前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 第5ステージ・鬼退治がスタート。鬼の蛮行を阻止し、生娘を奪還することがクリアの条件である。村長とその孫娘・キッカの頼みもあってアカツキとマキノが生贄(囮)になるが、鬼の正体は村長その人だった。鬼は生贄にカリンを所望。彼女を一人にしておけないアカツキもみずから生贄になることを望む。
- カリンとアカツキが連れ去らた。特にアンヤは睡眠薬の件でアカツキに心を開いていただけに、心配をあらわにする。ユズが暁のカードにつけていた発信機のおかげで追跡可能となるが、ユズの異常な執着心を知っているカイコクは警戒を帯びた意味深な目を向ける。
- 今回は…脱獄したアカツキはカイコク、ザクロらと手分けして屋敷に囚われている少女たちを探すことに!牢のカギを見つけるも、キハチ長老に見つかってしまったアカツキ。一方、ザクロは妹の名前が書かれたプレートを発見!カイコクの過去も明らかになる!
【ナカノヒトゲノム 5話 アニメ感想】DUSK AND DAWN
確執
「出て行け!金輪際鬼ヶ崎の敷居を跨ぐな!」
「分かりました。くそジジイ」
カイコクの過去です。実はいいところのお坊ちゃんらしい。
(俺はジジイの道具じゃねぇ。こんな家のお飾りにはならねぇ)
孫と祖父の仲はよくありませんでした。祖父に残された時間もあまりないようです。
「さらわれた者たちを開放したら直ぐに村に戻る。鬼をどうこうしようなんて思うな。パカの思うツボだ」
「敵前逃亡たァ鬼ヶ崎の名が泣くねぇ」
無意識に家の名前を出すあたりがもうね…( ̄▽ ̄;)
鬼の根城に向かうカイコクとザクロ。
アンヤは感情で突っ走るので、ヒミコ、マキノらといっしょに待機。
ロロはパカメラの追跡動画を見るためゲノムタワーへ戻ります。
「命が最優先だ。障害になるなら名など捨ててしまえ」
「なぜ双子の妹の事を俺に話した?」
「皆が従順にゲームに取り組む中、お前だけが脱出の最短ルートを進もうとした。つまり一番帰ることに執着している。そう思った」
「……」
心のどこかで祖父の容態を心配しています。
一方、キッカの部屋にある檻に閉じ込められたアカツキとカリンですが、柵の歪みを発見。アカツキはそこから脱出を図ります。
「ほら抜けました!カリンさんも早く!」
「うん!!……っ」
おっぱいとお尻が引っかかる!(笑)
キッカがやってきて、咄嗟にアカツキは身を隠します。
「あら?もう一匹は?まぁもともと欲しかったのはこっちだし。別にいっか。あ~やわらかい。どう捌いてやろうかしら?」
カリンは食われるのを覚悟します。
「大変なんです!急がないとカリンさんが!!」
屋根裏伝いに逃げたアカツキは、屋敷に忍び込んだカイコク、ザクロと合流。
3人が到着したのは原寸大のドールハウスでした。上から見下ろせる位置にいます。
「なんでぇ、ありゃあ?」
「恐怖の鬼バニアファミリーです」
「「………すまない。もう一度」」
「鬼バニアファミリー」
シ○バニアファミリー(笑)
「あの子、さらった女の子たちで原寸大のおままごとをしているんです。カリンさんも脱がされて、いまや新米メイドのベロニカです…!」
アカツキは一部始終を見ていました。もちろん着替えも。
「はい。やむを得ず。やむを得ず!」
大事なことだから2回言う。
「ちょっと!あなた新入り?逆らわないほうがいいわ。大人しく従っていればあいつら危害は加えないのよ」
キッカに反抗的な態度を取るカリンもとい新入りメイドのベロニカです。先輩メイドに忠告されます。
キッカ「私に逆らうと~、おじいちゃんに潰されちゃうんだから!私が呼べばおじいちゃんはどこでも来てくれる。仲間を置いて逃げるあんた達とは違うのよ!」
カリン「~~~~(怒」
アカツキとパカの過去に何が…
ひとまずカリンに「命の危険はなさそうだ」と判断したアカツキたちは、各棟の偵察に向かいます。
カイコク「なんかここもう、全体的に酷ぇな。誰の趣味でぇ?」
キッカ「くしゅんっ!」
亀甲縛りされている桃太郎の棟は、アカツキが囚われていた場所です。
残るキジ(亀甲縛り)、サル(亀甲縛り)、トリ(亀甲縛り)の棟を手分けして捜索することにします。
「地下牢を見つけても安否を確認したら一旦戻ってくる。更屋敷を解放してからまとめて開放してやろう」
「じゃあ行ってきます!」
「おう。気ィつけな……」
思わず手を振るカイコクです。無意識でした。
「どうもあの顔には絆されるねぇ。あぶねぇ」
キジの棟を探したザクロ。少女たちはいませんでしたが、「さくら」の名前が書かれたプレートを見つけ、表情が一変します。
サルの棟もハズレでしたが、キッカとキハチの仲睦まじげな写真を見たカイコクは、それを伏せるのでした。
トリの棟へ向かったアカツキは囚われの少女たちを発見します。
「ここの鍵はどこですか?」
「いつも鬼の少女が持ってたわ。長い三つ編みの…」
「ひょっとして最初の部屋にあったのかな?」
再びキッカの部屋へ向かうアカツキ。
「あった!これが人形牢の鍵ですよね。あとは見つからないように…」
しかしキハチ長老に見つかり、殴り倒されてしまいます。
「大人しく孫の相手をしておれば良いものを……!」
「やりすぎでございます。キハチ殿」
「! 貴様か。何様だ…」
パカまで現れました。
「13番街は全て私の管轄ですよ。入出様をこちらへ」
アカツキを「必要不可欠なお方」だというパカ。
「それ以上粗雑に扱うようならリセットをかけますよ」
挙句キハチ長老を脅すのでした。いくら鬼でも13番街のバランサーたるパカの前では無力です。
「己がただのゲームのキャラであることを忘れてはなりません。貴殿が今やろうとしていることは、ゲーム機本体を壊そうとしていることと同じ…」
「困るんですよ。それだけは。決して」
パカはこのゲームに置いてアカツキがどういう存在なのか知っています。
「どうか懸命なご判断を。お孫さんと少しでも長く一緒にいたいでしょう?」
「…道化め」
キハチ長老はアカツキから手を離して姿を消しました。
パカはアカツキを救った形になります。
気絶したアカツキの傷を拭うパカ。するとアカツキが目を覚まします。
「ありがとう、ございます」
「おや、気づかれていましたか。じきに鬼ヶ崎様たちが来ます。引き続きご検討をお祈りします」
「……パカさん。俺たち、友達になれませんか?」
「……」
「パカさん、ずっとここに一人でいたんですか?寂しくなかったですか?」
「おれね、脱出ゲーム得意なんですよ。一緒に、ここから出ましょう?」
しかしパカはアカツキの誘いを断ります。
「できません、約束なのです」
「どうして?」
約束とは?誰といつどこで、どんな約束を交わしたのか?
「どうして……………」
アカツキの目にはなぜか涙が浮かんでいました。
「おかしいな…。どうしてアッキーが泣くんだ?」
パカメラで映像を見ていたロロです。
ザクロの妹がいる!?
(2年前、ネット上に中の人ゲノムのβ版が広まった。それをプレイしていた妹がクリア直前で姿を消した忽然とだ。探せる宛は全て探したが妹は見つからなかった。警察や両親までもがもう捜索を諦めている。だから俺は妹を探すため、わざと誘拐されたんだ)
ザクロが今ここにいる理由の全てです。
カイコクと合流したザクロですが、妹の名が刻まれたプレートを手に動揺を隠せません。
「もしかしたらさくらもここに…?地下牢に???」
少女たちを解放するどころではない…。
「忍霧。お前とりあえず頭を冷やしな」
カイコクは集合時間になっても姿を現さないアカツキを探しに行きます。
「入出!」
「すみません、キハチ長老に見つかってしまって」
「とにかく移動するぜ」
家族の絆
「鬼ヶ崎さぁぁん~~(泣」
「今開ける」
イヌの棟でカリンら少女たちを開放しました。クリア条件は満たされた!\(^o^)/
「安静にしてやんな、多分折れてる」
右腕を骨折したアカツキを連れてカリンは脱出します。
「全員出たな。行くぜ」
「……すまない。先に行ってくれ。どうしても確認がしたいんだ」
キッカに妹の所在を聞かねばなりません。カイコクも留まる事に。
ほどなくしてキッカが現れました。”お人形”が逃げている事に激高します。
そしてザクロを見て、「どこかで見たことがある顔ね」と呟きます。
「答えろ!2年前、俺と似た顔の女を攫っていないか!?」
「2年前?…忘れちゃったわ」
「思い出せ!」
「さぁ?居たかもね。でも今はいないから―――きっと捨てちゃったんだわ!」
「―――――ッッ!!」
「忍霧、お前さん、やっぱ入出達に合流しな」
「だが!」
「頭に血ぃ登った奴は邪魔なんでぇ」
「!……分かった」
ザクロが去り、カイコクとキッカの二人きりになります。
「あいつはクソ真面目なんでぇ。悪趣味にからかうのはよしてくんな」
「あら?嘘だって分かった!?そうよ!やけに真剣だったからからかってやっただけ。いちいち覚えちゃいないわ!人形の顔なんて」
「そうかい。じゃあ存分にお仕置きできる」
ザクロは虫の居所が悪い。
愛するキッカの顔は怒りと憎悪に満ちます。
「あんた最初から気に食わないのよ…。おじいちゃん!ここだよ!コイツはいらない!早く来て!踏み潰して!」
困ったときのおじいちゃん頼みだ!!
しかしキハチは現れません。( ̄▽ ̄;)
「なんで?どうして助けに来てくれないの?おじいちゃん?おじいちゃんっ!!」
「すまぬキッカ。わしはまだ、お前と……」
パカに釘を刺されたキハチ長老です。
「スネかじりもその辺にしときな。我儘が過ぎるといい加減、愛想尽かされちまうぜ」
カイコクは自分の事を言ってるようですね…。
「そんなことない!おじいちゃん、私のこと大好きだもの!バカじゃないの!孫を嫌いになるおじいちゃんがいるわけない!」
「そうでもねぇよ。身内にだって相性はある。我を通せば見限られる。当然だろう?」
刀を突きつけられたキッカはその場にへたれ込みます。
「あいつの顔、本当に見覚えねぇんだな?」
カイコクの言葉に無言で頷くキッカ。
もう用はないと言わんばかりにその場を立ち去るカイコクですが、背後のキッカの顔が不気味に歪みます。
「―――ハッ。」
「あんた家族に嫌われてるんでしょう?羨ましいんでしょう。私とおじいちゃんがこんなに仲良しだから。可哀想。かわいそうなお人形さん」
カイコクは無言で屋敷をあとにします。無言が肯定を表しているようにも見えましたが、彼の胸中や如何に…。
痛いところを突かれましたね(;´д`)
外ではザクロが待っていました。
「本当に信用ねぇな…」
「鬼ヶ崎。帰ろう」
そしてEDがカイコク&ザクロの特殊仕様だ~!!(ファン発狂モンです!
カイコクとザクロの過去が明らかになりました!
声つきだと原作にもまして彼らの感情がひしひしと伝わって来るので、思わず見入っちゃいますね。
カイコクと祖父、キッカとキハチの対比も良かった!家を飛び出したカイコクだけど、負い目を感じているのも確かで。
アカツキフルコース、カリンのナイスバディが仇に、鬼バニアファミリー、亀甲縛りの桃太郎一行などギャグとシリアスの塩梅もいい感じだ!(笑)
未だ謎多き主人公・アカツキについては、ロロだけでなくパカとも何らかの繋がりがあることを示唆するシーンがありました!
ゲームはもちろん、キャラ関係にも要注目ですよ!