前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…
- 学院の主席ライオスと、次席のウンベールにユージオに絡まれたユージオは、立ち会いを受けて引き分けに持ち込む。しかしウンベールは結果に納得がいかないようで…。
- 後日、キリトとユージオはティーゼとロニエから、ウンベールの傍付きの同室生・フレニーカが受任し難い命令を受けて傷ついている、と相談を受ける。キリトたちはウンベールの部屋に乗り込み、今後の行いを改めるよう忠言する。
- 今回は…フレニーカから話を聞きつけ、ウンベールたちの部屋を訪れたユージオ。そこにはベッドの上で縄で縛られたティーゼとロニエの姿があり…!?
【ソードアート・オンライン3期 10話 アニメ感想】禁忌目録
ティーゼとロニエが危ない!
「…遅いな。ロニエたち。これまで掃除に遅れたことなんて一度もなかったよな。何か嫌な感じがするな…。俺、ちょっと初等錬士寮まで見てくるよ。入れ違いになるかもしれないからユージオはここで待っててくれ」
「おいキリト!表から行ったほうが…」
キリトはいつぞやのショートカットで部屋をあとにしました。
アクロバティックな退室!!(笑)
しかし2人が来ないのは心配ですね…。
「あの、ユージオ上級錬士殿でしょうか…」
「う、うん。君は…!?」
直後、フレニーカと名乗る少女が部屋を訪ねてきました。
ウンベールの傍付きちゃん!!

「夜分にお訪ねして申し訳ありません。私、どうしたらいいかわからなくてっ…」
フレニーカは先のユージオの配慮ある行動にお礼を言います。
礼儀正しい子です。
「ですが、ジーゼック殿は本日の夜間に、その、この場では少々説明の難しいご奉仕を命じておられまして…」
「!!」
アイツまだ懲りてないんですか!?(゚言゚≡゚言゚)
「私、このようなご命令が続くくらいならいっそ学院をやめようと思って、そうティーゼとロニエに打ち明けたのです。それを聞いた2人は直接ジーゼック殿に嘆願すると言って寮を出ていったのですが…待っていても戻ってこなくて…」
「なんだって!?君はここで待っていて」
2人が危ない…!((((;゚Д゚))))
ユージオは部屋を飛び出し、ライオス達のもとへ走ります。
(最初からそれが目的だったのか!僕たちじゃなくティーゼ達を!)

「ユージオ殿とキリト殿の傍付きであったか。全生徒の頂点に立つ主席、および次席の上級修剣士に突然の面会を求めるとは。実に勇敢な初等錬士たちだなぁ。さすがはお二人のそば付きだ。ただ…気をつけねばならないよ?威勢の良さは時として非礼ともなり不敬ともなる」
ライオス達の部屋に乗り込んだユージオは、縄に縛られた2人のもとに案内されます。
なんでベッドの上なんだよ…(´Д`;)
「これは…!?一体どういう事ですライオス殿!!!」
「これはやむを得ない処置なのだよユージオ殿。シュトリーネン初等錬士とアラベル初等錬士は、我らに甚だしい非礼を働いたのだからなぁ」
「非礼とは…っ!?」
「あの下級貴族の娘どもは、こともあろうに4等爵士のこの私が、自分のそば付きを理由なく虐げ、欲望を満たしているなどと侮辱してくれたのよ。次席修剣士としてフレニーカを正しく導こうとしたこの私をだぞ?」
「ッ・・・!」
「それだけではないのだよユージオ殿。あの二人はウンベールと同室の私にも責任があるなどと道理の通らぬことを言ってくれてねぇ。よもや6等爵家の娘ごときに3等爵家の長子たるこの私が”貴族の誇りはないのですか”などと言われようとは」
いや、事実でしょ…なんで開き直ってるんですか…。
3等とか4等とかどうでもいいわ…。
コイツらどこまで醜悪なんだ…!ユージオは禁忌目録に抗えるのか!?
ライオス達の主張はともかく、ティーゼとロニエに対するこの行いは修剣士懲罰権を甚だしく逸脱した行いではないか、と問い詰めるユージオ。
しかし…

「修剣士懲罰権?学院則にはこう付記しているのをお忘れかなぁ?”なお、全ての懲罰において上級法の規定を優先す”と!」
上級法、すなわち禁忌目録と帝国基本法でした。
強者が弱者をいくら踏みにじってもお咎めなし。権力者に都合のいい世界になってるんですね…。
「つまり!3等爵家の長子たる私は6等爵家出身のあの娘たちに、修剣士懲罰権ではなく貴族裁決権を~~行使できるということなのだよ!!」
ダサいローブを華麗に脱ぎ捨てたライオスは、ティーゼに飛びかかります。
ウンベールはロニエの元へ…
ティーゼ達の悲鳴が…(´Д`;)
「やめろぉ!!!」
「動くな平民!これは帝国基本法および禁忌目録に法った、正当厳粛なる貴族の裁決である!そして裁決権の妨害もまた重大な違法行為!そこから一歩でも動いたらお前は法を破った罪人となるのだ!」
「そんなッ…!」
ただの悪法ですね!?
ユージオは必死に止めようとしますが、足が動かなくなります。
その間もライオスたちはティーゼ達に卑猥な行いを…
き、気持ち悪…(´言`;)
「先輩!先輩!!」
ティーゼに助けを求められるなか、ユージオはキリトの言葉を思い出します。
『例え法で禁じられていなくても、してはいけないことは存在するし。逆に法律で禁じられていても、しなきゃいけないことがあるかもしれない』
まさに今がその時…!
(友達のために勇気を振り絞って行動を起こしたティーゼとロニエに、これだけの残酷な罰を与える法!その彼女たちを罠にかけ、辱めようとしているライオスとウンベールを止められない法!)
ユージオは剣を取るため、法の不完全さと理不尽さに真正面から向き合います。
しかし体が言うことを聞きません。
先に出ていったキリトは何をしてるんだ!早く来ておくれ!(´Д`;)
(そんな法を守ることが善だというのなら僕は…僕は!!!)

剣の柄に手をかけた瞬間、ユージオの右目に異変が起こります。
(なんだこれは!?いや、これはあの時と同じっ…!)
アリスを助け用途した時、禁忌目録を破ろうとした時にも同じ事が起きました。
システムの一種っぽいですが…!?
(許せない!絶対に!許せない!!)
「先輩――――!!」
「うおあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ついに剣を抜いたユージオ!右目が潰れましたね!?Σ(゚д゚lll)
剣はウンベールの左腕を斬り落とします!
なにげに攻撃を躱したライオス。さすが主席なだけありますがここは避けるなよ…←
「腕!俺の腕が!血が!天命が!天命が減っていくぅ―――!!ライオスどの!神聖術を!いやもう神聖術じゃ間に合わない!!天命を!天命を分けてくださいぃぃ!」
「ふん…」
ライオスはウンベールを無視して自分の、剣を手に取ります。
「素晴らしい!こんな!ここまでの禁忌を犯す者を私は初めて見た!貴族裁決権の対象は原則として下級貴族と私領地民だけだが、禁忌を犯した大罪人となればその限りではない!私は剣で人の首を落とすのは初めてだ。これで私はさらに強くなる!ユージオ修剣士…。いや?大罪人ユージオ!3等爵士の嫡男たるこのライオス・アンティノスが、汝を貴族裁決権により処刑する!!」
キリトキタ――(゚∀゚)――!!

「キリ…ト…?」
「剣を引けライオス!お前にユージオは傷つけさせない!」
ユージオに振り下ろされた剣を止めたのはキリトでした!
キタ――(゚∀゚)――!!
でもちょっと遅いよ!!( ̄▽ ̄;)
剣を取りに戻った時フレニーカに話を聞いて駆けつけたのかな?
「禁忌だの帰属の権利だの知ったことか!ユージオは俺の親友だ!そしてお前は!闇の国のゴブリンにも劣るクズ野郎だ!!」
「グゥっ…!」
あ、ちょっとダメージ受けましたね(笑)
しかし復活するのも早かったです。
「…くっ、くははは!辺境の田舎者同士、仲良く対逆の罪を犯してくれるとはな!これでワタイはお前たちを揃って処分できるわけだ!なんという良き日か!」
ライオスの構える剣が光を放ちます。
対抗しようとするユージオ。それをキリトが優しく止めました。
「大丈夫だ」
コイツは俺に任せろ、と。キリトさんイケメン!!
キリトが構える剣も光を放ち、変化しましたね!
「くははは!そんな代物は我が秘奥義で打ち砕いてくれるわ!」
「来いライオス!」

2人の剣がぶつかると、凄まじい衝撃が走ります!
「どうだ!どうだ!?貴様ごとき平民にこのライオス・アンティノス様が遅れを取るわけがないのだ!」
禍々しいオーラを放つライオスの剣。ウンベールの時と同じですね。
他人を虐げて蓄えた自尊心の力…。
これに負けじとキリトは回転切りを繰り出し、ライオスの両腕を切り落とすのでした。
やったぜ!!
「うわああああああああ!!?腕がッ!」
3等貴族の力がぁぁぁぁ!
「血が!血が出ているッ!ウンベール!」
「ひっ!」
「血を!私の血を止めろーっ!お前の!縄を解いて!私の傷口をしばれぇ!」
「いやだぁ!」
醜い仲間割れです。
先ほどウンベールの助けを無視したライオス。今度は彼が見捨てられる番でした。
「これを解いたら俺の天命が減る!その命令は禁忌目録違反だぁ!」
「禁忌ぃ!?だが私の血が…!ウンベール!お前っ…禁忌!?しかし天命が!禁忌、天命、禁忌、天命っ…」
自分が助かるには禁忌目録を破らなければなりません。しかしそれは許されないことで…。
キリトたちの目の前でライオスの様子がおかしくなっていきます。
「天命禁忌天命禁忌天…禁忌…天……忌――ーーーー ー」
ライオスは息絶えました。
壊れた機械みたいだ…
ホラーですね((((;゚Д゚))))
キリト(…今のは一体?フラクトライトに何かあったのか!?)
暴走する感情にフラクトライトが耐え切れなくなったのかも…。
ウンベールはキリトの顔を見るなり「人殺し」「化物」と叫びながら逃げて行きました。
キリトとユージオに処分が下る!迎えに来たのはまさかの…!
「ごめんなさいユージオ先輩っ…!私のせいで!」
「違うよ、ティーゼのせいじゃない。僕の考えが足りなかったからだ。ティーゼには何の責任もない」
フレニーカの情報源を聞かれた際、ティーゼとロニエの名前を出したのは良くなかったですね…。
でもユージオもティーゼも悪くないですよ…。悪いのはライオス達です。
「ティーゼとロニエが無事だったんだから。僕の方こそ謝らなきゃ…。ごめん、怖い思いをさせてしまって…」
キリトとユージオは2人を慰めます。格好良い先輩すぎる…!
「――!」
キリトは何かの気配に気づき天井を見上げます。続いてユージオもそちらに目を向けると、青白い男性の顔が浮かび上がってきました。
ユージオ(前にどこかで…僕はずっと昔、どこかであいつを見ている!)
アリスが禁忌目録を犯した時に出てきたオッサンだ!!
オッサンは、”シンギュラーユニット・ディテプチド・IDトレーシー・コーディネートピクスト・リポート・コンプリート”とだけ呟いて消えていきます。
一体何なんだ…。人間には見えなかったし。
システムの番人みたいなもんでしょうか?

「そうだ……僕はもう…あのゴブリン達と同じだ……」
「お前は人間だユージオ。俺と同じ。いくつも間違いを犯してはその意味を探してあがき続ける。人間なんだ」
「キリト…」
ティーゼはユージオの血をハンカチで拭いてくれました。自分も大変だった直後に人を気遣えるなんて…本当に良い子(´;ω;`)
翌朝、独房部屋から出ることを許されたユージオに、アズリカ先生が神聖術を施します。
「目を開けてみなさい」
「はい…。!ありがとうございます、アズリカ先生!」
右目を治してくれたんですね!
「ユージオ修剣士、そしてキリト修剣士。貴方達を迎えのものに引き渡さねばなりません」
整合騎士のお迎えですか…。
「その前にこれだけは言っておきます。ユージオ修剣士、あなたは私に破れなかった封印を破った。ならばきっと私に行けなかった所まで行けるはず。その剣と友を信じなさい」
アズリカ先生もライオスたちの行いには気づいていたけど、禁忌目録のせいで対処のしようがなかったようです。
「キリト修剣士、あなたが何者なのか、私にもついに分かりませんでした。ですがあなたがあの塔に達した時、きっと何かが起こる。その先に光があらんことを、私はこの場所で祈っています。ずっと」
アズリカ先生はキリトたちを応援してくれました。いい先生だ…。
キリト達が歩みを進めると、迎えの整合騎士が立っていました。
長い金髪を後ろで三つ編みに結んだ女の子ですね。
ユージオ(この青色と金色の取り合わせ、どこかで見たことがあるような…)
??「セントリア市域統括、公理教会整合騎士――」
ユージオ「!! あ…ア…」

「アリス・シンセシス・サーティです」
アリスキタ――(゚∀゚;)――!!
だいぶ雰囲気変わってますが。
突然の再開にユージオは…!?
彼女との記憶が消えてるキリトはどんな反応をするんだろう…!

OPでアリス生存は確定してましたが、整合騎士になってたとは!Σ(゚д゚lll)見た感じ地位も高そうで、かなり強そう!
連れ去られたあとに何があったんでしょう?
そういえば菊岡さんが「フラクトライトを書き換えられた~」とか言ってましたよね。
ユージオを目にしても動揺しなかったアリス。記憶が書き換えられてる可能性も…?
ライオスとウンベールは10話にしてようやく退場です(;´Д`)=3
声優さんの演技で憎さ100倍!本当に腹が立ちました!
腕を切り落とすだけじゃ足りなかった気もしますね…(オイ
罪人になったキリトとユージオ。これからどうなるんだろう!?