前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…
- ファミリーの幾人かも犠牲になった連続殺人の真犯人を追う煙は、十字目の男にたどり着く。心、能井さえも叶わない男をマステマの町ごとキノコ化したと確信する煙だが、しかし首無しになった男は扉の向こうへ消えていった。これがデス茸事件の真相。煙が時を操る魔法使いを捜していたのは、6年前のあの日に戻り、十字目の男の生死を明らかにするためだった。
- カスカベ博士たちは心に匿われた。カイマンは丹波の新妻・パイマンとして煙の屋敷に潜入する。出店の権利をかけて丹波のレストランと元従業員・飛鳥がパイ勝負を繰り広げる中、カイマンはニカイドウを発見する!
- カイマンを拒絶したニカイドウは、彼に牙を向ける。何者かに背中を切られたニカイドウ。駆け付けたアスが契約書を取り出したことで一時的に正気に戻るが、煙の追っ手が迫る。カイマンの脳にフラッシュバックする闇の中の男は何者なのか?
【ドロヘドロ 12話 アニメ感想】思い出スクールデイズ/ボーイミーツガール=バトル!/ゆびきりげんまん
栗鼠と会川

『またいつもの頭痛だ…。俺は早退するぜ』
(そうだ。いつも頭痛だとか言ってどこかへ消えちまう奴だった。俺の方から相川を捜すのは無理かもな…)
栗鼠の回想。栗鼠と会川は学友だったんですね。
栗鼠は単身、十字目の研究施設があるというべリスの街へ向かいます。
「ナイフを使えよカイマン!お前はナイフを持ってこそ強い!」
「ぐはっ!っ…なんでだよ、ニカイドウ!」
「煙の敵は私の敵だ」
「ふざけたことばっか言いやがって!目ぇ覚ませ!」

カイマンVSニカイドウ!!
途中、カイマンのおっぱいが飛んで行った(笑)
カイマンは決してナイフを使いませんでした。しかしニカイドウは手を抜いて勝てるような相手ではない。
「我らが偉大なるサタンよ!我が望みを聞き入れたまえ!どうかニカイドウが死にますように!悪魔大王万歳!悪魔大王万歳~!」
教会でニカイドウを祟る鳥太(笑)
そこへ吹っ飛ばされたカイマンと、追って来たニカイドウが乱入します。
「お前の言う通りもう終わりにしよう」
「ニカイドウ!?やめっ…」
容赦ないけりを浴び、床を突き破って地下空間に落ちたカイマン。
「ああああ、頭が痛ぇ!」
鳴り響く電話。脳みそから何かが取り出され、どこかを指さす謎の男。
一瞬でその光景を見たカイマンは会川と同じような頭痛に襲われる…。
「誰だ!?――鏡か」
(また殺すのか)
「!?」
(また、殺すのか仲間を。友を)
先ほどまで鏡に映っていたもう一人のカイマンは栗鼠になっていました。
カイマンは過去に仲間と友達を殺している?
正気に戻ったニカイドウ、しかし…
「カイマン、どこに居る!?」
カイマンが頭痛に襲われた直後、ニカイドウは何者かに背中をばっさりと斬られます。
犯人は見覚えのない大男。
「静かになったな?あ、もしかして!おーいニカイドウ!」
「……」
「やったぁ!ニカイドウが死んでる~!ばんざ~い!」
鳥太は血まみれで倒れるニカイドウを発見。喜ぶな(笑)
「まだ死んではいない。深い傷だ」
アスが駆け付けました。

「! これは煙との契約書だ」
「それちょうだい!俺にちょうだい!」
「いま見たことを煙に話さないと誓うなら」
「誓う!誓います!」
傷から取り出した契約書は鳥太の手に。
「アス!?」
「安心しろ、契約書は取り出した」
ニカイドウが正気に戻った!
「それより誰にやられたんだ。まさかカイマンに?」
「いや、私を刺したのは違う男だ。誰か別の…。まだいるはずだ。この闇の中に…」
ニカイドウ、アス、鳥太のほかにはカイマンしかいないはずなのですが。
「契約書は煙の内蔵の一部なんだ。これを取り出したことで煙にも何らかの影響が出ているはずだ」
ニカイドウを捜していた煙はぶっ倒れました。
「ニカイドウ、君が元に戻ったのは一時的なものだ。煙が死ぬか、チダルマが契約を解除するか、あるいは次のブルーナイトで契約を破棄しない限り有効なのだ。煙の契約書はもう君の体の一部と化している。煙に会えば再び君の体内に契約書が現れるだろう。煙の手が届かない遠くに逃げなければ」
取り出しただけでは不十分なんですね。
また契約書は持っているだけでは意味がなく、お互いに好感しない限り契約を結ぶことはできません。
藤田「大丈夫ですか煙さん!」
煙「あぁ…。問題ない、少しくらっとしただけだ。ニカイドウは教会にいるようだな」
カイマンの名付け親
「居ないな。カイマンもあの男も」
「危険な奴だ、気をつけろ」
「上からは誰も降りてきてなかったよ?俺見てたもん!」
ニカイドウ、アス、鳥太の珍しい組み合わせ。
「君を刺したのはどんな男だったんだ?」
「暗くてよく見えなかったけどカイマンじゃなかったのは確かだ」
カイマンの頭痛と何か関係あるのでしょうか。
『予定通りだよ』
カイマン(俺はどうなったんだ?俺は何を急いでいるんだ?)
『俺の家にはいくな。あれがいるんだ』
カイマン(そうだ。俺の中で何か邪悪なものがどんどん大きくなり、そして――)
気付いた時には記憶喪失になっていたトカゲ男。

「災難だったな。お前、頭に魔法をかけられたんだぜ。この人がここまであんたを運んでくれたんだぞ」
「やぁ!」
バウクス先生とニカイドウとの出会い。
ショートニカイドウも可愛いな~(*´▽`*)
「嫌だ!」
「じゃあ何が良いってんだ!?」
「どうしたの」
「こいつの名前がまだ決まらねーんだ。俺の考えた名前が気に入らねーってよ」
「何て名前?」
「ウロコン」
「やだーっ!!」
ウロコンは酷い(笑)
「今日はお見舞いにうちのギョーザを持ってきたんだ」
「ぎょーざ…?うまぁい!!」
本日の飯テロ。テイクアウトしたい。
「実は私も君の名前を考えてみたんだけど。トカゲの図鑑を見て君に似た奴を見つけたんだ。カイマントカゲってやつでさ。だからカイマンってのはどうかな?」
「カイマンか。なんかどっか懐かしい気がする。自分の本当の名前に近いのかな?」
「気に入った?」
「うん」
カイマンの名付け親はニカイドウだった。
「カイマン、カイマン!大丈夫か?!」
ニカイドウの声で意識を取り戻したカイマン。
「お前が魔法使いなら―――」
「!?」
噛みついた。
「口のやつになんて言われた、ニカイドウ」
「お前は違う、って」
「本当か?信じられねぇ」
「本当だって信じろ!」
「信じられるか魔法使いめ!」
しかしほかに収穫がありました。
「聞いてくれカイマン、口の中の男は栗鼠だったんだ」
「何――!?」

「とにかく、あんたらには明日ホールに帰ってもらう」
焼き肉パーティーなんかしてすっかり仲良しじゃないですか!
「でもニカイドウが…」
「あの女は諦めな」
「分かった。明日帰るよ」
「悪ぃな。泣くんじゃねーぞ!」
焼き肉おいしそうでした。肉の塊にかぶりつくジョンソン(笑)
カイマン「口の中の男が栗鼠なら俺に魔法をかけたのは栗鼠なのか?」
魔法をかけたのは恵比寿では?
「栗鼠なら今、デリスという街にいる」
「だいたいテメェは誰なんだ?何か知ってるならいっぺんに言え!」
「テメェとは何だ、地獄に落とされたいのか」
アスが言うと説得力ある。
「ニカイドウ!居るのは分かってるぞ!出てこないと夕飯抜きですよ~、ホラ出ておいで~」
煙さんはお気に入りには甘いんだよな…。
鳥太「やばいよ!煙がここに来るのは時間の問題だよ!」
アス「二人は遠くへ逃げるんだ!」
ニカイドウ「アス!!」
カイマン「やだねこんな嘘つきと!」
所変わって煙のところに、ニカイドウは戻ってきました。
「ど、どーも…」
「どうした!一体何があったんだ!」
「いっひひ~。ちょっとむしゃくしゃしちゃって、教会壊しちゃった~♡」
「気にするな、お前が無事ならそれでいい」
煙に肩を抱かれて頬を染めるニカイドウ…。
なんかおかしいですよ(そしてなぜ気づかないんだ煙さん!
それはまだ混沌の中
アス「うまくいったようだな」
ここでネタ晴らし。
「ニカイドウ、私はずっと君に何かしてあげたかった」
「アス、ちょっと待っ―――」
アスはニカイドウとカイマンを押し込んでドアの扉を閉めました。
残されたアスと鳥太。
「私はこれからチダルマに会いに行かなくてはならないんだ。奴の呼び出しを無視することはできん」
悪魔にも序列があるらしい。だからニカイドウについていくことが出来なかった。
「でもさ、ニカイドウが居ないと知ったら煙はすぐにでも探しに行くよ」
「それなら考えがある」
「うわあああ!?」
鳥太は形も声もニカイドウそっくりに変身します。
「私のパワーを最大限使って君をニカイドウに変身させた。これでしばらくは煙どころかチダルマさえも騙せるはずだ」
「ふざけんな!勝手にニカイドウなんかにしやがって!どういうつもりだテメェ!!」
「テメェとは何だ、地獄に落とすぞ」
2回目(笑)

鳥太(待てよ?俺が煙の嫌がることをすればニカイドウとの仲を引き裂くことが出来るじゃん!)
ニカイドウのゲス顔!!
「いいよ、俺演技力には自信あるんだ。任せてよ」
「何を考えていたか分かっているぞ。バレるようなことはするな。目立つこともするな。いいな?」
アスと鳥太の組み合わせ良いですね(笑)
(それにしてもニカイドウを刺した男はどこへ消えたのだろう?いやもしかしたらそんな男はいなかったのではないか?――考えすぎか)
カイマンであってカイマンでない者の可能性?
アスも分からない、カイマンという男の正体。
「! カイマン、こっちに来い!見ろ、悪魔だ。アス以外の悪魔に見つかったらすぐさまほうこくされちまう」
カイマンとニカイドウは見慣れぬ場所にたどり着きました。煙の城から遠いのは確かですがまるで廃墟のような。
「夕方から夜は悪魔が多いんだ」
廃墟の奥に身を隠します。
「…なんでホールで人間のふりなんかしてやがったんだ」
「私の魔法のせいで友達を…なくしてしまったから」
「友達を?」
ニカイドウの魔法はとても危険な物らしい。だから使わないと誓ったそうです。
それを目当てにした煙のような者からも逃げる必要があったためホールへ…。
「私は人間になりたかった」
「なんで俺に手を貸した!?なんでだ!」
「人間を練習台として使う魔法使いと戦えば、心の底からホールの人間になれると思った。あと、お前となら本当の友達になれると思ったから…」
「!!」

「お、おれは昔の記憶が無いんだぞ…?顔もこんなだし…。俺がどんな人間か分からなくてもそれでいいのか!?」
「お前はどうだ?やっぱり、私が魔法使いじゃダメか…」
「ま、ままま魔法を使わなけりゃ魔法使いじゃないだろ?」
頬染カイマンかわいい(チョロぉい!)
「お前が魔法を使わないって約束できるなら、だが」
「約束する!」
ニカイドウは即答しました。
「じゃあずっと俺のダチだ!」
「本当のお前がどんな奴でも、何があっても、私たちは友達だ!」
「おう!」
指切りげんまんした二人。復縁できてよかったです
《俺の名はカイマン。自分の顔と失った記憶を取り戻すため俺に魔法をかけた奴を捜している。今は何もわからない。すべてはまだ混沌の中にある。だが混沌にもいつか終わりが来るはずだ。俺はそう信じている。》

闇の中に謎の男!カイマンの名付け親はニカイドウ!やっぱ二人は友達だ…!「続きは原作で」な最終回でしたが不思議と満足感がすごい。
強烈すぎるキャラクターと彼らが織り成すバイオレンスギャグ、緻密な背景、混沌とした世界観に毎話引きずり込まれました。
個人的に衝撃だったのがアニメーションの違和感の無さ。3Dっぽさが無くて手描きとの融合に感動しました。3Dアニメに対する印象が変わった!
こんなに面白い作品が途中で終わるのはもったいないな…。勝手に2クールあると思ってたのでちょっとショック。これからさらに加速しそうなのに(´;ω;`)
カイマンの正体と栗鼠、相川関連の謎は分からずじまいでしたね。
偽ニカイドウを侍らせる煙さん、ホールへ向かうカスカベ博士たち、そして謎の場所に残されたカイマンとニカイドウのその後は…!?
アニメ続編のお知らせ待ってます!!