前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- ギャンブラー・ジョンズとの戦いに勝利したミンシアはトムを奪還。しかしそこで目にしたのはゾナハ病に苦しむ子供たちの姿で…。
- 一方、ジョージの前に新手が出現。逃走を図る阿紫花は最古のパンタローネに一度は見逃してもらうが、彼のプライドがそれを許さなかった。阿紫花はパンタローネに宣戦布告する!
- 今回は…パンタローネと激突する阿紫花だが刀で腹部を貫かれてしまい…!?一方、シュナージーと戦うジョージも窮地に追い込まれていた。彼に最後の力を与えたのは、子供たちの拍手喝采と笑顔だった…。
【からくりサーカス 23話 アニメ感想】悪魔再び
ジョージと阿紫花の戦い!
新型のしろがね-Oであるシュナージーと戦うジョージですが歯が立ちません。
「せっかくだ、教えてやろう。私が何故フェイスレス様の側についたのさ。おそらく宇宙でたった一つの素晴らしいこの星地球に、人間が存在することの非合理性に我慢がならなかったからだ。この星は美しい。だが地球に何も貢献せぬくせに全ての物をむしり取るたった一つの種がある。それは人間だ。私はね、人間さえいなくなれば地球は美しいままでいられると考える」
言い方キツいかもですが、「人間は地球の癌」「地球にとってのゴキブリ」なんて表現されますよね…( ̄▽ ̄;)
シュナージーの言うことも完全に間違ってはいないのかも。
「そうだろう?人間は動かなくなるべきなのさ。そうなれば人間たちは初めて役に立つ。地球の掃除を行うオートマータの餌としてな」
だからってゾナハ病を広めることに加担しなくても…!
「だが人形どもによるとしろがねの血はマズイそうだ。君は何の役にも立たないのだな」
一方、パンタローネを相手取る阿紫花も苦戦していました。
フー『オートマータはもともと人間たちに恐怖と苦痛を与える道化として作られた。そのためには観客である人間たちに自分たちを見てもらう必要がある』
阿紫花『てことはあたしらに見えねぇスピードで動いちゃダメなのか?』
フー『人間が観客である限りはな。だが武器に乗ったり兵器に乗ればもう観客ではない』
それはオートマータの黄金率であり、人間がオートマータに勝てる理由。
『人形は武器じゃないという理由で?』
『そうさ、要するに君が人形で戦う限りあいつらは人間並みの速さでしか動けないのさ』
しろがねが人形で戦う理由が謎だったんですよね。そういうことだったのか!
フーのアドバイスを念頭に空中戦に持ち込む阿紫花。
ですがこれも通用せず、逆に反撃を食らってしまいます。
「頑張った。が残念だったな人間。返すぞ、受け取れ!!」
パンタローネが投げた日本刀は阿紫花の脇腹を血に染めます。
出血量が大変なことに!!(´Д`;)
まともに動くこともできません。大ピンチです!
悪魔再び!
ミンシアと合流した鳴海たち。次の瞬間、悲鳴が聞こえてきます。
それは今にもオートマータに殺されそうになっている子供たちと施設員ヘレンの声でした。
すかさずオートマータを破壊しにかかる鳴海。
「こいつ人間じゃねーか!」
「人間か…ハズレ」
「に、人間じゃねぇ…!?こんな強い人間がいるはずがねぇぇ!!!」
「な、何なんだよてめぇは!」
「悪魔(デーモン)さ」
無双する鳴海はその場のオートマータを殲滅しました。激強!!
からくりサーカスは戦闘シーンが格好いいんですよね~~!
「生きていてくれて良かった、鳴海っす」
「えぇ、知ってるわ…!」
「時間がないので失礼、ミスヘレン。ハリーがどこにあるのかご存知ですか?」
「オートマータの手に渡る前に確保しなければなりません」
「そちらの通路の奥に!」
足止めと掃討を買って出たギイ。鳴海はミンシアと共にハリーを目指します。
『普通?違うな?君はサハラの戦いででジョージ君の血を飲んだはずだ。しろがねの血に含まれるアクアウイタエはたとえ少量でもすぐ体内に行き渡る。しろがねにはならないにせよ体はタフになっていく。それにな、アクアウイタエはオートマーたにとって…』
猛毒なんですよね( ̄ー ̄)ニヤリ
パンタローネ相手に重症を負い、死を覚悟した阿紫花。ですがまたもフーの言葉を思い出し、勝利の可能性は十分あると判断します。
まずは脇腹にくい込んだ刀を抜くところから…痛ァい!!(´言`;)
「いらぬ苦痛を増やしてどうなる」
「いえね…どうにも昆虫の標本みてぇで…格好悪かったんでね。それに私はもう前金で200億貰っちまったんで」
200億も残して死ねない!!!←
「あと3歩ってとこですかねぇ…」
「ん?何か言ったか?」
阿紫花は何かの作戦を立てている様子。
「まぁいい、さらばだ阿紫花」
阿紫花の賭け!
パンタローネがトドメを刺そうとした直後、阿紫花は不気味に笑い始めました。
思わずパンタローネの手が止まります。
「あんた真面目だなぁ、真面目すぎやすぜ。私をあの世に送るならもっと気の利いた奴がいいなぁ…」
「なんだと?」
「どうでもいいけど…。あんた、女にモテた事ねぇでしょう?」
「…」
図星のパンタローネさん!(笑)
「女にモテるとはどういうことだ?」
「しれたこと。女にまた会いてぇと思わせることです」
「私はオートマータだ。そのようなこと無意味だ」
「でしょうね。その調子じゃあ女を笑わせたこともねぇよなぁ?」
”フランシーヌ様を笑わせることができなかった”後悔がパンタローネにはあるはずです。
阿紫花はそこを利用する気みたい…。
「思えしれぇ男と思わせるのがモテる第一歩なのによぅ」
「…」
『どうか一緒に来て。私が笑える方法を見つけておくれ。そのために、私はお前たちに意思を与えた』
「だがどうすればいい。人間の笑いのメカニズムには…」
「ダメっすよパンタローネさん。女を笑わすのに理論なんてやってちゃよ」
「教えろ!!どうすればあの方を笑わせることができるのだ!?」
「えぇ、教えてあげやしょう。でも私はもうダメらしいや。声がもう、でねぇ…。もうちょっと……寄ってくんなぁ…」
1歩、2歩とパンタローネが警戒気味に近づいてきます。続く3歩目を、阿紫花は待っていました。
「よし…じゃあやる絵、女を笑わせるにゃ―――」
「なんだこれは!?」
「分からねぇかな。抱擁こそ100万の言葉に勝るってね!!」
先ほど阿紫花を貫いた刀が、パンタローネの腕を真っ二つにします。
「すいやせんねぇ、でもあんたがいけねぇんですぜ。私に”どけ”なんて言うからよぉ!」
「馬鹿な、体が言うことを聞かぬっ…!?そうか血か!あの人間にはアクアウイタエが溶けていたのか!だがこの程度で私に勝ったとは言わせん!」
これでも倒れない…だと!?
さすが最古のひとりですね(;゚д゚)ゴクリ
「まだやる気ですか。もうこちとら何もてはねぇよな…」
万策尽きたか…
「しゃあねぇ、店じまいだ」
「死ね、阿紫花―――」
『これ以上人間を木津付けることは許さない!』
パンタローネの脳裏にエレオノールの言葉がよぎります。
「どういうことですかい?まさかわざと…!?」
パンタローネが攻撃の軌道を逸らしたことで、阿紫花は死を回避します。
ジョージさん…(´;ω;`)
場面は変わってジョージVSシュナージーの戦い。
「お前は以前の私にそっくりだよ。自分を神に選ばれたと信じた私に…」
「それがどうした?」
「だが違うところもある」
「私はピアノを弾いてくれと言われたんだ」
それはジョージをしろがねではなく、ひとりの人間たらしめるものでした。
シュナージーはジョージの言葉の意味が理解できません。
「私は拍手とともに言われたんだ。ピアノをまた弾いてねって。私に、こんな私にだぞ!!」
次の瞬間、ジョージの攻撃がシュナージーを圧倒します。
「な、何だ!?この私が押されている!?まさか!そんなパワーはないはず!」
「お前は言われたことはないだろう!?」
「なぜ回転が上がる!」
ジョージの力の源は子供たちの存在ですよ…。
シュナージーは決して持てない人間の力!
シュナージーを討ち果たすと同時にジョージはその場に倒れます。
「お前には聞こえん。お前の望む地球にはない…最高のミュージックだ……」
子供たちの拍手が彼にとっての最高のミュージックでした。
「…やはり、私には合わないみたいだ…」
「こんなもん、無理に吸うもんじゃねーっすよ…」
その場に現れた阿紫花にタバコを返します。
やっぱりフラグだったんだーっ!!(´;Д;`)
「あれ、どうしたんだ?急に眠くなってきたぞ…。ダメだ、私は、まだ…」
「起きて、いたいんだ……。さぁ、次はあの子達に、何を弾いてやろう――――」
ジョージさん、逝く(´;ω;`)
「あんたのそんな悔しそうなツラ…初めて見やしたぜ…」
最期を看取った阿紫花だけがその顔を目にします…。
「私たちの勝ちだ…ハリーは、お前たちには渡らない…!」
一方、ハリーのもとへ駆けつけた鳴海とミンシア。そこには息も絶え絶えの施設員と博士が…!
「たかが人間2匹で俺等に下等だと!?」
「たかが人間かどうか思い知れ!!」
デモンオーラを放つ鳴海!!
「パーティーは終わりだ。招かれざる客なのだよ、お前たちは!!」
外ではオリンピアを手にしたギイが足止めをしていますが、オートマータの援軍は続々と到着します。
勝てる気がしない…!
最後の最後に音楽と子供たちの拍手で人間らしさを取り戻せたのかな。それが救いだったかも。
阿紫花は死を回避しましたが半身血だらけ!!早く処置しないと危ないのでは?(´Д`;)
彼を見逃したパンタローネはどこへ行ったんだろう。もう人間を殺すきにもなれないだろうし。
ひとりで戦うギイに助太刀する展開を希望してます!
デモン鳴海のターンは次週も続きそう。ハリーの近くにいたオートマータはなかなか強敵の雰囲気でした。これ以上犠牲者が出ないよう、祈るばかりです(;゚д゚)ゴクリ