【ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 2話 アニメ感想】グレイと魔術礼装アッド!魔術師殺人の真相を暴け!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 冬木の地でライダー・イスカンダルのマスターとして聖杯戦争に参加した少年ウェイバー・ベルベット。10年後、彼はロード・エルメロイII世を名乗り、亡きケイネス師が残したエルメロイ教室で教鞭を振るっていた。
  • ケイネスの姪であるライネス・エルメロイ・アーチゾルテと取引をしたベルベットは、彼女が成人するまでロードとしての役目を担うことになる。それは今から7年前のことであり、エルメロイⅡ世の始まりだった。
  • 今回は…かつての教え子であるメアリの父がファーゴ邸内にてバラバラ遺体で発見された。エルメロイⅡ世とその助手・グレイは事件の真相と犯人を突き止めるべく屋敷へ向かう。

【ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 1話 アニメ感想】ウェイバーの成長!イスカンダルの背中を追いかけろ!

2019.07.07




【ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 2話】七つの星と永遠の檻(はこ) 【アニメ感想・名場面】

 新たな事件と謎解きの始まり

ライネスとメルヴィンが持ち込んだ事件。それは天体家を統べるアニムスフィア家の一門であり、エルメロイⅡ世のかつての教え子メアリ・リル・ファーゴの父アーネストがバラバラ遺体で発見された、というものでした。

「メアリに大量の遺産が転がり込むことは間違いない」
「うまくすれば多額の謝礼も期待できる。君の借金返済にも少しは弾みがつくんじゃないかな?」

という事で借金まみれのエルメロイⅡ世と助手のグレイはファーゴ邸へ向かいます!

さっそく気になったのはドーム状の屋根を持つ屋敷の外観。

「屋根は空を意味し、建物内は大地を表す。つまりあの建物がひとつの世界を象っている。主人はさしずめ世界の神、だな」

「先生!よく来てくださいました!私もう、どうしたらいいか…!」
「情けない事を言うな。教えただろう。魔術師ならば困難な時こそ冷静であらねばならないと」
「はい、先生」

メイドのクレアに出迎えられたエルメロイⅡ世は、メアリと再会します。
次いで顔を出したのはアーネストの友人で共同研究者のフェルナンド・リー。降霊術師です。
最後にアーネストの甥・アレックが登場します。

みんな怪しいな~( ̄▽ ̄;)

「アレック様は事件当日、その件で旦那さまと口論をなさっていたようです」
「クレア貴様!」
「アレックやめて!クレア。あなたもよしなさい。私たちの話に割って入る資格は、あなたにはないはずよ」
「申し訳ありません、お嬢様…」

クレアの反応と動作に少し違和感がありました。

「あの夜にいたのは私を含めたここの4人だけです」
「なるほど。では早速だが、アーネスト・ファーゴ氏の亡くなられた現場を見せてくれ」

アーネストの死体は、それぞれバラバラに屋敷内に配置されていました。

「天体を利用した魔術に適した通路の構造――やはり七大惑星か」
「七大惑星?確か7つの星々が人体の各パーツに対応していると、師匠の授業で」
「そうだ。あとはそれらをどう配置したのかを見れば、おおよそ誰がどんな意図で用いた魔術なのかは明白なはずだ」

天体家の魔術師アニムスフィアの一門である彼らもそれは承知していました。
なのに何故、本家を通してまでエルメロイⅡ世を呼んだのか。

「君たちが戸惑うのにも無理はない」

魔術で保存された現場・中央広間を見て、エルメロイⅡ世は納得しました。

「この並べ方は我々が知る伝統のどれにも当てはまらない現代の魔術だ」
「現代魔術家ならその意図を解明できるかもしれない、と?」
「作用」
「微力を尽くします」
「どうかよろしくお願いします。先生」





 犯人は誰?

部屋に戻ったグレイは「この建物はなんだか檻のようだ」と素直な意見を述べます。
その表現を「言い得て妙だ」と評するエルメロイⅡ世。

「事件当日は強力な結界が張られていたそうだ。外部の犯行の可能性は低い」

フェルナンドは研究成果。アレックは財産。メアリはその両方。
あくまで可能性ですがそれぞれに動機があります。
そしてもうひとり、魔術師ではないメイドのクレアも容疑者に入ります。

「世のばらばら殺人の大部分は魔術師でない人間が起こしたものだ。これはおそらくだがクレア嬢はファーゴ氏に虐待を受けていたと思われる。とっさの身動きが遅れていた。服の下に怪我をしている人間の動きだ。虐待の跡を隠すためだろうな」
「酷い…。そのことをメアリさんは?」
「当然知っていただろう。だが止められるものではない」
「どうしてですか?」
「魔術師にとって子は所有物だ。親に逆らえるものではないよ。魔術師の家ならばどのようなおぞましい秘密もあり得る。メアリに動機がないとは断定できないな」

魔術師は予測もつかない超常現象を引き起こす存在です。故にどのようにしたか、には推測の余地がない、けれどどうしてやったか、は例外だと。

「そこに謎を解くカギがある」

さらなる情報を求め、エルメロイⅡ世とグレイは調査を続けます。

メアリ「お父様はよく言っていました。根源にたどり着くには人生は短すぎる、と」
エルメロイⅡ世「根源への到達は全ての魔術師の夢だ。だからこそ魔術師は魔術刻印を受け継がせて次の世代にその夢を託していく」
メ「お父様はあくまで、自分が根源へたどり着きたいと考えていたようです。だから自殺するはずがありません」
エ「ではアーネスト氏の研究内容もそれに関連したものだったのか?」
メ「えぇ。お父様は昔から”永遠”という言葉を度々口にしていました。お父様が求めていたものは不変のものです。私もなんの疑いもなく信じてきました。先生に会うまでは…」

「星星は古代においては不変のものと思われてきた。だがそうではないことを今の我々は知っている。天体魔術の前提として長く信じられてきた天動説すら17世紀に覆されたのは知っての通りだ。そう、星の輝きすら永遠ではない」

メアリはエルメロイⅡ世の授業を一言一句覚えていました。

エ「あともう少しでピースは揃いそうだが…」

「師匠。気になっていたのですが、広間の件は何が問題なのですか?」
「整理しておこう。人体の各部位は七つの惑星に照応している。例えば火星なら頭、水星なら胸と腕、太陽なら心臓。広間には頭と胴体、首、腕、心臓。書庫には骨と髪の毛。倉庫には脚があった」
「確か、並べ方がセオリーと違う、とおっしゃってましたね」
「決定的だったのは太陽に当たる心臓を広間の中心に置いたことだ。このタイプの魔術は、中心に魔術師がいてその周囲にいわば礼装の機能を果たす品々が置かれるんだ。だが部屋の中央には死体の心臓が置かれていた」

まるで心臓(の持ち主)が事件を引き起こしたような…。

この時、書庫ではアレックが研究成果を記した書物を漁っていました。一服したその煙が、アーネストの骨と髪の毛に掛かります。妙な気配を感じて振り返るアレック。その断末魔は途中で途切れました。

「ロード!大変です!!」
「アレック、そんな!」
「私が見つけた時には、もう…」
「第2の殺人とはね。これでは三文ミステリーだ」
「おい、匂うぜ!」
「アッドが反応したということは」
「はい。死霊の気配が残留しているようです」

グレイが持つカゴの中の…謎の生き物??( ̄▽ ̄;)

「あの人骨と髪の毛は、死の領域を司る土星の象徴だ。まだ消えていなかった土星の魔力が死霊を呼び出した、ネクロマンシーだ。あなたの専門でしたよね?」

話を振られた降霊術師のフェルナンドは不機嫌になりますが、エルメロイⅡ世は「そうではない」と。

「だがあなたの研究が応用されているのは間違いない」
「私の…!?」
「中央広間へ行く。そこで全てを明らかにする」





 犯人判明!グレイの力!

「地球を中心としない地動説に従った魔術など、まだまだ歴史の浅い技法に過ぎん」
「私たちの伝統には反するものです」
「そう。それがアニムスフィアの美学だ。だがあえてその信念を捨てた者がいる。それがアーネスト・ファーゴ氏、その人だ」
「なんだと!?」
「彼にはあったのですよ、伝統、美学、信念、それらを捻じ曲げてでも実現したかった夢が」

根源にたどり着くという夢。

「――やはり」
「そ、それは!?」

エルメロイⅡは広間の仕掛けを発見します。地面に隠された小さな空間に、水晶のようなものが設置されていました。

「太陽を象徴とする心臓は館の中心に置かれ、そこから円状に水星の腕、金星の喉が続く」
「太陽、水星、金星の次ということは地球、ですか?」
「そうだ。だが地球に対応する人体のパーツはない。対応するのは霊魂だ。だから霊魂を収める何かがここにあるはずだと考えた」

水晶に収められた霊魂が屋敷の遺体パーツに次々と宿ります。

「やっぱりだ!この館自体があなたを永遠の存在にするための工房だったんだな!」
「お父様…!」

蘇ったアーネストは人間とは程遠い、亡霊のような姿をしていました。

『メアリー、私の娘、お前の命をくれ…!永遠にはまだ足りない!命が!血が!力がぁぁぁ!!!』

不完全な復活をして暴走しているようです(´Д`;)
攻撃を受け止めたのはグレイとアッドでした。

「一門の伝統にない実験段階の技法だ。安定するはずがない、しかも目指したのは単なる延命ではなく不老不死だ!彼はほかの魔術師とは違い次の代に夢を託すのではなくどうしても自分自身が根源に到達したかった。だから天と地をなぞらえた館の中に自分の肉体をばら撒いた。そうすることでこの館という宇宙と一体化し永遠の存在となるつもりだったんだろう」
「アーネスト、なんということだ!」
『根源、彼方の……!』

不気味な叫び声をあげて発狂するアーネスト。

「師匠、この方はもう…」
「分かってる。頼めるかグレイ」
「はい」

グレイはアーネストの前に立ちます。

メアリ「私たちも援護を!」
エルメロイⅡ世「必要ない。むしろ下がっておいたほうがいい。巻き込まれるぞ」

グレイ「第1段階、限定解除!!」

「あれは…!まさか対死霊用に特化した魔術礼装!?」

アッドの正体は魔術礼装だったんですね!Σ(´∀`;)
その姿を釜のような形に変形させます。

アッド「ご機嫌だね!食い放題だ!」
フェルナンド「周囲の魔力を捕食しているだと!?」
メアリ「先生、あなたの弟子は一体…!?」

さらにフードの下の素顔があらわになります。髪型も相まってアルトリアと瓜二つです。

最後まで醜く足掻くアーネストですが、宿った魔力(?)を食い尽くされ消滅しました。

「っ!」

戦いが終わり、顔を隠すグレイ。複雑な表情のエルメロイⅡ世。

ケイネス陣営の死に深く関係するセイバーとソックリな容姿だから…?

 





 もうひとつの真実

「これで大丈夫だ。あとは本家に任せればいい」
「何から何までありがとうございました」
「大したことはしていない」

アーネストを死に追いやった犯人は、彼自身とその強欲だったんですね。最後まで根源を求めたその姿は魔術師らしい、といえばらしかったかもしれませんが…。

「さて。あの場で伝えなかった推理が一つだけある」
「先生…?」
「メアリ。君は知っていたんじゃないか?お父さんの儀式が失敗に終わることを」

え!?Σ(´∀`;)

「君は優秀な魔術師だ。例え全貌を知らされていなくとも、父の研究内容と目的と類推する手段はいくらでもあったろう。もちろん君に殺意があったわけれはない。だが不完全な儀式で父が死ぬことを止めもしなかった。違うかね?」
「だとしたら―――どうなさいますか?」

否定はしません。

「どうもしないし、できないさ。こんなものは証拠一つ無い。ただの仮説に過ぎない。だが、なぜそうしたかにはいささか興味がある」
「…お父様の永遠がもし実現すれば、私もきっと永久に変わることは許されません。お父様に、この館に一生縛られて。だから永遠のものなどないと証明してみせたまでです。先生に教わった通りに」

彼女の発言を振り返ってみると、その端々に、それらしいワードがいくつも出ていました。

「先生。本当に、本当にありがとうございました。お元気で」

メアリとクレアはエルメロイⅡ世の車を見送ります。

(永遠のものなどない。全ては変わりゆく。それは人間も例外ではない、か)

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謎解きと事件解決、さらにエルメロイⅡ世&グレイの見せ場もあって濃厚な30分でした!(*´∀`*)
謝礼はどのくらいでたんだろう?野暮なことを心配してしまう(笑)
グレイの魔術礼装も格好よかったですね。
メアリが儀式を黙認したのは自分の為と、もうひとつはメイドのクレアを父の虐待から救う為だったのかもしれませんね。最後に手をつないだシーンが二人の親密さを表していたように思います。
音楽だけのOPも雰囲気があって格好良かった!
次回はどんな難事件が持ち込まれるのでしょう。楽しみです!
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