内容をカンタンに説明すると…
- 満月たちに正体を明かした寧々は、正々堂々勝負することを約束する。そして、次の満月の夜、事前の打ち合わせ通り、
- 満月は九音と共にジーグァンロンの対処に向かい、残った新月はアンナを引きつける事になる。ついにジーグァンロンを発見したのだが…!?
- 今回は…グランベルムで戦うということの意味を知ると同時に、その謎も深まり戸惑う満月。アンナは、フーゴ家に伝わる強力な魔石「フーゴの魔石」を持ち出そうと母親に交渉をする。
【グランベルム 6話】魔石【アニメ感想】
親子喧嘩…?
「寧々ちゃん?」
「何驚いてるのよ?もしかして死んだとでも思った?」
寧々は戦う資格を失っただけなので体はとっても元気でした。
「ま、何かわからないことあったらいいなさい。協力はしてあげるから」
「え、ほんと?」
「でも、なぜ」
「見てみたいの、世界で唯一の魔術師、ザウィッチの誕生の瞬間を」
ザウィッチ…それは幼い頃のアンナも口にしていたことでした。
アンナは家でお母様とバトル状態に。完全に反抗期の娘…。
「たとえフーゴの魔石を持ったとしてもあなたはエルネスタには勝てない。
あの子は魔力に愛されているのです。いわば神の祝福を受けるもの。
それを否定することは神に逆らうことを意味します」
「私はあの幼き日にお祖母様にもお母様にもできなかった術をつかいこなしたのですよ。
フーゴの魔石さえ使えれば必ず」
謎の多い魔力
「はるか昔、マギアコナトスが発見されグランベルムが始まった時に多くの魔術師が言ったといいます。何故この戦いが始まったのか。
マギアコナトスは何故たった一人の魔術師をもとめるのか。」
「どうして?」
「わかりません。ただ魔術師の中にはこういうものもいます。魔力を手に入れるために
我々魔術師は人形を操っているが、もしかしたら操られているのは我々の方なのではないかと」
前から走ってくるのはアンナの妹。
「新月!お願い戻ってきて!お姉さまが大変なの。もう5日も地下室に閉じこもりっきりで」
でもその手をしっかりと握り返すことはできなくて…。
満月が半ばおしかける感じで新月の家にお邪魔していました。
ほんとに料理すること好きなんですかね?鍋を作っています。
「私ね、昔から真っ白な夢をみるんだ。なんにもないの。落ちているのかも浮いているのかもなんにもわからなくて。
ただ何にもないのが不安で怖くて。朝起きて思うんだ。夢まで何もない、って」
「そんなことないですよ。満月には心がある。人を思いやれる心が」
満月の作った鍋の具を一つ食べて新月が笑顔を見せます。
「生きていくって大変だね」
「…でもいいんじゃないですかこの宇宙からしたら私達が生きてる数十年って一瞬です。
その間くらい苦労しても」
アンナも昔料理を作ってくれたことがあると新月は言います。
「満月…付き合ってくれませんか」
圧倒的な力の差
「突然の無礼お許しください、おばさま」
「戻ってきてくれたの?」
「アンナに真実を伝えに」
すると…
「エルネスターーーー!!!」
斧をふりかざして地下からやってきたアンナ。殺意がすごい。
「たとえアンナが傷つくことになってもやはり今のままではよくない。
おばさまはこの家の魔術師として生きていく不幸をあなたに背負わせたくなかった。
あなたのことを思ったから私を養子にしようとしたのです。」
「魔術師として生きていく不幸?何故それが不幸に?」
アンナの母が教えます。
「力のないものには十分に不幸です。あなたの力でこの家を背負っていけばあなたは後悔する。常に魔術師としての力の無さ。劣等感を味わい続ける。」
再び幼少期になし得た魔法の話を持ち出すアンナ。近くの花瓶に手をかざします…。
見事に炎と氷が。再現できた?
「どうです、これでも私に力がないというのですか。資格がないと」
「まだ…気づかないのですか。何故成功したと思うのです?一人でいくらやっても成功しないものが
どうして…」
母の言葉をゆっくり噛み締めてアンナは気づきました。
エルネスタが力を与えていたのです。
「やるべきではなかった。本当に申し訳ないことを。
私の気の迷いがあなたの手を取った。術をかけるあなたの手に力を加えた」
「エルネスタはあなたが大好きなのです。あなたが喜ぶところを見たい。
幸せになってほしい。そう思ったのです。
あなたは魔術師として生きて行く星の下に生まれなかった。
どんなに願ってもあなたにエルネスタのような術を使いこなす力も
魔力に愛される資質も備わることはない。…けどそれだけのことです。
他にも星は無数にあり幸福も無数にある。あなたは自分の星を輝かせることに
一生懸命になってほしい」
崩れ落ちたアンナ。
新月は静かに続けます。
「あなたの魔術師への思い、その一途さを見て私は魔術師とはなんなのかを学んだ。
魔術師としての私はあなたがいなかったら決して生まれなかった。
貴女の思いを受け、私はプリンセプスの魔術師を目指します。
あなたはこの家を守っていってください。魔術師以外の道で」
部屋を後にしようとすると…。
「エルネスタ…。頑張るのですわ。あなたならきっとなれる」
穏やかな笑顔を見せたアンナ。穏やかな口調で。
「……はい」
アンナの母は一貫してたんですね。子供のことをよくわかってるからこその…
親の心子知らずとはこういうことですか。
しかしまぁ…幼少期の二人可愛いですね。
最後の最後で和解できたと信じたいです。エルネスタはアンナを想っていた。
で、水晶あんた何者ですのん?