前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 上位精霊を宿すことに成功した子供たちは早死にの運命から解放された。ただひとり、クロエに宿った”未来で生まれた精霊に似た何か”には多くの謎が残る。
- 生徒たちとの別れの時がやってきた。シズの仮面をクロエに託し、リムルと嵐牙はイングラシア王国を後にする。リムルを密かに監視する謎の男。そしてシズのかつての教え子ヒナタ・サカグチもリムルの動向を伺っていた。
- 今回は…シズがまだ生きていた頃のお話。悪魔退治の依頼を受けてフィルウッド王国を訪れたシズは、「黒」と名乗る悪魔に出会う。その「黒」は後にリムルによって召喚され「ディアブロ」と呼ばれるようになるのだが…。
【転生したらスライムだった件 24話】外伝:黒と仮面【アニメ感想・名場面】
シズが受けた依頼
「許さない!あの悪魔、絶対に許さない…!来て!来て!!お願い!!」
冒険者の女性が血まみれになりながら悪魔を召喚します。
隣には仲間と思しき男性の遺体が…。
「くふふ。身の程知らずにもこの私を呼び出したのは貴女ですか?」
先週のCV:櫻井孝宏さんキャラじゃないか!
「私の魂をあげる!だからあいつを!あいつらを!」
「いいでしょう。暇つぶしにその願いを聞き届けて差し上げます」
「ありがとう・・・。報酬は・・・」
次の瞬間、女性は息絶えます。報酬は彼女自身の魂。
「――ふむ。契約は成立です。あなたの感情はとても美味でした。ですのでこれは大サービスですよ?とはいえこの程度の報酬ではもって3日というところ・・・。足りない分はまぁあなたの獲物で賄うとしましょう。くふふ・・・くふふ!久しぶりの現世です!せいぜい楽しむとしましょうか!!」
やばい奴召喚しちゃったのでは( ̄▽ ̄;)
女性を憎しみに駆らせた悪魔はディアブロとは別者ですよね。誰なんだろう?
《フィルウッド王国。ジュラの大森林に面するこの国に、緊急の依頼を受けたシズが訪れていた。依頼は復活した悪魔の討伐である》
「ようこそフィルウッド城へ!光栄です!かの爆炎の支配者にお会いできるとは!」
騎士Aに出迎えられたシズは大広間に案内されます。そこには既にたくさんの冒険者が集まっていました。
「よぅ!シズさんじゃないか!」
「お久しぶりクーガーさん」
このクーガーという男性。上半身裸で謎の装備を装着した格好がインパクト大でした(笑)
大臣「冒険者諸君。残念な知らせじゃ。我らが英雄・銀嶺の翼のお二方が亡くなられた」
モブ「なんだって!?」
櫻井悪魔を召喚した2人組の冒険者!かなりの強者だったようです。
「遺体は跡形もなく食い尽くされたようじゃ。今回の以来は復活した悪魔の討伐である。100年前の文献にも記述があった」
「英雄オルトスか」
「しかしこれには、国家騎士オルトスによって封印に成功したとしか記されておらぬ。どう封印したかは書かれていない」
一番大事なところ抜けてる!(´Д`;)
おっちょこちょいなの?わざとなの??
大臣「だから是非とも、皆様の力にすがらせて欲しいのです」
冒険者「敵の情報が足りてない!」
冒険者「死ねと言ってるのか!?」
冒険者「銀嶺って言えば二つ名持ちの英雄だぞ!そのふたりが失敗した山なんか命がいくつあっても足りねぇぞ!」
黙って聞いていたシズも内心、冒険者と同じ意見でした。
冒険者「悪いがこんな危険な依頼、俺は降りるぜ」
大臣「お待ちください!悪魔が何を狙っているのか、それだけは判明しているのです!城の地下の大広間に遺体が安置されているのです。それこそが悪魔の肉体であり、それを取り戻して完全復活することが悪魔の目的なのです」
シズ「国家を滅亡の危機にまで陥れ、銀嶺の翼のふたりを倒したとなると、上位悪魔アークデーモンに匹敵する可能性も?」
大臣「えぇ」
シズ「そこで疑問なのですが、その悪魔に呼び名はあるのですか?」
魔物は名前を得ることで、力を大幅に増すんですよね。
「・・・いいえ?悪魔が名乗ったという記述はございません」
「(名前が無いならアークデーモンには至ってない、か?でもそうなると銀嶺が負けるとは考えにくい。)それで、私たちをこの場に留めて悪魔が来るのを待つおつもりなのですね」
「さよう。銀嶺が敗れた今となってはこの策に賭けるしかないのです」
「(という割には私たちを敵だと思っているみたい)」
依頼を降りようとした冒険者は、騎士に刃を向けられています。
なんだか不可解な点が多い・・・。この大臣たち、本当に信頼していいのでしょうか?
「黒」の悪魔
「ふざけるな!俺はこの国に従う義務はないんだ!帰らせてもらうぞ・・・」
「!!!斬りやがった!」
「どういうつもりだ!?」
物騒なことになってきたぞ(´Д`;)
冒険者「おい、何を考えて・・・」
衛兵「黙れ!罵る前にこの男をよく見るがいい!」
次の瞬間、騎士が葬った冒険者の体内からレッサーデーモンが現れます。
騎士「見たか!貴様達をこの場に隔離したのはコイツのように悪魔に疲れた者がいるかもしれぬからだ!変な真似をすれば悪魔ともいなして切り捨てられるよう覚悟せよ!」
シズ「(面倒ことになった・・・)」
体を乗っ取られている可能性があるのはこの場の全員。シズも例外ではありません。
冒険者たちはパニック寸前です。
シズ「(私たちを互いに探り合わせてあぶりだすつもり?)」
???「くふふふ・・・くははははは!」
この笑い声は!
櫻井悪魔「ここに悪魔がいる。そう思わせることで互いに協力関係を築けないようにしたわけですね」
彼を一目見たシズとクーガーは「魔法使いのようだけどスキがない」「かなりの実力者だ」と判断します。
「貴様!何が言いたい!?」
「騎士隊長さん。先ほど変な真似をしたら悪魔とみなし切り捨てると言いましたね?さてどうします?私はあなた方に従うつもりもありませんし自作自演に付き合うつもりも無いのです」
「自作自演だと!?」
「えぇ。レッサーデーモンを召喚したのはあなた方でしょう?」
!?Σ(゚д゚lll)
騎士「貴様!我らを愚弄する気か!」
櫻井悪魔「勢いで誤魔化すつもりでしょうがお粗末と言わざるを得ませんね。復活した悪魔の討伐という依頼ですが。何も悪魔だけしか殺してはならないという制限はありません。この国の方針も同じみたいですし。私だけが咎められるいわれもないと判断しました」
シズ「あなた。この場にいるものを皆殺しにして悪魔を探し出すつもり?」
男「正解です」
シズが騎士長の前に立ち、櫻井悪魔と対立します。
「私はシズ。あなた・・・何者なの?」
櫻井悪魔は「黒」と名乗りました。古き知り合いからの呼称のもじりだ、と。
「黒。あなたの行動は許容できないわ」
「くふふ!それではあなたから始末するとしましょう!」
「私には炎は聞かないわよ」
「成る程!上位精霊ですか。しかも同一化とは。少々厄介ですが問題ないレベルです。少しだけ遊びに付き合って差し上げますよ」
「舐めないで」
シズVS黒の戦闘が勃発!
シズの爆炎攻撃もすごいですがそれを素手で相手取る黒もなかなか!
「すげぇ!これが頂点に君臨する英雄の力か!」
というのはモブ視点の感想。
シズも黒の実力に驚きます。
「私が誰であれあなたには関係のないことでしょう」
「確かに関係ない。けどあなたを野放しにするのはあまりに危険すぎる!本気を出させてもらうわね」
「インフェルノフレイム!!」
シズの爆炎が黒を襲います。
決着がついたかに思われましたが、煙の中から現れた黒は無傷でした。
「たかが人間がイフリートの力をここまで行使するとは。久々に戦っているという気がしますよ」
「まさかデーモンとはね」
「訂正を一つ。無傷ではなく多少の痛みを感じました。だからこそ戦いは面白い」
お前Mか!?←
「さて。それではそろそろ終わらせましょう!!」
黒の反撃に反応しきれないシズ。ですが仮面の力により負傷することはありませんでした。
それどころか黒の右腕が吹き飛びます。
「馬鹿な!その仮面、その時間圧はまさか無限・・・!?無限だと!?その仮面、時を越えているとしか思えませんね。そんな仮面を扱う人間がいるとは。とても興味深い!!」
やっぱりいわくつきなんですね・・・。
「いいでしょう。今回はここまでに致しましょう」
黒は去って行きました。
冒険者「すげぇ!さすが爆煙の支配者!」
シズ(向こうが引いてくれて助かった・・・。あの強さ、私を相手に余力を残していた)
真相と種明かし
別室に通されたシズは、かつて魔王レオンが話していた「原初の魔王」の事を思い出します。
『その悪魔は特に傷んで、とても厄介なのだ。彼らは名前の代わりにそれぞれの特徴の色で呼ばれている。原初の赤・ルージュ。原初の白・ブラン。原初の黒・ノワール。』
シズ「(黒・・・ノワール・・・まさかね。そんな大物がこんなところに)」
居るんだよなぁ( ̄▽ ̄;)
「失礼します。国王陛下がお話があるとのことで。ご同行願えないでしょうか?」
「わかったわ」
案内係の騎士Aが再びやって来ました。
騎士A「先ほどの戦い、実に見事でした!あの悪魔もシズどのを恐れて・・・」
シズ「生き残れたのは幸運でした。あの悪魔は私より強かったですよ」
騎士A「またまたご謙遜を!」
どこまでも低姿勢なシズさんです。
「地下・・・(悪魔の死体があるという所か?あの騎士、大広間では見かけなかった。なのにどうして悪魔との戦いを知ってたの?)」
地下に置かれた3つの椅子。
左右に大臣と国王が座っています。残る真ん中の席に騎士Aが座りました。
シズ「え・・・?」
視聴者も「え?(°д°)」ですよ!まさか!?まさか!!
「よくぞ参ったな、シズ殿。この国のためにその身を捧げて下さること。王として感謝するぞ」
悪魔の姿に変わる騎士A。この国の真の支配者は彼だったのです!
「今のあなたは先の戦いで疲労困憊であろう。じゃから、今のうちに生贄になってもらいたいのじゃ」
「!・・・そう。最初からグルだったのね」
「そのとおりさ。俺の名はオルトス」
「英雄とされる国家騎士オルトス。そうだったの。最初から封印されてなどいなかった」
オルトスは悪魔を封印していないどころか人類の敵対者・魔族そのものだったんですね。
封印方法を書いていなかったのもそのせい!
「名だたる冒険者を呼び寄せ、始末し、魔族へお捧げる。そうして悪魔はさらなる力を得る。このフィルウッド王国は魔族に支配された国であり国王は魔族の傀儡となっていたのね」
「大臣の目を通して見せてもらったよ。あの悪魔はなかなかだったが最後はあっけないもんだ。それよりも君のその仮面さ。かなりの価値があるようだな。それでこそ俺が持つにふさわしい。君の血をすすり肉を食らう。そしてその力もまた俺のものになるのさ」
「嬉しいだろう?」
「ふざけるな」
黒、シズ、そしてリムルの意外な関係が明らかに!
(準備もなしに相手にしないといけないなんて。でもやるしかない!)
シズはオルトスに攻撃を仕掛けますが魔力不足で思うように動けません。
「ほぅ?まだそんな力が。俺を傷つけるとは銀嶺の二人より強いのだな」
「やはりあなたが!」
「もっとも油断して逃亡を許してしまったがね。だが君は逃がさないよ。知ってるな?悪魔にも階級があることを。この俺こそが伝説級の存在である上位魔将 ・アークデーモンなのさ!あははは!英雄と呼ばれるものでさえこの程度の力しかないとはな!」
「―――っ!!」
「どうした?イフリートと同一化しないのか?そうすれば少しはましになるだろうに!あははは!」
(魔力は尽きたけど、イフリートの力はまだ残ってる!これを暴走させればアークデーモンだろうと滅ぼせるはず!)
仮面を取ろうとするシズ。その時です。
「困りますね。私に痛みを与えたあなたがこの程度の雑魚に殺されるなんて」
黒キタ――(゚∀゚)――!!?
シズの味方だった!?
「あなた・・・!?」
「私は、必ず約束を守る主義なんです。くふっ」
銀嶺との契約ですもんね。
彼は手に持っていた騎士長の首を放り投げます。
「馬鹿な!無類の強さを誇る我が騎士たちが!」
「たかがレッサーデーモンを寄生させただけで無類の強さだと?あなた方の強さの基準は低レベル過ぎて話になりませんね」
そして続けざまに大臣と国王を葬りました。容赦ねぇ!( ̄▽ ̄;)
シズ(逃げ出した・・・とは思っていなかったけど。まさか人に化けた悪魔たちを狩ってたなんて)
オルトス「ふっはは!我が操り人形を倒せたとてアークデーモンの俺に勝てるとでも!?貴様ごとき低俗な悪魔など・・・ぐあああああ!」
黒はオルトスを締め上げます。
いいぞもっとやれ!( ゚∀゚)o彡°←
「お前のような魔族に与する恥さらしに生きる資格などありません。魂まで破壊して二度と復活できないようにしてあげましょう!」
こうしてフィルウッド王国に救う悪魔たちは一掃されました。
国王や大臣の死は全て黒という悪魔の仕業とされ、黒はシズによって倒された。と記録に残ります。
「そう。口裏を合わせてくれればあなたを狙うのはやめて差し上げますよ」
黒めっちゃいいやつー!!
でもなんで事実を捏造する必要があったんだろう?ただの気まぐれ?(´・ω・`)
クーガー「それじゃ俺は行くけど。シズさんも元気でな!」
シズ「えぇ。またどこかで。――さてと」
「あの悪魔は、いつか誰かが何とかしてくれるよね」
リムル!出番ですよ!(笑)
《そして時は流れ》
黒「くふふ、あの仮面が割れるとは。やはりそうでしたか。あのスライムが!あのお方こそが!くっふっふっふ!」
水晶に映し出されていたのはいつぞやのイフリートVSリムル戦。
ちょっと待って・・・この時から盗撮されてたの・・・( ̄▽ ̄;)
《こうして密かに、そして一方的にリムルと黒は運命の出会いを果たしたのだった。黒は後にリムルに召喚され名を貰うことになる。ディアブロ、と》
\(; ‘ω’)/ウオオオオオアアアーーーーッ!? な、なんだってー!!!
重要キャラの絡みがあったりミスリードがあったりで本編に勝るとも劣らない面白さでした!
そして明かされた衝撃の事実!
ディアブロがリムルに召喚される!?という事は仲間になる?え、どういうこと??( ̄▽ ̄;)
リムルに執着する理由もなんとなく分かりましたが、2人の顔合わせはまだ先になりそう。
2期が俄然楽しみになってきました!
次回は久々のヴェルドラ登場!必見です!