内容をカンタンに説明すると…
- ホルマジオ、組織の裏切り者との戦い。彼の能力は対象物を縮小したり大きくしたりできるスタンドだった。
- ナランチャが気づいたときには随分と自らの身体が小さくなってしまっていた。形成逆転で小さい体で逃げることになるホルマジオだったが…。
- 今回は…ホルマジオとナランチャの戦いは続く。ナランチャの生い立ちが明かされる。母親と同じ目の病気にかかったどん底の彼を拾い上げたのはフーゴ、そしてブチャラティであった。
【ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 11話】ナランチャのエアロスミス【アニメ感想】
ナランチャの過去
「捕まえたぞ。一度リトル・フィートの能力に落ちた者は決して逃れられねぇんだ。喋ってもらうぜ。ブチャラティ達はボスの娘をどこに隠した?」
ホルマジオの靴に踏まれるナランチャ。そして彼の過去の話。
〈ナランチャ・ギルガは1984年しし座生まれ。彼が10歳の時に…〉
「ねぇ父さん。母さんの目の病気って…」
答えない父。母親が死んでしまった。
〈それがナランチャの暗黒へ落ちる始まりだった 〉
〈ナランチャは父親に反発し不良仲間の家を泊まり歩いたり、万引きした食べ物でその日の餓えをしのぐようになった〉
「いいのかよ?学校行かねーで。お前はまともな家の出だろ?」
「フン。あんな家知るか…この世で一番大事なのは友情だぜ!」
「ああ!お前も俺みたいに金髪にしろよ。そしたら超イケるぜ」
ナランチャの信頼する兄貴の言葉通りナランチャは金髪に。
すると翌日彼は警察に逮捕されました。
「強盗…金髪のガキ…まさか…」
〈1年後、少年院から出てきた時ナランチャは目を患っていた。警官から殴られた傷からバイ菌が入ったのがなかなか治らなかったのだ。
街に帰ると仲間の間で妙な噂が広がっていた〉
「見ろ。あいつの母親も目の病気で死んだんだってよ」
(なぜ知ってる…兄貴にしか話したことないのに…)
信頼した“兄貴”というものに裏切られていたんですね。
〈その病気の噂に最も恐れ慄いたのはナランチャ本人だった。ナランチャは15歳にして人生を捨てていた〉
ゴミを漁るナランチャを見たのはフーゴ。フーゴはナランチャをブチャラティの元へ。
「こいつにスパゲティを食わしてやりたいんですが構いませんね!」
〈テーブルの仲間は何を質問するわけでもなく、かといって嫌悪の表情もなく自分に運ばれたスパゲティの皿をうす汚い小僧の前に差し出した〉
〈そして然るべき治療を受けさせたのだ〉
「なんで俺なんかに…こんなにしてくれるんだ?」
「ワケなどない。そうしたいと言うのなら俺の家に泊まってもいい。だがガキは親の所へ帰るもんだ。そして学校へ行け。いいな?」
「あ…あの!もしかしてあんたはギャングなんじゃ…うちには帰りたくない!あんたの所で仕事させてください!」
「甘ったれたことを言ってんじゃあないぞこのクソガキが!!もう一ペン同じ事をぬかしやがったらテメーをブン殴る!」
〈彼の言う通りナランチャは家に戻り学校にも通い始めた。だがもう決して父親には心を許せない〉
あの…結局父親は無言の人なんですか?特に何もしてない、というかしなさすぎてナランチャの信頼を失ったのか。熱く起こってくれたブチャラティに惚れ込んだんですね。
〈そしてナランチャは半年後、ブチャラティには秘密で組織の幹部のポルポに会いに行き試験に合格したのだった〉
小さいままではどうしようもない
「ボスと血のつながった娘なら間違いなくスタンド能力を持っている!ボスはそれを知られたくねーんだ!娘の能力からボスの正体がきっとわかる!
その娘はヒントなんだ!!正体不明のボスを倒すための!!」
ホルマジオは爆ギレです。
瓶にナランチャを入れて蜘蛛と戦わせます。
「これよ~。お前がさっきガラスの破片を出した時ポケットから一緒に堕ちたんで今拾ってみたんだがよ~…。
ひょっとしてもう喋ってもらわなくてもよくなったんじゃねぇか!?この街の地図だ。ドライビングマップだ。
しかも鉛筆で印が付けてある!道に迷わないようによ~。お前マヌケかぁ!?個の印を逆に辿るとどこから来たのかが分かる。ブドウ畑だー!南東20kmほどのブドウ畑から来たなぁー!」
バレてしまいました。
「俺のエアロスミスは…二酸化炭素を嗅ぎ分け追跡する能力…だけど二酸化炭素は生き物の吐く息からだけ出るんじゃあない…物が焼けてる所からだって出るんだ…。
思い出したんだ…あんたをエアロスミスで追跡してる時自動車を撃ったことをよぉー…」
時間をかけた爆破です。
「リトル・フィート!」
「な…何ィ!?手首を切った血で炎を消したのか!まずい…ここで逃げられるのはまずいぜ!エアロスミスの能力で探知を…」
通常→ミニでの能力の使い方がほんとにうまいですね。
「ハハハ!幸か不幸かナランチャ…お前が車を炎上させたが故に炎から出る大量の二酸化炭素で俺を探知して追跡できねぇ!」
「お前の呼吸を探知できねぇんならよぉー。炎がでかすぎるってんならよぉー。もっとでっかくしてやるぜ!」
「道路そこら中火ィ着けりゃあよ~。小せぇてめぇは焼け死ぬってわけだぜ!」
ナランチャ、賢い…。でも被害でかい(笑)
「キレ…てんのか?この野郎…道路中、火ィ着けまくりやがって…正気か…てめぇ…えぇ!?」
ゾンビのようなホルマジオ登場。
スタンドバトルのピンクと紫の炎キレイです。
ついに決着がつきました。ホルマジオは敗れたのです。
次の指令
「買い物してこいって…ハァハァ…命令…「未」完了…金も品物も全部燃えちまった…」
フーゴはナランチャのミスを攻め立てます。
「僕はナランチャは敵を立派に阻止したと思います。彼は全てにおいて的確な行動をしたと思います。それに敵の暗殺者チームに気付かれた今懸命なボスならきっと何か逃げる方法を指示をしてくるはずです」
ジョルノが優しくフォロー。
「ブチャラティ!ボスからメッセージが入ったようだぜ!」
ミスタが知らせに来ました。
「ボスはいつもこうやって幹部に連絡を送ってくる。それが初めてブチャラティに送られて来た!」
“ポンペイの遺跡に行け…そこの犬の床絵の所に鍵が隠してある。その鍵は娘を私の所まで安全に連れて来れる乗り物の鍵だ”
「ここからポンペイまでは15km足らず…1時間もあれば行って鍵を手に入れられるはずだ。フーゴ!ジョルノ!アバッキオ!3人でポンペイに行き鍵を手に入れてくれ!
俺とミスタとナランチャはここで暗殺者チームからトリッシュを守る!鍵を手に入れ安全なようなら連絡しろ。そうしたら俺達もトリッシュを連れてその乗り物の所へ行く」
チーム分割!

なんだかものすごく頭脳戦でしたよね。アクションシーンの動きも作画もクオリティたっかい!ナランチャの過去、もともと普通の家の子どもだったんですね。
しかし…なんで父親と確執ができてしまったんでしょうか。
父親の描写がなさすぎてナランチャが謎の反抗期を迎えているように見えてしまい(汗)
でもなんにしてもブチャラティのチームに入ったことは彼にとってよかったんですね。
ボスから連絡が来たということはブチャラティは本当に幹部になったんですねぇ…。しみじみしてしまいます。