前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…
- 主犯・オブライエンと暗躍していたアッシェンバッハが死亡。連続爆破テロ事件は収束した。ビフロストではゲーム終了に伴い、ルールに違反したコングレスマン・裁園寺が執行される。代金曰く、「そう仕向けた」のは静火の一手だと言う。イグナトフ、舞子、如月は無事生還を果たすが、舞子は犯罪係数悪化により厚生施設への入所が決定する。
- 慎導は免罪体質者だった。彼を送り込んだ常守とそれを承知で監視官に起用したシビュラシステムの狙いとは…!?
- 如月が罪を告白。舞子の一件で慎導との間に亀裂が生じ始める中、単独行動を開始したイグナトフはコングレスマン・法斑静火と接触。インスペクターにならないかと取引を持ち掛けられて…!?そして事件を調査する六合塚を襲った事故。暗躍していたのはやはり梓沢だった!
【PSYCHO-PASS 3 8話 アニメ感想】Cubism
罪の告白

如月の罪は前任監視官の自己についてでした。
かつてスイミングアスリートだった彼女は、恋人と乗った車で事故に遭います。相手の過失です。
如月たちの色相は悪化、施設送りになったにも関わらず、加害者のサイコパスに変化はなく罰金刑を受けただけだったそうです。
理不尽だし酷い話だ…。
「その後、彼は施設で亡くなり、私には執行官適性が出てそれを受け入れました。怒りの矛先が欲しかったんだと思います。1年前のある日、ネットでオンラインカウンセリングを見つけました。半信半疑のまま事故の加害者への不満を打ち明けました。相手がまだ事故を起こしたんです。しばらくたった時、そのネットワークから綿足に指示が来ました。整備班に要望書を送るようにと。公用車のエンジン音がおかしい、嘘の報告を上げろ、と。その直後、前任監視官二人が…。私は歯車の一つだったんです。怖くなった私はそれ以来指示を無視しました。すると死んだ恋人の名で花が送られてくるようになって…」
梓沢の脅迫だと先の潜入捜査中に気づいたそうです。
「あの男に私は操られていた…。処罰は覚悟しています」
「俺が課長に話す。今はまだ誰にも話すな」
霜月ならうまく取り計らってくれるでしょう。
「問題はビフロストだ」
「私の考えでは、シビュラシステム運用以前から存在しなければ成立しえません。まだ仮説です、調査し、報告します」
「君は優秀で理想的な市民だな」
「退屈な存在でしかない事は分かっています」
「近頃はそうとも限らないがね」
霜月はシビュラの腰巾着だけどそのうえで部下を守ろうとしたり、彼女なりの意思で動いています。
局長はそのことを言っているのか?

「なんて厄介な奴を推薦したんです!?例の残党も現れて、先輩が何でもかんでもつぶすからこっちがとばっちり受けるんです!」
「私が一人でやったような言い方ね」
「とにかく!新人監視官2人は私が面倒を見ます!」
「それって…」
「刑事課は人手不足なんです!今導動を失うと困るんですよ!」
なんだかんだ面倒見のいい霜月です。
常守は定期的に連絡を取り合える状況に置かれているみたいですね。
「人間の正義に価値はない!なんて、公安局員が言うと問題ですかね?神を疑うことなかれ。神を試すことなかれ。シビュラの正義と価値は考えるまでもない」
正義についてのドキュメンタリーと題して刑事課に取材を申し込む六合塚に、霜月はそう答えました。
「ビフロストはシビュラアシステムの盲点を突く存在と推測される。三層構造なのは確かね」
「コングレスマンがトップで、インスペクターはその部下。狐は末端組織で自分が何をやっているか分からない一般市民」
「何をやっているか分からないから犯罪係数も上がらない」
霜月、イグナトフ、慎導と外務省組がミーティング中です。実質共同捜査じゃないか!
外務省組は突然来ますね~~(・∀・)ニヤニヤ
「梓沢という男だが全く足取りが負えない」
「おそらく他人のIDで生活しているんでしょう」
「話が見えてきた。そいつらが隠れている盲点に何らかの問題が生じた。安全に暮らせる連中がリスクをとるのはそれが揺らぐ時だからな。てことは…」
狡噛は都知事の小宮がいまだ標的にされていると断言します。小宮の死が必要な理由とは。
「あの、ピースブレイカーって?」
「簡単に言えば闇経済や海外での略奪にかかわる極秘の特殊部隊。今の行動課が生まれた理由の一つよ」
「連中は俺たちに任せてもらおう」
ピースブレイカーは今、パスファインダーと名乗っているらしい。厄介な存在です。
フレデリカ「狐が刑事課にいる、そんな情報があるわ」
霜月「報告は受けています」
イグナトフ「罠にはまっただけで裏切ったわけではない。むしろ梓沢の捜索に役立つ」
狡噛「信じて大丈夫なのか?」
霜月「公安局が全責任を負いま。支障が出るなら現場から外すだけよ」
フレデリカ「ではピースブレイカーはうち、都知事護衛はそっち。で、梓沢もうちね」
霜月「あぁ!?寝言は寝て言え!!」
凄いドス声(笑)
フレデリカ「その態度なら早い者勝ちになるかも。ではまた」
外務省組は全員ホロでした( ̄▽ ̄;)
亀裂
「例の事故にも責任はない」
「いいんじゃねぇか、マジでヤバくなる前に話したんだ。次はもっと早く相談しねーと半殺しだがな」
「ごめんなさい…」
如月が狐だった事は刑事課1係全員が知る所となります。みんな理解してくれました。
「とにかくこれで狐狩りを始められるわ」
刑事課の仕事は、小宮都知事の保護と梓沢に罠を仕掛けることです。
入江「罠の餌、如月にやらせるのか?」
慎導「はい。確実に騙さないと…」
イグナトフ「本人に退治させる気か!」
慎導「主犯相手に中途半端な作戦は逆効果だよ」
イグナトフ「お前の作戦なら完璧なのか!?」
慎導「…」
霜月「そこまで!如月執行官が梓沢に連絡。その後の危険な行為はなし!以上、解散!」
志恩「ん?喧嘩中?」
霜月「イグナトフ監視官の奥さんの件でね」
あれ以来、イグナトフは慎導に突っかかってくるというか、二人の仲に亀裂が入っているように見えます。
舞子が施設送りになってしまったし、無理もないのですが。
「なんですか、これ?」
「あなたの行動を調べたデータです」
珍しく如月を呼び出した雛河はデータを手渡します。
「オリジナルです。破棄してかまいません」
「私を疑ってたんですか…」
「自分の役割は一係を守ること、だからね」
雛河先輩が頼もしい!!( T∀T )
そして如月も、彼と同じ気持ちでした。
「正義ですか?守るべきものです。そのために俺は、自分に嘘はつかない生き方をしています」
イグナトフは六合塚のインタビューにそう答えました。

キャスター≪入国者である公安局監視官の暴力行為が問題になっています。先の都知事選で問題の監視官は薬師寺候補の支持者を殴り、色相を悪化させたとの事です≫
「はい。何の理由もなく殴られました…。正直、殺されるかと思いましたよ」
微妙に印象操作すんな廿六木弟おい!!(;´Д`)いやでも殴ったのは事実だし…(弁解できない
舞子の退院も「都の方針」とやらで取り消しになってしまいます。入国者への風当たりが強くなっている?
本心はともかく、小宮は都知事として厳しく対応していかなければなりません。
《問題の監視官は輸送ドローン墜落の際も人々にドミネーターを向け、脅迫した疑いもあり…》
それやったの入江と廿六木です( ̄▽ ̄;)
「ちょっと歪んだ情報をやるだけで、あんなくそニュース死ぬほどバズる」
情報操作をしたのはイレブンインスペクターの小畑でした。背後には当然梓沢もいます。
「イグナトフ監視官と廿六木、如月は狐狩りを担当。慎導、入江、雛河で都知事を護衛。いい?」
「了解」
都知事側の要請で入国者のイグナトフは警護担当を外されました。
「——監視官が弟を殴ってくれたことに俺は感謝してる。ここの連中はさ、どうしようもなく生身なんだよ。そんな日シビュラてきなかんけいが個々のいいところだ。あんたならわかるだろう。正義?…わからんね。でもまぁ、こっぱずかしい言葉だが本気で言って奴は輝いて見えるもんよ」
第一印象最悪だった廿六木も今じゃすっかり良いおっさんです。

「メンタルトレースはどこまで人を誘導できるんだ」
「下手なカウンセリングよりは効果あるよ。精神誘導。サイキックドライビングっていうんだけど」
「親父さんはどうだった?」
「炯…?お前…何を思ってるか知らないけど…」
「お前、俺や舞子を誘導したことはあるか」
「え…!?無いよ!絶対にしない!自分のためにやったことはないよ」
サイキックドライビングと慎導父に関連が?イグナトフは何が言いたかったのでしょうか。イマイチ分からない…。
「政治が暴力をやわらげ争いを最小化する唯一の手段。だから政治家になった。私は私の隣にあんがいてもあなたの相棒がいても誰にも文句を言わせない国にして見せる」
「立派です。あなたの立場も信念も理解できる…。そのうえでお願いが。相棒の奥さんを開放してください」
「努力するわ。その代わり私をしっかり守ってよね」
慎導と小宮の仲は相変わらず良好です。
「偽の護衛スケジュールを子案局、それととのサーバーに入力済みよ」
「敵が如月の便利さに気づくってわけだ」
ほどなくして如月にインスペクターからの接触がありました。
イグナトフと法斑が接触!狡噛の疑念!
「根深いのは厚生省時代のトラウマです」
「慎導篤志」
「彼に貶められたことで俺は才能に目覚めた。彼は憎むべき相手であると同時に最高の師でした」
「面白い。君ほどの男はコングレスマンの地位がふさわしい。だが君の侵入を拒む者もいる」
「やりがいがあります。慎導の息子もいますし」
「免罪体質者…。生まれつきシビュラにも裁けない。ビフロストに等しい存在だ」
「一体何なんです?免罪体質者って」
「君もコングレスマンになれば分かる」
慎導篤志と梓沢には因縁があるようです。
免罪体質についても今後言及されるのでしょうか。
慎導「志恩さん、付近のドローン、すべて追跡してデータを送ってください」
凄い数のパパラッチドローンです(笑)
雛河「これって事件の捜査、ですよね。だって自由に動ける一係は先輩だけ。僕にとっての正義はすべて刑事課一係、常守監視官から学びました」
常守への尊敬の念が異次元ですわ。
「彼はあなたを排除しようとしている。俺を使う気です」
「代金さんらしい。あなたは私と彼を天秤にかけているのですね」
「いいえ。あなたの力になりたいんです。あなたは俺と似ている」
「それは勘違いです。なぜコングレスマンになりたいのですか?」
「人は生きている限り社会の中の歯車に過ぎない。であれば俺はその頂点を目指す」
「正直に話してくれてうれしいです。人間の人間らしさを重要視していない、という点において確かにあなたと私は似ている。でも私は人間を歯車だと思わない。それにゲームは嫌いだ」
榎宮がアジトにしていた廃棄企画に法斑と梓沢の姿がありました。
「俺はやっぱりあなたがいい、俺が必要だという証拠を見せます、少々お待ちを」
梓沢は席を立ちます。
「狐の使いだな?次の指示が欲しい」
入れ替わるように現れたのはイグナトフです。如月宛に送られたカードを手にしています。

法斑「やはりはめられたか」
梓沢「やはり彼が一番危険だ」
「公安局のイグナトフ監視官だね?手短に説明する。私はある重要なポジションでビフロストに関わっている」
「狐ではないのか」
「そうだ、そしてある理由から、今ここで命を狙われている」
「どういうことだ」
法斑は榎宮が作った隠し通路を発見。
「来るとすればパースファインダーの二人だ。まともに戦って勝てる相手ではない」
直後、二人がいた部屋に閃光弾が投げ込まれ、パースファインダーが現れます。片方は、刑事課一係に復習すると言っていた白髪の男です。
やけに強いと思ったら元ピースブレイカーだったんですね。
そして狡噛と宜野座も現場に来ていました。
「——ギノ!」
宜野座より一瞬早く敵を察知した狡噛です。
パースファインダーとの交戦になります。
「私を守ってほしい。ただし私の存在をだれにも口外しないと約束しろ」
「何をふざけたことを…」
「見返りに君の奥さんを解放しよう」
「どういうことだ!」
「見返りにこれを。受け取れ。私のもとで真実を知りたいなら、デバイスで生体認証を登録したまえ。外務省を私に接触させるな。君一人で私をここから脱出させろ。時間がない、選べ。協力するか私を見捨てるか」
「……ついてこい」
法斑に手を貸したイグナトフ。このまま一係を裏切るのか…。
「時間切れだ」
「次は必ず殺す」
パースファインダーは姿を消します。
狡噛「すまん、逃がした」
フレデリカ「敵は二人ともいたのね?」
狡噛「確認した。間違いない、奴らだ」
宜野座「狡噛、無事か」
狡噛「あぁ。そんなことより…気になることがある」
狡噛は戦闘の最中にイグナトフの姿を見ていました。
「公安局の者です、ご同行願います」
「うっぜぇな!行けばいいんだろ行けば」
唐之杜のドローン解析結果をもとに、慎導は小畑にたどり着きます。
法斑「いい働きだった」
イグナトフ「お前はコングレスマンか?」
法斑「私は今君が一番願っていることを叶えられる者だ」
すっかり共犯ですよ!
「大丈夫か!何があった!?」
「問題ない。連絡せずすまなかった」
待機していた廿六木と如月はイグナトフを疑うわけもなく。

狡噛「あそこで何があった?答えろ」
イグナトフ「一般人を避難させただけだ。それよりあの連中は」
宜野座「ピースブレイカーの残党は逃げた」
廿六木「てめぇらこそホシを逃がしてんじゃねーか!」
狡噛「おい監視官…嘘はすぐにばれるぞ」
イグナトフ「こちらの管轄で口出しはやめてもらおう。それよりそちらの課長に我々の作戦を妨げた行為を正式に抗議する。——帰るぞ」
最終回なのに色々起こりすぎる
「この馬鹿垂れが!執行官を待機させての単独行動、何やってんの!あんたもよ阿呆!クリアな人間を連れてきてどうしろってのよ!もういい!二人とも出て行って!顔も見たくない!」
「待ってください。聴取の許可を」
「出てけ!!」
霜月課長いっつも怒ってるな(笑)
局長「どうだ?」
霜月「狐のしっぽをつかみました」
小畑「色相が濁るよう誘導する気?」
慎導「俺は監視官でありメンタリストです。あなたを誘導できるけど、あえてしない」
小畑「あんたの親父ならやるよ」
慎導「え…?」
梓沢の言い方といい、慎導父の人物像が気になる。
『生体認証、サーティーンインスペクターを登録』
イグナトフがインスペクター堕ちだぁぁぁぁ((((;゚Д゚))))
推薦者・霜月課長は責任を取ってクビですね()
「あなたが出してくれたの?」
「俺は何も…(こうなるのが当然なんだ)」
後日、取引通りに舞子が退院しました。
イグナトフの気持ちもわかるけどどんどん悪い方向に向かっているような気がしてなりません。
代金「不手際続きだなファースト」
梓沢「いえいえ、すべて計算通りの布石です」
代金「ではインスペクターが増えたのも君の計画の一つかね?静日君が君の対抗馬として用意した。しくじるなよ」
梓沢「ご安心を。ここからが本番です」
今日が最終回って言ってるだろいい加減にしろ(ドス声

「元気そうだな」
「はい。体は昔から丈夫なんですよ、私」
「みんなも相変わらずだ」
「そうですか」
「あんたの信念は正しかった。胸を張ってそう言える日が必ずくる」
「いずれ狡噛さんの話も聞かせてください」
「あぁ。長い旅の土産話がある」
狡噛と常守の背中合わせ会話が熱い!!視聴者が見たかったものの一つがこれですよ。
声のトーンとか雰囲気で信頼がにじみ出てるのも良いな…。
六合塚「今の刑事課一係の捜査と、私が関わった最後の事件。きっとすべてがつながっている」
慎導「僕自身の正義が何なのか、正直分かりません。ただ、真実はコントロールできない。倒産。過ちを犯さないために俺は真実から逃げない。そうだろ?炯」
伏線も裏切りも山盛り状態で俺たちの戦いはこれからだ!
そして事故は起きました。

うわぁぁぁ弥生さん!!!!(´;ω;`)!??

衝撃のラストで視聴者の犯罪係数急上昇ですよ!弥生さん生きててくれー!事故に見せかけた事件。それだかえ真相に近づいてしまったのでしょう。色相が回復傾向だという志恩への影響も心配されます。
イグナトフはインスペクター堕ちか。OPは伏線だった。狡噛(元祖最強ゴリラ)に疑われた状態でどう動くのか気になります。色相とか濁らないんですかね?そのへん静斑が対処してくれるのかな。
刑事課一係はどうなってしまうのか、空いたコングレスマン席には誰が座るんだろう。パースファインダーおじさんとの因縁とか。
イグナトフ兄が篤志を「慎導監視官」と呼んでいたのも気になります。部下だったという梓沢は元執行官かと思ったけど、厚生省時代のトラウマと言っていたしうーん…?
伏線が回収されるどころか増えちゃいました。
ここから盛り上がりそうなのに最終回だなんて残念!(´・ω・`)「尺おかしい」ってみんな思ってますよ。
からの続編の劇場版制作決定キタ――(゚∀゚)――!!ありがとうございます!
SSのように3部作でじっくりやるのもアリだと思います!続報に期待!