前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- ホールに住むカイマンは失った記憶と口の中にいる謎の男の正体、そして自分の頭をトカゲにした魔法使いを捜している。魔法使いたちは今日も扉の向こう側から現れては人間を練習台にしていた。
- 相棒のニカイドウと魔法使いを狩るなか、恵比寿という名の魔法使いに遭遇したカイマン。すかさず噛みつくのだが、しかし口の中の男に何と言われたのか聞くこと叶わず、恵比寿は仲間の藤田によって皮一枚を残して救出されるのだった。
- 魔法使いの煙ファミリーが一員、心と能井が動き出す。一方、カイマンとニカイドウは針師の魔法使いを捜して隣町へと足を運ぶのだが…。
【ドロヘドロ 2話 アニメ感想】袋の中、食事中はお静かに、隣の町の魔法使い
新手の魔法使い
「おいニカイドウ!おれだ、どうかしたのか?」
空腹虫にやって来たカイマンですが。
「心配ないよ…。大丈夫だ。今日は雨で寒いな。知ってるか?魔法使いの世界では雨なんてないんだってさ。そしてホールの雨は奴らの出す魔法のガスが空に溜まって降ってくるんだ…」
今日のニカイドウはその雨のせいで体調が悪いらしい。
「本当だよ。雨に交じってる黒い砂みたいなのがそれだ。もちろん人体に有害だぞ。魔法の一種だからな」
アルバイト先のホール中央病院魔法被害者病棟で医者をしているバウクスはそう言いました。
「しかしお前には弁当を作ってくれる女が居て良いなぁ」
「別にあいつは俺の女じゃねーよ!」
カイマンとニカイドウの絶妙な関係が良いですね。
「おっ、そろそろ昼飯にするか~」
「じゃじゃーん!大葉弁当餃子2段!頂きまーす!!」
全部餃子(笑)
「カイマン!そのごみ、燃やしてといてくれ!」
「人が飯食ってるときにごみ置いていくんじゃねーよ!ったく…。!?ゴミが…」
ゴミ袋が動いている!中身はまだ生きているようです(;゚д゚)ゴクリ…
「先輩~!あっちは片付きましたよ!」
「あぁ…」
「5,6…先輩も7人か!引き分けだなぁ」
先週のラストに登場した煙ファミリーの心と能井。
周囲には動かなくなった魔法使いたちが転がっていました。
心のマスクの下が意外とイケメンだぞ!
2人は残る一人、唯一まともな魔法使いと評する老人の元へ向かいます。
「私の仲間を殺したな?だが煙の臭いがしなかったなぁ」
「魔法使いじゃない相手に魔法は使わねぇ。弱い者いじめみたいで好きじゃない」
「ガキが!格好をつけるな!殺される者にとっては同じだ!」
「くそジジイ。今あったばかりのテメーに俺の何が分かるんだよ?
「いいだろう」
「能井、袋だ」
「はいっ!」
「勝負だ!」
「ジジィ、よく見とけ。俺みたいなのを本当の魔法使いっていうんだー」
心の手から黒い煙が発生します。
「私は魔法使いだ。ある男によってこんな姿にされホールに捨てられたのだ…」
ゴミ袋の中身はカイマンにそう言いました。
「出てこられないのか?」
「私の姿を見てみろ…」
「!! こんな魔法を使う奴がいるのか…!」
※見せられないよ!※
ですがどうやら全身ばらばらのまま生かされているようです。
「君もホールの人間だろう。魔法使いに対する恨みも深いはずだ。頼む。私を殺してくれ」
魔法使いは淡々と言います。
「今まで気を失っていたのさ。しかし奴の鼓動で目が覚めてしまったのだ…。早く、殺してくれ…」
誰の鼓動なのかはよく分かりませんでしたが、カイマンは言われた通り焼却炉に投げ入れます。
「ありがとう…」
魔法使いの最後の言葉でした。
「ちっ…!何をイライラしてるんだ俺は…。いつものように魔法使いを殺しただけじゃねーか!なんだかすごく嫌な気分だ……」
魔法使いへの嫌悪感か同情か、優しさなのか。
ニカイドウ「カイマン!バイト疲れたろう?夕飯、食ってけよ!」
カイマン「いいのか…!?」
弁当箱を戻しに立ち寄った空腹虫で。気を使って去ろうするカイマンですがニカイドウが誘ってくれます。
空はもう晴れていました。
一方、仕事を終えた心と能井は煙に召集されていたのを思い出します。
「じゃあ急いで帰りますか…」
「馬鹿言え。これからゆっくり夕飯だ」
「やったぁ!!」
能井が振り上げたごみ袋から出てきたのは、先ほどの生きたままの老人の頭と大量の血液!
「たすけてぇぇ!!」
「ぶちまけやがって…だから安物の袋は駄目だって言ったろ!」
「あ、あの、せ、先輩…」
「責任取って一人で片付けろ」
凄惨なシーンのはずなんですがどうしてだろう、面白い(笑)
「今晩5人、いつもの席だ」
「本日は子牛のレバーが新鮮でございますよ!お待ちしております!」
「子牛のレバーだと?奴らめ、俺の店にまで入り込んできたな…」
煙の敵も動き出しているらしい。全体像が把握できませんが…。
「どうだ?話す気になったか?心の魔法はなんでも生きたままバラバラにする。お前の体はまだ全部元気だぞ」
煙はバラバラになった老人に向かって言います。
「うひゃひゃひゃ!多くの者がお前の首を狙っているぞ!」
「…テメーのレバーをパフェにしてやる」
煙ファミリーも良いキャラしてる
「なんじゃこりゃ!?まるでパズルかプラモみたいだ…パーツの違いが全然分からん!!これじゃケツが丸見えだしこれじゃ乳が見えてしまう…!あああ遅刻するぅ!!」
顔を負傷した恵比寿を連れて服装を整えに来た藤田は大苦戦!
「間に合ったぁ!俺!煙さんに世話になってる藤田って言います!よろしく!」
「あ、よろしく…」
先に到着していた心、能井と握手して回る藤田です。
「おい!おっぱい出てんぞ!良いのかよ!?」
「藤田です!よろしく!」
恵比寿は片乳ファッションで到着!全然エロくない不思議…!
そしてなぜ乳隠しを諦めてしまったのか()
「お席にご案内いたします。マスクと上着をお預かりします」
「何だよ、結局脱ぐのかよ」
「ほぅら。ちゃんと正装してるでしょう?」
「あぁー」
能井が可愛かった。
藤田「女だったのか…」
マッチョセクシー美人ですね!
そして合流した4人と煙。能井と煙は従妹というちょっと衝撃の事実。
「早速だが新しい仕事の話しだ今度は二人だ。しかもかなり手ごわいらしいぞ」
煙が言っているのはカイマンと仲間のニカイドウについてです。
「そいつ強いのか?」
「魔法が聞かない相手だから殺し合いになるだろうな」
「先輩!」
「殺し合い…!やる!!」
冷静沈着な心が一変します。
「さて、そのトカゲ野郎と仲間についてだが…」
そうこうしているうちに変身専門の魔法使いによるショーが始まります。
魔法使いはカイマンとニカイドウの姿をしたまま煙に近づいていきて…。
「今日俺の電話を受けたのはお前か?」
「そうよ。レバーは美味しかった?」
「俺はきのこしか食わん。偽物どもめ」
「今頃気づいたってもう遅いわ!」
煙に拳銃を突きつけるカイマンとニカイドウ。その腕にフォークを投げ刺す能井。
「簡単に殺されそうになってんじゃねぇ間抜け野郎!」
「お前なんでフォーク投げるんだよ!?ナイフだろ普通!」
「勘違いするなよ能井。ちょっと遊んだだけだ」
言って煙が口から黒い煙を出すと、それに包まれた魔法使いは逃げる間もなく大量のきのこと化します。
「本物を捜せ。どこかにいるはずだ。もし死んでたら死体を菌床にきのこを栽培しろ。これはいつものように料理に使え」
1話のきのこ部屋も気になってたけどただのきのこおじさんじゃないか!
「何!?じゃあ今食ってたきのこ…!」
「おえーっ!」
し、死体キノコ…(;´Д`)
針師を捜して
「あぁ~なんだか顔がかゆいな」
「さっきの店主のよだれのせいじゃないか?」
「気色悪ぃ!」
数年ぶりに会ったカイマンの顔なじみも練習台にされていました。よだれが散ってる垂れてる垂れてる(笑)
「これは噂に違わぬ酷さだな…」
「こんな街にホテルなんてあるのかな」
針師の魔法使いを捜して隣町へやって来たカイマンとニカイドウ。
ホテルというかテントでキャンプ状態です。視聴者的には素晴らしい背景美術ですけどね!
「それにしても腹減ったな!」
「何か食い物駆ってくるからお前は荷物を見張っててくれ」
ニカイドウはスケボーで食料調達へ。
帰り道でチンピラに絡まれますが…
「仕方ないな。じゃあこっちも久々に本気で行くぞ」
「あぁぁぁあぁぁぁ!俺の目ん玉踏むなよぉ!!」「」
「ひぃぃぃ!!」
3人を相手に圧勝します。
脳みそをキャップでキャッチて()
つ、つよすぎぃ!!なんでこんなに強いんですか!
「本気を出すとすぐやっちまう。逃げたか。針師の居場所を聞くつもりだったのになぁ~。お?これは…」
偶然にも針師の居場所が記されたチケットを手に入れたニカイドウです。
「じゃあさっそくそのBARに行こうぜ!」
「でもその店は一番危険な場所にあるんだってよ。やれやれ…」
脱皮するのかよ
「やっと着いた!一体この町には何人強盗が居るんだ!?」
「さて、針師を捜さにゃ…」
「そのお前に俺一杯飲んでくるわ」
バーカウンターに向かったカイマンは針師を発見します。
「おい。魔法使い」
有無を言わさず噛みつく()
「…あれ?そこに居るのは誰?」
「お前は、違う」
「——おい。俺の口の中の男になんて言われた?」
「え?あぁ、お前は違う、って」
「そうかよじゃあ死ね」
「ちょっと待ってくれ!なんで俺を殺すんだよ!あんた俺に会いに来たんだろう?俺の魔法で変えてやるよ。その哀れな面を」
「哀れって言うな!俺には魔法が効かないんだよ!」
「顔を変えるのは俺の専門だ。試してみるのもいいだろう?」
「痛ったぁぁぁぁい!!」
「しばらくしたら人間の顔になるはずだ!」
この針師はさっきから全く動じないですね!そしてとても親切な人です。
「その間、君には占いでもしてあげようか」
ニカイドウを占った結果は…!?
「心臓が原因で君に良くないことが起こるらしい。死の暗示が出てるよ。気をつけな。俺のはよく当たるんだ」
そんな死亡フラグみたいなの残されても困るぞ…
「ニカイドウ、なんか顔が変なんだ…」
「カイマン!お前顔が!」
「うわああああああああああああああああ!」
「……あら?」
「ん!?こりゃ脱皮だ!どうも顔がかゆいと思った!」
「お前脱皮するのかよ」
紛らわしいわ(笑)
「行くぞ能井、ホールヘ!!」
迫る心と能井の脅威!次回、直接対決になりそうです!
相変わらずカオスな世界ですがカイマンたちのコミカルなやり取りとギョーザは変わらず(笑)
魔法使いには容赦ないカイマンだけどバラバラにされた魔法使いやニカイドウへの接し方には優しさが垣間見えました。
煙ファミリーも敵ながら魅力的なキャラクターが多いですね。5人が集結したときの雰囲気は最高だったな(煙を無視する風潮笑う。心と能井コンビも絶妙に噛み合っております。あと誰でもいいから恵比寿の乳を隠してあげて!!
針師の魔法も残念ながらカイマンには効かず。ニカイドウの「死の暗示」は何を意味するのだろうか…!?