内容をカンタンに説明すると…
- 途中で出会った猛獣は話の通じる相手だった。探しものを手伝うと鳴禽籠に連れて行ってくれるという。
- 無事にお使いを済ませた芦屋は戻ってきた途端安倍と言い争いに。立法は宴を開き事をおさめようとする。
- 今回は…隠世から現世に学校査察に来たエゲン。隠世にも教育を取り入れるべく熱心に勉強をしている。どうにも安倍の機嫌が悪いように見える芦屋。色々自分に原因がないかと考えるストレスがたまる一日
【不機嫌なモノノケ庵 續 3話】行拶【アニメ感想】
来客?
「隠世から現世へっていけるんだ~」
《珍しいけどね》
「そこまでしてわざわざ現世に来るなんてなんでですか?安倍さん?」
「…現世の学校を視察…か。
“この度の訪問により学校の視察することは隠り世の教育環境を向上させる必要不可欠な調査であり…”云々、以上」
「略しすぎてません?」
「とにかく学校の視察は三日間、それに付き合ってほしいというのが依頼だ」
芦屋、土曜日は友人とボーリングをして過ごし
日曜日は筋肉休憩のため家で休み…そして月曜日。
教卓の上に見慣れないモノノケがいました。
「あなたが芦屋殿か。エゲンと申します。この度は学校視察でお邪魔させていただきました」
思わず喋ってしまう芦屋に???な生徒たち
安倍がすごくこちらを睨んでいます。
近づいてきたエゲンをずっと見てしまい…
「おい…ガン見か」
「あれ~虫がいるなぁ」
モノノケは普通の人間には見えないのですから自然に振る舞わないといけないんですよねコミュ力高い芦屋には難しいことでは。
「誰でも勉強できる学校を作る。これは長年の夢。私に期待をかけてくださる方のためにもかならずや実現してみせます」
コミュ力を使って接待モードな芦屋です(安倍が愛想ないから自分が頑張ろうと張り切ってるんですよね)
科学の授業を熱心に観察しているエゲン。
「ここで勉強してる者みんな文字の読み書きができる、すごい。教材の揃ったものが行き届いている。
専門に長けた教師がいる…と。なんとも羨ましい学習環境。これだけの環境を隠世に整えようと思ったらいくらくらいかかるんだろう」
(読み書きできたり先生がいることってうらやまれるようなすごいことなんだなぁ)
「芦屋くん天井見つめちゃってどうしたの?教科書見つめててね」
この先生の雰囲気好きです(笑)
安倍がなんだか不機嫌な理由?
『使いの途中で芦屋くんが出会ったっていう猛獣だけど間違いなく司法だね。
このことでもし芦屋くんのことが行政の耳にまで入ったとしたら一応気をつけて置いたほうがいいかもしれないよ、齊』
昼休みに居なくなってしまった安倍とエゲン
屋上にいた。
「芦屋殿、先ほどとお召し物が変わっているのは何故でしょう?」
「次は体育だからですよ」
「どのような授業なのですか」
「一番楽しい授業だよ。隠世にも絶対取り入れたほうが良いよ」
「あともう一つ…奉公人も人間なんですね」
そのエゲンの言葉に急に安倍の表情がかわりました。
「それは今回の視察と無関係だろ」
お怒りの感じの安倍の返事。
体育の授業開始。
「これは勉強?遊んでいるようにしか見えない…これは隠り世には必要ないかな」
しかし、楽しそうに仲間と過ごす芦屋を見てエゲンの考えがかわります。
「体育とは頭だけでなく体も動かして学習すること。楽しく勉強…体育必要、っと
こんな勉強の方法もあるんだな」
「今日が視察最終日?」
確か3日間でしたよね視察の日程は。
(土曜日バイトあったのか…まさか俺バイトすっぽかした?じゃ安倍さんが怒ってたのはそれが原因ってこと?)
「今回の視察は驚かされることばかりでした。一つの教科を一日中勉強するのではなく
時間を等分して一日に様々な教科を学んだり机に向かっているだけでなく体を動かすことも勉強の一つだと考えが改まりました。
やはり学校はすごかった…」
(俺にとってはいちいちあたりまえのことだけど俺が当然のように勉強できるのはえげんさんみたいに学校を作ろうと努力した人が居たからなんだよな)
「それでは、また」
査察の真相…
「エゲン殿途中まで見送ります。芦屋お前はもう帰っていい」
有無を言わさず隠世への扉閉じられてしまいました。
「エゲン殿、一つお伺いしてもいいですか。今回の視察はどのように許可を得たんですか」
「あの…手順通りに」
「取引させられませんでした?現し世に行く代わりに物怪庵を査察してこいと、行政に。特に芦屋を見てこいと。
今回の依頼はそれをごまかすため、学校の話もすべて嘘だったと」
「その話は本当です!」
「その話は…ですか」
(嘘下手)
エゲンさんなんともいい人すぎるんですよね…。
「おそらく行政は俺が気付くことも想定しています。あの野郎は…。学校視察について疑ったのは嘘です。嘘の依頼と判断したら初日に追い払うつもりでした」
「そうでしたか…お察しの通り物怪庵の査察を行政様に頼まれましたが現し世息をだしに強制されたわけじゃないんです。
行政様には学校づくりのことでは大変お世話になりその恩返しのつもりで引き受けました。ですから
行政様は悪くありません。このあと報告に、行政様のところへ参らねばなりません。急ぎますので見送りはここまでで結構です」
去っていくエゲンに再び声をかける安倍。
「エゲン殿、査察のこと芦屋は知りません。あなたに対して無警戒で狙って媚びるようなこともしていない。
今日見たままを報告すればいい。ただ芦屋が人間だということは行政以外に他言無用でお願いします。では…」
帰っていく安倍の背中を見送るエゲン。
「もし初日にこの話をされていたら私は安倍殿に頼ることをやめてしまっていただろうな。だから黙っていてくれたのかもしれない。私のために…」
隠世の扉から安倍が帰ってきました。待ち受けてた芦屋。
「土日にバイトに行かなかったから怒ってたのか!怒ってるからって無視する必要ないじゃないですか」
「ちょっと待て怒ってねーよ。そもそも土日の仕事はお前に声かけてねーし」
「じゃあなんで俺は一日中無視されてたんですか?」
「確かに…そんなに喋った覚えはねーな」
「もしかして無視してたんじゃなくて、無口だっただけっすか?」
「そう、みたいだな」
「その無口のせいでおれがこの一日どれだけストレス蓄えたと思います…?」
芦屋の抗議の嵐。安倍は無自覚無視をしていたのでした。
一人になった安倍。空を仰ぎながら思うのは…。
「あいつは無警戒すぎるが、俺の方は警戒しすぎか」
勉強熱心で微笑ましかったです。
隠世は教育環境が進んでないんですね。
改めて自分たちが教育当たり前のように受けられることを見直すいい機会になる話でした。
安倍は無自覚無視&無自覚過保護って感じですよね。
どんどん芦屋に対する過保護が増えてきているような気がします。それはもう二期入って余計に(笑)
行政に対して警戒心すごかったですが気になる…腹黒い人なんでしょうか。