前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 才賀叔父の屋敷での戦いから2ヶ月が経過。片腕を残して行方不明になった鳴海。勝としろがねは学生生活をスタートさせる。
- 勝がしろがねを連れてやってきたのは、廃業寸前の仲町サーカスだった。そこで出会った新たな仲間たちとともに、しろがねはサーカスをすることに!
- 今回は…行方不明だった鳴海が生きていた!フランス人のギイによって彼が運び込まれたのは、アメリカにあるゾナハ病治療専門の病院で…!?
【からくりサーカス 6話 アニメ感想】地獄
目覚めた鳴海!ゾナハ病の子供がいっぱい…!
(オレが長い眠りから覚めたのは1か月前。眠っている間に俺はくり返し同じ夢を見ていた。泣いている女といいツラで笑っている子供。だが俺にはその二人が誰なのかわからなかった。自分のことさえ。俺は記憶を失っていた)
なん…だと!?Σ(゚д゚lll)
しろがねと勝の事も覚えてないんですか。
まさかの展開に驚きました。記憶喪失が一時的なものだといいのですが…。
鳴海が目覚めた時、近くにいたのがこの男。しろがねに似てますね…。
「どうやら記憶をなくしてしまったらしいね。片腕と一緒に。所持していた免許証によれば、君の名は加藤鳴海」
「加藤鳴海…ダメだ、思い出せない!」
鳴海の左腕をよく見ると義手になっていました。
意識を取り戻したばかりなのに、自分の腕と同じように扱えてますね。
「とりあえず自己紹介させてもらうよ。僕はフランス貴族の末裔。この世の美しいものをこよなく愛する者、ギイ・クリストフ・レッシュ。あちらの、童話に出てくる悪い魔法使いのような御仁がルシール・ベルヌイユ」
ルシールは、しろがねの回想にも出てきた女性では!?
というかここは病院、ですよね…?一体何故こんなところに?
ギイ「僕が見つけたとき君は――」
鳴海「待て!話は後だ!」
病室の扉から子供がこちらを覗いていました。
鳴海と目が合って逃げ出す子供。鳴海は思わず追いかけます。
たどり着いた先にはたくさんの子供がいました。
(な、なにやってんだ俺…体が勝手に動きやがる。怯える子供たちの目の前で拳法なんて…拳法?そうだ思い出した!俺は中国で拳法を習ったことがある!)
記憶はなくても体が覚えてるようですね。
切れ味も素晴らしいですよ!
鳴海の拳法に子供たちは興味津々!笑顔で近寄ってきました。
そんななか苦しみだした一人の少年。
駆けつけた看護師の笑顔で発作は収まりましたが…。
成海は驚きます。ゾナハ病の症状にとても良く似ていました。
「詳しい事情は知らないが、君はとある日本の屋敷で大爆発に巻き込まれてね。僕が駆けつけた時には君は止血死寸前だった。で、君を救うために最先端技術の整ったこの病院に運び込んだというわけさ」
「さっきの…子供…」
「あぁ、マークか?」
「あれはゾナハ病じゃないか?思い出したんだ、俺も同じ病気だって…」
「そう。この病院にはおよそ2000人のゾナハ病の子供たちが収容されている。ゾナハ病の研究治療に関しては世界一の病院だ」
2000人!?しかもその全員が子供達って…。
看護師の男いわく、ギイ達の仕事が遅いせいで患者が増えているのだ、と。
ルシール達の仕事は子供たちから情報を得ることでした。
「とりあえず例は言っとくぜ。しかしよ、なんだってわざわざ俺をアメリカまで運んで助けた?」
「僕は君をスカウトするために日本を訪れたんだ」
「スカウト?何の?」
「それは今に分かるさ。今は一刻も早く体力回復に専念するんだね」
ゾナハ病治療院の秘密
(何がなんだか分からないまま病院での生活が始まった。俺がする事といえば、よく眠りよく食べ子供たちと遊ぶことだった)
何だその生活!羨ましいぞ!!←
(しかしすげーなこの義手。まるで本物のように動きやがる)
コレもギイ達が付けてくれたのでしょうか?
どんな仕組みなんだろう?あるるかんのような高度なからくりのように見えます。
(記憶を無くしても、自分の気持ちは分かる。俺は子供たちが好きだったし、子供たちもよく俺に懐いてくれた)
最初はあんなに警戒されていた子供たちともすっかり仲良しですね!
(ヘレン看護師?)
病棟を歩いていた鳴海。ふと誰かのすすり泣く声を耳にします。
(なっ…何だありゃあ!?)
部屋をのぞくと、看護師たちが泣きながら、薬品を大量摂取していました。
薬が効いてくるとみんな穏やかな顔になります。
異常な光景です。
「おい!お前知ってんのか!?医者も看護師もクスリ漬けじゃないか!あんなんでゾナハ病の治療ができるのかよ!?」
「それがどうした?あれは職務を遂行するために必要なものだ。分かったらすぐに出て行ってもらおうか」
医師に噛み付く鳴海ですが相手にもされません。
さらにその先で、少年がルシールたちに尋問されているのを目撃します。
「やっぱりお前は見たんだね?世の中のサーカスを」
「・・・・・・・・・・・・・」
「両親を殺され、恐怖で口がきけなくなった子供でも容赦なく問い詰め、オートマータを追う。それが彼らの仕事だ」
オートマータ、とは?
ギイ「おびえている場合か。君はもうすぐ死ぬんだ。どうせなら役に立って死……」
「ギイ!!このクソ野郎が!!!!」
激昂した鳴海はガラスを突き破り、ギイを殴り飛ばしました。痛そう(;´д`)
「お前には血も涙もねーのかよ!?子供の気持ちも考えろ!」
「やれやれ…本当に手が早いな猪君」
「お前らもだ!医者のくせにクスリ漬けなんてありえねー!!」
良くも悪くも感情的な男ですね( ̄▽ ̄;)
医者を指差す鳴海。
次の瞬間、手に刺さったガラス片が体外に排出され、傷もあっという間にふさがります。
ど、どういうこと!?( ´ ⊙ ω ⊙` )
「鳴海。ここで子供たちが滅多に発作を起こさないのは私たちの治療のためだと思っている?違うわ。ゾナハ病は謎の多い病気。私たちができるのはただ一つ。私たちが笑顔でいること。そのためにすべての職員が薬剤で強制的に副交感神経系をリラックス状態にしているの…」
「薬で…?無理やり笑っているだって!?」
「ゾナハ病の発作を抑えるのは他社を笑わせること。なら私たちが笑うしかないでしょう?でもゾナハ病の研究が進まない焦り、そしてその辛さを表に出せない毎日。みんな、もう、ボロボロなの……」
薬を多量摂取しているのは子供たちのためだったんですね。
でもそれで本当にいいのだろうか…。
ギイ「鳴海、この病院はね。地獄なんだよ」
ゾナハ病の実態!鳴海が助かったワケとは!?
鳴海はゾナハ病の集中治療室に案内されました。そこで恐るべき光景を目の当たりにします。
「ゾナハ病の症状には3段階ある。第1段階は呼吸困難と全身の痛み。第2段階では免疫力の低下による合併症。ここで多くのものが命を落とす。だが死ねるものはまだ幸せかも知れない…。ゾナハ秒の真の恐ろしさは最終段階にある。つまり――死ねなくなるのだよ。彼らへの仕打ちをひどいと思うか?だが体温が低下し筋肉が硬直した者にとって、ベッドは必要ないんだよ…」
ギイが言っていた「地獄」はこういう事だったんですね。
「一つ聞きたいことがある。お前、俺に何をした…?あの回復力はなんだ!?それに考えてみれば、片腕をなくすような大怪我が二ヶ月そこらで治るはずがねぇ!」
「アクア・ウイタエを使ったんだよ。君を救うためにね」
「アクア・ウイタエ…?」
それはどんな傷や病気にも聞く万能薬。魔法の薬ですね!
ゾナハ病を治す、現状唯一の手段でもありました。
「じゃあ何故!?」
「もう無いんだよ。君に使ってしまってね。しかもアクア・ウイタエは古の錬金術師が作ったもの、我々では作ることができない」
「分からない…なぜなんだ?お前の言ってることが本当なら何故オレに使った!?」
「言ったろう、君をスカウトするために日本に渡った、と。鳴海、僕の仕事を手伝え。オートマータを倒すためにね」
また出てきましたね、オートマータ。
「ゾナハ病は謎に包まれた病だ。だがその元凶ははっきりしている。ゾナハ病をばらまいているのはオートマータ。そして彼らを率いている団体が真夜中のサーカス」
あれっ、1話冒頭の謎のサーカス団と似てません!?
謎の粉?キラキラ?を吹き散らかしてますよ(言い方
「僕らの目的は奴らを潰すこと。鳴海。君にもしろがねになってもらう」
「!! し、しろがね…?」
「どうした?」
「い、いや。なんでもねぇ…」
「しろがね」ってなれるもんなんですか?!
とある条件を満たす人物の総称らしいです。
鳴海の脳裏にしろがねの顔がよぎります。もう少しで思い出せそうですが…。
ルシール「来たよ。私たちの命、そして人間の血を求めてパウルマンとアンゼルムスがね…」
通常の武器は通用せず、病院の警備隊は全滅します。
敵は全員人間じゃない!オートマータだ!!
ギイのからくり・オリンピア!鳴海覚醒!
子供たちが避難する中、大きなスーツケースを携えたギイはパウルマンの前に姿を現します。
「お前がギイか!」
「その首貰うよ」
「初めまして。そしてさようなら」
「オリンピア!!」
美しいからくりですね!
ギイとオリンピアはオートマータを粉砕していきます。強い!!
ルシール「あれがギイの力。すべてのしろがねは人形を使ってオートマータを倒す」
ギイもしろがねだった!!
鳴海「奴らがゾナハ病を撒き散らしてるってのは本当か!?」
ルシール「あぁ。だからこそ私らは奴らを倒さなければならないのさ」
ルシールさん、初めは悪い人かと思ったけどいい人だったのか!勘違いしてすみませんでした。
「ベス!?発作が!しっかりしろ、今すぐ治療室に!」
鳴海が抱えていた少女がゾナハ病の発作を起こします。
また笑わせて、とお願いされる鳴海ですが、笑うことができず…。
「くそっ…俺が笑ってやらなきゃいけないのに…笑わせてどうすんだよ…!?」
ベス、亡くなってしまったのか…(´;ω;`)
「なぜだギイ、なぜ俺にアクア・ウイタイを使ったんだ!?」
「ギイに聞いたろう?残り少ないアクア・ウイタイで何人かの子供を救っても何の解決にもならない。それよりもあんたがしろがねになってオートマータを倒せばより多くの子供たちを救うことになるのさ」
「だからって…だからってよぉ…!」
理屈はわかるけど目の前の子供を助けられないのは辛いですよね…。
ルシールは鳴海に仮面を差し出します。大昔にとある錬金術師がつけていたものだと。
「私は思うのさ。あまりに心が辛い時、人は何かを隠さなければ現実に向き合えない。仮面はそんな心を隠す」
ギイと合流した鳴海はオートマータを次々と破壊していきます。あるるかんやオリンピアのようなからくりではなく素手で!!強い…!
義手がからくりの代わりになってる?
ギイ(それだ鳴海!僕が君をスカウトした理由!気を打ち込まれた人形は体液を爆発的に振動させ自壊する!)
「あとは俺にやらせな、ギイ!!」
片腕を失って一ヶ月ちょっとであんなに戦えるなんて凄いですね!
これもアクア・ウエタイの力か…。あとどのくらい残ってるんでしょう?
それを作ったとされる「古の錬金術師」のワードがギイとルシールの口から何度か出ました。物語のキーパーソンなのかもと思ったり。
ゾナハ病、しろがね、オートマータ、情報量が多くて整理が追いつきません( ̄▽ ̄;)
記憶を失った鳴海はギイと行動することになるのかな…。勝としろがねに再開するのはまだ先のになりそうです。