前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- フウが用意し、阿紫花が呼び寄せた脱出用列車が到着。ハリーを奪還後、阿紫花と合流した鳴海は負傷者や施設の子供たちを連れて脱出を図る。
- 一方、フランシーヌ様ことエレオノールの言葉に従うとを決めたパンタローネは戦闘不能に陥ったギイをオートマータから守っていた。その姿を見た鳴海はギイと一緒にパンタローネを引きずり込み、一行は施設からの脱出に成功する。
- 今回は…リーゼは猛獣使いのドラクルラーオと戦闘を開始。先を急ぐ勝だがコロンビーヌに遭遇してしまい…1?
【からくりサーカス 25話 アニメ感想】モン・サン・ミッシェルにて
エレオノールの命令、リーゼの覚悟!
「オートマータは皆ああなのか?互いに関わらず自分の興味の対象だけを見続けている」
「はい。フェイスレス様に褒められたい、という本能以外は」
「お前もそうなのか?」
「私はあなたにお使えすることだけが喜びです」
エレオノールはアルレッキーノに付き添われてオートマータ達の部屋を回ります。
退屈せぬように、とフェイスレスの配慮でしたが逆効果のようですね…(そりゃそうだ
「お前も味わってみればよかったのだ。子供たちに笑い返してもらった時の嬉しさを」
「それはご命令ですか?」
「…あぁ、命令だ!」
命令しないと何もしないのがいかにも人形らしいです。
エレオノールの命令はアルレッキーノにどんな影響を与えるのか…。
一方、敵の攻撃を受けた勝たちはモンサンミッシェルの付近に不時着します。もうこんなところまで来てたんですね!!Σ(´∀`;)
飛行型のからくりは使い物にならないようです。グリフォンもどこかへ行ってしまいました…。
「その獣たちは何…!?オートマータなの?」
「えぇ、人の血液を吸って獣の脳で動くね。この子達はビーストの脳で実験を重ね作り上げた優秀な吾輩の子供たちです」
猛獣使いのドクトルラーオが獣を引き連れて現れます。
「ビーストって…」
「私の姉を殺した虎です」
やはりビーストは操られていたんですね!?
「勝さん、行ってください。お願いします。これは私の戦いなんです!」
ドクトルは姉の仇。リーゼの因縁の敵でした。
リーゼの覚悟を悟った勝は先を急ぎます。
「まぁ良いでしょう。彼は吾輩の仲間が捉えます。あなたには餌になってもらいましょう」
強うイメージがないリーゼですが勝算はあるのか…!?
コロンビーヌ登場でまさかの展開に!
勝はコロンビーヌに遭遇します。動きを封じられてしばし話に付き合うことに。
「あの人(エレオノール)を守ってアンタになんの得があるの!?」
そんなの考えたことない…
「人間はなんで群れるの?」
人間は弱いから。だから群れる。でも負け続けるようには出来ていない。
「じゃあ最後の質問。あんたあの人を愛してる?愛してるからこんな遠くまでおってきたんでしょう?!認めなさいな勝ちゃん!」
「知らないよ、だけどしろがねは僕が必ず助けるからね!」
コロンビーヌは恋愛脳だった…!?
まぁ愛にも色々ありますしね( ̄▽ ̄;)
勝の場合は恋愛感情だけでなく親愛も入り混じったような物かな、と思ったり。
「ゴミクズ人形が何をしているかと思えばとんでもないわね」
勝を逃がしてどこまでできるか観察しようとしたコロンビーヌに、しろがねOの制裁が下ります。
Oはみんな敵になってるのか!
「フェイスレス様に頂いた新型ボディに下のパーソナリティをダウンロードした電子頭脳。人間をも超えた機械生命体、それが私たちよ!そんな私たちが仕切るこのモンサンミッシェルからガキを逃がすだと?ふざけるな!クズ同然の骨董品が!!」
「ぐはっ!!」
蹴り飛ばされたコロンビーヌ。マサルは彼女を受け止めました。
「もうやめろ、僕にとってはどっちも同じ、人形同士の見苦しい内輪揉めだ!!」
「なんだと…?」
「あららぁ~!私、勝ちゃんに抱きしめられちゃったぁ~!」
「今のはつい手が出ちゃっただけだ!僕はゾナハ病をバラ撒いたお前たちを許さない!オートマータもOもみんな倒す!」
オートマータと一括りにされプライドを傷つけられたO達は、勝を痛めつけようとします。
フェイスレスの次の体なので殺すことはありませんが。
「はっ!肉体的苦痛を与えるですって?肉体を捨てて苦痛すら忘れちゃった癖にさぁ。だから私が思い出させてあげるよ。Oの皆さん」
Oの攻撃から勝を守ったコロンビーヌ!それは間接的にフェイスレスを裏切る行為でした。
一体何故!?
「だってさぁ~勝ちゃんに抱きしめられちゃったんだもん!私の一番の望みはね!人間の男の人に抱きしめられてもらうことだったのよ~~!だからね、助けてあげる勝ちゃん!」
理由になってない気もするけど…??
まぁ良いか!( ̄▽ ̄;)
勝とコロンビーヌは逃走を始めます!!
アルレッキーノと人間の笑顔
「人間、だな?」
「オートマータ…!?」
猛獣に追われ部屋に隠れたリーゼ。しかしそこにはアルレッキーノがいて…!
「人間よ、このまま放っておいたらお前はどうなる?」
「え!?」
アルレッキーノは、直後扉を破壊して侵入してきた猛獣を焼き殺します。
リーゼを助けましたね!
「何故…!?」
「人間を傷つけるなと、フランシーヌ様の仰せなのでな。だから助けた。それだけだ」
パンタローネに続きエレオノールの”命令”が最古の人形たちに変化をもたらしていました。
「行くがいい。お前は私の見えぬところで死ぬがいい。私の前から早く消えよ」
リーゼに慈悲を与えたのではなく、あくまでエレオノールの命令に従っただけ、ということか…。
「あの…お名前を聞いていいですか」
「アルレッキーノ」
「アルレッキーノさん、助けてくださってありがとうございました」
それはアルレッキーノに初めて向けられた人間の笑顔とお礼でした。
「奇妙な…ものだな…。奇妙な思考になる…。さぁ行け!」
「は、はい!」
この体験はアルレッキーノの心を少なからず揺さぶったようでした。
人間の愛、とは
一方コロンビーヌは勝を助けながらOの追撃をかわしていました。
「この”何にもない”っていうところ、気に入ってるんだ」
それはとある歌詞の一節。
「私はフェイスレス様に作られ、フランシーヌ様に意識を与えていただいた。フランシーヌ様を笑わせるために」
「大体知ってるよ…」
「それだけなのよ。ほかにやりたいこともないし、ただそれだけで何もない。でもある日、なにかの気まぐれで人間の図書館に行ったの」
「そこで何の気なしに手にとった本。人間の男と女の愛情の様子が書かれていた…。理解できなかったわ。でも抱きしめ合う男女の描写は私の興味を引いた。それからは人間の恋愛小説を読むようになった。抱きしめ合うってどんなことだろうて想像することが、私のただ一つの楽しみになったの」
コロンビーヌの意外な一面でした。
単純な恋愛脳ではなかった……( ̄▽ ̄;)←
「で、あんたがそれをしてくれたってわけ。だから助けた」
もちろんフランシーヌ様(エレオノール)の命令もありました。
「それはしろがねのことか!?」
「またあの方のこと?エェそうよ」
「どこだ?どこにいるんだ!?」
「ほぅらね、やっぱり!あんたは愛しているのよ!一番抱きしめたいと思っているのはあの方なのでした~~」
「うるさいっ!!僕は小学生だぞ!しろがねにそんな気持ちなんてあるもんかっ!!」
照れ隠しなのか半分ムキになって怒る勝。小学生らしい反応、久々に見たかも(笑)
「さ、着いたよん」
「なんだよここ」
「あんたが行きたいところへはここが近道なの…!」
無人の部屋に、人間の体が入った謎の装置がたくさん…。
「ここはOの本体が眠る場所。あいつらの人間の体が保管されているのよ」
本体がまだ現存していた!?Σ(゚д゚lll)
てっきりもう無いのかと思ってました。
ダウンロードが済んだ脳のオリジナルも残ってるのか…。一体何のために残してるんだろう?本体がないとOは動けないのか?
(鳴海兄ちゃん、このあと僕たちは人形たちのさらなる闇を見ることになるんだ)
しろがねOやオートマータにはまだ秘密があるということか?
コロンビーヌが勝大好き人間になって驚きました!
味方になると非常に心強いですね。あのコンビ好きです(笑)
あの状況でアルレッキーノにお礼を言えるリーゼは良い子だしすごいな、と。
オートマータとしてではなく、一つの存在としてアルレッキーノを見ていたのかな。
人間の笑顔と言葉に初めての感情を抱いたであろうアルレッキーノ。彼の今後の動向にも注目です。
偶然とはいえ1話のうちにエレオノールの命令を遂行するなんて忠臣だなぁ…(´∀`)