【グランベルム 12話 アニメ感想】水晶は1000年間存在し続ける最強の試練!満月・新月二人の気持ちは唯一つ!魔力を無くす為に!

内容をカンタンに説明すると…

  • 自分の存在について悩む満月は、九音の姉である四翠に出会う。四翠と話しをするうちに、心を動かされた満月は、新月にメッセージを送る。
  • 一方、新月は自分が願ったせいで満月を苦しませていることに悩み涙する。
  • 今回は…満月の想いを胸に最後の戦いに臨む新月。魔術師に足る者などいないと証明するために戦う水晶と、この世から魔術を無くすために戦う新月と満月。激しさを増す戦闘の中で新月は、水晶に捕まってしまう。

【グランベルム 11話 アニメ感想】寧々姉達や希望も四翠も参加してのキャンプ回!?満月は新月の望みを叶えたい!

2019.09.15

【グランベルム 12話】マギアコナトス【アニメ感想】

水晶の正体

「無理よ もう分かったでしょ? 無理よ。どれだけくり返してもプリンセプスの魔術師は現れない!
どうして分からないの…、あなたが望んでいるのは何…?!」

数多の屍の上に立つ水晶の機体。過去の水晶でしょうか。

そして決戦の地、開幕。

「ようこそ…、ここはプリンセプスの魔術師を待つアルターがある地」

「あれが…封印の正体!」

「そう、全ての魔力の結晶体
その光は魔術師を照らし、世界にかつてあった魔力への想いを掻きたてる…」

「人は太陽によって生かされ、魔術師は、月によって生かされる……魔術師に受け継がれてきた言い伝えです…。
太古の昔、人々は魔力に魅入られる事を恐れ この世界の全ての魔力を封印した。
しかし、それからも人々は魅入られ続けていたという事です」

1対2はズルい、と揺さぶる水晶

「私はプリンセプスの魔術師になるために…!」
「手段は選ばないってこと?」
「そう思ってもらって構いません」
「いいよね…、それでこそ人間、それでこそ魔術師…!
利己的で、汚くて、卑怯…!」

「私は…!」
「「魔力を無くす!」」

圧倒的な強さの水晶。

「私はね? 全ての能力を兼ね備えているの!
力、技、速さ、魔力を持つ者に必要な全て!

何故なら、私もマギアコナトスの加護を受ける者だからだ!
マギアコナトスが誕生した1000年も前から私は命を受けている。

魔術師に足る人間が居ないことを証明し、魔術師を求めて集めた者に試練を与え
その資格が無いことを明らかにせよと。

それが証明された時、私はプリンセプスの魔術師となる!
私以外に…プリンセプスの魔術師に相応しい者はいないと…!何度も何度も何度も!!」

「あなたが何者か、解った気がします…」

戦いは1000年経っても続いている

水晶は今も魔術師になれていない。

「どれだけやったと思っているの…!?」

でも終わらない。グランベルムは続いている

満月の精霊が壊されます。

「言ったでしょう? 私はマギアコナトスに力を与えられていると…!」

「…違います。本当にマギアコナトスの加護だというなら、あなたは魔術師になれているハズです」
「でも…、なれなかった!」
「マギアコナトスは待っているのです自らの主を…。千年の命を受けた、あなたという試練を乗り越え自らの下にたどり着く存在を!」

「黙れえええ!!!!」

水晶はあくまで試練でしかないんですよね。最強の試練。

激闘。

グロウスが壊され新月はこっぱみじんに?

満月は呼びかけるが応答はない。

「想定外だった?そりゃあそうでしょうね~。
あなたが犠牲になって、新月を魔術師にするつもりだったんだものね~!」

暴走する満月

「醜い醜い…、結局“自分達の事”だけなの。人形でさえ、その醜い感情に染め上げてしまう…
優先するのは、自分の欲望ばかり…。

世界なんてどうでもいい」

「それの…何がいけないの?」

「悪いに決まってるでしょう?世界の全ての魔力を手にする魔術師が!それでいいわけがない!」

「だったらあなたも…、魔術師にはなれない!結局あなただって、自分が魔術師になりたいだけ!」

「何も知らないくせに!」

「私は、好きな人を守りたい!大好きな人を、皆を笑顔にしたい!誰かの役に立ちたい!頑張りたい!
それだけ! きっと皆…本当はそれだけ!」

「だったら、なぜ魔力なんか生み出した!マギアコナトスを生み出した! 結局、いざとなったら力でなんとかしようとする!
自らの欲望を優先させる。そのためなら何をしても構わない!1000年経っても何一つ変わらない!」

「だから新月ちゃんは! 新月ちゃんはその魔力を無くそうとしているのに!」

「本当に無くしたいと願っていたなら、私に敗北はしていない!」

これは作戦

「あんたは人形なのよ! 新月を試す為に、新月の心を元に作られた。 新月の心を支え、そして折る為に作られた!」

「違う!人形じゃない!私は人形なんかじゃない!
私は、新月ちゃんの想いの結晶なんだよ!
新月ちゃんの哀しみ、苦しみ、願いが詰まった結晶なんだよ!
だから…、私は折れない!新月ちゃんの心が折れないように!」

遠いところから新月の機体が姿を表した。

え????

それは花火の後の事。

『これが…、ジーグァンロンの?』
『ジーグァンロンに装備されていた姿が見えなくなる術、好きに使っていいって
あの人は私より先に新月ちゃんを倒しに来る。私は人形だもん…。だからいざとなったらやられたふりして逃げて。
私は最後まで惹きつけるから』

私がそうしてほしいから。

ここで作戦を決めていたんですね。満月が囮になる作戦を。

「何故…? 人形に何の希望がある!もう何もないのに!
魔力に守られることもなく、守りたいと思った相手は消え、戻ったところで、その存在は保障されない!

まさか、勝つ気!? 人形であるあなたが、マギアコナトスに作られたあなたが!プリンセプスの魔術師になる資格があると!?」

「魔術師になるつもりはない…解ってるよ人じゃないって…、新月ちゃんを試す為だけに作られた存在だから…
でもね…やらなきゃいけないの!誰かが!魔力を、無くさなきゃいけないの!
わかってるよ何も変わらないって、魔力をなくしても今と何も変わらないって。
そんなに世界は簡単じゃないもん!」

視界に新月の機体が見え。満月が囮だったとようやく気付く水晶

「でも! 世界には一杯の想いが積みあがってる!
嬉しいとか楽しいとか大好きとか!もちろんそれだけじゃない。
悔しいとか悲しいとか憎いとか…!後悔があって欲望があって、ああなったらいいのにとか、こんな奇跡が起きないかなとかそういう、叶えられない想いが積み重なって
忘れられて…また積み重なって…世界が作られていく。人は生きていく…
それでいいんだよ!それだから、人は希望を持てる。生きていける!
だからね、新月ちゃん!

魔力なんて…なくていい!
世界を捻じ曲げてまで願いが叶っちゃうような…嫌な事や、よくない事を消しちゃうような
そんな凄い力なんてなくていい。それは…希望じゃないもん!未来じゃ…ないもん!
誰もが欲しいものは…存在しちゃいけないものなんだよ!」

水晶の攻撃に満月は…消えました。

大きな月に感動しながら。

満月の言葉はもう新月の言葉と何ら変わりないような。

ツイート

人形VS人形。最強VS最強の結晶
マギアコナトスはどうして水晶の存在を生み出したのか。
終わりのない戦いで水晶もおかしくなっていったのかもしれませんね。
彼女も魔術師になることはできないのに最強の力を与えられたばっかりに…。
満月の消えていく時の顔が穏やかすぎて、満足そうで。
新月は悲しさに溢れていますよね。次回、彼女は何を願うのか。
今期の人気アニメ視聴一覧