前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…
- パンデモニウムの図書館を訪れたミュリン。読書狂で館長のショタ悪魔・ダンタリオンと出会うが、その実年齢は見た目通り…というわけではないようだ。
- 「アザゼル様と話すきっかけを作りたい…!」ベルフェゴールはベルゼブブに手伝ってもらい、ブラウニー作りに挑戦する!なんとか完成したブラウニーをアザゼルに渡すが、その距離は縮まったような、変わらないような…?
- 今回は…ベルゼブブの靴のヒールが折れてしまった!いつもと違う、9センチの距離…!嫌いな物は無い、と断言したベルゼブブだが、実はとても苦手なものがあって!?
【ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 6話 アニメ感想】9センチ分の。/閣下の秘密。
ヒールが折れて大ピンチ!
起きて、モフッ。シャワーを浴びて、髪を乾かし、軽い朝食を食べて、モフッ。
ヒールを履くと背筋がスッと伸び気持ちがシャンとして、仕事に行く。
「おはようございます、閣下」
「おはようございます、ミュリン」
それがベルゼブブの朝でした。
朝からかわいいな~(*´∀`*)
移動がてら、本日の予定を説明するミュリン。ふとベルゼブブの足が止まります。
「閣下?」
「ヒールが溝にっ…!すみません、気をつけていたのですが…」
「ちょっと待ってください」
「!!」
ヒールを確認しようとミュリンが近寄ってきて…

ミュリンが足元に来ただけでこの顔ですよ!!乙女だ~可愛すぎる~!
ミュリン「こりゃ歩けませんね…」
ベルゼブブが無理やり取った結果、ヒールは折れてしまいました。
あるあるですねー( ̄▽ ̄;)
(どうしよう、執務室に行かなきゃだけど、一旦靴を取りに戻って…でも閣下をここに置いておくわけには…)
「・・・・・・」
なおも恥ずかしそうなベルゼブブ。ミュリンは覚悟を決めたようです!

「失礼します!!!」
「きゃあああああっ!!!」
お姫様抱っこで運ぶ作戦!!
2人とも顔が真っ赤です(笑)
「(よし!これで閣下を連れて行けるぞ…)って、えぇ―――ッッッ!!」
目の前におっぱいが!!( ゚∀゚)o彡°
「すいません!無理ですー!近いーッッッ」
「え!?」
ミュリンは恥ずかしさに耐えねて逃げて行きました(笑)
しかしまた戻ってきましたよ?
「すいません!お、おんぶでいいですか!」
「へっ!?で、でもちょっと、そんな姿を他の職員に見せるわけには!私もパンデモニウムの長として、執務室の外では毅然とした…」
「でも移動しないと!(見えなきゃ大丈夫見えなきゃ大丈夫)」
「分かりました…」
ミュリンの背中に乗っかったベルゼブブ。
今度は直におっぱいが!(笑)
「うわあああああああ!すいません!やっぱり無理ですーッッッ」
「何なのっ!?」
ベルゼブブを助けたい気持ちと羞恥心がせめぎ合う!
アドラメレクの計画通り…!大切にしたい9センチの距離!
なんとか執務室に来ることができました。
ミュリン「ヒールってずっと背伸びしてるようなもんですよね。…ボンドでくっつきますかね?」
ベルゼブブ「やめてください」
”ボンドでくっつくんじゃない?”
”もう片方のヒールも折ればよくない?”
”ヒール履くのやめれば?”
この3つは禁句ワード、というか言わない方が身の為ですね!( ´_ゝ`)
「ちょっとした曲芸の域ですよね!やっぱ竹馬とか上手くなるんですか!?」
悪気がないとはいえ、ちょいちょい馬鹿にしてくるミュリンでした(笑)
???「失礼しまぁ~っす!閣下、新しい式典用の衣装が仮縫いできたから、具合見させてちょうだいな?」

ベルゼブブの衣装係・アドラメレクがやってきました。元気で美しいオネェさん!
「アタシぃ、パンデモニウム美術関係の一切を取り仕切らせて頂いてま~す!気軽にアド姐って呼んでね~」
アド姐さん!!(・∀・)
「やだぁ、着丈がおかしいわね?――ってスリッパじゃないの!」
「今朝ヒールを折ってしまって」
「あらまぁ!大変だったわね…」
「でもミュリンがいたのでここまで連れてきてもらえました」
「あらぁ?もしかしてお姫様抱っこ?役得じゃな~い。閣下の制服デザインしたの、アタシよ!」
(アンタの仕業かい!!)
アド姐さんのセンス最高ですね!
「安心して。直しておくわ!」
「ありがとうございます」
ヒールが直るまでの間、ベルゼブブはスリッパで過ごすことになりました。
ベルゼブブ(いつもは届くのに…っ)
高いところにある本が取れません。
「これですか?」
「…ありがとうございます」
「いえいえ」
さりげなくミュリンが取ってくれました。
優しいな~!小さな事にもすぐ気づきますよね(*´∀`*)
(ヒールが無い分、いつもよりミュリンが遠い…)
(ヒールが無い分、閣下がいつもより小さい…)
新鮮ですね。
「閣下」
「はい」
「低いヒールにするのもいいんじゃないですか?」
「嫌です」
「え?」
「だって………」
ベルゼブブがこの先を口にすることはありませんでした。
翌朝、いつものように支度をして執務室へやって来たベルゼブブ。
ヒールも復活です!アド姐さん仕事が早いですね!

「おはようございます」
「おはようございます」
「…?なんすか?」
「―――何でもないです」
ヒールのぶんだけ近くで話せる。
たった9センチの距離が、たらまらなく嬉しいベルゼブブでした。
表向きの閣下と本当の閣下と
《視界を切り裂く、真っ白な光。主の放った雷はもろともに直下を断ち、私を堕とした》
ベルゼブブがまだ天使だった頃!
『…なんか、雲よりモフいです』
《堕ちたところはある意味、天国より天国でした》
堕ちた先には大量のケセランパサランが!これは天国ですわ…(笑)
時は流れ、現在。
ベルゼブブは「週刊魔界」の取材を受けていました。
(何を聞かれても”モフみが~”とか”ゆるふわ~”とか言っちゃダメですよ!)
(当然です)
ミュリンの忠告、守れるでしょうか?!
インタビュアー「今回のお話、お受けいただき光栄です」

「魔界の皆さんに一層、パンデモニウムへの親しみを…という企画内容に非常に感銘を受けました」
真面目に答えてる(笑)
『なにこれ!モフいですっ!』
実際はモフモフマスコットの添付資料に惹かれただけなのに!
インタビュアー「次はえーっと、閣下ご自身のことを少し。休日はどのように過ごしてらっしゃるのですか?」
ベルゼブブ「主に読書や映画鑑賞をしています」
インタビュアー「それは、どんなジャンルでしょうか?」
ベルゼブブ「動物のドキュメンタリーが多いですね。厳しい野生で生きる彼らの姿にはいつも自らの日常を顧みさせられます」
インタビュアー「なるほど~!」
ミュリン(モフみ鑑賞だ)
ものは言いようだ。
「それでは次の質問です。閣下のお好きなものは?」
「モフ…」
「!!」
「もふ?」
「モフ…モフ…―――――猛吹雪です。猛吹雪の中心頭滅却することでどんな時も冷静に対処できる平静さを養うのが好きなのです」
修行僧かな?
しかしインタビュアーの目はごまかせました。
ベルゼブブのイメージが一人歩きしてるおかげか…( ̄▽ ̄;)
「では嫌いなものや苦手なものも伺えますか?」
(思いつかないな。モフみがないもの、とか?)
「…ありません」
「え?何も、ですか?」
「えぇ」
「さすが閣下!それでは普段の執務室の様子をお聞かせください――」
(閣下…?)
ミュリンはベルゼブブの様子がおかしいのに気づきます。
「お疲れ様です、閣下」
「本当に疲れました」
「でもすごいですよ、俺も実際近侍になるまでは、閣下のことをクールで寡黙な方だと思い込んでましたから。さっ、行きましょうか」

「…あのね、ミュリン。ミュリンは近侍になって、私にがっかりしましたか…?」
「い、いえ…」
「本当?良かった…」
引き止め方が反則すぎる!!(*´д`*)
「か、閣下!次の予定は17時ですから!それまでは自由時間です!俺は一度書類の確認に戻りますけどっ」
「そうですか。では、少し中庭で休んでいきます」
「では後で!!」
ミュリン、テンパって声が裏返ってます。
(なんかドキドキしたー!外面とか言っちゃったけど…。閣下のゆるふわなところも知ってるのって、身内って感じでちょっと嬉しいな)
信頼できる人にしか見せない素の表情とか、ドキッとしますよねー(´∀`)
ベルゼブブ「嫌いなもの…」
ベルゼブブの嫌いなもの、苦手なもの
しばらくして雨が降り出しました。ミュリンはベルゼブブの分の傘を持って中庭へ向かいます。
「あ、アニキ!今から外ですか?」
『ああ』
「さすがアニキ!かわいい傘~」
持ち手部分に大きなうさぎさんが付いてます。
色はもちろんピンク!
『ベルはどうした?執務室か?』
「いえ、中庭で休憩を」
『ひとりか?』
「はい、たぶん」
『すぐに捜した方がいい』
「!」
止まない雷雨のなか、中庭を捜すミュリン。
ようやく見つけたベルゼブブは雨宿りしていました。
「閣下!良かった、雨宿りしてたんですね。さ、戻りましょ…」

全身びしょ濡れでなんかエッチだ…!←
「すいません!今すぐ丸ごと乾燥機に入ってくれませんか!」
「なにを言ってるんですかっ?!」
思わず手で顔を押さえるミュリンでした(笑)
ベルゼブブが雷を怖がっているのに気づいたミュリン。ですがベルゼブブは、怖がっているのを認めようとしません。
「怖くなんか…ありません…。仮にもパンデモニウムを預かる大悪魔が…雷なんて…」
「!(閣下が震えてる。本気で怖がってるんだ!どうしよう、どうしたら…)」
安心させようと、ミュリンはベルゼブブの手に触れようとします。
その直後、大きな雷が鳴って…

あぁ~~~~~~~~(*´∀`*)(*´∀`*)(*´∀`*)
「きゃあああああああああ!!!!!?」
「わあっ!?すいません!すいません!」
「なんでミュリンが謝るんですかっ!」
我に返ったベルゼブブは顔が真っ赤に(笑)
無意識に飛びついちゃったんですね。
「閣下、やっぱり雷が…」
「天界を追われた時、目の前に落とされてからどうしてもダメなんです…。情けないでしょう?笑っていいですよ…幻滅されて当然ですから…」
「そんな!笑いません!おれだってトラウマになりますよ!全然情けなくないです!」
「本当に…?」
「はい!(幻滅っていうか、可愛いって思ったら、怒られるんだろうか…)」
むしろ怒って欲しい!←
「ミュリン、その、秘密にしてくれませんか?雷のこと…」
「もちろんです。誰にも言いません」
指切りをして約束しました。二人だけの秘密です。
「そう言えば、アニキは知ってたんですね?閣下が雷苦手なこと」
『まぁな、付き合いが長いからな』
シスコン気味のアスタロトも知ってそうですよね(笑)
(そっか、俺と閣下だけの秘密だと思ってたんだけどな…。あれ?なんでがっかりしてるんだ?)

ミュリンはまだ自分の恋心に気づかない…!どんだけ鈍いんですか!( ̄▽ ̄;)ベルゼブブとミュリンのやりとりは癒されますね~(*´∀`*)
顔を真っ赤にするふたりが可愛すぎる!
ミュリンが軽々とベルゼブブを抱っこしたのは漢を感じました。その後すぐ逃げたけど(笑)
どうしてもヒールを履きたいのは、ミュリンとの距離が少しでも近くなるから…。乙女心ですねぇ。
今回のMVPは雷でしょ!
雷のおかげで、閣下の濡れスケに(オイ)、超密着に、2人だけの秘密(アザゼルは知ってたけど)ができました。空気の読める雷だ…!
アザゼルが食べてた猫オムライスも可愛かったです。今度作って食べてみたい(笑)