内容をカンタンに説明すると…
- 将来を期待されたエリートたちが集う名門校「秀知院学園」の会長の白銀御行・副会長の四宮かぐやはお互いに惹かれ合っていた。
- しかし高すぎるプライドが邪魔をして自分からは告白することができない。いかに相手から告白させるかを考えながらの頭脳戦と化していた。
- 今回は…白銀がスマホを手に入れた。ID交換をどちらから聞くかの頭脳戦。生徒会の旅行の場所をどうするか山派と海派の頭脳戦。生徒会長に恋愛相談に来た生徒に対し童貞の恋愛頭脳を駆使する白銀。盗み聞きするかぐや。
【かぐや様は告らせたい 2話】かぐや様は交換したい/藤原ちゃんは出かけたい/白銀御行は隠したい【アニメ感想】
ID交換がしたい
「か…会長ついにスマホを買ったんですか!?」
《世はIT時代。スマホ不要論を唱えていたド堅物ドケチの白銀もようやく重い腰を上げた.
高校生活においてスマホの重要さは今更語るまでもない
遊びの約束や雑談をスマホで行い返信がなかなか来ないことに一喜一憂。告白すらLINEで済ますこともあるとか》
(さあ、いつでもIDを聞いて来るがいい四宮)
(なぜ聞いてこない!?この俺の個人情報だぞ!)
(仕方ない。俺から聞くか?しかし…)
《異性に連絡先を聞く……その行為には多少の必死さや下心が読み取れ、特別な意味が生まれてしまう》
(会長、私から聞いて来るのを待っているのでしょうが全くの無駄です。異性の私に会長が恥ずかしがりながらも聞いてくることに意味があるのではないですか)
《殺るか、殺られるか聞くか、聞かれるか――人間の優劣はそこで決まると言っても過言ではない!》
(まったく…会長に携帯を持たせる為だけに私がどれだけ手を焼いたと思っているのですか)
携帯のお店近くは皆、四宮家関係者だった。
「会長、このプロフィール画像って…」
「あぁ、俺が子供の頃の写真だ」
IDを交換した藤原さんと会長のやりとりに心動かされるかぐや。
(連絡先を聞くということはあなたといつでもお話がしたいという意思表示に他ならない。)
いやもう聞いちゃいなYO
(それじゃまるで私が寝る前にちょっとしたメッセージのやり取りしたいとかテスト前の深夜通話を繋いだままにしてずっと無駄話したいとか…まるで私がそんなことを思ってるみたいじゃない!)
「会長は酷い人です。ど…どうしてそんな酷いことするんですか?」
目薬で作られた乙女の涙発動
《この言葉に特に意味はない。だが、酷いと言われたら何か酷いことをした気がするもの。心理学でいうところのバーナム効果である》
勉強になります。
「ゴメン!仲間外れにするつもりはなかったんだ!あっ、ほら!四宮にも見せるから!」
《絶対記憶!一瞬のうちに白銀のプロフィール画像はかぐやの海馬にインプット!》
無駄な能力バトルです。
(さぁ、これで私が会長のIDを聞く理由は無くなりました。どうぞそちらからお聞きになられてください)
「かぐやさんのガラケー、LINE出来ないのにこんな話ヒドいですよね!」
「「出来ないの!?」」
まさかのガラケーだった!
「金持ちだろ買い替えろ!」
「幼稚園から使ってる携帯で愛着があるんです!今更替えられません!」
物持ちがいいんですね。10年以上持てる携帯の強度すごい。
《この物語は空回りし続ける頭脳と恋の物語である》
今回は両者敗北。
アドレス交換はできたようです。
永遠の派閥
「あっ、夏になったら生徒会で旅行に行きましょう」
藤原さんの提案。
(旅行か…行くなら山がいい)
白銀の妄想開始してました。
『見ろ。あれがデネブアルタイルベガの夏の大三角形だ。アルタイルとベガは彦星と織姫のことだな』
『嫌です!私は会長のケンタウルス座星Bbになりたいです』
『会長と公転させて下さい!』
『やれやれ…甘えん坊な一等星ちゃんだ』
(これだ!山以外ありえない!)
何がこれだ!なのかわかりません(笑)
「海以外ありえません」
かぐやは海派。
《太古より争われていた絶対的対立。人間性の色濃く出る思考戦の幕開けである》
(海…海は生命の原初。降り注ぐ太陽が人間を本能的な生き物へと戻すでしょう。すかさず私の水着で会長を悩殺!海の魔法にかけられた会長は夕焼けの中で告白してくる…
完璧)
二人共妄想のレベル高い…。
(海?海だけはダメだ…俺は泳げない!)
(会長が反対してきた場合に備えたマニュアルは既に製作済み。どんな攻撃も無効化してみせます)
金持ちによる圧倒的金策
「海は夏しか行けないじゃないですか。山は天気も荒れやすくて雨も降ります。それに、虫も多いですよ」
(虫だけはダメなんだ!どうする?海に行けば泳げない…山に行けば虫がいる…)
白銀ぶっちゃけどこにも行けないでしょ!!
藤原さんは胸のサイズがアップしたようで水着買い換えようと言っております。
《ボディーラインには自信のある四宮。だがそれを差し引いても四宮の攻撃力は脆弱。豆鉄砲程度である。
それに引き換え藤原書記の攻撃力は戦車級。戦力差は絶望的》
(マズい、悩殺どころかこれでは…!)
『お可愛い胸部だな』
いや、妄想もいいけど会長、もしかしたら貧乳好きかもしれないじゃないですか!
「こうなったら藤原書記に決めてもらおう」
「え…え~っと…どちらかというと…山?」
かぐやの勝利???
「あっ、山は山でも恐山に行きたいです。賽の河原に血の池地獄。輪廻を回す風車がいっぱい。
せっかくだからイタコさんに死者の霊を口寄せしてもらいましょう。
誰がいいかな~。キリスト?ブッダ?聖徳太子とかもいいですね!アリストテレス、シェイクスピア!」
山の方向性の違いにより計画白紙(おじゃん)
会長に恋愛相談!
「恋愛相談?」
「はい。恋愛において百戦錬磨との呼び声が高い会長なら何かいいアドバイスをして頂けるのではないかと思って!」
(恋愛百戦錬磨って何?俺いつの間にそんなイメージ付いたの?)
《白銀御行17歳。交際経験なし》
(え、何?じゃあこの相談でボロ出してしまえば…)
『お可愛いこと』
(ダメ!乗り切るしかない!)
「恋愛のことなら…俺に任せろ」
安請け合いしちゃいました~~~~
(会長が恋愛相談?これは会長の恋愛観を知るチャンスなのでは…)
盗み聞きするのはドアの向こうのかぐや。
「でも断られたらと思うと…もう少し関係を築いてからの方がいいんじゃないかと…」
「ちなみにその子と接点はあるのか?」
「バレンタインにチョコを貰いました」
「お、どんなチョコだ?」
「チョコボール、3粒です…これって義理ですかね?」
(義理以外の何物でもない…)
「あー、うん。それはもう…間違いなく惚れてるな」
白銀、なんでそうなる!?
「いいか!女ってのは素直じゃない生き物なんだ。常に真逆の行動を取るものと考えろ。つまり!その一見義理に見えるチョコも!」
「逆に本命!?」
(逆にって何?)
かぐやのツッコミがいちいち面白いです。
(はぁ…よし、なんとかそれっぽいこと言えた)
「だけど彼女にその気なんてないと思います。この間も…」
彼女いそうにないといわれ女グループに完全に笑われ者になってる光景が…。
(残念だけどからかわれてるわね。異性として見られているとか以前の問題…)
「お前…モテ期来てるな」
(えぇぇぇ!?)
「何故そんなに女を疑ってかかる!女だってお前と同じ人間だ!」
(さっきと言ってること違う!)
「その状況を分かり易くするとこうだ!」
ポジティブ変換の会長の女声怖い(苦笑)
(ポジティブ過ぎませんか!?)
「彼女たちの中からたった一人を選ばなきゃいけないなんて」
(あなたもバカなの!?)
相談してきた生徒も馬鹿だった。
「でも告白なんて初めてでどういう風にすればいいのか…」
ドアを相手に見立てます。そのドアの裏側にはかぐやがいるんですが…。
「それをこう!…俺と付き合え」
かぐやからしたら壁裏ドン!からの壁裏からの告白!
「この技を俺は壁ダァンと名付けた。俺が名付けた」
(壁ドンです!それもうある奴です!)
「天、才…」
(無知ばっか!)
「ありがとうございます!会長のお陰で勇気出ました!さすがあの四宮さんを落としただけありますね!」
「い、いや俺と四宮は別に付き合っていないぞ」
「そうなんですか?傍から見てたらいい感じに見えますけど」
「いやむしろ逆だ。最近、嫌われてるんじゃないかと…興味すらないんじゃないかと…」
「会長!大事なのは自分がどう思ってるかですよ!」
「俺が四宮をどう思ってるか…まぁ正直金持ちで天才で癪な部分はあるな。案外抜けてるし、内面怖そうだし。あと胸も…おおぅ?」
白銀なにかに気づいた様子。
「でもそこが良いっていうかな!可愛いよ実際!美人だしお淑やかで気品もあるし、それでいて賢いとか完璧過ぎんだろ!
いや~四宮マジ最高の女!」
(っぶねぇ!本人めっちゃいるし!気付けてよかった!)
変わり身うまい
「とにかく告白しなきゃ何も始まらん。変に策略を練って駆け引きなんてしてもいいことないぞ」
(あれ?なんだろうこのセリフの重み)
ブーメランすぎるんですよねこの発言は。
《彼は柏木さんに告白し、何故か付き合えたそうである》
壁ダァン成功してます!
「会長、お茶が入りましたよ」
(機嫌直ったみたいで本当によかった)
かぐやとてもうれしそうです。
今回は白銀の一人負け。
お互い好きあってるのでもどかしいですねぇ、妄想のレベルも似た者同士って感じなんですが。
スマホを持たせたりするのはかぐやがなかなかの策士だと思いますが。
海派と山派、次はきのこたけのこ戦争?
藤原さんの趣味がわかった話でしたね。
生徒会長、百戦錬磨の恋愛達人と思われてるのに実際はDTなの面白すぎて
人の噂ってこわいですね。
どうして恋愛相談には押せ押せなのに自分はさっと告白できないのでしょうか…。
盛大なブーメランで終わりました。