前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…
- 獣人生活協同組合に保護されたみちるは後日、ソーシャルワーカーの大神士郎に連れられ獣民登録をしに行く。そこで偶然スリ犯の子ザルと再会。財布と人間である証の学生証を取り戻すためひとりラビットタウンへ向かう。
- 女ギャングの根城・ラビットタウンにあったのは強者が弱者を、弱者がより弱いを搾取する弱肉強食の世界だった。みちるは想像とかけ離れたアニマシティや獣人の現実に落胆する。
- シルヴァスタ製薬に爆弾犯からの脅迫状が届いた!市長からの要請を受けて士郎とみちるは捜査を始める!シルヴァスタ製薬に潜入したみちるは職員とギャングの怪しげな取引を目撃する!
【BNA ビー・エヌ・エー 3話 アニメ感想】Rhino Melancholy
監禁!?
「ス――」
みちるの学生証を嗅ぐ士郎 ※変態ではない
匂いで過去のことまで遡れるんですね!
彼が見たのは学生時代のみちるでした。
「オーディション受かったよ!」
「凄い!なずなならやれるよ!頑張って!」
「うっ…!?」
しかし親友は獣人になり、怪しげな男たちに連れていかれます。
みちるだけの「病気」じゃなかった!?

ほどなくしてみちるも獣人化。
ひきこもり生活の中、ネットでアニマシティの事を知るのでした。
(お父さんお母さん、私はこの部屋で閉じこもっているよりもアニマシティで生きていきます。どうか心配しないで。みちる)
こんな経緯があったんですね…。
「ジムさん、あの大きなビルって何ですか?」
「シルヴァスタメディカルセンター、シルヴァスタ製薬の直営機関だよ、研究所と病院がある」
胡散臭いのは気のせいだろうか。
みちる「ちょ!?何するの!」
士郎に拉致監禁されました!
「静かにしろ。お前が人間だったことは分かった。お前の存在は危険だ。人間が獣人になるなんて人間が知ったらパニックになる。仔細が分かるまで外に出るな」
「何言ってんの!?マジ意味わかんない!」
「俺を信じろ。獣人の平和は俺が守る」
「いや格好いい風に言われても信用できないから、キモイから!」
「一歩でもそこから出たら殺すぞ」
士郎はドアが開かないよう、次々と重い家具を寄せていくのでした。ひでぇ(笑)
「シルヴァスタメディカルセンターに脅迫状が届いたと所長から警察に連絡があった。そして今朝、シルヴァスタの薬剤を積んだトラックが爆破された。儒人の病院を作り、最新鋭の機器をそろえる金があるなら人間のために仕え、それが犯人の主張よ」
お出ましになった市長からの情報。
「あなたのその卓越した嗅覚なら警察の捜査班より頼りになる。お願い、爆弾を探し出して」
士郎に直々の依頼でした。
み「(病院が爆破されたら私の病気、もう治らないかも…!?ヤバ!激やば!!)助けてー!市長さーん!!」
市「…声がしたようね?」
士「いや?」
み「助けてー!監禁されてまーす!」
士「クロだ、最近モノマネを覚えた」
市「どかして(家具を)」
士「………」

「大神君?」
市長の圧に、士郎は負けたのでした(笑)
爆破事件とシルヴァスタ製薬

み「市長!この人、女子誘拐監禁犯です!出たら殺すって言ってました!脅迫罪もです!」
士「おい」
事実を言ったまでだぞ!
「あなたがみちるさん、姿だけ見たら立派な獣人ね。とてもこの間まで人間だったとは思えない」
市長はグラングランマからみちるの正体を得ていました。
「爆弾探すの、私にも手伝わせてください!」
「危険だ。反獣人派の人間がこいつの事を知ったら何が起こるか…」
「じっとしてるのは嫌!ここに来るまでずっと息をひそめてた。逃げだしてからは獣人狩りの目を逃れてやっとこの町にたどり着いたのに、また隠れて生きるなんてもう絶対嫌だ!」
みちるは譲りません。人手が足りないという事で市長も了承しました。クロの連絡係という事で。
「彼女が元は人間だなんて分からない。アニマシティを動く分には問題ないんじゃなくて?ただし私たち以外に人間だったことは口外しない事。監禁脅迫罪にも目をつぶってあげられる?」
「分かりました……」
「じゃあこれ。クロが何か見つけたら大神君に連絡して」
久々のスマホGET!
士「シルヴァスタ製薬は世界有数の資産家、シルヴァスタ財閥のグループ会社だ。獣人にも人間と同等の権利を、という市長の言葉に賛同しアニマあしてぃにも多額の資金援助をしている。それが気に食わない人間も多い。ただシルヴァスタ製薬が獣人のデータを使って金儲けをしているという噂もある。獣人がみんな歓迎しているわけじゃない」
色々裏がありそうですね。
士郎は現場に残っていた爆弾の破片を嗅ぎ、それと同じ匂いをたどって6つの爆弾を発見します。連絡を受けた警察も爆弾処理に動き出すのでした。
士郎、有能ですね!
「メディカルセンターに爆弾の匂いはないが念のためだ。爆弾犯の本当の狙いはシルヴァスタのはずだからな」
みちるはトラックの上にクロウを発見。クロウを追ってメディカルセンターに忍び込みます。
「これで最後ですからね!」
「冷たいねぇ。そっちも散々いい思いしておいて」
みちるが目撃した怪しげな取引現場。

職員と話していたのは前回、グラングランマと対立していたギャングでした。Σ(・ω・ )
ギャング「――おい!そこで聞き耳立ててるヤツ!何もんだ、出てこい!」
みちる「しまった!!」
ギャング「とっ捕まえろ!」
みちるのうさ耳が(笑)
「あの顔どこかで…?―――はっ!!」
研究所の職員・三村はみちるを見て反応します。
みちる「早く出て!!」
別の場所で爆弾処理中のクロウは電話に応答しない。
三村職員「こいつは!やっぱりあの娘です!」
矢場所長「あぁ……」
元人間だったってバレてるんですが…。なんでみちるのデータがあるんですか。
もしかして人間の獣人化ついても調べているのでしょうか。
不可解な点、獣人の誇り
みちるは追手のギャングと対峙します!絶体絶命、その時です!
「行け、殺しはしない。今日はな」
士郎キタ━(゚∀゚)━!

「間に合ってよかった。クロウが知らせてくれた」
「何度も電話したんだよ!」
「すまん」
いつも良いタイミングで来る~~!
「メディセンの裏で怪しい人たちが荷物を積みこんでるのを見た」
「職員と組んで物資の横流しか…」
直後、研究所内で爆発が起きます。
「お前は待ってろ!」
「嫌だ!」
「危険だ」
「本当は人間だけど今の私はやっぱり獣人」
「何を言ってる?」
「獣人はあなたが守ってくれるんでしょう。だったら守って!私も獣人なんだから」
「口だけは……」
二人は爆破現場へ。
「これも連続爆弾犯の仕業だね?警察の責任は大きいぞ!」
所長の印象悪いなぁ…(;´∀`)
警察「大神君が見落とすとはねぇ」
士郎「爆弾の痕跡は確実に追跡した。なのになぜ?―――これは!(匂いがない?)」
爆弾犯は内部にいる?
「あの娘だ!わざわざ戻って来たぞ!」
「なんですって!?」
三村と矢場は慌てふためきます。みちるは彼らにとってどういう存在なんでしょうか…?
「メディセンが爆破されたんだって?怖い世の中だねぇ」
「爆破されたのは研究所のデータ管理部門です。病院のデータは別施設で管理していたため無事でした」
「事故現場の復旧は迅速に。凄惨な事件の痕跡は何一つ残さない様に。何一つ」
「はい………」
電話相手はシルヴァスタ製薬の若きCEOであるアラン・シルヴァスタ。彼は何か念を押しているようでした。
黒幕感凄いんですが!!
「現場に何のにおいもない時間があった。それはあり得ない。完全消臭する特殊な薬品でも使わなければな」
「この研究所ならそんな薬品も開発できるんじゃないですか?」
「私、個々の職員がギャングと取引してるのを見ました!あなたもそれに絡んでるんじゃないですか?」
「その証拠を消すために爆弾犯を装い研究所を爆破した」
大神、警察、そしてみちるは矢場を問い詰めます。矢場は必死に言い訳しますが士郎の嗅覚はごまかせません。
「現場に残された残留香を追跡すれば必ず犯人にたどり着く。なぜなら匂いを持たない獣人などいないからだ。だが全くの空白の時間と場所があった。そしてあなたの両手もにおいが消えたままだ。この研究所が爆破されてからずーっとね…」
士郎の残留香解析は獣人特区特別法により証拠として提出されます。
「矢場さん…。署でゆっくりお話を聞かせてもらえますか?」
「ぐおおおおおおお!」
「動くな!動くとこの娘を絞め殺す!!」
矢場所長と三村職員の抵抗。みちるは三村の人質にされます。
三村を追う警察。矢場を追う士郎。

「己の保身のために事件を偽装する、そんな卑劣な男など素手で十分だ!!!」
士郎は矢場の角、獣人の誇りであるそれを素手でへし折るのでした。
アラン・シルヴァスタ
「お前さえいなければこんなややこしい事にはならなかった!!」
ビルの屋上に逃げた三村は警察に追い詰められていました。
「余計な真似をすると本当に殺すぞ!金とヘリは!?」
(この人本気だ…!この前みたいに手が伸びたら…!)
みちるの腕が再び伸びます。どういう仕組みなんだろう(笑)
「うわああああ!!!!!」
三村が手を離したため、みちるは地面に真っ逆さま!

全力疾走でみちるをキャッチした士郎!獣人の中でも運動神経が抜群のようです。
直前の疾走感と躍動感も凄くて感動しました。本当よく動くわこのアニメ。見てて楽しいです。
「はっ!士郎さん、士郎さん?!」
「生きてるよ…どいてくれないか…」
あんな高所から、みちるを庇いながら落ちて全身強打しまくり、死んでもおかしくないレベルですけど!?(゚Д゚;)
警察「動かないほうが良い、治療させよう!」
士郎「いや、いい…」
警察「やれやれ…」
「俺は死なない」って強がりなのか、それとも言葉通りの意味なのか?
「あの、ありがとう。助けてくれて」
「約束だからな。獣人は俺が守る」
圧倒的使命感。
市長「矢場と三村が自供したわ。彼らは共謀して横領を働いていた。それが上層部に気付かれたと悟ってメディセンのデータシステムを爆破。金で雇った犯罪者で架空の爆弾犯を仕立て上げ、横領のデータを消そうと考えたわけね」
みちる「それだけなのかな…?あの三村って人の悪意、もっと強烈だった」
お前(みちる)さえいなければ――、と言っていましたね。
それにCEOアランの電話を受け取ったとき、えらく狼狽えていました。
みちるの違和感の正体までは分かりませんが、その勘は正しいと思います。
「身を守るために自分の研究所爆破するとかどうかしてるよ。そうやって都合の悪いことを隠して誤魔化そうとすよね”大人は”」
「俺のことを言ってるのか…?悪かった。もう閉じ込めたりしない」
「!?」
「え?」
「あんなにムキになってたのに!」
「あいつらとは一緒にされたくない。だからお前も獣人病の事は誰にも言うな」
「分かってる!」
ひとまず分かり合えてよかった。
「あなたの治療法、私も探ってみる」
市長は獣人研究の権威でした。シルヴァスタ製薬との関係、アニマシティ設立のバックアップもそのつながりで。
士郎「シルヴァスタ製薬には気をつけろ。あそこはどうも胡散臭い」
ですよね!!
「なんで」
「理由はない。ただ俺の花がそう言ってる」
「ハハッ。野生の勘!ってやつ?」
「おまえ…バカにしてないか?」
「全然?」

「諸君、ここでの研究は終わりだ!獣人の本拠地がどんなものか、この目で確かめようじゃないか」
アラン・シルヴァスタがアニマシティに来る!?(゚Д゚;)

みちると士郎に少しづつ相棒感が出てきて嬉しいですね。みちるはタヌキなんだけど腕が伸びたり尻尾が大きくなったりうさ耳になったり。正確に制御できるようになったらかなり武器になりそう。
士郎はセクシーな人間の姿とモフモフな獣人姿のギャップがいいですね。モフモフしたいわ~←
そして今回の爆破事件、一応は解決したものの違和感が残りました。
シルヴァスタ製薬には裏があるに違いない。CEOアランが関係しているのでしょうか?只者ではないオーラを放っていました。
彼の襲来によりアニマシティで何かが起こる予感!