内容をカンタンに説明すると…
- 音奴の手伝いで芸者の格好で座敷に上がる芽衣と鏡花。流行会での岩崎桃介のエレキテルの未来への話が投資家に理解してもらえない。
- 電気の便利さを知っている芽衣はいかに重要かを言葉にし始める。無事に福沢諭吉からの融資を受けれることになった岩崎から感謝される。
- 今回は…泉鏡花の執筆中の戯曲から抜け出てしまったモノノケ白雪が長雨を降らせていた。話の続きも白雪が戻ってこないことには決まらない。元々春草の黒猫探しにでかけていた芽衣は鏡花の協力もしたいと申しでる。
【明治東亰恋伽 7話】逢いたくて逢いたくてレイニーデイ【アニメ感想】
言霊のような…?
「白雪…」
鏡花の執筆の文から文字が踊り始めます。
場面は変わって鴎外邸。
「れんが亭のカツレツ美味しかったなあ」
昨夜の鴎外のことを思い出しながらにまにまする芽衣。
ずっといたい…でもチャーリーの言葉がよぎります。長雨からの晴れ間。
「行きましょう春草さん、黒猫探しです」
道中鳩に餌やりをしているのは滝廉太郎さん。
猫のためのまたたびが鳩を呼び寄せてしまい…
逃げる芽衣と春草。
え、滝廉太郎氏一瞬の出番で終わりました(汗)
迷い込んだ先は…
「不忍池だ。話には聞いてたけど」
鏡花の子守唄がきこえます。
見られて恥ずかしそうな鏡花
「え、鏡花さんの戯曲から竜の神様が抜け出した?」
「彼女の願いはただひとつ、想い人に会いに行くこと。
だけど古くからの約束によって夜叉ヶ池を離れることができないんだ。その約束を違えば白雪は死ぬ」
執筆の中からもモノノケって発生するんですね。
「こないだの赤い満月の日白雪は僕の話が悲劇で終わるのが怖くて抜け出してしまったんだ。このところの長雨も白雪のせいなんだ」
ということは戯曲は悲劇でおわるのか?との芽衣の問い。
「わからない。自分でもわからないんだ。白雪が戻らないと先は書けない。戻ってきてほしい。僕に続きを書かせてほしいんだ」
「私にも何かできるかもしれません。一緒に白雪さんを連れ戻しましょう」
「はぁ?あんたみたいなグズに何ができるってのさ」
「藤田さんに白雪さんが切られちゃったら夜叉ヶ池は未完のままじゃないですか!」
助けずにはいられない性格。
珍しく怒ってる…??
「ダメだ!」
お伺いに来た芽衣に一喝。鴎外さん少し怒ってる感じですよね。
「おまえは春草の黒猫を探していたのではないか。どうしてそんな危険なところへいった?芽衣、おまえには黒猫を探してもらいたいのだよ」
「危ないことはしませんから」
「僕は玉依じゃないからお前の身に危険が迫っても気付くことができない。わかるね…?」
こう…作画が…ヤンデレっぽいです。
「芽衣、キャンユースピークイングリッシュ?」
「え…えと…り、リトル…」
「芽衣もっと英語の勉強をしたまえ」
今度の婚約者お披露目会用にと。これはうまいことはぐらかされましたね。
廊下に春草がやってきました。
「関わらないほうが良いと思う。オレの黒猫と違って原因ははっきりしてるしあれはきっと泉にしか解決できない」
「でも…」
「あのさ、君のこと心配してるの鴎外さんだけじゃないから」
春草のデレいただきました!
雨がやまず池が決壊しそうとのことで土のうを積み上げる軍の人たち。
「帰ろう、白雪。ここにいてもお前の思いは遂げられない。戻れ、僕の中に」
鏡花は池に向かって話しかけていました。
そしてふと目線を変えると…やはり芽衣きてましたね。
「ねぇ白雪さん。鏡花さんのもとに戻ってください。好きな人にずっと会うことができないなんて辛いですよね。私も好きな人と一緒にいたい。その人もねずっとここに居なさいって言ってくれたの。
だけどね、帰らないといけないの。あと半月で離れ離れになる。離れたらきっともう二度と会えない。ずっと一緒に居たいよ。鴎外さん」
芽衣ちゃん!鏡花ちゃんに聞かれてますよ!
池から出てきたのは竜。
その横にきれいな女の人の幽霊、ではなくモノノケが。この具現化すごいですね…。
「白雪!おまえを生んだのは僕だ!だからもう一度僕の元へ」
「ああ、恨めしい…あの約束さえなければあのお方と永遠にいられるものを」
モノノケというかモンスター級の白雪の暴走止まりません。
「小賢しい人間ども我に近づくな。もう誰の言葉も聞かぬ」
大波となって押し寄せます。
「命のために恋は捨てぬ」
「ダメ、白雪さん!」
手を伸ばした芽衣は波にさらわれ池の底へ沈んでいきます。その時どこからかあらわれものすごい速さで走っていく…鴎外さん!
え??どこに居たんです!?池に飛び込んでいきました。
鏡花も向かっていきます。
藤田さんは全くたちうちできない
(白雪さんの好きな人は鏡花さんの中に居る。
このままじゃ二度とあえなくなっちゃう。鏡花さんを信じて)
どんだけ深いんだこの池。
「白雪、戻ってこい。それがかなわないならこのままお前と運命をともにする」
池の中で白雪を抱きしめる鏡花。
そして鴎外は無事に芽衣を救いました。必死に呼びかける鴎外さん…。
「芽衣!…バカ…バカ…」
これはとなりのと○ろ…(違います)
白雪が鏡花を抱きかかえて出てきました。
「引き合うもののなんという心のつよさよ。私も戻ろう。お前の元へ」
春草が駆けつけた時は鴎外が芽衣を抱えている場面で…なんとも切ない表情をうかべてました。
その後のお話
「おはよう小リスちゃん、よく眠れたかい?小リスちゃんにお客様だよ」
鏡花が来てました。照れながら言ったのは
「元気?」
ツンデレデレですね。芽衣は元気なんですが全身筋肉痛です。
「執筆がすすんだよ」
「ほんとですか!よかった!…あの…どうなるんですか?白雪さんの恋」
「聞きたいの?」
「そりゃもう!」
「創作物の結果を教えるなんてできないから!」
「ええ~~~~……」
「気になるなら来月見にきなよ。どっかの三文役者が演じるからさ」
「三文役者…ああ、音二郎さんですね?はい、ぜひ見に行きます!」
わくわく芽衣。そして帰り際の鏡花のセリフ…。
「あんたの恋も叶うといいね…」
後ろ方で部屋に戻っていく鴎外さん、春草さんに支えられてますけど…もしや全身筋肉痛…。
鏡花のこの言い回しだと…話はハッピーエンドということだということに気づいた芽衣、聡いですね。
「ありがとうございます!」
鏡花の手を握ったのに嫌がられない!
「じゃあ、来月」
「はい、来月」
(来月にはもう私はここには…)
芽衣、ほんとにどうするんでしょうか。

泉鏡花回!なんとも不思議なお話でした。あの赤い満月の時にいろいろモノノケやら時空うやらがゆがみましたか?まさかのお話から飛び出たモノノケだとは…。鏡花はもともと見える人ではありましたがまさか実体化させてしまうとは…。
またしても首ツッコミな芽衣に対して厳し目の声で怒る鴎外さん新鮮でした。
あと白い軍服も素敵で……。
鏡花は自分の作品にまっすぐ向き合ってるんですね。心中してしまうかと思いましたよ。
一ヶ月後の結末には間に合わない芽衣、どうするんでしょうか