前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 針師の魔法使いを捜して隣町へとやって来たカイマンとニカイドウ。しかし口の中の男は針師の魔法使いに対して「お前は違う」と言う。結局針師の魔法も効かず、カイマンは脱皮した。
- 煙ファミリーの掃除屋・心と能井が「トカゲ男」とその仲間を標的に動き出す!
- ホールの腕自慢たち待望?のリビングデッドデイがやって来た!時を同じくしてホールへやって来た心達はカイマン、ニカイドウと接触する。戦闘のさなか、首を落とされてしまったカイマンは…!?
【ドロヘドロ3話 アニメ感想】死者の夜――決闘! 中央デパート前―
目指せ精肉機
「先輩は食うの早すぎますよ~」
「昔の癖でな」
「昔って、先輩がまだ普通の人間でホールに住んでた頃ですか?」
「あの頃の生活は緊張感があって充実してた」
「魔法使いの血筋がバレて、町中からリンチに遭ったんでしょう?」
「ああいう体験はしておくべきだよ。肝が据わる」
意外な過去が判明しましたね。指のつぎはぎ痕はその時の物でしょうか?
「能井、はじめろ」
「面倒くさいなぁ~」
能井の煙が恵比寿の顔を完治させます!
記憶がはっきりするまでにはしばらくかかるらしいけど、凄い。
「煙さん、次の仕事、もう始めても良いんだろう?」
「あぁ。…そんなに嬉しそうにするな心。仕事だぞ。真面目にやれ」
「行くぞ能井、ホールへ!」
標的はトカゲ頭とその仲間!
(空に溜まった魔法使いの煙によって、ホールの歪みが増す。その影響で魔法使いに殺された者たちが墓から蘇り、生きている人間たちを襲う)
この日、ホールは「リビングデッドデイ」を迎えていました。今年のテーマは「止まるな殺せ」!
見るからに物騒だけどお祭りっぽい要素もあったり(笑)
「今年の景品だぜ!俺は欲しいもの特になし、と」
「私はあれが欲しいな!ギョーザ用の肉をミンチにできる!」
「プレート180枚か。2人でなら何とかなる数だぜ」
「いいのか!?」
「俺のギョーザだからな」
隙あらばギョーザ!!
プレートは埋葬時に”彼ら”の首に埋め込まれているそうです。
「12時だぞ~~!」
ホールにけたたましく鳴り響くサイレン。それを合図に墓から亡者があふれ出し、カイマンたちが潰していく!
「うわああああああああああああああああああ!」
「おい…あれは一体なんだ?」
「見たところゾンビ?」
ホールへやって来た心、能井、藤田、恵比寿、はゾンビを目の当たりにします。
「先輩、ホールにはいつもゾンビが?」
「いや…?でもあり得る話だ。この町は俺たちの魔法の影響でいろんなことが起こる。とてもファンタジーな街って事だな」
ゾンビはファンタジーだった…!?
能井「さっき食われた奴もゾンビになってる。先輩!どっちが多くゾンビ倒せるか賭けませんか!?」
心「よーし、もし俺が買ったら…」
藤田「あんたらねぇ!!」
初期のバイオハザードみを感じる(笑)
接触
カイマン「今年は数が多いな」
ニカイドウ「全くだ!」
坊さん「南無阿弥陀仏…!南無阿弥陀仏…!」
ゾンビに塩と「南無阿弥陀仏」は有効!
「カイマン、お前ら西も駆除したのか?」
「いや?俺たちはずっと東にいたよ」
「そうか。お前ら並みに強い仕事だったんだけどな…」
「うまそうだなそれー!俺たちにもくれよ」
西でゾンビを掃除していたのは魔法使いでした。
心たちとカイマンがついに接触!!
藤田「あいつら!あのトカゲだ!」
言ってる傍から恵比寿がゾンビに食べられてますが(笑)
カイマン「ニカイドウ、あいつら魔法使いじゃないか?久々に魔法使い狩りができるぜ!」
心「魔法が効かないらしいが…使うまでもないだろう」
藤田「うわあああああああああ恵比寿がゾンビに!!」
ニカイドウ「あのでかい二人は多分私たちを殺しに来た掃除屋だ。今までのやつらとは違う。少し様子を見たほうが…あ、こらカイマン!?」
カイマン「魔法の効かない俺に魔法使いが勝てるはずないぜ」
恵比寿ゾンビが暴走するなかカイマンと心が激突!
結果から言うと心は魔法抜きでもカイマンを上回る実力者でした。
「女の子にはあんまり乱暴したくないんだけど…ぐぼぇぇっ!??」
能井の腹部にニカイドウの強烈な一撃がめりこみます。チンピラモブを圧倒した攻撃ですが能井はまだ余裕の表情。
「やれやれ、もう2,3発必要みたいだな」
「おまえ気に入ったぞ!友達になってくれよ!」
「はぁ!?」
「いっけねー。殺すんだったな。残念、だ!!」
「少し眠ってろ!」
「本当勿体ねぇ!でも仕方ねぇ!」
能井に吹き飛ばされて最後、ニカイドウは動かなくなります。
心「あら?泣いてんの?」
カイマン「くそぉぉぉ!!!」
ニカイドウの惨状に激高したカイマンですが、側頭部に穴をあけられ、その場に倒れるのでした…。容赦ないな!!
「全く。つまらねぇ仕事だったな」
「先輩!やった!」
「雨が降る前に引き上げるぞ…」
!? いつの間にか心の胸が血に染まって…!
見るとカイマンがナイフを突き刺していました。
呆然とする心にすかさず噛みつくカイマン!
「これは――魔法の一種か?それとも幻覚か?」
「お前は、違う……」
「とにかくこのトカゲ野郎は確実にとどめを刺さにゃならん相手ってことだな。さっさとくたばりやがれぇ!!」
トカゲ頭が落とされます。噴出する大量の血液。しかしそれでもカイマンは死にません。恐ろしい生命力だ…!
「もう二度とつかわないつもりだったが」
ニカイドウの指先から煙が!?
「じゃあな」
彼女はカイマンとその頭を拾って扉の向こうへ消えていきました。
藤田「あの女、魔法使いだったのか!?」
能井「死んだふりをしてチャンスをうかがってたわけか。すみません先輩!」
心「いや、トカゲもだ。奴は多分まだ生きている。出直しだ。トカゲ野郎を殺すには奴に魔法を掛けた魔法使いを捜し出し…謎を…解かなくては……(倒」
能井「あぁっ!先輩にナイフが刺さったままだった!!」
気づくの遅すぎる(笑)
ニカイドウは魔法使いだった!
太陽が昇ると同時にそれは姿を消しました。ゾンビが死滅する時間です。
「カイマン!?ニカイドウ!!」
偶然、バウクス医者が保護してくれたのはよかったのですが…。
「化け物め。トカゲの尻尾だって骨が再生しないんだぜ?一体どういう生き物なんだよ」
「どうせなら人間の頭が生えてくりゃよかったのによ~~」
カイマン完全復活!!
「それよりニカイドウは?」
「2日前に退院したよ。……あのなぁ、カイマン。ニカイドウは魔法使いだ」
「……。あはははは!先生!腹の脂肪がとうとう脳にまで達したか!」
「てめぇ!信じないつもりだな!?好きにしろ!」
「あはは!お大事にね~~」
カイマンも知らなかったのか…。
ニカイドウ「カイマンは私が魔法使いだと知ったらどうするだろう?少なくとももう友達ではいられないだろうな…」
と言いながらいつものを作ってしまう。ギョーザが好物の友を待っているからかもしれません。
「いらっしゃ…」
「よう」
「カイマン!?」
普通に来た(笑)
「これ(精肉機)を届けに来たんだ。約束してただろう?友達の約束は守らないとな」
カイマンお前…良いやつだなぁ(´;ω;`)
「ぎょ、ギョーザもらおっかな」
「うん…!」
守りたいこの笑顔。
友情が壊れなくて良かった…よかった…!
「カイマン!勝手に退院しやがって!忘れものだぞ。お前の首だ!」
「ぎゃあああああああっ」
「せっかくだから色々解剖して調べようぜ」
「他人事だからって無茶言うなよ!」
トカゲ頭のホルマリン漬け!グッズにしよう(狂気
「能井さん!捜しましたよ!早くしてください、恵比寿の腐敗が進んでます!」
「ナマニククイタイぃぃ!!」
「ゾンビなんで治したことが無いからな。色々調べてたんだよ。殺し方なら腐るほどあるんだけど…」
「こら!俺に食欲を起こすな!」
「…ま、適当でいいか!」
恵比寿はどうなってしまうんだろう。
深まるカイマンの謎
「またいつの間にかこの路地に来てしまった…」
という夢を見たのさ( ´_ゝ`)
枕にまたトゲが刺さってます(笑)
「しかし、こうしてまじまじ見ると吐きそうになるな!」
「本人の前でそういうことを言うな。…ニカイドウ、俺は一体、何者なんだろう?」
「実は――。お前にまだ話してなかったことがあるんだ。私もこんなことが起こるまで、ただの見間違いだと思っていたが」
カイマンと初めて出会った時の話です。
当時のニカイドウは、ホールに放置されている魔法使いの死体を片付ける仕事をしていました。
ある日、路地で2メートル以上ある大男の首の無い死体を発見。死体をボディーバッグに入れ仲間を呼びに行きますが、戻ると路地に死体は無く。代わりにあったのは血痕を踏み荒らした足跡と、路地の奥からボディーバッグを被った男が歩いてきて…。
「それが俺なのか?俺は、あの路地でただ倒れていただけかと」
「首の無い死体は誰かが持ち去ったと考えていたんだが、やっぱりあの死体に首が生えたのがお前だ」
謎が謎を呼ぶ…。ますます分からない。
カイマンは自分の生首を解剖することを決めます。
「現在の時刻は午後11時34分。被害者は男性。年齢不明。人間かどうかも不明。では開頭する」
バウクス先生のところに持ち込んで解剖を始めます!
脳みそは正常。
肝心の口の中を調べようとした時、病院内の電気が落ちてしまいました。これは何かあるぞ…。
「ブレーカーを調べてくれ、このフロアの奥にある」
「病院中真っ暗だ」
「こっちか?」
「おい、ニカイドウ…」
『暗闇だ』
「!? 先生?」
先生の声ではなく口の中の男の声だったような…?
視線を戻すとカイマンの目の前には例の路地がありました。病院に居たはずなのに。
「っ…………」
「あ、やっと明るくなった」
「おい、お前ら!大変だ!」
生首が消えました!!
「落ち着けカイマン、これに何か写ってるはずだ」
ビデオを再生します。
決定的な映像が無い代わりに、やはり録音されていた『誰か』の声。そして謎の人影。
(結局、俺の首は無くなった…。俺の記憶、俺の本当の顔、名前。今は何も分からない。すべてを黒煙が隠している。だが煙はいつか消えるものだ。そう俺は信じてる)
そして今日もニカイドウが作ってくれたギョーザを食べる。
「この機種は乗る前に煙をためておく必要はありません!もちろん箒としての機能も充実しています!ハードディスクやナビも搭載しています!」
シュールなメカだな(笑)
煙「見ろ、良い箒だろう?来月俺のブランドから発売する予定だ」
コレ魔法使いの箒だったの!?
心「煙さん、ちょっと人払いしてくれないか?話があるんだ」
煙「——その必要はない」
話とは一体…!?
まさかのゾンビ回で面白かった(笑)
カイマンの頭、せっかくの手がかりが消えてしまいましたね(´・ω・`)口の中の男の仕業か、それとも…?
ニカイドウが魔法使いだったのは驚いた!理由は分かりませんが魔法を使わないようにしている?カイマンと同様に彼女の過去が気になります。
能井との肉弾戦もすごかったです。女性同士の戦闘って軽く描かれる作品が多いので、一撃一撃がゴリラみたいな効果音だったのポイント高い(褒めてます
煙ファミリーもやっぱり嫌いになれないんだよな~。バイオレンスなシーンでも笑いの絶えない雰囲気が最高です。
皮持っていかれたり、乳丸出しにされたり、ゾンビになったり、不遇な恵比寿が報われる日は来るのだろうか…(笑)