前回のあらすじ
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内容をカンタンに説明すると…
- 孤児院の改革に乗り出したマイン達。頑張れば頑張るだけ、ご褒美と正当な評価をくれるマインは、子供たちの信頼を着実に勝ち取っていく。
- 星祭り当日、子供たちにタウの実を投げ合う下町の遊びを楽しんでもらう事になった。そのさなか、タウの身が魔力を得るとトロンべになることを発見する。騒ぎを起こしたマインは新官長に反省室へ送られるが、虚弱さ故に倒れてしまうのだった。
- 仕事をめぐり、家族と口論になったルッツが家出した!気になって仕事も手に付かないマイン。そんな彼女見かねて神官長は関係者を集めた話し合いの場を設ける。商人として成長したいルッツ。猛反対の様子を見せる両親だが、その本心は…!?
【本好きの下剋上 第二部 20話 アニメ感想】ルッツの行く道
ルッツの家出
反省室送りになったマインがまた熱を出していた頃。
「なんで認めてくれないんだよ!こんな家、出て行ってやる!」
「勝手にしろ!」
ルッツは新たな問題に直面。
ルッツ兄・ラルフ「昨日、ルッツが親父と喧嘩になってさ…。あちこち探したけど見つからねぇ。マイン、ルッツの居場所、分からないか?」
マイン「ギルベルタ商会じゃないの?」
トゥーリに案内されてギルベルタ商会へ。
「あいつこんなところで働いてたのか…」
弟の働いている場所も知らなかった。
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「何やってんだ!?」
「…仕事中に邪魔するな」
「いい加減にしろ!」
「……」
「勝手な事ばっかしやがって!お前の我儘でみんな迷惑してんだ!」
「ラルフ、帰ろう?ルッツの無事が分かったんだし…」
ラルフは店から追い出されまいます。
まともな話し合いはできませんでした。
《私の熱はなかなか下がらなくて》
ルッツの家族たちがルッツに会えないまま数日が経ちました。
マイン「やっと熱が下がりました。あの、ルッツは。どうしてこんなことになってしまったんですかベンノさん」
ベンノ「ルッツを連れてよその街へ向かうつもりだったんだが、親の許可が取れなくてな」
ルッツがずっと望んでいたことじゃないですか!
「承認になることを反対されて、家族とうまくいってなかったから…」
「旦那様、お呼びですか」
「ルッツ!ルッツ、今どうしてるの??ルッツ…」
「荷物置きにしている屋根裏部屋に住んでる。それ以外に行くところないんだ」
住み込み見習いと同じ状況になっていました。
ベンノ「俺としてはルッツとの養子縁組を考えている。ルッツの両親と話をするつもりだ」
これも一つの手ですが、強行してしまえばルッツの家族はバラバラになってしまう。
「でもルッツはそれでいいの?お兄ちゃんたちもみんなルッツを心配して」
「家に戻れってのか」
「え…」
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「母さんや兄貴たちみたいに、飛び出した俺が悪いって。みんなに迷惑かけてるっていうのか!?」
泣かないで…(´・ω・`)
「ルッツが悪いなんていう訳ないでしょう。私はルッツが頑張って来たの知ってる、いっぱい我慢してきたのも知ってるもん。私はルッツの味方だよ。辛いときは寄りかかって」
「マイン…。悪かった。俺が寄りかかったらマインの方が潰れそうだ。はは…」
神官長の提案
(私、ルッツのために何ができるんだろう?)
考えて考えて、仕事も手に付きません。
神官長「……。マイン、隠し部屋に来なさい」
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「執務が滞る以上、私にも関係がある。子供がうじうじとしていたら気になるであろう」
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「!? ひ、ひんかんひょ~!いひゃい~~」
めっちゃムニュムニュされる(笑)
「もしかして私の事心配してくれてるんですか?」
「違うな」
本当は心配してそう。
「実はルッツとベンノさんの事でどうすればいいか分からなくて」
「どちらも君にとって重要人物だな。話してみなさい」
かくかくしかじか。
「なるほど、木意味の望みはルッツの生活環境を果然する事。家族と和解できれば一番いいが、ベンノと養子縁組する手もある」
ルッツを”親から見捨てられ、孤児院に保護された子供”として扱えばマイン、神官長の許可さえあれば養子縁組になれます。一番手っ取り早い方法。
「それでルッツが今すぐ助かるならお願いしたいです。でも…ルッツの家族を壊すことはしたくないんです」
「ふむ…。君の話だけでは判断できない。ルッツの両親の話も聞く必要がある。召還すればよいであろう。私の前ですべてを明らかにし、必要とあらば養子縁組に協力しよう」
大事になって参りました!(笑)
説明しなさい
神殿の一室にマイン、神官長、ルッツと今回の問題の関係者が集まりました。
「黙って見ていろって事ですか?!せっかくの話し合いですからルッツのために何かしたいです!」
「私が知りたいのはここに集う者たちの意思だ。君が口を挟むと混乱する」
という事でマインは心の中でルッツを応援することに。
神官長「これよりルッツから訴えの出ている件について話をしたい。ルッツ、思うところを述べなさい」
ルッツ「どんなに頑張っても俺は認められないんだ」
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「いつだって勝手にしろ、って突き放されて、俺の希望は――」
「甘ったれるな!」
ルッツの言葉を父はさえぎります。頑固おやじのオーラが半端ないです。
神官長「甘ったれるな、とはどういう意味だ。下町の常識には疎いからな。私に分かるように説明しなさい」
ルッツ「認めてほしいってのが甘えてることになるのかよ」
口下手な父に代わり、母が意見を述べます。
母「あんた、認めてくれって言うけれどその仕事で本当に一人前になれるのかい!?」
ルッツ「だからってどうして仕事で他所の街へ行くのを許してくれねーんだよ!」
神官長「どうして許さないのか、理由を述べなさい」
説明しろマンになる神官長(笑)
父「危険すぎる」
母「町の外なんて獣もいるし盗賊もいる!子供を連れて行くところじゃないよ!」
ルッツを心配する親心。
ベンノ「失礼ながら私たちは馬車で行きますし、半日ほどの距離のところです」
神官長「馬車ならばさほど心配ないのではないか?」
父「必要ない」
ベンノ「私たちは新しい工房を作るためにルッツを連れていきたいのですが」
母「見習いのルッツがなんでそんなことまでしないといけないのさ!?」
商人と商人でない者、そもそも常識と見る角度が違う。
「私は、今後の店の事とルッツの能力を考えて、ルッツを跡取りとして養育したいと思っています。そのためにルッツを養子縁組にしたいと考えているのです」
「話にならんな」
「なぜ話にならないのか、理由を述べなさい」
「養子縁組は店だけでなくルッツにも理のある契約のはずですから」
「あぁ――――。あんた、商売人としては確かに立派だろうよ。だが親にはなれん」
「どういう意味か説明しなさい」
神官長(笑)
「親ってのは、ここだろうが。利益がどうとかじゃない」
ルッツ父は息子が心配なだけでした。
ベンノが優先するのは店の利益。ですが彼と付き合っていればそれだけの人じゃないのは分かりますし、ルッツの能力を買っているのも事実です。
まずはお互いをよく知るところから始めるべきだった…?(;´∀`)
仲直り
「せめて商人見習いになることを、認めてくれたっていいだろ!」
「だから勝手にしろと言ったはずだ」
「え?勝手にって…」
「あんた!まだ分からないのかい!父さんは父さんなりに認めてたって事だよ!」
勝手にしろ(突き放し)ではなく勝手にしろ(やれるところまでやってみろ)の意だった!?
言葉足らずにもほどがあるよ!(;´Д`)
「そんなの言われなきゃ分かるかよ…」
「バカやろう!親の反対振り切って一度選んだ仕事なら、住み込み見習いだろうが何だろうが根性でやり抜けばいい!泣き言抜かして孤児院逃げ込むような意気地のない真似するな!ましてや養子なんぞ、許すわけないだろう!」
「今日まで育ててきた可愛い息子だよ!誰にもやるわけないだろう!」
誤解が誤解を生んでいた。
親の本心を知って涙を浮かべるルッツ。それを見てルッツ父は…。
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お、おとうさん…!!///
「ルッツ、お前が暴走したせいでみんなを振り回したんだ。謝れ」
「すみませんでした」
(え!?私が神官長に相談したからなのに…!ごめんルッツ!)
でもマインが相談してこの場を設けたからこそ、お互いの本当の気持ちを知ることが出来ました。結果良かったのだと思います。
あと私の個人的な意見なのですが、説明が足りなかったお父さんにも非があるのでは…?(;´Д`)
「ベンノ、どうする」
「私は真剣にルッツを買っています」
養子縁組ではなく、将来店を担うダプラとしての契約を望みます。
「随分気が早いな…」
「ルッツは努力家ですし忍耐力もある。手元に置いてなるべく早くから教育したいのです!」
「…いいだろう」
お父さん、息子を褒められて内心小躍りしてそう
「いくら力になってやりたくても俺では商売人の後ろ盾になれん」
お父さんなりにルッツの事を考えてくれていた。
「末の息子で少し甘やかされて育っていますが性根は悪くありません。どうかよろしくお願いします」
「よろしくお願い致します」
良いご両親じゃないか!
「俺、絶対に凄い商人になって見せる!」
「当たり前だ!めそめそするな」
激励の言葉。
「神官長、本日は誠にありがとうございました」
「俺も言葉が足りなかったようだ。その…助かった」
ベンノとルッツ父はお礼を言って神殿を後にします。
「俺腹減っちゃった」
「これから商業ギルドに行くんじゃなかったのかい?」
「そうだけど―」
「……」
ルッツと母の仲睦まじい姿を見送る神官長。何を考えているのか。
「マインが神殿にいたことは黙っておいてほしい。知らないほうが良い事もある」
「心配するな、御貴族様の事情には首を突っ込まん。あいつも覚悟して関わってるんだろう」
息子を信じる父。
「分かったか?片方の良い分だけでは見方が歪む」
「はい…」
「あの家族が壊れなくてよかったな。君が望んだ結果になった」
神官長の協力のおかげでもある。
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「よかった、本当に良かったです…」
安堵とうれし涙。
「全く君は…」
「ありがとう存じます」
神官長に借りたハンカチに刺繍が施されていました。
「フェルディナンド…」
マインはこの時、はじめて神官長の名前を知ったのでした。
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家出騒動、一件落着してよかった!結局みんなルッツの為を想って行動していたという。
話し合いは大事!例え親子だろうが気持ちはちゃんと言葉にしないと伝わらないんだ…!(;´∀`)
両親、兄弟とも仲直りできてこれからは思う存分商人の修行に励めるといいですね。
神官長はなんだかんだ言ってマインをいつも助けてくれます。ほっぺムニュムニュ微笑ましかった(笑)
色んな問題を解決し、ひと段落付いたところで次回、新しいそば仕えがやってくるみたいですよ…!?