内容をカンタンに説明すると…
- 先代の正体の謎を知るために蘭堂の元へ訪れたのだがGSSに襲撃される。蘭堂が話す荒覇吐の内容で太宰は全てを理解したようだった。
- 中原との犯人探し、推理合戦が始まる。たどり着いた犯人…それは蘭堂だった。
- 今回は…中原中也は8年前の大爆発以降しか自分の記憶が無いという。それを知ってるのは蘭堂だろうと。蘭堂の異能は亜空間を作ること。亜空間内は異世界でもあり…。
【文豪ストレイドッグス 28話】ダイヤはダイヤでしか【アニメ感想】
蘭堂さん強い
「俺の記憶は人生の途中からしか存在しねぇ。衝撃で記憶を失ったあんたとは違う。
8年前のあの日以降しか人生そのものがねぇんだ。それ以前は闇だ。
どこだかわからねぇ闇の中にただ浮かんでた。その空間に誰かの手が封印を破って侵入し俺を外の世界に引っ張り出した。
あの手はあんただな?あんたはどこで俺を見つけた?それを知るために俺はこの事件を追った」
そもそもが中也人型ではなかったんですよね。ではどうやって今の姿に…?
急に始まる戦闘。蘭堂の攻撃が強すぎる?
「私の亜空間は弾丸と違い物理法則の影響を受けない。さらにその空間は通常空間から隔絶された異世界でもある。そして…私が招かぬ限り入ることはおろか出ることもできない」
え、転生できます?(違う)
そして太宰を避けて生成された空間。太宰には先代の姿が。切りつけられる太宰。
「まいったねぇ。先代の持つ大鎌は異能じゃなくて実在する物質だ」
「つまり…てめぇでも斬られりゃ死ぬってことか」
「私の異能は亜空間にある死体を私が使役する異能生命体にできる。もっとも一度に使役できるのは一人のみだがね」
「すごいね…これほどの異能力を今まで組織に隠していたのか。あなたは一体何者なんだ?」
「かつての私は欧州の異能諜報員だった。そして日本政府が発見したという未知の高エネルギー生命体を奪取するためにこの国に来た。
私が今回の謀略を決意したのは中也君、ただ君を探し出して殺し先代ボスに代わる次の異能生命体として取り込むためだ」
策士なのは蘭堂だった?
太宰「ねぇ。こいつら倒そう。一緒に」
中原「あぁ?てめぇは死にたいんじゃねぇのか?」
「少しだけポートマフィアの仕事に興味が湧いてきた。表の世界では死は日常から遠ざけられている。でもマフィアの世界では死は日常の延長上であり一部。
死を間近で観察しなくては生きる事の全体像は掴めない」
太宰なりの哲学があるんですね。
「なぁ…なんで俺が両手を封じて戦ってたか教えてやろうか。
いつか負けそうな時がくりゃ…そうすりゃちっとは愛着が湧くと思ったんだ。
この俺って人間にな」
元々強いんですがやはり中也の強さは伊達じゃない。そのうえ太宰との協力もあって強さが少年漫画のようだ!!かっこよかったです。先代も蘭堂さんも倒しました。
「全部話してくれるよね?蘭堂さん」
「8年前のあの日、私は相棒である諜報員と共にこの地に潜入していた…だがその生命体を手に入れたあの時相棒が私と祖国を裏切った。
私と彼はその生命体を奪い合いその挙句この国の軍に見つかり追いつめられた。その包囲を突破するために私は奪った生命体、つまり中也君を私が操る異能生命体とすべくその封印を解いたのだ。
その瞬間あの施設を記録ごと吹き飛ばし同時に私も記憶を失った。
中也君。君は荒覇吐そのものではなく荒覇吐を制御するための入れ物として選ばれた人間なのだろう。だが君は荒神としてではなく一人の人間として強い。
君の中に何が住んでいようが既に君は君だ。それでよいのではないか?
全ての人間…全ての人生は結局自分が何者か知らないままに生きるのだから…」
中也の決別
中也が何気なく墓参りに訪れていた。その帰り…。
「白瀬…よくここがわかったな」
あ、ゲームセンターで見た子ですね。
「あの後俺達も反省したんだ。今回の事でよくわかった。羊の問題点がね。それでみんなで相談して解決方法を決めた。
俺達はGSSと組む。みんな今回の件で気付いたんだ…もし中也がポートマフィアに味方する気になったら今の羊は皆殺しにされるってね!」
すきを突かれ刺される中也。バカは自分だったか…と重力を使い崖を下へ。
見つかるのも時間の問題なんですが、そこへ太宰とポートマフィアの下っ端の方たちが。
「やぁ中也。何か大変そうだね」
「てめぇも俺を殺しに来たのか?」
「森さんから伝言。改めて君をポートマフィアに勧誘してくれと頼まれた。
敵対する羊とGSSが同盟を結んだらしい。完全な連携を取られる前に叩かなくちゃならない。ま、昼までには片付くよ。皆殺しだ。」
「羊の奴等もか…?」
「方針は変わらない。とはいえもし同僚の誰かが、敵の情報を知っている誰かが助言を与えてくれるなら方針を変更してもいい。
たとえばポートマフィアの同僚、仲間の助言なら信頼できる」
「取引ってわけか…この悪魔野郎…!」
(そうか…この状況まで計算してやがったのか…ゲームセンターで電話を掛けたあの時から…!俺への不信感を仲間に植え付けるために…あの野郎…上等じゃねぇか…!)
太宰さん…さすがですわぁ…。先見据えすぎです。
森さんは、中也に帽子を手渡しました。
「ポートマフィアでは普通新人を勧誘した者が責任をもって面倒を見る。その印に身に着けているものを一つ与えるんだ。太宰君にはコートを与えた。君にはそれだ。
それは蘭堂君の遺品の中にあったものだ」
「一つだけ教えてくれ。組織の長とは何だ?」
「長とは組織の頂点であると同時に組織全体の奴隷だ。組織の存続と利益のためにはあらゆる汚穢に喜んで身を浸す。部下を育て最適な位置に配置しそして必要とあらば使い捨てる。組織のためならどんな非道も喜んで行う。それが長だ。
…全てはこの組織と、そしてこの愛すべき街を守るために」
(そうか…それが俺に足りなかったもの…)
中也の顔つきが変わりました。
「ならばこの血潮、全てを御身のために捧げます。ボス。あなたが奴隷となって支えるこの組織を守り、あなたの奴隷となって敵を砕く。そして敵に思い知らせましょう。ポートマフィアに蔑する者がどれほど苛烈な忠力で潰されるのかを。」
「ポートマフィアへようこそ。中原中也君」
森さんもどこまでお見通しなのでしょうか…。エスパーだらけですか?
そして現代に話は戻ります。
それにしても…中原と太宰のコンビ技、かっこよすぎました。手つなぎ!
いつそんなに仲良く…?って思ってしまいましたがそれどころじゃない熾烈な状況だったんですよね。
羊の件もねぇ…生き延びるための選択とは言えつらいなぁと。
リーダーについての森の言葉に動かされてましたよね。
自分がなれなかったものを持ってる森に。
なるほど…と思いながら聞き入ってしまいました。