内容をカンタンに説明すると…
- リヴァイ班はマルロとヒッチを捕らえることができた。二人は捕らえられた事でアニ・レオンハートの真実を知る。
- 手薄な検問所を乗っ取ることに成功したリヴァイ班、リーダーを尋問するが何も聞かされてはいない。刻一刻と迫るエルヴィンの危機
- 今回は…エルヴィンを処刑するべく王の間で裁判が始まる。その時ウォール・ローゼが突破されたとの知らせが入る。人類が向かうべき選択はどれなのか。
【進撃の巨人 Season3 42話】回答【アニメ感想】
気丈なエルヴィン
「調査兵団を失うということは人類の矛を失うことを意味します。迫り来る敵から身を守るのは盾ではなく脅威を排除する矛です」
今もしウォール・ローゼが破られたらの話をエルヴィンがします。
食料が底をついているため瞬く間に住民のほとんどが生存競争を強いられることになると。
それはウォール・ローゼとシーナ、二分した人類による内戦の開始を意味すると言います。
「壁が破られないにせよ既に食糧不足はウォール・ローゼで慢性化しています。ウォール・シーナの壁を破るのは巨人ではなくウォール・ローゼの住民である可能性はゼロではありません」
巨人ではなく人同士の争いが目に見えてるのですね。
「ウォール・マリア奪還。行き詰まった人類の未来を切り開くにはそれしかありません。それともこの状況を打破する何かしらの秘策があるのでしょうか」
「君はどうも理解していないようだが今君がここにいるのは壁内の未来を話し合うためではないし殺人という単純な罪を犯したせいでもない。人類憲章第6条、個々の利益を優先し人類の存続を脅かすべからず。これに対する重大違反だ」
王家側が聞く耳を持たないですね。
ピクシス司令に矛先が向けられますが。もちろん味方につく言い方ではありません。ナイルは気が気じゃない様子。
陛下に指示を仰いでいるようですが陛下一言も発しませんね?
議会はこれは摂政的なものでしょうか。手前のおっさん達だけで裁判進みます。
「では陛下の名の下判決を言い渡す。エルヴィン・スミス。人類憲章第6条に違反ありと認め死刑に処す。これは即時執行されるものである。連れて行け」
これはクーデター!
「ウォール・ローゼが…突破されました!!突如出現した超大型巨人及び鎧の巨人によってカラネス区の扉は二つとも破壊されました!!現在東区より避難する住民が押し寄せて来ています!!」
駐屯兵団の者がドアを勢いよく開けて入ってきました。
ピクシス司令即座に動きます。
「皆急げ!住民の避難が最優先じゃ!」
しかし静止するのは王側の者で。
「ダメだ!ウォール・シーナの扉をすべて閉鎖せよ!避難民を何人たりとも入れてはならんぞ!」
流れが変わりました…。ナイルの顔がこわばります。
「は…?そ…それはウォール・ローゼの住民を…人類の半数を見殺しにするとのご判断でしょうか!?」
「何をしている!早く動け!王政への反逆罪となるぞ
「…できません!俺はウォール・ローゼの人間だ…扉の閉鎖は阻止させてもらう!」
「私も加勢しよう!」
多数の部下と共に現れたのはザックレー!
先程の扉突破は誤報だったのです。ピクシスが種明かしをしました。
「先程駐屯兵団と調査兵団は同調していないと申し上げましたがひと言言い忘れましたわい。あなた方にも同調していないと。たとえ巨人の力や成り立ちに関して無知であろうと我々の方があなた方よりは多くの命を生かせましょう!」
いまだ権力を盾にする王族側
「どうやら理解しておられぬようですな。これはただの脅しではない、クーデターじゃ!」
時代が変わる
「中央憲兵の制圧完了いたしました!」
憲兵の半数が居ないこともあってすぐに制圧されました。
エルヴィンは王族側へ言い放ちます。
「これが本当に非常時であったならあなた方の先ほどの判断こそ人類憲章第6条違反、さらに偽りの王を立て政治を私したことを加えれば極刑に値するかと」
実は王は飾りだけでただのボケ老人だったのです。
「エルヴィン…お前の勝ちだな」
「ナイル。人類はより険しい道を歩まざるを得なくなったぞ…」
これが意味するものとは…。
フレーゲルと新人記者が結託して号外が発行されることになり偽りの王や調査兵団の濡れ衣を晴らすことになった。
「君達についても正当防衛ってことで…つまり我々は自由の身だ」
リヴァイ班大喜びです。
馬車に乗るエルヴィンとザックレー。
「人類を思えば…あのまま王政に託すべきでした」
「私の理由を言おうか?昔っから奴らが気にくわなかったからだ!むかつくのだよ!偉そうな奴と偉くないのに偉い奴が!いや…もうむしろ好きだな。思えばずっとこの日を夢見ていたのだ。
つまり君らがやらなくても私がくたばる前にいっちょかましてやるつもりだったのだ。このクーデターが人類にとっていいか悪いかなどには興味がない。ハッ…大した悪党だろう」
しみじみと話すエルヴィンに対し、意気揚々と語るザックレー。積年の恨みのようなものが解消されて気分が良いようですね。
レイス卿の謎
ハンジはエルヴィンから託されたレイス卿領地の調査報告書をリヴァイ班に説明する。
5年前の話を…。
「世間の混乱に乗じた盗賊の襲撃によって村にある唯一の礼拝堂が焼け落ちてしまったんだ」
「悪いことにその夜はレイス一家が全員そろって祈りを捧げていた。そして一家の主ロッド・レイスを除く一族全員が盗賊に惨殺されてしまったんだと」
「そしてそれはヒストリアの母親が中央憲兵に殺される数日前の出来事。つまりロッド・レイスは家族を失った直後にヒストリアに接触を図った。この辺りに連中がヒストリアを求める理由があるのだろう」
「それより私が気になったのは礼拝堂が全焼したところにある。礼拝堂は石造りだ。破壊するには相当な時間と労力がいる。盗賊なら取るもん取ってさっさと逃げるべきだろ。それにその盗賊を見たのはロッド・レイスただ一人。その後彼は自分の財産で礼拝堂を建て直してる…なぜだろう?」
「こんだけ怪しければ十分我々が向かう価値があるはずだ!」
十分怪奇事件です。あまりにも隠蔽されてることがまだまだ多いのですねこの囲まれた中の世界は…。
「私達が急がないとエレンが食われるかもしれない…」
エレンはどこかに鎖に繋がれていました。そして近づいてきたのはローブを纏ったヒストリア…。
でも裁判のときでも冷静で気丈で意見を言うエルヴィンはすごいなと。
ピクシス、念入りに準備していたのですね。兵団の繋がりがクーデターを生みました。
あの玉座の王はびっくりするほどただのボケ老人でしたね。顔にやたら凄みがあるので冷徹なのかと思ったら全く話を聞いていないお人形王だったとは。
レイス卿が色々と怪しすぎるだけの人物なんですが…。身内死にすぎでしょう…。
地下の礼拝堂の秘密、次回明かされますかね?