【歌舞伎町シャーロック 13話 アニメ感想】似た者同士のシャーロックとモリアーティ!マイクロフトの本当の狙いは!?

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 切り裂きジャック事件の真相とそれに終止符を打ったモリアーティ。一連の出来事は世間も知る所となり、探偵達に暗い影を落とす。そんななか気を利かせたハドソン夫人は、迷いネコになった(という前提で)パイプの捜索依頼を出す。
  • パイプは無事確保された。改めてコンビを組んだシャーロックとワトソン。一方、逮捕されたモリアーティに謎の男の脅威が迫っていた。
  • 囚人・アルバートに目をつけられたモリアーティは日常的な暴行を受けるようになる。事務所に来たマイクロフトは、シャーロックが歌舞伎町に流れ着いた理由とモリアーティとの出会いを語り始める。

【歌舞伎町シャーロック 12話 アニメ感想】ワトソンとシャーロック、正式にコンビ結成!モリアーティに忍び寄る影!

2020.01.11

【歌舞伎町シャーロック 13話 アニメ感想】はじまりの月夜

 モリアーティと面会、マイクロフトの怪しげな行動

「来てくれてありがとう。みんな俺の事忘れたかと思ったよ」

面会に訪れたシャーロック、ワトソン、ハドソン夫人ですが、モリアーティ、その顔は…!?

「転んだってことになってる」
「そんな!転んでそんなあざ付くわけないよ!」
「大したことないよ」

他の囚人たちに暴力を振るわれていました。

「やられたのね?中のやつらに…。ちょっと!所長を呼びなさい!」
「静かに!面会を打ち切りますよ!」
「やってごらんなさいよ!!」

ここで怒ってくれるハドソン夫人には絶対的信頼を置くしかない(´・ω・`)

「頑張って。巷じゃ君はヒーローなんだから」
「ありがとう。でも俺は人を殺した。罪は償わないと…」

でもモリアーティがとどめを刺さなかったらまだ事件は続いていたかもしれません…。

「それ、シャーロックから差し入れ」
「完全にシャーロックの趣味じゃん!ちょっとはこっちの好みも考えてほし…」

シャーロックが崇拝してやまない小夜師匠の迷言集。しかしその中に四葉のクローバーが入っていました。

「うわぁ!!お、お兄さん!」
「お前にお兄さんと呼ばれる筋合いはない」

シャーロックの事務所にマイクロフトが現れます。スライド登場どうにかならないんですか(笑)

「何の用だ?」
「モラン區長はイーストじゃ不人気でな。ハドソン夫人に票の取りまとめを依頼しに来たついでだ」
「區長選は半年以上も先だろ?」
「選挙を甘く見るな。準備に一年あっても足りないくらいだ。これからもイーストにちょくちょく寄ることになる」
「こっちには寄ってもらわなくて結構だ!帰れ」
「せっかく来てくれたのにそういう言い方をするなよ」

シャーロックのところに寄る事が本命なのでしょうか?

「トイレを借りる」
「あぁ、どうぞ」

そう言ってマイクロフトは浴室を撮影し、トイレで盗聴器を回収しました。
どういう事!?

「そういえば、この間モリアーティ…いやジェームズに面会に行ったんですが、中でいじめを受けているらしくて」
「そのことはこちらの耳にも入っている。できる限りの対処はしているつもりだ」

シャーロックが名探偵になるまで

「行方不明になって3日も経つんですよ!兄は殺されてるに違いないんです!兄は友人と二人で、福島県の郡山に釣りに出かけました。しかし帰ってきたのは友人だけで、聞けば別々のボートでバス釣りに出て、兄はそれきり帰ってこなかったと。兄は殺されたんです。絶対です!」
「釣りに行ったのは安積沼か?そしていなくなった兄は友人とやらの妻と不倫関係にあった
「な、なぜそのことを…!?」
「まさに生きている小平次!この依頼、受けよう!」

新たな依頼に、妙に乗り気のシャーロックです。

「元気に振る舞ってますけど、モリアーティがあんなことになって本当は結構落ち込んでいると思うんです…」

「そういえばお兄さんはいつからモラン區長のところに?」
「お前にお兄さんと呼ばれる筋合いはないと言ったはずだ」
「すみません」
「第1秘書になって5年だ」

ちゃんと教えてくれます(笑)

「我がホームズ家はウエスト屈指の名家であり、数多の天才を輩出してきた。そしてそれはシャーロックも同様。しかしあいつばある日突然、毎日が退屈で死にそうだ、と家を出て行った」

そしてたどり着いたのがこの歌舞伎町。出会ったのは小夜師匠の落語。

「この町の無秩序があいつには自由に感じられたのだろう。しばらくして私が迎えに行ったが人間の心は計算できない、だからこそ面白い、と訳の分からないことを…」

パンツ一丁で路地に伸びていたシャーロック。そこに偶然通りかかったのがハドソン夫人でした。

「夫人の頼みってんでかれこれ5年ばかし見てきたがなぁ。どれも彼も人真似ばかりでお前自身の落語になってねぇんだ。何かが足りねぇんだよ」
「何か、じゃ分かりません」
「それはお前さん自身で見つけるしかねぇ。もうこの辺が潮時じゃねぇのか?」

落語家の夢に敗れました。

「生きている小平次、だよね?テンポ、リズム、間の取り方。演じていたのは小夜師匠のバージョンでしょう?」

そしてモリアーティ少年との出会い。

「でもあの落語じゃ食べていけないよね。キャラクターが記号的っていうか、血が通ってないし」
「はぁー…」
「きっとそれは、あんた自身に心が無いから」
「!」

「でも心が無いからこそそれがどんなものか理解したい。あ、その手掛かりにしようと思って落語をやってんのか?俺は好きだよ、あんたの落語」

「お腹減ってきちゃった。何か食べさせてよ。バーテンやってるって言ったよね?行こう」
「……」

シャーロックはモリアーティが去った足元につぶれた蝶々を見つけます。
直前、飛んできた蝶々にモリアーティの視線が移ったような…?

「つまり息子さんの無実を証明するために真犯人を捕まえてほしいと?任せてちょんまげ~」
「ここって探偵事務所もやってんの?」
「くだらん」

この時、シャーロックはまだ探偵業をしていませんでした。

「バーテンより面白いかもよ。推理を巡らせたりしてさ」
「推理するまでもない。犯人はそのバカ息子だ」
「なんだと…?今何と言った!?」
「あんたの息子はたった500万ぼっちと言ったんだろう?それを知ってるのは盗んだ本人だけだ。バカ息子が親の金を引き出すために不良仲間と一芝居売ったってことだ」
「やるじゃん!」

推理能力を見出されたキッカケ。

「事件になるくらい強烈な憎しみ、喜び、悲しみ。そういう人の心にわんさか出会えるんじゃない?あんたが落語に求めてたのってそういうもんでしょ?そうだ、一緒にやっちゃえば!」
「何をだ」
「バーカ!探偵と言えば推理がつきものでしょ。だからそれを落語にしちゃうんだよ。それすなわち推理落語なり!」

探偵業を始めて推理落語が誕生したキッカケ。

ワトソン「——そんなことがあったんですね。不思議な組み合わせだなって思ってたんです。でもどこか二人には似ているところがある気がします」

今のシャーロックがあるのはモリアーティのおかげ、と言っても過言ではありませんでした。

 モリアーティの孤独

「大丈夫か?」
「すみません、いつもお世話になってしまって…」
「外じゃお前はヒーローだからな。看守も融通を聞かせて救護室を使わせてくれる」

刑務所で日常的ないじめ、というか暴力を受けていたモリアーティですが、一人だけ味方が居ました。
気にかけてくれる人、はこの男性ですね。

「あと一週間で出所だよね…」
「面会に来るさ。…ん?それは?」
「今日、面会に来た友達がくれたんだ。シャーロック・ホームズっていう友達が」

シャーロックはモリアーティの友達!!
モリアーティは嬉しそうに言いました。

(俺は小さいころからいつも何かが欠けている感じがしてた。そんな欠落感を埋めてくれたのが母さんと妹のアレクだった。2人が傍に居てくれることが本当に救いだったんだ。なのにーー)

モリアーティがまだ小さい時、母親が死にました。浴槽自殺?

「大丈夫。泣かないで。父さんはジェームズが嫌いなんじゃないの。お母さんが居なくなって悲しいから、だから」
「でも僕は普通じゃないって…気持ち悪いって…」
「私たち双子でしょう?だから誰よりもジェームズを知ってる。ジェームズはおかしくない。ただの普通の男の子だよ」

心のよりどころはアレクだけになりました。でも彼女も…(´・ω・`)

「まともな授業もできない先生。プライドだけは一人前の生徒。バカばっかり…」
「ねぇ、イーストに行ってみたら?」
「ごみ溜めみたいなところだって聞くけど…」
「私ね、ずっと部屋の中にいるでしょう。だから色々考えるの。この世界にはまだまだ知らないことがあって、知れば知るほど好きになるんじゃないか、って。だからジェームズも」
「この世界を愛し続けて、だろ?」

そして歌舞伎町へやってきたモリアーティ少年はシャーロックと出会うのでした。

「その男はお前の心の隙間を満たしてくれたのか」
「そうじゃない。あいつの落語を聞いたとき、分かったんだ。あいつも俺と同じようにぽっかりと心に穴が開いてるんだな、って…」

似た者同士でした。

「でさ、シャーロックって本当無茶苦茶なんだ!今日なんて、いきなり死体をたたき始めて匂いを…」
「ちょっとやめて!」
「あ、ごめん。でもなんか気が合うんだよな~」
「ふふっ」

「ジェームズが楽しそうだと私も楽しい」

モリアーティは心の底から笑えるようになっていました。

(この世界にはまだ知らないものが無限にあって、見知らぬ人たちがたくさんいて、私たちと出会うのを待ってる。それはとても素敵な事だよね。だからあなたも、この世界を愛し続けて)

アレクが死んでからも、長屋のみんなやシャーロックの存在がモリアーティの心を支えていました。
しかし今回の事件をきっかけにモリアーティは再び孤独を感じるようになってしまい…。

「大丈夫。お前は一人じゃない…」
「そいつは俺の獲物だって言ったろ」
「!!」

モリアーティに暴行を加えていた囚人が現れます。

「違うんです!俺は手当てをしてただけで!」
「あ…!」
「お願いです!やめてください!!アルバートさん!!」

モリアーティの味方が居なくなっていく…(´・ω・`;)

 謎は残る

「よくできた偽装殺人事件とかけまして新幹線で売っているアイスと解きます。どちらもなかなか解けません(溶けません)。ちょうどお時間となりました」

シャーロックの推理落語がさく裂し、事件と依頼は無事解決しました。

「さすが我が弟だ」

マイクロフト、弟の事大好きすぎるでしょ(笑)

「あの、ちなみになんですが。シャーロックとモリアーティが知り合った事と、お兄さんがモラン區長のもとで働かれているのは何か関係があるんですか?」
「偶然だ。ただの偶然に過ぎない」

計画的な何か、がある?公式のキャラクター紹介欄を見るとそんな気がしてなりません!

所変わって刑務所にて。

「イッシキさんは?」
「今朝出て行った」
「でも出所は来週のはずじゃ…」
「アルバートさん達に散々可愛がられて病院だ。おかげで一週間早く出られたってわけだ。生きていればの話だがな」
「…」

なぜアルバート達を独房に入れないのか(;´Д`)

「イッシキが何でここに入れられたか知ってるか?」
「妻を毒殺しかけたとか。でも、そんなつもりはなかったって…」
「どうだかな」

そしてアルバートの熱い視線()がモリアーティに向けられていました。
良い年したオッサンがなぜそこまで少年にちょっかいを出すのか理解できないのですが( ̄▽ ̄;)

単に気に入らないのか、モリアーティではなく彼の父モランに恨みがあるとか?

「拙者に依頼?だが拙者はもう、探偵は…」

精神的ショックのせいか一人称変わってる京極にも次回、出番がありそうですよ!

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シャーロックとモリアーティ、2つの視点で見ることで二人の絆を理解することができました。
蝶々がバラバラにされた描写は以前にもあったし気になります。四葉のクローバーが意味するのはアレク?
マイクロフトが回収していた盗聴器は彼自身が仕掛けた物?浴槽を撮影していたのは何故なのでしょうか。
前回、「モランが仕向けた刺客かも…」なんて予想した男ですが普通に囚人でしたね( ̄▽ ̄;)
アルバートの存在がどうも不穏だな。
助けてくれたイッシキさん(漢字表記不明)の容体とか毒殺未遂の伏線とか、主軸に関わってくるのかな?
キャラに感情移入しやすくなって、より面白くなってきた歌舞伎町シャーロック。2クール目の展開にも期待が高まります!
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