前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 真夜中のサーカス本拠地がサハラ砂漠北部で発見された!そこに集結したのは鳴海たちを含める世界中のしろがねと、しろがね-O。フランシーヌ人形を倒すべく敵陣に乗り込む!
- ミンシア、ファティマと協力してからくりを撃破する鳴海!次に到着したのは、どちらかがフランシーヌ人形に続く2つの扉がある部屋だった。一方、しろがね-Oのジョージ・ラローシュは世界を放浪していた阿紫花に接触を図り、とある契約を持ちかける。
- 今回は…鳴海たちは二手に分かれて扉を進む。新しい部屋に到着すると、「しろがね同士で殺しあえ」と、レ・キャトル・ピオネールから命令が下り…!?
【からくりサーカス 12話 アニメ感想】顔無し司令
同士討ちの危機!
ルシールの血を飲んだミンシアですが、当然しろがねほどの治癒力はありませんでした。
アクロバットブラザーズとの戦闘で負った傷を治療するため、フェイスレスの医療用カプセルに一時避難します。ルシールとファティマも一緒ですね。
「小型ながら大概の治療ができるのさ」
「ファティマ。ミンシアを頼む。それからあんたも早く傷を治してくれ」
「…はい!」
ファティマの心配までする鳴海、気遣いが行き届いてます( ̄∀ ̄)
「それじゃ行こうか。分かっているな?我らのうち一人でもフランシーヌにたどり着いたら彼女を倒す!」
「人類の存亡をかけて!」
4人ずつで二手に別れます。戦力は分散しますがやむを得ません。
鳴海と行動を共にするのは、《しろがね》のスティーブ・ロッケンフィールドとシュヴァルツェス・トーア、《しろがね-O》のリーナです。
「私の大切な家族だ…私は家族を守るためにここに来た。ゾナハ秒を世界にばらまく人形を倒すために」
ロッケンフィールドは家族写真を見せてきました。
犠牲になったしろがね‐Oとは違って死ぬつもりはない、と言います。
トーア「私も祖国に婚約者がいる。帰ったら結婚するつもりだ」
それ死亡フラグですよ!!(;´д`)
トーア「しろがね-O共とは違う」
リーナ「なにそれ、バカみたい!家族?結婚?余計な感情を持てば戦いが怖くなるだけ。だから私たちしろがね-Oは感情を制御するため、フェイスレス指令に機械化してもらったの」
どちらが正しいか、間違いか、とは言えないけど、大切なものを守るために恐怖と向き合いながらオートマータ戦う《しろがね》の方が、人間的な意味では強いのかな、と思ったり。
「命を大事にしたり協力することを知らなきゃ、戦いには勝てないぜ」
鳴海の言葉は、しろがね達に届くのでしょうか…。
『さぁ、戦いなさい~~!』
当たりの部屋を引いた鳴海たちですが、フランシーヌ人形に続く扉を通れるのは2人だけだと言われます。
仲間同士で殺しあえってか!?なんて残酷な…(´・言・`)
『お前たちに選択肢はない。ほかの行動を取ろうとすれば死んでもらう!3分ごとに床が外側から落ちていく!さぁ始めるがいい~!』
「どうにも、仕方ないな…」
そう言って鳴海と向き合うロッケンフィールド。
直後、鳴海は凄まじい剣幕で彼に襲い掛かった…かのように見えましたが、攻撃したのはその背後にいるリーナでした。
リーナがロッケンフィールドを殺そうとしたのを阻止したようです!( ̄▽ ̄;)
ロッケンフィールド「…残念だよ、仲間同士で戦うハメになるとは…」
トーア「全くだ」
2人とも鳴海の本心に気づいてない!?
その証拠に、からくりのシュヴァルツェス・トーアとペンタゴナ・ノッカーを取り出し戦闘態勢に入ります。
どうして2対1で鳴海が狙われるんだ…(;´д`)
新参者だからか…
「さぁ。始めようか…」
「やだね!」
「なんだと!?ここから出るのは2人だけ!奴らの言う通りにするしかないのだ!」
「あ~あ、あんたたちもかい…?人から言われて戦うなんざまっぴらだ!あんたたちが出ていけばいいさ!」
《しろがね》に対する敵意が、鳴海からは全く感じられませんでした。
『戦わないのは認められない。今ここで死んでもらおう。一斉発射まで10秒!』
壁全体に配置された鋭利な武器が、鳴海たちを囲みます。
「いいからいけよ二人共、」
「なぜだ!?君はいったはずだ!命を粗末にするのは許さないと!なぜ死を選ぶ!?」
その間も敵のカウントダウンが進みます。
『3、2、1―――』
0になると同時に全方向からの攻撃が鳴海達を襲います!
が、鳴海は片っ端から弾き返して…Σ(゚д゚lll)
神業ですね!
防ぎきれない物は、自らを盾に仲間を守りました。
「ロッケンフィールドさん、トーアさん…」
「人間は嫌なときに訳なんて言わなくてもいいんだぜ」
理屈じゃなくて感じた気持ちが全てだと。
「昔、誰かに言ったんだ。何かあったら心で考えろってよ。それでさ…俺の心が言ったのよ…ゾナハ病の子達もあんたたちの大切な家族も、泣くのは嫌だなってよ」
心が広すぎる…(´;ω;`)
鳴海の優しさなのでしょう。
「さぁ行ってくれ。フランシーヌにかましてくれよ!」
「鳴海くん…私はしろがねである事を、これほど苦痛に感じたことはない…」
「気にしなくていいっす!後で俺も行きますから!」
(彼はまだ 諦めていない…)
ロッケンフィールドとトーアが扉をくぐった直後、リーナが意識を取り戻しました。
端から床が落ちていきます。足場がなくなるのも時間の問題ですよ!
「うかつだった…。あ~あ、信じられない、私が死ぬことになるなんて」
「まだ手はあるさ…」
「?」
「床が落ちたら壁に飛べ。俺が足場になるからお前が壁に穴を開けろ!」
「そんなこと…!」
「飛べッッ!!」
フェイスレスと合流!
鳴海とリーナが壁の破壊に成功しました!
奥の部屋に飛び込むと、フェイスレス達の姿を発見。
「おお、成海くんリーナ、無事だったか!」
「司令もご無事で!」
「なんとかな」
まさかここで合流するとは!(・∀・;)
しかし彼ら4人のうち2人は死んでいました…。
「あんたたちがやったのか!?」
「いや、奴らのせいだ。僕らが同士討ちを拒んだせいでな」
司令が指差す先に数十体のオート-マータがいます。
『おいおい壁から飛び入りか!?こうなったらお前ら全員殺しあえよ!』
「くっ!(フェイスレス…どうも食えないやつだぜ!仲間が死んでも顔色一つ変えやがらねぇ!)」
「鳴海くん。君は思考が顔に出るんだね。どうやら僕が好きではないらしい」
あからさまに睨みつけてますもんね( ̄▽ ̄;)
「でもね、君の不信だけは解いておきたい。僕にも情がある。僕がしろがねになった理由はね、妻をオートマータに奪われたからさ」
フェイスレスは初めてサングラスを外しました。
「土は土に、灰は灰に、忌まわしきオートマータは歯車に」
フェイスレスはマントを翻すと、隠し武器でその場のオートマータを殲滅します。
着地まで華麗ですよ!
イケオジだ!!
「すげぇ…」
「当たり前よ。司令は散開のフェイスレスだもの」
「散開?」
「1に分解、2に溶解…」
「3は…?!」
「今は、オートマータを完全に沈黙させる秘密の技とも言っておこうかね」
もったいぶりますね~( ̄∀ ̄)
こちらはハズレ部屋、ということで先に通じる道は絶たれていました。
フェイスレスはインババティに脱出経路の確保を命じますが…
「おっと!反則はダメだよ君たち~」
「そうそう、そういうやつは粉々にしちゃうもんね!」
新手が次から次へと…!(;´д`)
ルシールの秘策?阿紫花とラローシュ来る!
「!私どのくらい寝てた!?」
「大丈夫ですよ。きっと鳴海さんたちがフランシーヌを倒してくれますから」
治療を終えたミンシアが目を覚ましました。
「冗談じゃないわ!行くわよ私も!」
ミンシアも芯の強い子ですよね( ̄▽ ̄;)
「そうだね。じゃあ私たちはみんなとは別のルートでフランシーヌを探してみようかね」
「別のルート?何かてはあるの?」
「あるさ。私はそれを待ってるのさ…」
一方、サハラ砂漠上空。真夜中のサーカスに接近する一機の飛行機ありました。
黒賀の村から輸送中のブツと、阿紫花、ジョージ・ラローシュが乗っています。
ルシールが「待っている」のはこのブツかな?
「なんでぃ、この銀の煙は!?急にヘリの調子も悪くなりやがるし…!」
「これがオートマータの作るゾナハ病の病原菌だ!煙に見えても実は極小の虫型のオートマータだ!」
驚きの事実が判明です!Σ(゚д゚lll)
「うっ!?い、息がっ…!」
(ゾナハにかかったか!本来は禁じられていることだが仕方ない!)
ラローシュは自分の指を軽く切りました。血を飲ませるつもりのようです。
「おい!」
「?」
ブスリッ
ロラーシュの指が振り向いた阿紫花の鼻に突き刺さります!!急なギャグやめて(笑)
改めて口の中にinします!
「てめっ、何を…!」
「助けてやる。だから手伝え」
このコンビかわいいぞ(笑)
フェイスレスの死、立ちふさがるのは…
「ちょっと!さっきからなんのつもり!?貸しでも作ろうっての!?」
「違う……。俺は時には危険とか、役に立たねぇことさえも…自由に選べる俺になりてぇんだよ…!!早くいけ――!!」
鳴海はしろがねの業に必死に抗おうとしていました…。
退路を確保したインババティとリーナは先にフランシーヌ人形の元へ進みます。
足止めを買って出たのは鳴海でした。
敵の攻撃を利用して、もう一体のオートマータ破壊に成功しますがその場に倒れてしまい…。もうボロボロです。
「鳴海くん一人に押し付けるわけには行かん」
「何やってんだ!あんたもいけよ!」
フェイスレスが残ってくれました。思ったより情で動く人だな…。
サングラスは感情制御の役割を果たしていたのかもですね。
「!?」
破壊された壁の奥から突如巨大なローラーが出現し、鳴海たちに迫ります!
巻き込まれればバラバラになってしまう!(;´д`)
「5分だ鳴海くん!5分だけ生き延びた前!」
フェイスレス、何をする気ですか…!?
オートマータの攻撃を逆手に取り、破壊に成功した鳴海。ローラーの先端が目の前まで迫っていました。絶体絶命!
「っ……。?、止まった…?」
何が起こった…?
「あんた…俺を助けるために!?」
ローラーを動かす制御室を探り当てたフェイスレスは、自らの体を歯車に巻き込ませ、ローラーを止めたのでした。
「オートマータを完全に沈黙させる秘密の技」ってこれだったのか…。
痛いってもんじゃないです(;´言`)
「歯車で動くものは悲しいねぇ。僕という石ころが挟まることであんな大きなものが止まってしまう…」
死を悟ったのか、彼は自分の過去を話し始めました。
「両親がいない僕は、いろんな親戚をたらい回しにされてるうちに、ふざけ屋の顔を持つようになった。悲しい時もふざけていればやり過ごせる。だけど彼女の前だけは本当の自分の顔ができたんだ…」
しかし、フェイスレスをよく思わない彼女の母によって、2人の中は引き裂かれます。
「次に会ったとき彼女はオート-マータの妻となっていた。僕は彼女を連れ去った」
ですが追ってきたオートマータからフェイスレスを守り、彼女は命を落とすのでした…。
フェイスレスも辛い過去を持っていたんですね。
「情けなくも逃げ延びた僕はゾナハ病に掛かりルシールに出会う。そうしてしろがねへの道をたどったのさ」
「俺は…!」
「気にするな。君は顔をなくした男の退屈な昔話を聞いてくれたのだから。さぁ行ってくれ、そしてフランシーヌ人形を破壊するのだ…どうもこれをかけてないと、おしゃべりに…なって…いかんな……」
フェイスレスは息絶えました。
「安心してくれ。フランシーヌ人形は必ず俺が…!」
歩みを進める鳴海はトーアと再会します。
「良かった、生きてたのか…」
「あぁ。ロッケンフィールド博士とはぐれてしまったが」
「そっか…。それにしても、なんでここはこう、寒いかね…」
「!」
「明かりも…薄暗いしよ…」
「鳴海くん……」
寒さも薄暗く感じるのも鳴海だけのようです。
出血が酷いし危ない状態なのでは(´・ω・`;)
フランシーヌ人形を賛美する回廊を通過し、奥の間でリーナ、インババティ、ロッケンフィールドと合流。
「フェイスレス司令は!?―――そうか」
しかし悲しむ間もなく、鳴海達の前にレ・キャトル・ピオネールのコロンビーヌ、パンタローネ、アルレッキーノ、ドットーレが現れます。
「死にゆく仲間たちが少なくては冥界への道行が寂しかろう?これからお前たちはフランシーヌ様野お慰みに。我らレ・キャトル・ピオネールと戦うのだからな」
レ・キャトル・ピオネールが立ちふさがる先には、鳴海達を見下ろすフランシーヌ人形が!!(゚o゚;;
登場した瞬間、トーアと同じように「美しい」と思ってしまい…。底知れぬ魅力があります。
ここまで多くの犠牲を払いました。
フェイスレスの途中退場も残念です。生きていれば鳴海と良い関係を築けそうだったのに!(´・ω・`)
5人のしろがねが生き残りましたが、レ・キャトル・ピオネールが強敵なのと、鳴海も重症なので、かなりの劣勢が予想されます。
ルシールや阿紫花たちの参戦も期待したいです。
そして先週に比べて鳴海の銀髪の部分が広がっているような…(;´д`)大丈夫?