前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- ロストに蔓延する「波動性物質」の存在を知ったタクヤとユキ。それは最悪の場合、人を死に至らしめるものだった。
- ポータルの完成を急ぐ所長・タイヨウは自らロストへ向かい、ダイチの排除を試みる。一方、決意を固めたタクヤとユキはすべてを終わらせるべく再びロストへ向かう!
- 今回は…仲間の力を借りてロストへ突入したタクヤとユキ!だがその影響を免れることはできず、次第に意識が混濁していく。一方、薬を完成させ、正気を保ったままロストの最深部へ向かうタイヨウはついにダイチと接触する!
【消滅都市 11話 アニメ感想】信頼
援軍と犠牲と
「あの人たちもロストへ!?」
「…急ぐぞ!」
バイクを走らせるタクヤとユキはタイヨウたちの姿を目撃します。
「あのふたりがロストでも正気を保つためには、こちらから絶えず呼び変えるくらいしかない」
「ラクーナの設備を逆に利用する。システムをハッキングしてアンテナを遠隔操作するんだ」
地上に残ったギークらはタクヤたちを補佐することに。
その為にラクーナのサーバールームを制圧する必要がありました。
施設に潜入したのはユミコら探偵勢ですね。
「よーし、久々に本気出すよ!」
ユミコ達がサーバールームを制圧。ギークはハッキングを開始します!ヲタクの底力を見せてやれギーク!
一方、ロストへ向かうタクヤ達。
組織の妨害に遭うも、そこへヨシアキと怪盗団Xが駆けつけます。
懐かしの面々だ!怪盗団Xに見せ場があってよかったです!
「これを!それがあればロストの中に入ってもつながるはずです。ギークさんやみんなが今必死で準備してます!」
ヨシアキは無線機を手渡します。
「きたぞ!」
「後のことは任せてください」
敵の追撃を受け、タイヨウ達は囮と足止めを買ってくれました。
死なないで下さいよ…!|ョ゚Д゚;))))ドキドキ
「スズナ」
「はい」
「今までありがとう」
「え…?」
「お前の働きには感謝している」
「そのような言葉、私にはもったいないです」
スズナが運転する車でロストへ向かうタイヨウ。
タイヨウは完成した薬を自らの腕に注射します。
彼の言葉は別れの挨拶のようでした。
自分がロストへ向かうからなのか、それとも……。
「ここにいては巻き添えを食う。お前は立ち去るなり残るなり好きにすればいい」
一人ロストへ向かうタイヨウ。
その背後には銃口を向けるスズナが!Σ(゚д゚lll)
(犠牲になったものたちの無念を今こそ晴らす!)
彼女も元被験者だったんですね!忠実なふりをして、この時をずっと待ちわびていたのか…。
しかし。しばらくしてタクヤとユキが見つけたのは、血に染まって倒れるスズナの姿でした。
「タイヨウが…ロストへ入った…」
「しっかりして!!」
「ユキ…何度も辛い目に合わせてしまった…。これは、報いだ…行け…早く」
スズナは息絶えます。タイヨウは抜かりありませんでした。
タクヤ「てめぇの部下まで手にかけるなんて…!!」
ロストへ!
解析に息詰まっていたギークに救いの手が差し伸べられます。
彼に無線で接触してきたのは怪盗団Xのハナという少女。
『やっほ~。いま学園都市にいるんだけどさぁ!やっぱこのへんは進んでるね』
「だから何!?こっちは忙しいんだよ!」
『繋いじゃった~。大学のスパコン!』
ハナがスーパーコンピューターに接続してくれたおかげで一気に解析が進みます。
「その手があったか!」
『きみ、腕は良いのに詰めが甘いよね~』
「ありがとう!これなら!!」
ギークとカナの協力で難関を突破しました!
『タクヤ、ユキちゃん!』
「ギーク!」
『お待たせ!』
「今からロストへ突っ込む!サポート頼む!」
『おう!それから二人共、絶対に生きて帰ってくるんだよ!』
仲間の希望も背負い、二人はロストへ突入します!
しかし波動性物質の影響なのか、直後から異変が起き始め…。
「私が偉そうに言う資格ないよね」「みんな消えちゃったんです。それが現実。もう疲れちゃった」「あんなの私の弟じゃない。もう嫌、もうどうだって。お父さんもソウマもタクヤも、もうどうだっていい!!もう楽になりたいの!!」
ユキは弱音を吐きます。強くあろうとした彼女がずっと胸に押し込めてきたもうひとつ気持ちなのか。
「これは過去。過去は変えられない。みすみす死んでいくのを俺はまた……。それならいっそ、俺も一緒に。後悔はしたくない」
タクヤも実際に取った言動とは真逆のことを選択します。
異変に気づいたギーク達が無線で呼びかけるも、タクヤとユキに声は届いていませんでした。
「もうふたりの絆を信じるしかない」
「お互いを認識し合うことで記憶を保ち続ける。どちらかが倒れた時点で、もう…」
試される絆!
タクヤとユキがロストの影響を受けるなか、正気を保ったままロスト最深部へ向かうタイヨウの姿がありました。
「いるんだろう?ダイチ」
《お前自らここへ来るとはな》
「昔話に花を咲かせたい所だが…あいにく時間がなくてな。お前を完全に消し去りポータルを完成させる」
実体のないダイチは、確かにそこにいました。
タクヤ(疲れた。体中痛ぇ。俺、何してたんだっけ?もういいや。結局、何もできやしなかった…)
それぞれ過去の思い出を辿るタクヤとユキですが、だんだんと互いが認識できなくなっていきます。
『ねぇ、タクヤの思う普通の生活って?』
『住む家があって、仕事があって、少しの友人がいて…』
『普通だね』
『普通が一何幸せなんだ』
『そっか…。そうだね。全部終わったら普通の生活がしたいな』
ここであの会話が鍵になるんですね!
(だれだ?この子……)
(あれ?あなたは……)
『幸せだろうね。普通の生活』
『あぁ』
『忘れないようにしなきゃ』
『これから先、何があっても忘れないようにしよう』
この約束が、ふたりを救うことになります。
互いを認識し、正気を取り戻したタクヤとユキ。
再びバイクで道を進みます!
「タクヤありがとう!私…っ!」
「お前のおかげだ!」
ダイチとついに対面!しかし…
「そんな姿になっても変わらないとはな…」
ダイチの肉体はやはり消滅しているようでした。意識だけの存在になっているのか。
しかしタイヨウが首を掴む人物はメガネをかけておりダイチだと分かります!
「お父さん!?」
《ユキ》
ついに親子が対面です!しかしこの状況は非常にマズい(´Д`;)
ユキ「やめて―――――!!!」
ユキはアキラを召喚。タイヨウに向かって射撃をしますが、タイヨウには効かないようで…!?
みんなの力でロストに向かう展開は熱かったですね。最後はタクヤとユキの信頼が試され、見事に次の段階へと繋げました。
反対に、仲間を切り捨てここまでやってきたタイヨウ。タクヤ達との対比がとても興味深いです。
ダイチはやっぱり生きていたけど、人間と呼べる姿ではなく。
唯一タイヨウに対抗出来そうなユキだったけどアキラの攻撃はそれほどダメージを与えるには至っていないようでした。
次週、最終回!タクヤ立ちを待つものが普通の生活、幸せな未来だといいのですが…。