前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 封鎖地区からの脱出を図るタクヤたちだが、組織に追撃される中で散り散りになってしまう。ユミコとコウタはユキを逃がすため囮になるのだが…。
- 地上に出たタクヤは追っ手のナイフ使いと戦闘を開始!ユキは自らの意思でSPのアキラのタマシイを使役できるようになり、ナイフ使いに勝利するのだった。敵の情報が不足する中、タマシイに勝つにはタマシイが必要だと判断したタクヤ。ユキもそれに賛同し、ふたりは協力し合うことを確認する。
- 今回は…タクヤ、ユキ、ギークはロストに近づいたせいで同じ場所・時間を繰り返す過去の世界に囚われてしまう。脱出の鍵は人気アイドルグループSPRにあるようで…。さらにユキの弟がタマシイの姿になって現れる。タクヤを守ろうとしたユキの周りで、新たなロストが発生!!
【消滅都市 3話 アニメ感想】記憶
蘇るSPR!
「そ、それは本当なんですか?彼女たちも…SPRも消えてしまう運命なのですか!?」
某プロダクションの一室でPと思しき男性がそう口にします。
(うそ、解散させられちゃうの!?私たち!)
偶然聞いてしまったSPRの一人は焦ります。
彼女たちは消滅に巻き込まれて行方不明のままなので、過去の出来事のようです。
本当に「消えてしまう=解散」なのかな?
消滅に巻き込まれる、という意味の可能性もあるのでは?
だとしたらそれを知るP達は何者なのでしょう…。
「分かった、あとで合流しよう!今ギークと一緒なんだ。車があるから」
場面は戻って、タクヤは電話でユミコの無事を確認します。
「やっぱりそうだ!あれ?あれ!?」
「ギーク!さっきから同じところ回ってないか?」
「SPRのライブだって!」
「お前そんなことよりっ」
同じ場所を何度も通過していました。
しかも目印は、消滅に巻き込まれて行方不明になっているSPRのライブ告知看板。
ナビも機能しなくなります。これは…((((;゚Д゚))))
「マズイよタクヤ、これ閉じ込められちゃってるよ!」
「今走った感じだと大体この範囲ってところだな…」
「この会場、SPRがここでライブやったのは過去に一度しかないはず!その3ヶ月後に武術感ライブでロストに巻き込まれてるんだ!」
「どういうことだ…?」
過去にタイムスリップしているようです。
さらにギークは驚きの光景を目にします。
今後の方針を巡り言い争いをするSPRのメンバー。
ユアと呼ばれる少女が一人孤立しています。
ギーク「SPRが…ユアたんが目の前に…いるよ…!?」
ユアたんはギークの推しなんですね。
ユア「このままじゃ解散させられちゃうんだよ!どうしてわかってくれないの!?もういいよ!」
冒頭でPの発言を聞いてしまったのはこのユアのでした。
ギーク「あっ!」
タクヤ「ギーク!気になるのはわかるがこの状況から抜け出すのが先だ」
ギーク「でも」
タクヤ「まだ試してないルートがある」
ギーク「わかったよ…」
ギーク、よく我慢したなぁ…。
「コウタ…!」
一方、地上を目指すユミコ。道中でコウタの血の跡を発見しますが彼の姿はありません。
どこへ行ってしまったんだコウタ!
そしてほかの脱出ルートを探すタクヤたちですが何度も同じ現場に、SPRの言い争い現場に戻ってしまいます。
ギーク「空間だけじゃなく時間まで繰り返してる!?」
ホラーな展開になってきましたね!(´Д`;)
「ごめん!」
「おいギーク!」
「私も…私も行きたい!」
「!!」
ギークたちは車でユアを追いかけます。
ギークのドルヲタ魂!!
「あの、ユアたん…だよね…?」
「!」
「早く戻らないとライブ始まっちゃうよ」
見るからに不審なドルヲタギーク!(笑)
「人違いです…!」
ユアは去って行きました。
「ま、当然の反応だな」
「僕の記憶だとこの日はSPRがメンバーになって1周年だったはず…」
「私も覚えてる。記念公園なのにユアだけが参加しなかった」
「そうそう!体調不良だってアナウンスはあったけどね!そんなはずないってファンのあいだでも物議を醸してて」
ユキもドルヲタだった!!
「これで確信したよ。ここは過去の世界だ。僕たちはきっとロストに近づいた影響で時空の歪みに迷い込んだんだ!過去を変えれば未来は変わるはず!」
ギークは我慢の限界でした。
推しの運命を知ってるのに放っておくなんてできない!
「ごめんタクヤ!」
「おい!」
「僕が彼女たちを消滅から救ってみせる!!」
ギークはドルヲタ知識をフル活用して再びユアに追いつきます。
「(とにかく今の流れを変えるんだ!しっかりしろ僕!)ごめんユアちゃん!最近調子悪いのかなー、って…」
「よく見てるね」
「もちろんだよ!ユアちゃん誤解されやすいけど努力家だし!すごく優しいし!」
「いえいえ、タダの腹黒でございますよー」
「そんなことない!そのキャラだってファンを増やすための工夫なんだよね!?」
「バレてる…」
「そんな無理して汚れ役を引き受けなくてもいいのに!そこまでチームのために自分を犠牲にしなくたって!ユアちゃんだったらそのままのキャラできっとチームに欠かせない存在に…」
「だって聞いたんだもん!私たち消えちゃうんだって!」
「!?」
「セイジさんがそう言ってたの…SPRは消える運命にあるって!」
ユアが突破の鍵になりそう
タクヤとユキは元の場所に戻ることにしました。
「タマシイ?さっきのユアが?」
「多分。そんな気がするの。このへんな空間もあの子が作り出してるんじゃないかって」
「なんでそう思うんだ?」
「…」
「大体タマシイってなんなんだよ?元は人間かもしれないが俺らにとっては問答無用で襲ってくる敵でしかないぞ!」
「誰かに操られてるのかも…」
ユキの他にもタマシイを使役するものが居る…!
「ねぇ、過去にもし戻れるならやり直したいことってない?」
「どうしたんだ急に?…誰だって後悔のひとつやふたつは抱えてるもんだ」
「…」
「ダメだ!何度走ってもここに戻されちまう!」
またSPRの言い争い現場…。
「どうしていつもこの瞬間なんだろう?」
「ったく、じれったいな」
「じれったいって?」
「だから、ちゃんと腹割って話しゃいいのになって…」
「そうか…それができなかったからあの子は…」
何度もここに戻ってしまう原因。
さらに合流したギークから、「SPRが消える運命」にあることを知ります。
タクヤ「おかしくないか?解散なら解散って言うだろ普通。そいつが決めることなんだからな」
Pが厨二病な言い回しをする人だった可能性も…←
消える運命=消滅と結びつけたタクヤは、会場にいるであろうPと接触することにしました。
残されたユキとギークはユアを追いかけます。
ユキ「そこに居たって何も変わらないわよ」
ユア「…誰?」
ユキ「行こう」
ユア「はい?え、えっ!?」
ギークがあんなに苦戦した説得をユキは一気に進めます。
あのユアが押され気味になってる!
やっぱりこういうのは女の子同士の方がいいよね…( ̄▽ ̄;)
ギークは空気になってます(笑)
「後悔、したくないでしょう?(私みたいに―――)」
「待ってってば!」
「あなた陸上部だったんでしょう?走れるわよね」
「いい加減にしてよ!」
「行かなきゃ!!きっと後悔する。私もあなたを連れて行かなきゃきっと後悔することになる」
自分と同じ思いをして欲しくない、というユキの隠された優しさがユアの心を動かします。
ライブ会場に戻ったユアを、メンバーは出迎えてくれました。ユキが背中を押す演出がいいですね。
「ユアの声が聞こえた気がして。心配したんだよ」
「ごめん、ごめんねみんな…!」
「いいから!後でゆっくり話そう?」
「今は目の前のステージよ!」
「さ、ファンが待ってる」
「うん…。――――ありがとう」
ユアはメンバーと一緒に去って行きました。
念願のハッピーエンドに号泣するギーク。鼻水垂れてますよ(笑)
「それにしてもユキちゃんよく知ってたね、ユアたんが陸上部だったって。ファンのあいだでもかなりマニアックな情報だよ!」
「私も…ユア推しだったから」
「あ、そう!??そうなんだ~~~!!」
思わぬところで同士発見~~~!
結局タクヤはPを見つけ出すことができませんでした。
3人は車とバイクを走らせます。
「あ~僕も見たかったなぁ~~!(SPRのライブを」
「! 空が!?」
「元の世界に戻った!」
「そうみたいだな」
ユアの無念を晴らせたからですね!
ギークはすぐさま実際の過去を確かめます。SPRが救われた世界線を期待して。でも…
「あれ!?何も変わってない!ユアたんは不参加のままだしやっぱりロストに巻き込まれてる。そんな…じゃあさっきのは一体なんだったんだよ…!ごめん…先行ってて……」
「分かった」
せっかくのハッピーエンドがなかったことに(´・ω・`)
ショックですよね。
過去を改変することはできませんでした。
あの世界は「過去の世界」ではなく「ユアの後悔が生み出した世界」だから。
ユキはそう結論づけます。
「私、少しわかった気がする。タマシイがなんなのか。あの日、前触れもなくロストに巻き込まれたたくさんの人がいて、その人たちにも大切な夢とか家族とか果たせなかった思いがあって。タマシイってそういう思いが形になったものんじゃないかな?アキラが私を守ろうとしてくれてるのも…。でもきっと無駄じゃない、過去は変えられなくても」
SPRのライブは5人揃って行われました。
ユアのタマシイは救われたはずです。
特殊EDも素敵でした!
気づけば本格アイドルアニメに!(笑)
急展開!!
「うっ…!!」
「どうした!?」
「近くに何か…!」
突如、頭痛と耳鳴りに襲われるユキ。
タクヤは前方にタマシイを発見します。
「任せて。相手が何を思ってるかわかるかも。聞かせて、あなたの思いを―――」
しかしタマシイによってバイクが操られ、落車したタクヤは地面に激突してしまいます(またかよ!!
「タクヤ!!」
ユキは念力(?)で地面に着地させられました。ユキの扱いは丁寧だ…。
「想い?何言ってるの姉ちゃん」
「ソウマ…!?」
「会いたかったよ姉ちゃん」
まさかの弟くんキタ━Σ(゚д゚lll)━!
「今、何をしたの…」
「何って。姉ちゃんと一緒だよ。さ、帰ろう?」
「どうしたの。僕が生きていたのが嬉しくないの??」
タマシイである自覚が無いようです。これは厄介なことになりそう!
「やめて」
「は?」
「目を覚まして!」
「目を覚ますのは姉ちゃんの方だよ!!そうかこいつか。死ねよ!」
「やめて!」
「ぐあああああああ!」
「やめてソウマ!!」
姉が変なのは目の前の男のせいだと判断したソウマは念力を発動。
タクヤの腕がおかしな方向に捻じ曲がっていきます。
「帰ろう。僕ら、たった二人の家族じゃないか。父さんが居ない今二人で支えあわなきゃ」
「やめて!!やめてぇ―――――――!!!!!!」
次の瞬間、辺り一帯に謎の光と凄まじい衝撃が走ります。
「この波形は…まさか!?」
再びロストが発生!!!Σ(゚д゚lll)Σ(゚д゚lll)Σ(゚д゚lll)
ユキが引き起こした…のか!??
ユキは消滅に深く関わっているどころか、その元凶なのかもしれませんね。
3年前より小規模だったけど、同じ現象でした。
タクヤを守るにしても、なぜいつも通りSPアキラを召喚しなかったのか?その代わりにロストが起こったのか?
何が何だか分からないよ!ヽ(´Д`;)ノ
巻き込まれたタクヤは大丈夫かな…。
毎回怪我してますね!( ̄▽ ̄;) 次回予告で生還してたのでひとまず安心だけど(
ドルヲタギークの奮闘も素晴らしかったです。彼の姿勢は尊敬します!
しかしPの言う「消える運命」が「消滅」なのだとしたら…。未来を予知したことになります。
彼らも組織のメンバーなのか??ミスリードの可能性もあるけど…。