前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- ブランカはアッシュの師匠だった!「叶わない。アイツにだけは…」。英二を人質に取られたアッシュは、今後一切奥村英二に手を出さない条件として、バナナフィッシュの全資料、ドースン博士を月龍に差し出し、自らの身をもディノ達に差し出す。
- 「あいつを殺さないでくれ…お願いだ…あいつを傷つけないでくれ…頼む……」。悲痛な叫びにも似たお願いをするアッシュだが、ブランカはそれを聞き入れてはくれなかった。
- 今回は…行方不明になったアッシュを取り戻すべく英二とリンクスのメンバー、シン、ケインらが動き出す!一方、ディノに囚われたアッシュには深刻な問題が発生して…!?
【復刻版BOX】念願の復刻版登場しています!!
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【BANANA FISH 19話 アニメ感想】氷の宮殿
月龍の願いと英二の覚悟!
「これでムッシュウとの契約は終わったわけだね。ブランカ、僕と契約してくれない?」
「断る」
即答すぎる(笑)
流石に若様が可愛そうです。
「考える余地もないってわけ?」
「私は引退した身。今度のことは特殊ケースです。それともそんなに殺したい人間がおられるというのですか?」
「奥村英二!」
「やれやれ…。あなたはどうしてあの日本人の少年を目の敵にするんです?彼はただの無力な少年ですよ」
「…」
英二のことが目障りでしょうがないんですね。
アッシュを救って変えてしまうからかな…?
「忘れないで。僕は諦めたわけじゃない。カリブへ帰ってもきっと探し出すからね」
「怖いなぁ」
「おやすみなさいブランカ、また会いましょう」
諦めてくれそうにないなぁ…( ̄▽ ̄;)
月龍は本気のようです。
英二はシンと共に月龍の屋敷を訪れます。
一昨日から行方不明のアッシュを探すために。月龍が絡んでいる、というのは直感でした。
「アッシュに何をしたんだ!?」
「そんなに知りたきゃ教えてやるよ。君のために何もかも失ったんだ。君の命を助けるために僕たちと取引したのさ」
「!!」
「あと2ヶ月もすれば、国家を巻き込むスキャンダルがスクープされるはずだった。その全ての情報を彼は引き渡したんだ。しかもそれだけじゃない。なぜ彼が君のもとへ帰ってこないと思う?彼はゴルツィネの手に落ちた…お前のせいで地獄に落ちた!全部お前のせいだ!!それでもお前はどうせ何もしやしないんだろう?それとも責任を感じて自殺でもする?そら」
窓を開いて飛び降りを誘導する月龍。辛辣です。
英二「何を言われてもいいさ…。でももう、僕は自分のせいだと思うのはやめた。僕がアッシュを大切に思うように、彼もそう思ってくれてた。そういうことなんだ…!」
「僕は必ずアッシュを助ける!そのためには人を殺しても構わない!勝手に言ってろ!馬鹿!!」
大切な人のために手を汚す覚悟を決めた英二!!
「馬鹿!」の言い方が迫力に欠けますが…(笑)
シン「若様、俺はあんたのこと嫌いじゃない。けど今度ばかりはいけねーな。あんたがゴルツィネと手を組んで汚ねぇ真似するなら俺は英二の肩を持つかもしれねーぜ」
アッシュの魂が壊れていく…
「吐き気がする…自分自身に…!」
ディノに囚われたアッシュは、バナナフィッシュのプロジェクトに強制参加させられていました。
利益と偉大なアメリカのために1万の自国軍人を見殺しにする…。
誰よりも卑劣で冷酷な作戦を組み立て提案します。
チームのひとりが「悪魔と取引しているようだ」、と比喩するほどです。
アッシュ「なぜこんなことをさせる!?あの程度のことならあんたのスタッフがシミュレート済みだろう!?オレがちゃんと答えを出すかどうか試したつもりか!?」
ディノ「それもあるが。お前のアイディアが生かされより完璧なプランになっていた。流石だ」
アッシュ「あんたに言われた条件を満たすとどうしてもああなっちまうんだ…!」
ディノ「何をイラついている?私はお前の仕事に満足していると言ったろう?」
アッシュ「あんたは俺を男娼に戻してやると言った。頭がイカれるまで客を取らせてやると!だったら早くそうしろよ!そのほうがよっぽどマシだ!!」
ディノ「私は言葉通りにしているつもりだが。ただし肉体ではなく魂を切り売りするのだ、これからは」
アッシュを他の男の物にさせてなるものか、というのが本音のような気もします。
「言ったはずだ。私から逃げられると思うな、と」
ディノがアッシュに口づけをして…。
アッシュの目が死んでるんですが…。
なんという胸糞光景(´言`;)
ディノ「――お前は鋭い爪を持った性悪の孔雀だ。羽をむしるのが楽しみでならん」
しかしされるがままのアッシュではありませんでした。ディノの唇を噛んでいたようです。
これが精一杯の抵抗…。
伊部「クビか。残念だったな」
マックス「仕方ねーさ。全部パーにしちまったんだからな」
酒場に2人の姿がありました。マックス、名誉のクビです。
《巨額の脱税疑惑が持たれていたディノ・ゴルツィネ氏の不起訴処分が決定しました――》
「ちっ。運のいい野郎だ…。!?アッシュ!?」
ニュースに映ったディノ。そのすぐそばにアッシュの姿がありました。
ディノ「なかなか良い出来だったな。今夜のフィガロは」
アッシュ「…………」
ディノ「一時間もすれば見えるようになる。あの薬には瞳孔を拡大させる作用がある。念のためだ。悪く思うな」
オペラ鑑賞の帰りの車中。
アッシュは一時的に視力を奪われているようですね!?
逃走を警戒する気持ちは分からなくもないけど(;´д`)
「いつかお前に、この街をやろう。混乱と混沌の海。魔王の君臨する場所としてはどこよりもふさわしい」
ディノの歪んだ愛…。
でもアッシュはそんなもの、望んですらないですよね…。
バナナフィッシュのプロジェクトを進めていくアッシュ。
しかしやがて、キーボードを打つ手が止まります。生気を感じない顔になっていました。
それから一週間後。ディノの屋敷に招かれたブランカはアッシュの異変を目の当たりにします。
ディノ「初めはハンストでもするつもりかと放っておいたが、あまり粘るので無理やり食べさせたら戻してしまった。主治医は環境の変化で一時的に体調を崩しているのだろう、と言っている」
ブランカ「必要なのは内科医ではありません。精神科医です」
ディノ「何?」
ブランカ「自分の意志で食べないのならさして問題ではありません。だがどうやらそうではない。このままでは彼は死にます」
食べないのではなく食べられないんですね…。多大なストレスで摂食障害になってるようです。アッシュ…(´;ω;`)
ブランカの過去!ディノの残酷な宣言にアッシュは…
月龍はブランカが滞在するホテルを訪れます。
月龍「ナタリア・カルサヴィナ。あなたの妻だった女性だ。あなたは元スペツナズの特殊工作員。セルゲイ・ヴァリシコフ中佐。暗号名のブランカは白ロシア出身だったナターシャの愛称です。ソビエト連邦・カザフ共和国出身。18歳でモスクワ大学進学。卒業後兵役を終えてスペツナズへ。他の経歴は一切不明」
ブランカ「…よく調べられましたね」
衝撃の過去が続々と明かされました。
異常な狙撃スキルも戦闘能力も、全て納得がいきます。ていうか既婚者だったの!?
中国マフィアの情報網は凄いですね…(;゚д゚)ゴクリ
「軍部のトップエリートの道を歩んでいたあなたがなぜ亡命を?奥さんの死に何か関係が?」
「私の過去を知っているのはムッシュウと、そしてあなただけだ」
「…僕を殺しますか?」
「――とんでもない」
相手がブランカじゃなかったら若様、殺されてましたよね。
ブランカのような人にとって過去を知られるのは死活問題なのでは?
「わざわざその事を言いにいらした訳ではないのでしょう?何をお望みなのです、月龍様」
「カリブへ帰られると聞きましたよ。何度もディナーに誘っているのに一度も来てくれない。それはないんじゃないかなぁ…。言ったでしょう?僕はあなたを諦めないって」
「やれやれ。あなたには負けました」
「お伺いしましょう。あなたのご意思のままに」
ブランカはどこまでも紳士な人だな…。
「こんな手段を使ってごめんなさい…」
「いいえ」
若様にも善の心が無いわけではなく。こういう所があるから嫌いになれません。
ディノ「そんなにしてまでわしから逃げたいか?死んでわしから逃げるつもりか!?」
アッシュ「わざとやってる訳じゃない…」
ディノ「ほぅ。やっと口を聞けるようになったな」
病人の胸ぐらをつかんで突き放すのやめろ(
「病気なら最高の治療を施してやろう。だが死によって逃れようと思っているのなら、すぐにでもあの日本人に後を追わせてやるぞ!」
「そんなこと考えたことはない…!」
「ならばいい」
ここでも英二を人質にするとは卑怯な…!
ディノの言う「最高の治療」はアッシュにとって何の意味もなさないのでしょう。
もう英二と2人きりにしてくれ…放っといてくれ…(´;ω;`)
「近々一流ホテルで大々的に人寄せをするつもりだ。そこで正式に発表する。お前を養子にすると」
( ´ ⊙ ω ⊙` )!??
「名実ともにわしの物にしてやる。後継者という名の奴隷にな」
「あんたを父さんと呼ぶわけ………?ハハ……そりゃまたとびきりグロテスクな冗談だ。あんたは俺をただのセックスの道具としか思ってたんじゃなかったっけ…?あんたが子供を調達するために使ってた男を覚えてるか?」
マービンのことでしょうか?
「俺はあいつに無茶苦茶レイプされた。その時ヤツがなんて言ったと思う?」
「”痛いか小僧?”。痛いか!?傑作だろう!!痛みすら感じないと思ってたのさ!人間どころか生き物ですらない!あんたもキッパードも他のヤツらも同じだ。せいぜい性器をしゃぶるのがやっとの脳みそしか無いってな!!その気になった時に精液を流し込む、便所と同じだ…。ハハハ…アハハハハ!!!!!」
ディノはアッシュが狂っていく様を黙って見ていました。この間、何を思ってたのでしょう。
アッシュはディノの制止を無視して言葉を続けます。声から狂気がにじみ出てますね…。
「残念ながらご期待には添えないと思うなぁ?俺はきっと笑いすぎてイカれちまう…!そしたら…頭脳労働ができなくなったらまた肉体労働?生きた便所に戻されるわけかな、父さん?」
ここで「父さん」と呼ぶのはかなりの皮肉が効いてます。
ついに暴力的な行動に出たディノ。アッシュの言葉に我慢ならなかったようです。
「生まれながらの下衆な男娼だ!貴様は!時間をかけて仕込んでやる…貞淑な妻にな」
ここまで拒絶されたにも関わらず手元に繋いでおこうとするディノの神経…。逆に凄いと思います。
養子にするって言ったり妻にするって言ったり一体どういうつもりなんだ(困惑)
月龍とブランカの契約成立!ストリートギャング3連合が動き出す!
月龍の屋敷を訪れたシンは客人として招かれたブランカと出会います。
ブランカ「至近距離で撃たれましたね。顔見知りですか?」
月龍「ひと月前に雇ったコックだよ…うっ!」
ブランカ「ちょっと我慢して。雇われたプロのようです」
刺客に狙われた月龍。肩を負傷しています。こんなことが日常茶飯事のようで…。
「心当たりは?」
「ありすぎてさっぱりだよ!」
「兄ちゃん達が片っ端からやられてるのはベトナム系の陰謀だとか誰かさんが言いふらしてるらしいからな」
「黙れシン!お前を呼んだ覚えはないぞ!帰れ!」
「まぁまぁ。彼も犯人を捕まえようと大活躍したのですよ」
「……ふんっ!!」
「べー」
月龍とシンの子供っぽいやり取りが良いですね(笑)
「分かりました。あなたと契約しましょう」
「本当に…?」
若くして敵が多すぎる月龍に同情したブランカは、依頼を受けることにしました。普段は情に流されやすい人なのかな?
「ひとつだけ条件があります。私が契約するのはあくまであなたの命を守るため、不要な接触はお断りいたします」
月龍が望む「英二を殺す」のを遠まわしに断ったようにも聞こえます。
「ただしあなたに危害を加えるものには一切容赦しません」
「たとえ相手がアッシュでも?」
「無論です」
ブランカが月龍と契約することになりました!良かったですね月龍!
しかしアッシュの敵になるという事でもあり…(;´д`)
「お話中悪いんだけどさ。あんた一体何者?」
「余計な口を出すなシン!お前には関係ない!」
「~~~~~」
「雇われ用心棒だよ」
月龍はさっきからシンに感情的に当たってますね。
単に鬱陶しいのか?彼を巻き込みたくないのかな?と思ったり。
ブランカ「ところで20日のパーティーは無理なのでは?」
月龍「大丈夫さ。驚かせることがあるってムッシュウが言ってたよ」
シン(20日…!)
シンが掴んだ情報を元に、英二とリンクス、チャイニーズ、そしてケインのストリートギャング3連合は、アッシュを救出する作戦を実行目前に控えていました。
シン「パーティーに潜り込む手はずは?」
英二「バッチリだ!」
英二もガッツリ参加するの!?( ´ ⊙ ω ⊙` )
そしてパーティ―当日。
「来なさい。息子よ」
車椅子に乗せられたアッシュ。もう歩く体力も無いのでしょう。視力も再び薬で奪われているようです。
アッシュが戦えないこの状態で、英二達の作戦はうまくいくのか…!?
ブランカは月龍と契約で事実上アッシュの敵に。アッシュはディノの養子にされる事に。英二&リンクス、チャイニーズ、ブラックサバスの連合結成。
どんどん壊れていくアッシュを見るのが辛かったです。声優さんの演技も迫真でした。
「どうしても手に入らぬというのならワシの手で葬ってやる」というディノは相変わらずですね(;´д`)
ブランカが引いてるように見えたのは私の気のせいだろうか…(笑)
英二はどうやってパーティーに潜入するんだろう?ボーイさんになりすますとか?