前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 人間の姿に戻る方法を習得したみちるは、偶然にもギャングの娘・二ナと出会う。二ナに誘われて対岸で行われた人間たちのパーティに参加。人魚の姿になる二ナだが意外にも敵視されることはなく楽しい時間を過ごす。しかしみちるが感じた違和感、それは人間たちの中にあった無自覚と無知ゆえのすれ違いだった。
- 市長の要請を受けた士郎とマリーの助力もあってアニマシティに戻ることが出来たみちるたち。怖い思いをしたが、同時に輝いていた時間も事実だとして「人間を嫌いになったりしない」と言う二ナ。みちるは「獣人の事をもっと知らねばならない」と思う。
- 野球試合に飛び込み参加したみちる。アニマシティの野球の実態は、命がけの殺し合いだった。そんな中でも夢を諦めないベアーズとの試合にみちるは楽しさを覚える。士郎は市長の要請を受けて野球賭博の調査を開始する。
【BNA ビー・エヌ・エー 5話 アニメ感想】Greedy Bears
野球しようぜ!
「人間の姿でいるとずっとヒール履いてるみたいな感じなの、分かる?こっちの方が楽な訳」
獣人姿でバスケの練習をするみちる。
元バスケ部でしたね。
「メリッサさん、この街にバスケサークルとかない?試合とかしたくて」
「あるよ」
「本当!?」
「ほら試合」
野球じゃないですか!(;´Д`)
この日はフラミンゴとベアーズが対戦中。
「みんな獣人になって野球するんだ!」
飛んできたボールを投げ返すみちるですが無意識に腕を変化させてしまいます。
「や、やば!」
魔球だ!!
「攻守交替、ピンクのお姉ちゃんたちが守りにつきます」
「!? ちょっと今!腹の下からなんか出してなんか刺して…」
「いるよねぇ、こういう奴!正義を振りかざすブス、正義ブス!!」
正義ブスっていうか選手のパンダくんめった刺しになってますが(笑)
「あらタヌキちゃん、こんなところでまた会った。ミンク!!!イタチじゃなくてミンクのマリー!」
まだ何も言ってないのに!
「アニマシティの野球は完全賭博死闘試合、派手に殺すほど客が盛り上がるギャンブルな訳。勝つか負けるか生きるか死ぬか」
「うそでしょ」
アニマシティの野球怖い((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「たまたまベアーズのピッチャーに当たったぁ!担架で運ばれていくプー!」
プーさん(のような何かが)!!
たまたまなら仕方ないな!←
たぬき「ピッチャー交代、あの人で」
みちる「無理無理無理」
指名されたのはみちるでした。
「大丈夫、しまって行こうぜ~~」
「「お~~」」
ゆるいなぁ。
「おいブス!ブス早くしてくんない?!ブスの上にタヌキなんて可哀想すぎて泣けてくるんですけど!投げないならカチカチ山にでもかえって泥船でも作ってな!」
口が悪いフラミンゴです。
「生まれ持った容姿や自分じゃどうにもできないことをあざ笑って、他人にレッテル張って勝った気になってんじゃないって―の!」
「!?」
みちるはまたも超絶魔球を繰り出します。
ストライクの嵐、攻守交替。バッターみちる。
「この後かちかち山で泥の船作んなきゃいけないから早くしてくんな~~い?」
煽り返すみちるかわいいよ。
みちるの大活躍もありベアーズは逆転勝利をおさめます。
一番すごいのはみちるの魔球を受け止めるキャッチャーかもしれない(笑)
野球賭博の闇
市長「大神君、野球したことある?この街に蔓延る野球賭博の証拠をつかんでほしいの」
一応違法なんですね。
「賭博の元締めはザ・ファミリーのフリップだってのは暗黙の了解だろう。難しい話だ」
「昨日、野球賭博でドードー獣人が絶滅した。次はどの獣人が絶滅するのかしら」
もうやめようよ!(;´Д`)
「狭い所だけど入って入って。水道止められているから公演の水を汲んでおきました。どうぞ」
ベアーズたちに連れられてやってきたのは、みちるの生活地区とは反対の場所。貧民街のようです。
「みちるにお願いがあるんだァ」
このたぬき無駄にかわいいんですよ!
「ピッチャーになってください。おねがいしますぅうううううううううう」
「「お願いします、お願いします」」
強めのDOGEZA!
「みちるがいてくれたら優勝も夢じゃないよ!」
「私に野球はできないよ」
「えっ」
「本当ごめんね」
去ろうとするみちるですが。
「短い夢だったな…」
「ピッチャーいなきゃ野球できない。おいらたちには野球しかないのに」
「ここに生まれたら一生泥水すすっていく人生なんだ…」
可哀想…(´・ω・`)
「あぁもうやるよ!!」
「「うぇーい」」
うぇーい(笑)
「ただし誰ひとり殺しちゃダメ、私は野球はするけど殺し合いはしない」
みちるらしい条件です。
翌日、ベアーズが対戦したのは見た目も気圧されるバファローズでした。
「ベアーズの監督とても分かりやすい、バントのサインだ!」
バレてますよ!(笑)
「タヌキウーマンのゴリラスイングだ!」
最近話題のゴリラ女子(みちる)
「タヌキ姉ちゃん足も速い!まるでチーターの脚だ!セーフ!」
二重の意味でチーター!
みちるの活躍は目覚ましく、ベアーズが2度目の奇跡を起こします。
「ベアーズみたいな野球も喧嘩も弱小チームに誰が賭けますか?野球の人気が下がるとこちらも困るんですよねぇ」
「次は!次は負けます!!」
監督はザ・ファミリーに脅されていました。飲んだくれも分かりやすいサインも…。
「あの店で何してた?野球賭博の証拠を捜してる。証言しろ」
士郎、仕事が早い。
「ザ・ファミリーに逆らって生きていけるわけないだろ」
「あいつらとつるんでも食い物にされるだけだぞ」
「俺たち獣人派野球で食っていくにはこの道しかねーんだよ…!」
生きるか死ぬか
「監督、みちるはうちのエースです」
「うるせー!監督は俺だ!」
次の日、監督はみちるをピッチャーから外しました。
『獣人初の野球選手だってさ』
『けだものはどう無塩にでも行けよ』
『獣にベンチは必要ないだろう』
『獣野郎、とっととくたばれ』
監督の現役時代。辛い思いをしたんでんすね…(´・ω・`)
ある日我慢の限界になり、バットで選手たちを殴ってしまいました。
好きな野球をやるには不正に手を染めるしかない。
士郎「ん?あのバカ…」
見つかってしまった(笑)
実況「結局ベアーズの勝利!人気もうなぎのぼり改め熊のぼり!次は決勝です」
士郎「――おいゴリラタヌキ、人前で能力を使わないって約束したよな?」
ゴリラタヌキ(笑)
「その変身能力がバレたら獣人病が治る前にこの街に居られなくなるぞ」
「ベアーズ、みんなバカでどうしようもないけど、野球が好きで、そんな獣人と初めて会った。一緒に野球をしてると獣人病の事とか忘れちゃうっていうか」
「わあ擦れていいのか」
「よくないけど。でも私、獣人病になって、今初めて楽しい」
喜んでいい事なのか。それとも…
「次負けたら今までの事は水に流しましょう。逆らったら次は魚のエサですよ」
「参ったねぇ…。どこでどう間違えてこんな人生になっちまったんだろう。どうせ死ぬんだ、どうせ…」
勝てば殺される。追い詰められた監督が取った行動は。
選んだのは
いよいよ決勝戦が始まりました!
「今じゃ貧民街の星ベアーズVSやられる前にやっちまえ害獣軍団キラーアニマルズ!」
見るからに敵みたいキラーアニマルズ。
「ベアーズ全くの無抵抗、壮絶な無気力野球!」
監督不在の中、みちる以外のベアーズの様子がおかしい。
「何か私に隠してない?!」
「べべべ、別に負けたらお金がもらえるなんてこと隠してないよ」
ドカベンみたいな顔しやがって
「キラーアニマルズに負けた際にはこちらを上げます」
ザ・ファミリーが大金を積んできたのでした。
「勝てるか分からないけど負ける事なら簡単にできる」
「優勝するのが夢だったんじゃないの!?目先のお金に目がくらんで夢を捨てて、どこまでバカなの!」
「どうせバカだよ!おいらたちは生まれた時から貧乏でこの先ずっと貧乏だだ!この地獄から這い上がるために金を手に入れて何が悪いってんだよ!」
クマの言う事も一理ある。
「何!?金庫の金が盗まれた!?あそこには賭博の金が全部入ってんだぞ!」
試合を見ていたザ・ファミリーの一人は部下の報告を受けて大声で反応します。
もちろん犯人は監督です。
騒然となる会場。試合はいったん中止になります。
「まだ勝負は終わってない!尻尾巻いて逃げんのか!?そんなに負けるのが怖いのか!ビビってんじゃねーよ!この街の野球は勝つか負けるか、死ぬか生きるかなんだろうが!だったら正々堂々戦って生きてみろよ!!」
みちるちゃん格好いい。
叱咤の壁あて、彼女の言葉に呼応して、ベアーズたちもやって来ます。
目先のお金より夢を選んでくれた。
「しまっていこーぜ!」
「「おう!!」」
今度はちゃんと締まってます!
「私たちがするのは殺し合いじゃない!野球だ!!」
本当の野球を!
「頼む、見逃してくれ…! っ!?」
逃走中の監督の前に現れた士郎。彼が取り出したのはラジオでした。
流れてくる実況に、夢を追いかけていたあの頃の気持ちが蘇る…。
《逆転なるか!?アニマシティ空前の試合となりました!シティ中から生の試合を見ようと観客が詰めかけています!試合は一点差でキラーアニマルズがリード!》
「…え?監督!今までどこ行ってたんですか!」
「お前の力を全部出せ!試合はここからだ、勝ちに行くぞ――!」
夢を取り戻した監督!
「拾ったんだ。お前たちの。こっちは親切で持ち主に返すだけだ。それとも拾った金は警察に届けるべきか?」
「なぜ持ってきたんですか…」
「俺も賭けてるんだ。野球が大好きなんでね」
影で活躍する士郎さん。かっこいいんですよ…。
「確かに不定形な獣化をしているね。なるほど、興味深いな」
みちるを観察するアランの目がやばい。
《優勝はキラーアニマルズ!》
「負けるのがこんなに悔しいとは思わなかった…!」
決勝戦、ベアーズは負けました。
悔しいのは真剣にやった証拠!
しかし負けた彼らには観客からの温かい拍手が送られます。
アニマシティの野球史上、初めての事でした。
掛け金に関係なくお客さんも楽しんでくれたみたい。
「あなたの報酬です」
命拾いした監督。
「次も指示に従うように」
「悪いが断る。俺は賭博じゃなくて野球がしたいんでね」
監督は野球賭博から抜け出せた。
士郎「野球賭博の証拠はつかめなかった」
市長「時間がかかりそうね、この街を変えるには」
でもちょっとずつ変わっていってます。
くま「みちるー、貰ったお金で野球がうまくなる道具狩って来た、リボ払いで~」
みちる「バカ!返して来い!!」
リボ払いはいけない!!!
士郎「…楽しい、か」
間違っていると思う事は口にして、目の前の問題を一つずつ全力で解決していくみちるが爽快ですね。フラミンゴたちには「正義ブス」って言われたけど(笑)
今回はゴリラみが深かったです(タヌキだって言ってんだろ
みんなが彼女にいい影響を受けて道を正していくのが分かるような。仲間や監督は勿論、士郎もそうみたい。
ベアーズのくまキャラに和みました。ゆるキャラ的な可愛さがありましたね。
アニメーションもよく動いて楽しかった。社会問題のとコミカルさの塩梅良き。
そして少しずつ近づいてきてるアラン・シルヴァスタが気になる(笑)
アニマシティでの生活にも慣れてきたみちる。次はどんなことに巻き込まれるのかな…!