前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 爆破事件をきっかけに係数緩和施設での違法な薬物使用、入国者の強制売春、武器密造といった犯罪が明らかになる。秘密公認宗教団体ヘブンズリープ教祖代行・アッシェンバッハとコングレスマン・裁園寺は親子だった。正体がバレたイグナトフと如月は拷問と尋問を受けることに。そんな中、第4、第5の自爆テロが発生し、ザハリアス夫婦が殺害される。霜月は急ぎ潜入捜査を行っていた2人の救出に着手するが…。
- メンタルトレースによりオブライエンの死の偽装工作を見抜く慎導。無事手術を終えた舞子だが、色相の異常を理由にヘブンズリープ信者に連れ去られてしまう。
- 今回は…犯人を久利須オブライエンと断定。公安局の強制捜査から逃れるトーリに銃弾を撃ち込んだのは、人質の舞子だった。久利須を前に、慎導の犯罪係数は下降を続けて…。
【PSYCHO-PASS 3 7話 アニメ感想】Don’t take God’s name in vain
真相
アッシェンバッハ「私はお兄さんの情報を知っている。あなたが(外務省のことを)話せば教えてあげますよ」
イグナトフ「本当に何も知らない!!」
舞子も人質になってしまいました(´Д`;)
慎導「犯人は久利須オブライエン。順を追って説明します。まずトーリが教団に入信。その後、宗教特区プロジェクトの構想が発表されると仁世が姿を消し、教団にいた久利須の息子は植物状態に。そして久利須が発病。トーリが久利須を操って事件を起こした」
廿六木「教祖代行が全部の裏にいるってか」
慎導「はい。トーリが久利須を操って事件を起こした。むしろ偶然発病の方が疑わしい」
雛川「確か教団名簿に…」
唐之杜「入信者に、がん治療人工がんの専門家・二瓶三郎がいる」
慎導「つまり久利須の病気は人工的に引き起こされた。彼を操るために」
教団への強制捜査の許可が下りていない中、事実を明らかにした慎導は主犯との取引を試みます。
舞子「炯なら、ここにいる人たちを簡単に殺してしまえる。でもそうしないよう我慢している。そういうことから逃げて国を出たのに。日本語で因果応報って言うんでしょうか?母国では大勢の死を見ました。なのに私たちだけ平和になろうとした。結局私は爆撃で視力を失い、炯は平和なこの国で兵士として働いているのだから…」
意識を取り戻したイグナトフの拘束が解かれていました。床にはマイクロチップが入った例の時計も落ちており…。
外務省のスパイが助けてくれたようです。
時を同じくして、久利須の隠れ家跡で慎導たちはシスター陵駕と接触します。
「事の発端は、あなたと久利須、アウマ、仁世の4人が立てた計画だった。入国者への犯罪を告発するために」
「アウマこそ武器密売人の犯罪者じゃねーか」
「あの武器は一定期間使ったら壊れるようにできている」
「紛争国での武器流通をコントロールするため、あえてやっていたことなんですね。その資金をあなたが出していた」
「対処療法よ。お金も時間もかかるけど効果はあった」
「そしてもっと効果的な手段を考えた。入国者そのものが排除されないよう爆弾テロで悪党を排除し犯罪を暴露する」
「私たちは終末救済プランとよんだわ」
「実行すべきではないプランです」
「そう。かつてあなたのお父さんも同じ事を言っていた…」
「!」
「だけど計画は利用された。私たちの想像を超える力によって」
「それは…何ですか?」
「ビフロスト」
ビフロストキタ――|ョ゚Д゚;))))――!!
アッシェンバッハ「もうまもなくここに強制捜査が入ります」
裁園寺「教団は十分役目を果たした。あなたは歯車に最後の目的を達成させなさい。まもなくビフロストの席がひとつ開く。そうなればあとはどうにでもなる。かつて火斑が奪った兄の席。それをあなたが継ぐの。このゲーム、必ず私たちが勝つ」
血縁の因縁などがあるのかな。ここでいう火斑は静火の事ではなさそう。
「――必ず助けを連れてきます!」
舞子と如月を救出したイグナトフ。教団の追っ手が3人に迫ります。
如月に時計を託し、逃がすことに成功しますが、イグナトフと舞子は再び囚われてしまうのでした。
如月の脱出、お見事です!
「ビフロスト、ってなんですか?」
「狐と呼ばれる集団を統括する強大な力を持った組織。トーリはビフロストに関わっている可能性が高い」
「そいつが黒幕だってのか?」
「おそらく。でもこれ以上は私も知らない」
陵駕から聞き出した状況はそれだけでしたが、ようやく敵勢力の新情報が出ましたね。
「とても優しい子、私たちの希望だった。あの子(久利須の息子)は入国者の現状を改善したいと言って仁世のもとへ行ったの」
「だけど、それがすべてを狂わせた」
「トーリだ…。仁世さえ無事ならこうはならなかった」
「あなたは救済ではなく差別そのものを生む社会への復讐を誓った」
「さすが慎導アツシの息子だ。あったこともない相手の心をそこまで読むとは」
自爆犯を扇動したのはやはり久利須でした。
「慎導灼…あなたは……」
「ダメだ、死んじゃダメだ!」
「私たちや、お父さんのようにはならないで…」
突如狙撃されたシスター陵駕は、ほどなくして息絶えます。廿六木も負傷してしまい(´Д`;)
《何の不思議もないだろう。雨が降っている…。これが真実だ》
陵駕を通して父のメンタルトレースをした?
獣の影にはシビュラシステムが写りこんでいました。
入江「俺がスナイパーを探す!」
慎導「ダメです!敵の数も場所も分からない。ドローンで確認してから…」
入江「こういう時の執行官だろ!」
慎導「執行官は盾じゃない!人間が!!」
常守の姿とダブりますね…(´-ω-`)
結局、スナイパーは陵駕だけを始末して撤収しました。
アッシェンバッハ「準備は整ったようですね」
オブライエン「今度こそ標的を誘い出してくれるのだろうな」
アッシェンバッハ「間違いなく」
ビフロストの存在と外務省スパイ
如月は無事に保護されました。良かった!
大事に至らなかった廿六木への扱いは雑!
「イグナトフ監視官と共に奥さんも教団施設に拉致監禁されています。これを。イグナトフ監視官から預かりました」
陵駕から預かった分も合わせて、4つ全ての懐中時計が集まりました。
唐之杜「彼らの計画同機用のサーバーが見つかった」
入江「シスターが言っていた終末救済プランってやつか」
唐之杜「まだ未達成の目標がひとつある」
慎導「小宮都知事…?そうか。最初の爆破で殺す予定だった。だから6つ目が必要に」
雛河「入国管理局オブザーバーが都知事を爆殺。入国者問題を象徴する事件になります」
慎導「久利須は全ての罪を背負うつもりでいる。これだけの事件、犯人が死ななきゃ終わらない!」
慎導「都知事がいなくなれば権力の空白が生じる」
入江「その隙に教団が利益を独占?」
慎導「でも遅かれ早かれ強制捜査が入る。教団は限界だ。権力を手に入れても意味がない…。計画はいつでも中止できた。久利須の最終目標はならトーリは?もしかしたら特区はどうでも良かったのか?都知事が死ねばトーリは特区以上の何かを得る。その何かが分からない…!そうか。それが…」
欠けているのはビフロストの情報ですね(確信)
「やりたまえ」
「はい」
「こちらも確認したい点が出てきた。殺意の連鎖。シビュラシステムの裏をかくようなやり方が極めて不愉快になってきた、ということだ」
シビュラの反撃開始!?
「お前は…外務省行動課!?」
「二度も助ける事になるとはな」
全身ホロ解除で宜野座キタ――(゚∀゚)――!!
目つきの悪いおかっぱだなぁと思っていたらまさかの。
「首尾は?」
「仁世を確保。安全な場所に隠しました」
須郷もキタ――(゚∀゚)――!!
「お、おい、どいうことだ!?」
「お前と同じく捜査だ」
2人も潜入してたんですね( ̄▽ ̄;)
自由を取り戻したイグナトフは宜野座の心当たり・隠し通路へ舞子の救出に向かいます。
霜月「私は2係とヘブンズリープの本部へ向かう。あなたは爆弾テロを必ず止めなさい」
慎導「了解!」
強制捜査の許可がようやく下り、小宮に連絡を取り付けた慎導は、プランBを実行します。
免罪体質者
「ファースト。手伝ってくれ。何故か母さんと連絡がつかないんだ」
「そりゃあねぇ。裁園寺さんも自分の身を守らなきゃいけない。君の不始末のカバーを俺が任された。そのために君のカードを持ってる」
「聞いてないぞ!?」
「君が宗教家として自分とシビュラを信じぬけたのなら、君のサイコパスはクリアなままだ」
「あいつ…!」
アッシェンバッハと裁園寺親子の間に亀裂が?
ちなみにヘブンズリープのスパイが公安局にもいるようです。誰なんだろう。
「サードインスペクターのトーリ・アッシェンバッハです」
「ようやく決心がついたかね?」
「えぇ。僕はコングレスマンになる。でもそれは母さんが決めた席じゃない」
電話の相手はコングレスマンのひとり・代金です。
静火の席ではなく母親の席を奪うつもりでしょうか。
宜野座「またあいつか…」
教団内部で顧客データを入手した外務省組は、直後、白髪のスナイパーに狙撃されます。
「また」という事は過去にも何度か交えたことがあるらしい。
そして小宮が乗っていると思われる車を襲撃した久利須ですが、中から出てきたのは雛河と慎導でした。
「くそっ!」
強襲型ドミネーター(3期初!)で狙撃手への応戦を試みる入江です。しかし反撃に遭い、取り逃がします。
久利須「都知事ではなく刑事と心中でも私は構わない」
雛河「動くな!久利須!」
ドミネーター《犯罪係数47。警告、執行官による反逆は記録の上本部に報告されます》
慎導「撃たないで」
雛河と久利須の間に立ちふさがる慎導。
雛河「危険です。どいてください!」
ドミネーター《対象の驚異判定が更新されました。犯罪係数27、執行対象ではありません》
雛河「――?」
慎導の犯罪係数が下降していきます。
「あなたは犯罪を犯した。でもそれは利用されたからだ!ここで死ぬ必要なんかない!」
「いいや、こうすべきだ。事件の犯人として。悩んだ末、犯罪者になった。入国管理局の人間として…!これで…時を進めることが出来る。さもなくばこの国の問題は永遠に解決しない。いいや。問題があることすら気づかないだろう!」
「こんなことで時間を進めても誰も幸せになれない!」
《対象の犯罪係数が更新されました。犯罪係数 7》
「息子がもし目覚めたとき、世界が綺麗に見えるように…」
一瞬、とっつぁんが頭をよぎったよ…。
「子供のためじゃない。あなたは自分の思いを果たすために悪を受け入れたんだ…!」
「神はすべてを許す」
オブライエンは息絶えます。
慎導父『お前のサイコパスは特別だ』
慎導の犯罪係数はついに0になりました。さすがに下がりすぎでは!?
似たようなことが1期でもありましたが…。
慎導「あなたは、誰も許さなかったじゃないか」
強制捜査が入った教団はほぼ公安局に制圧されます。
「ヴィクスン、ここは終わりだ。逃げて」
「しかし!」
「昔の公安局一係にリベンジしたいんでしょう?チャンスはすぐつくるよ」
「…了解」
宜野座と須郷を襲った白髪のスナイパーは撤収しました。
”昔の公安局一係”ってどの世代だ?
「教団も終わりだ、いいさ、どうせ…僕はコングレスマンになるんだ!」
「そこまでだ!!」
イグナトフがアッシェンバッハを発見!隣にいる舞子はアッシェンバッハに拳銃を突きつけられていました。
常守と槙島の初対面シーンを彷彿とさせる1期トラウマ構図…。
「お前らと僕とは何もかも違うんだよ!シビュラという神がボクらを選んだんだから!」
「やめろ!撃つなら俺を撃て!」
「ははは!!清く正しい夫婦愛ってやつかそれ?本性を出したらどうだ!言えないなら僕が言ってやる!お前らはなぁ、互いに自分の弱さを隠したいだけなんだよ!愛なんてものは己の嘘を正当化するための言葉でしかないんだ!弱者は!死ね――」
アッシェンバッハの言葉はそこで永遠に途絶えました。
視聴者「舞子さんTUEEEEE!!!!!!」
流れるような動作で銃を奪い取った彼女は、アッシェンバッハを即死させます。
元兵士…そして戦争経験者だから…。
「すまない…!」
「無事で良かった」
「見えてるのか?」
「見えるわ。あなた…泣いてる」
二人共死亡フラグ立ちまくりだったのに生還してくれてありがとう…ありがとう…( ;∀;)
イグナトフ「なんで舞子が巻き込まれた!??」
慎導「…」
イグナトフ「なんとか言え!!」
新堂「言い訳は、しない…」
イグナトフ「このっ!!―――くそ!」
裁園寺執行、常守とシビュラの計画!?
「リゾルツ確認、配当を実行」
「代金さんも危ないところだったけど、これで火斑さんは終わりね」
「…」
「その前に。リレーション中に死亡したサードインスペクターのトーリくんから情報提供がある」
「!」
「彼は莢子さんの息子だ。二人はゲームにあるまじき振る舞いをした」
「代金ェ…!あの子をたぶらかしたわね!?」
『母さん、今頃驚いてるだろうね。僕は代金さんから事実を知らされた。まさか自分の父親が母さんの兄だったなんてね。僕の色相が濁ったのはあなたのせいなんだね。真に浄化されるべきは、僕じゃなく貴女だ。裁園寺の席には今日から僕が座る。さようなら。母さん』
衝撃的な遺言でした…
「ゲーム中の過剰な鑑賞と援助。看過できんよ」
「貴様!殺してやる!…ぐっ!?」
「墓穴を掘ったのは君だ。家族のもとに行くといい」
《審査終了。ただいまのデータと先程提出されたファーストスペクターのデータを照合。8項目が事実と断定。コングレスマン資格剥奪の上、執行します》
「ぎゃああああああああああああ!!!!!」
ビフロストビーム強力すぎる((((;゚Д゚))))
裁園寺の血肉と骨は蒸発(分解?)し跡形もなく消えました。
ドミネーターのデコンポーザーが優しく見えるレベルですよ。
「さて。残るは君と私だけだねぇ。よろしく」
「こちらこそ」
「ところで君は…。私に裁園寺を始末するよう誘導したろう?いい手だったよ」
「さぁ。なんのことでしょう?」
追い詰められていたはずの静火が先手を打っていたとは。
彼について、公安局贔屓ということしか分かってないんですよね。何を考えているんだろう。
霜月「仁世は外務省の協力者だったのね?」
宜野座「さすが。頭の回転が早いな」
霜月「花城フレデリカに伝えておいて!あんたに必ず屈辱を与える!私の足元に這い蹲らせてやるって!」
須郷「嫌です、そんな」
宜野座「自分で伝えてくれ」
霜月「何よもうっ!」」
3人のやり取り和みます(笑)
「ごめんね…」
「大丈夫だ。俺たちを迎え入れてくれたシビュラを信じよう」
舞子の色相は濁ってしまい、施設で治療を受けることになりました。
霜月「―――はっ!?はぁぁぁぁ!???免罪体質…!」
霜月が見た慎導の犯罪係数履歴はそうとしか説明しようがないものでした。
細呂木局長「慎導灼の免罪体質が周知の事となるのは君が望まない展開かな?」
常守「シビュラにはそれでも彼を監視官に起用した理由がある。だから引き続き彼は監視官のままでしょう?」
利害の一致で協力してた感じかな?
二人の間に険悪な雰囲気は無く…。大ボス感ありますね。
「我々にとって最も有効な人材だ。シビュラの盲点を補えるのはシビュラの一員になれる者だけ」
「狡兎死して走狗烹らる。誰も使い捨てにはさせない。必ず彼らは自分たちの力で真実にたどり着く」
慎導がシビュラ入りの可能性も0ではない。
けど常守がここまで言い切っているから最悪の事態にはならなさそう?
「今回の件では本当に助かった。ありがとう」
「いえ。私は自分の職務を遂行しただけです。…あの、罪を告白していいですか?」
如月の罪とは!?
メンタルトレース中に犯罪係数が上がるのは対象と同一化するからなのか。あれだけ高リスクな能力を使っても潜在犯堕ちしなかった理由に納得ですね。
イグナトフと舞子も生還しましたが更生施設送りになってしまい(´・ω・`)
ひとまず宗教編は解決。ビフロストに触れられてちょっとスッキリしたけど未解決部分も多いです。
常守の「暗躍してた」感は異常。慎導を推薦したのは過去の事件と関係しているんだろうな。
如月の罪は狐関連でしょうか。梓澤との面識もあるし、どこまで知っているんだろう。
白髪スナイパーと元刑事課一係の因縁も気になる!
次週で最終回なんて嘘ですよね!