前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- アニマシティの野球は命がけの賭博試合だった!ひょんなことから弱小チーム・ベアーズの一員となったみちるは彼らと共に優勝を目指して番狂わせを繰り広げる。
- 時を同じくして市長の要請を受けた士郎が野球賭博の調査に乗り出した。様々な思惑が絡むなか迎えた運命の決勝戦、ベアーズは惜しくも勝利を逃すが、観客から温かい拍手が送られる。ザ・ファミリーが絡む野球賭博の摘発には至らなかったが、みちるとベアーズの絆はアニマシティの闇を少しずつ照らしていくのだった。
- 銀狼教に遭遇したみちるは教祖がなずなであることを知る。再会を喜ぶ二人だがその気持ちには妙なずれが生じていて…。教団が面会を求めるロゼ市長は銀狼を名乗る彼らの受け入れを慎重に進めていた。
【BNA ビー・エヌ・エー 6話 アニメ感想】Fox Waltz
銀狼教
「獣人と人間はその時代によってさまざまな距離感で生きているがいつの時代にも獣人に危機は訪れる。そこに現れる救世主、それが銀狼様だ。過去千年の間、銀狼様に救われた伝説が存在している」
銀狼様=士郎疑惑。
「何かあったら銀狼様に助けてもらえるようにって安全のお守り」
「食い物貰わないと人助けもしないような奴が神様な訳ないだろ」
「みんなが信じてることをそんな風に言うことなくない?」
いう事は最もながら、冷めてますね士郎。
「だから友達いないんだよ!」
「自分だっていないだろう」
「私は親友いたし!めっちゃ可愛いから!」
「なんで偉そうなんだ」
「だって」
親友なずなはみちるの自慢。
2人は事故に巻き込まれて一度死にかけたそうです。手術の時に何かされたり…してないですよね。
伊丹「この商品を貧民街の馬鹿どもに高値で売りつけるの」
みちる「嫌だなぁ…」
スマホの通信料50万を払うべく、犯罪の片棒を担ぐ(笑)
「みちる~」
再会したジャッキーの手には例の商品が!
「見てみてこの浄水器!これでどぶの水もフランスの水になるんだって」
どぶ水のままですけど…
「ローンで飼っちゃった、一生リボ払いで~!」
直後、取り立て屋のようなガラの悪い獣人たちがやって来ます。
「見せしめにはちょうどいい。返済日を一日でも踏み倒した奴は今後全員丸焼きの刑だ!」
ジャッキー、火刑の危機!!
「おやめなさい。迷える獣人よ。獣人が獣人を気付つける、それは人にも劣る行為です」
テラ子安!
「我々はあまねく気高き獣人、その誇りを忘れてはならない。銀狼様は見ておられます。幸いあれ!無知なる獣人に銀の光は降り注ぐ!銀狼教教祖デェスルゥブ様!今獣人の都・アニマシティに降り立たれた!」
フードを被った少女が前に躍り出ます。危険な宗教団体の匂いがしますね。
「教祖だか何だか知らねぇが邪魔するならテメーラも燃やすぞ!!」
着火されるジャッキー。
みちる「ジャッキー!!」
ジャッキー「アチアチ!肉が焼ける!!いい匂い~」
自分の肉が焼けてるのに(笑)
「「!??」」
「銀狼だ!」
デェスルゥブが銀狼様だった!?彼女の獣人化に歓喜し崇める貧民街の獣人たち。
子安「我らが銀狼の乙女!」
デェスルゥブ「銀の光はあなた方とともにある、ともに輝きましょう」
人間体に戻った彼女は…。
みちる「って、なずなじゃん!」
突然の再会!
「おーいなずな!なずな!?」
騒いだみちるは教団員に連行されました。
再会
「この者からは強い邪気を感じます、私が良いと言うまでこの者に近づいてはいけません」
人払いするデェスルゥブ。
「みちる!やっぱりみちるだー!どうしてここに?みちるも獣人になってたなんて!!」
雰囲気違うかと思ったけどやっぱりなずなでした!昔と変わってない!
「よかった、生きてたんだ、無事だったんだ、よかった…!」
気になることは色々あるけど真っ先に出てくる言葉がみちるらしい。2人は再会を喜びます。
「あんたタヌキじゃん!何?アライグマって」
「・・・・・・・・・・・・」
「「ぷっ、あはははははは!!」」
「アライグマは無理あるっしょー!」
「だって…!」
一瞬であの頃に戻りました。
「なずなは銀狼なのにタヌキって…」
「待って」
「!?」
「私も銀狼じゃないの。狐」
化けてたんですね。タヌキとキツネと言えば連想されるのは化かし合いですが。
「そうだ、うちにおいでよ!話したいこといっぱいあるし!」
という事で二人はみちるの部屋へ。
市長「銀狼教団、銀狼を奉じ自由を求めて諸国をあんよする宗教団体。噂は聞いてたけど教祖が銀狼だなんて」
士郎「完全獣化か…」
市長「普通の獣人にはできない、はず」
なずなはなぜできるのか?
士郎「受け入れるのか」
市長「すべての獣人を受け入れる、それがこの街の基本原則。気に入らない?」
士郎「あぁ」
市長「教団調査のために会うのを引き延ばしていたけれど直接見極めた方が早いかもしれないわね」
事件の予感。
不信感
なずな「じゃあ見てたんだ?私がつかまるところ!殺されるんじゃ、とか思ってマジで怖かったし!そもそもいきなり獣人になっちゃったり普通にパニックだよ!」
みちる「うんうん」
なずな「変な研究施設みたいなところに連れていかれてさ。そこで助けてくれたのがクリフボリスだったの。私に変身能力があることをあの人は知ってた。私に訓練を受けさせ、そのあと私たちは銀狼教にな入った。私が教祖、ボリスが修行長に収まったわけ」
子安さん怪しいですね…。
「信用して大丈夫?仮面外したトコ見たことある?」
「無いけど。悪い人じゃないから」
「そっか。なら良いけど…」
なずなは自分を助けてくれたボリスを信用しきっています。
「私は病気だと思ってる、獣人病」
「でも結構楽しそうにやってるみたいじゃのん」
「これでも結構大変だったんだから!」
「友達多いみたいだし」
「まぁここは悪い人もいっぱいいるけど、助けてくれる人もいっぱいいるからね」
「へー」
素っ気ない返事。
「ねぇ、一緒にここに住もうよ!」
「え…」
「教祖のフリなんかもうやめなよ!絶対に治療法見つけるから!一緒に頑張ろう!」
「……」
なずなの反応が良くないことにみちるは気付いていません。
「――あ、帰って来た!ねぇ士郎さん、メリッサさん、友達もここに住まわせてあげていい?」
「友達?……!」
「ダメだ」
「なんで」
「その女はだめだ」
銀狼教の情報を掴んでいた士郎は気付いた。
「私、戻るね…」
「待ってよなずな!!」
なずなは去っていきます。追いかけようとするみちるの手を掴んで止める士郎。
「友達ってまさか人間のか!」
「そうだよ!私と同じ獣人病なんだよ。なんで私は良くてなずなはだめなの!?」
「あの教団は胡散臭い、きっと何か裏がある。あの女も信用できん」
「何それ…だったら私も追い出せば!!」
険悪な雰囲気になってしまいました。
みちるの事は信用している士郎。
なずなを追いかけて貧民街に向かったみちるは。
「あ、あの!私、影森みちる!入信します!お願いします!」
嘘でしょ(笑)
「――いいでしょう、銀狼様の御導きのままに」
(うぅぅ…何あれ…気持ち悪い…)
ボリスへの拒絶反応が止まらないみちる。
「新しき同胞よ、これを」
教団員の証である装飾品を受け取ります。
ボリス「今しがた影森みちるとかいう娘が入信してきましたが。知合いですか?」
なずな「さぁ」
「美しくありなさい…神よりも…」
ボリス距離近くない???
その夜、テントを抜け出したみちるはなずなの部屋に向かいます。部屋ではなずなが寝ずに待ち構えていました。
「まさか銀狼教に入るなんて」
「一緒に逃げよう?ボリスってやつキモさが尋常じゃない、あんな奴信用しちゃだめだよ!」
言い過ぎだよ!
「みちるは戻ったほうが良いよ。アニマシティは教団を受け入れてくれないみたい。私達、このままだと出ていかなきゃいけないかも」
「なんで?ここに居ればいいじゃん!」
「みちると違ってここに私の場所はないんだよ。あの男の人だってダメだって言ってたよね。市長さんもあってくれなかったし。門前払いみたいな」
「会えるよ」
「え?」
「私に任せて。朝、市長さんがいつもいる店知ってるから!私も一緒に頼んでみる!ちゃんと話せばわかってくれるよ!みんなが起きる前に行こう!」
「ちょっと」
「明日早いしもう寝よう。これでなずなと居られる」
「……」
みちるとなずなの気持ちが噛みあってないように見えました。
なずなに異変、絶交の危機!?
翌朝。
「ロゼ市長!会ってほしい人を呼んできました、私が人間だった――」
「銀狼教の教祖デェスルゥブです。面会の時間を作ってくださりありがとうございます。本日は我々銀狼教団員のアニマシティ永住許可を頂きたくお話に参りました」
親友の雰囲気がガラリと変わり困惑するみちる。
「アニマシティは全ての獣人を受け入れる。その公約は嘘なのですか?」
「銀狼は獣人にとって神聖な物。その存在を弄ぶのは許されることではない。この街は全ての獣人に開かれている。ただ獣人を語るような存在はこの街にはいらないの」
「確かに私は人間です。伝説の銀狼じゃない」
「でしょうね」
「でも、そもそも銀狼なんて存在するんですか?千年前から生きている不死身の狼獣人、獣人なのに狼の姿をしている、そんなの居るわけない」
「でもそんな嘘の存在に縋らなきゃいけないほど獣人は抑圧されていた。救いを求めていた。違いますか?だから私はその嘘を本当にしてるんですう。獣人の幸福のために。希望を偽ってるんじゃない、私は彼らに希望を示してるんです。その希望はアニマシティにこそ必要なはず。そうでしょう、ロゼ市長?」
それはみちるが知っているなずなではありませんでした。
みちるは口を挟むことすらできなかった…。
話し合いの結果、市長は教団員の永住手続きを約束します。
みちる「騙しておいてなにあの態度…無理やり教祖とかやらされて可哀想だから助けてあげようとしたの。なのに何?さっきの。私の事利用するつもりだった!?」
なずな「こっわ」
みちる「え?」
なずな「ちょっと自分の思ってたのと違ったらすぐ切れるんだもん。別にみちるを頼らなくてもよかったんだけど。市長に合わせたくらいでドヤられてもさ~」
あっ……
「私が頼んだから市長が認めたとか思ってる?んなわけないじゃん!もう決まってたって事!どうせ教団の調査とかやってたんでしょう」
「だからさ、みちるが頼んでなくても結果は大して変わってないし」
「じゃあ何で私に頼んだの…?」
「頼んでない」
「は?」
「最初からみちるが思い込みで勝手にやってただけだよ。私、教祖を辞めたいなんて一言も言ってないよね?」
た、確かに…!
「辞めるわけない。やっとアイドルになれたのに。今日沿ってね、アイドルなの!たくさんの獣人たちが私を崇め、称え、希望を求めてる!それってもうアイドルでしょ!」
でもみんなが崇めてるのは銀狼様であってなずなじゃないのでは…?
みちる「あんなおじさんを利用してなったアイドルで良いの!?」
おじさんとアイドルの関係はウィンウィンだし良いんじゃないかな←
「ていうか教祖がアイドルって!」
「みちるは変わってないね。目の前で何か起きるといつも後先考えず飛び込むよね。そういう所、今も全然変わらないね」
2人で死にかけた事故の時もそうでした。
「思い込んで突っ走って、自分が思いたいように可哀想って決めつけて、それで勝手に助けた気になって、それって自分が気持ちよくなりたいだけじゃない?」
「そんな…」
「私はね、夢の為ならなんだってするって決めたんだ。今の私はなずなじゃない。銀狼の乙女、デェスルゥブなの!」
なずなは別人になっていました。変わってしまった…。
みちる「…分かった、それでいい。けど。私の友達に、デェスなんちゃらなんて居ないから!!」
なずなのみちるに対する指摘はドぎつかったけど、事実な点もあり。けどあの変貌ぶりはみちるからすればショックですよね…。
本当に彼女自身が変わってしまったのでしょうか?変態仮面に洗脳されてる可能性、もしくは騙されているのを承知でお互いを利用している可能性とか無い?
「獣人たちに希望を示してる」とロゼ市長の前で言ってたけど本当は「銀狼の乙女デェスルゥブ、アイドルとして崇めてほしいだけ」みたいでした。
少し前まであんなに仲良しだったのに。
仲直りしてほしい気持ちはやまやまですが教団やボリスの胡散臭さも絡んで一筋縄ではいかなさそう。
このままみちるが黙っているとは思えないし士郎も独自に動いてきそう。
初の前後編で続きが気になる!!彼らの動きに注目ですね!