするマインの前に神官長が立ちはだかります。
「邪魔」
「落ち着きなさい。話し合いをしよう」
「お話し合い?力づくで?それとも、魔力で?」
神官長の身体にもダメージが。口から血が…。
「殺してはならない。君が神殿長を殺せば家族は貴族殺しの身内になる。
それは君の望むところでは無いはずだ」
「私のせいで家族まで…」
目の色が元に。
よりよい明日に向かって
「理性が戻ったようだな。話し合いをしよう。君が望んだ通りに」
「こっちの条件を全部飲んでくれるってこと?」
熱を全てしまい込むマイン。
「あの…神官長は大丈夫ですか?」
「これは私に与えられた罰だ。君を怒らせる神殿長を黙ってみていたのだから当然のことだ。
まさか平民である君の親が貴族の命令を拒むとは…」
「マインは大事な娘だ。何度もそういったはずですが。」
「…。マイン。私はここまで親に大事にされ愛されている君が羨ましいと思う。神殿にいるのは孤児であれ
貴族であれ親に必要とされなかったものばかりだからな」
場所は変わって話し合いの場へ。
「先程のマインのあれは一体なんだったのでしょうか。」
「威圧のことか」
「威圧…というのですかマインの目が虹色に光って身体からもやもやとしたものが出ていたが」
「魔力が活性化して全身をめぐり敵だと認識したものを威圧する。感情を抑えるのが難しい子供には起きやすいが…」
今までも何度かありましたね。目の色が変わって…
それでもおおらかな両親マジすごいです。
マインも不思議に思ってるようです。愛情深い両親です。
「こういってはなんだが、君は何故生きている?魔力が強いほど抑え込むには強い精神力が必要だ。君ほどの魔力の持ち主が生きているのがおかしい」
「……もう死んでるはずでした。親切な人が壊れかけの魔術具を譲ってくれたんです」
「そのものを通して貴族と契約することを望まなかったのか?」
「契約して飼い殺されるなんて生きてる意味がないでしょう?私は家族と一緒に居たかった。本を作りたかった。自分の生きたいように生きられないのでは意味がないんです」
真っ直ぐな瞳
(とても理解できない考え方だな)
「マイン、君には神殿に入って欲しい。これは命令ではなくお願いだ。実務を担当しているのは私だ。できるだけの便宜を図らせてもらう。もちろん今日のことも罪に問うことはない」
神官長とマインの要求通りの契約をかわしたのでした。
マインは青色巫女見習いになることが決まりました。
「父さん、母さん、守ってくれてありがとう」
「威圧ってやつで守ってくれたのはマインだろ?」
「怒りで熱が暴走してただけで正直あんまり覚えてないの」
「またこれからが大変だな」
「でも私はちょっと安心したわ。神官長がいれば神殿へ行っても大丈夫そうだもの。だってマインを止めてくれたでしょう?
暴走してもきちんと止めて叱ってくれる相手は貴重よ」
「やだ、いっぱい怒られそう…」
楽しく笑う三人
帰りを待つトゥーリとルッツ。
無事に帰ってきました。

神殿長感じ悪すぎてもうイライラしてしまいましたよ。しっかりマインが怒ってくれたので良かったですけど
熱暴走でぶっ倒れてしまうかと思いましたが良かった…。
お父さんかっこいいですね。この家族の愛情の大きさ半端ないです。
神官長が常識人で良かった…。
これからが楽しみですね。
2期ありがとうございます!