内容をカンタンに説明すると…
- 天城と下校するり香の前を、ひと葉を乗せた山岸の車が走り去っていく。一方、満員電車では、
- 泉が新菜に思いがけない言葉をかけられていた。そんな中、ついにひと葉は山岸を押し倒す。
- 今回は…それぞれの葛藤によって、ちぐはぐになってしまった文芸部。新菜は「少女」である自分を終わらせようと三枝のもとを訪ねる。翌日、部室に立ち寄った新菜は和紗にあることを打ち明ける。それを聞いた和紗は、泉の元へと駆け出すのだった。
【荒ぶる季節の乙女どもよ。11話】男女交際禁止令【アニメ感想】
部長の遠回しの言及
「同調圧力の強度!異性との接触経験がないことをさんざん糾弾してきたくせに接触が過剰な人間であってもまた糾弾する!中庸しか認めない。なんて愚かなの!」
「いや中庸も何も。正直十条さん…でしたっけ?学生としての最低限のルールを踏みにじっているじゃないですか。避妊もせずに」
本郷は言い放つ
「彼女は!自らの愛する人愛する手だてを隠さず堂々としていた!隠さなければいけない関係の方が!よほど淫らだと思うわ!」
「何か…私に言いたいことがあるんですか?」
「今日はここまでにしましょう」
「気持ち悪いですよ途中でやめるの!曾根崎先輩!」
なんともいえない状態で解散。山岸とひと葉は帰り道
「見られたんですかね?」
「大丈夫ですよ。曾根崎先輩は言いたいことがあったら当事者にぶつかるタイプですから」
「私も言いません。私だってここで高校中退は痛いですもん。才能があればむしろ箔が付くのかもしれないですけど」
「ひととさんはありますよ。才能。女子高生の文章力が性別も年齢も超越できるって、それってすごいことだと思いませんか?」
楽しそうに笑うミロ先生とても爽やか
(私を見る目。全然違う。柔らかく、あったかくなって…今まではどこか気が張ってる感じだった。それがあの目…共犯者になったから?)
ひと葉の気持ちに火がついたのは変わらない
(ミロ先生の体温とか匂いとか。惨めなのに気持ちよくて、惨めなのに感じてた
だからいいの。どんなに惨めになっていっても私は楽しめる
だから…私は諦めない)
菅原氏の決意
バスローブ三枝のもとへ来た菅原氏
「新菜。私は…」
「手を出せば少女の私が終わる。だから手は出せないんでしょ?
いいじゃないですか。終わらせてください」
いや、ロリコン!普通に手を出しとるやないか!
(今の私が大嫌い、今の私を終わらせたい。
前の私が夢見てた…三枝とのえすいばつで)
と、三枝の白い鼻毛が見えました。
菅原氏の右ストレート。
後日菅原氏は和紗の元へ。
「暗い闇の中に数本の白い鼻毛が浮かんで、中で何本かクロスしてて。私…ずっとこんな閉ざされた場所で立ち尽くしてた気がした」
これ、鼻毛の話ですよ。
「とっくに気付かれてると思うけど。私、泉君が好き。
もちろん泉君が和紗を好きなのも分かってる。だけど…一度は、ちゃんとこの気持ちをぶつけておきたい」
和紗は深呼吸
「菅原氏がいなかったら泉に告白しようって思えなかった。応援してくれて、励ましてくれて…だから勇気を出せた。
泉が私を好いてくれてるって今は自信が持てるようになった。菅原氏のおかげなんだ。それなのに菅原氏の思いをこれ以上…見て見ぬふりするなんて絶対に嫌」
「和紗ならきっと受け入れてくれるって思ってた。でも思ってたそれ以上の言葉をくれた。
私、大人ぶって偉そうなことばかり言って…でも和紗の方がずっと大人で…ううん。大人とか子どもとか、そういうことじゃないんだよね」
菅原氏が爽やかになってます。
このタイミングでの”友よ”の要求に応じる和紗、すごいな…。
(なんで!受け入れたくなんかなかったよ。でもああ言うしかないじゃん!
受け入れなくたって告白しちゃうんなら、どっちみちなら!なんで!したくないよこんなときに“友よ”なんて。
だってあんなデレた菅原氏…)
「かわいすぎるよ~~!」
う~~ん、ほんと正直。
焦る和紗
「泉の部屋、行ってもいい?」
焦った和紗は泉の家に押しかけてしまってました。
(和紗…あのせっぱ詰まった顔するときは大抵ろくなこと…)
「今はどう思ってる?ああいうことしたくないって言ってたよね?」
目を閉じてキス態勢
「和紗…鼻の穴すごい膨らんでる」
「はっ!ひどい!」
冗談だと思われてるようです。
「泉と…泉としたいと思って」
「菅原さんが何か言ってたのか?」
「何かあったの?菅原氏と」
「だからなんでもないって…」
「じゃあどうして私とできないの?」
「大切にしたいし。和紗のこと」
ハッとした和紗は、家に帰ることにしました。
徹底抗戦
「ええ~本日をもちまして我が校は男女交際を全面禁止します」
緊急全校集会での校長のお言葉。
もちろん生徒からはブーイング。
「我が校の校則に不純異性交遊禁止があるでしょ!今後!不適切な行いが報告された者は厳しく処分を下していきます!」
教頭がさらに追い打ちを。
「聞いて聞いて!天城と曾根崎、退学処分かもだって」
「退学!?」
「ちょっと待ってよ!」
「ラブホテルの前でウロウロしてるの見つかったんだって!」
窓から見える部長の姿は親と車に乗り込むところであった。
「たぶん…私のせいだ。直談判に行く」
本郷と残る文芸部員は一緒に校長室へ。
しかし先客がいたらしく声が聞こえてきます。
山岸先生の声です。
「君に責任があると言うのか?」
「はい。曾根崎さんと天城君がホテル街にいたのは、僕に注意しようとしてのことだと思います。
僕が私的に利用していたところを曾根崎さんは目撃した。
彼女はとても潔癖で正義感がある。あのような場所に部の顧問が出入りするのを戒めたかったのだと思います。本人たちもホテルへの出入りは否定したんですよね?
処分するなら僕を。彼女たちに全く落ち度はな…」
「山岸先生の仰るとおりだとしても。彼らへの処分は変わりませんよ」
教頭がこの案の先導者か?
「それは…男女交際禁止のための見せしめにする…ということですか?」
校長「そんな物騒な…」
教頭「そう取ってもらっても結構です」
教頭は強く出るんだよな
「このままじゃ済まされない」
「本郷先輩?」
外で聞いていた本郷、なにか考えがあるようだ。
その後、部室での本郷と山岸
「曾根崎さんのことは僕が必ずなんとかしますから」
「何か考えがあるんですか?」
「それは…」
「高校生って変な時期ですよね。高校生だからって売りにもなるし。高校生だからって足かせにもなる。でもだからこそ、この季節が貴重なものなんだって当事者でもそれなりに理解できるんです。
だからこそ、この季節に待っているだけとか。時間がもったいなくてできないんです」
隠れていた和紗が出てきて山岸先生へ手刀!!
「えっ?こういうのテレビだと気を失うのに」
「こうなったら力技で!」
女三人で山岸先生を羽交い締め。
泉の所へ電話する和紗。
「私…これから罪を犯す。ねえ泉。もし私が塀の向こうに行っても、待っててくれる?」
先生がメールで呼び出されたのか学校に集まってきました。もう夜です。校長は寝る気満々パジャマです。
「我々は!男女交際禁止令の撤回!そして!曾根崎部長の不当な退学処分の撤回!および謝罪を要求する!」
山岸先生の羽交い締めの仕方本郷さんの趣味出てませんか
「山岸先生は人質として預かることにした!要求を受け入れるまで!我々は!ここで!立てこもりを続ける!」
文芸部まさかの籠城戦
清々しい感じです。
いやぁあの「友よ」はなんか胃にきりきりくるんですが和紗が普通に菅原氏をかわいすぎると断言してるところに安心します。
先輩と天城カップル、とってもいい感じだったのに。これで離れたらつらすぎます。
籠城作戦、いい方向に成功するといいですね。