作品情報・あらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 「小説家になろう」出身の伏瀬先生によるファンタジーラノベが待望のアニメ化決定!
- 通り魔に刺されて死んだ会社員・三上悟が、異世界でスライムに転生した!しかしただのスライムではなかったようで…!?
- 異世界で彼が最初に出会ったのは、封印された暴風竜ヴェルドラだった!
【転生したらスライムだった件 1話】暴風竜ヴェルドラ【アニメ感想・名場面】
好感度高い主人公、開幕死亡!
(なんという事もない普通の人生。大学を出て、一応王手と言われるゼネコンに入社し、それなりに出世し、そこそこの給料も貰い、何不自由ない37歳)
東京で会社員をしている三上悟(みかみ さとる)。
聞く限りじゃ彼の半生は勝ち組だと思うのですが!「普通の人生」を送るのって意外と難しいですよ。
(なにか足りないとすれば、今彼女がいないということか。というか彼女居ない歴37年…。ま、別にいなくて困るというものでもないし)
あ、一気に好感度アップしましたね!←
「先輩!先輩!こっちです!」
「田村、悪い。少し遅れた。で、相談て?」
待ち合わせていた後輩と合流。隣には美人な女性・佐渡がいます。
会社でも「色々噂になってる」とのことですが…?( ̄∀ ̄)ニヤニヤ
(ていうか何だ?結婚の相談か何かか!?)
「ここじゃなんだから、飯食いながら話しましょう。先輩、焼肉好きでしたよね?いい店予約してありますから」
(ったく。俺の好きなものを用意してあるとか。よくできた後輩だ)
「すぐ近くです」
(しょうがない。素直に祝福してやるか…)
三上、素敵な先輩じゃないですか!!
後輩に相談される時点で信頼も厚いんだろうな…。
「キャアアアア!!!!」
道向こうから女性の悲鳴が。
見ると、刃物を持った男がこちらに向かって突進してくるではありませんか!
通り魔だ…!(゚言゚lll)
咄嗟に佐渡を庇った田村に、通り魔が襲い掛かります。
「田村ァ!!!!」
その田村を、今度は三上が庇って…
「ぐぁ…っ」
周囲に混乱と悲鳴が広がる中、通り魔は走り去って行きました。
「先輩!!!」
(なんだこれ…)
三上の腹部から大量の血が流れます。
いやこれ、急所を刺されたのでは…((((;゚Д゚))))
(熱すぎる…勘弁、して、欲しい…)
《確認しました。耐熱耐性獲得、成功しました》
(刺されて…死ぬとか、ないわ…)
《確認しました。刺突耐性獲得、成功しました。続けて、物理攻撃耐性獲得、成功しました》
なんか続々とスキルが追加されてるんですが(笑)
このオペレーションは一体…!?
「救急車を!!早く!!」
(痛い…血がっ…)
《確認しました。痛覚無効獲得。血液が不要な体を獲得します、成功しました》
その後も三上の意思に応じてスキルが追加されていきます。
(さっきからうるさいぞ、田村…)
「先輩!!しっかり!!!」
「(俺、死ぬのか…?)た、田村ぁ…」
「え!?」
「家のパソコン…ハードディスクの中身っ…風呂に沈めて…完全に消去してくれ…」
「え…!?」
どシリアスな場面でこんな遺言残されたら笑うわ!
でも気持ちは分かりますよ。パソコンは個人情報の宝庫ですからね!
まして三上は独身男性です。あんなのとかこんなのとかそんなのとか、いかがわしいものが入ってるに違いない←
「先輩…!」
「頼む…」
「俺、本当は佐渡のこと、先輩に自慢したくてっ…!」
「ったく…。気に、するな…」
「三上さん…!」
「彼女のこと、幸せにしてやれよ…。パソコン、頼んだぞ…」
それが会社員・三上悟の最後の言葉でした。
どんだけパソコンが心配なんだよ(笑)
(まさか…童貞のまま死ぬなんて…。生まれ変わったらガンガン攻めよう…食いまくって…)
《ユニークスキル・捕食者を獲得。成功しました。》
童貞としての心残りがスキルに反映されました(´-ω-`)
俺、生まれ変わったら捕食者(意味深)になるんだ…!
なんか凄いスライムに転生した!
(どこも痛くない…?寒くない…。目が、開かない?!何も見えない。手、足、感じない。体は!?――あぁ、動く!感覚はある。これは…岩か?てことは病院ではない?じゃあどこだよ!?――ん?これは、草か?口は動くか?声は?――出ない。え!?溶けた!?あぁぁ~~体の中に染み渡るぅ~~! …俺、どうなってるの?なんか変じゃね?普通人間って、草解かせなくね!?え?え!?やっぱ死んじゃったのかな?田村と佐渡さん、どうなった?ハードディスクは消去されたのか!?俺、今一体どうなってんの――?)
三上大混乱!!
宇宙空間のような所を漂ってますが、何が起きているのか視聴者にもさっぱりです。
独白の声は、成人男性の声から少年の声に変化します。
(弾むな!なにか弾力が…。えっと、体の外側は~…。ほぅほぅ、なるほどなるほど。)
見知らぬ洞窟の中で再び意識を取り戻した三上。ですがその姿は…
転生したらスライムだった件!!(タイトル回収
「ってアホか―っ!!認められるかぁーっ!!…でも、スライムだよな…。うん。人間じゃない。(どうやら刺されて死んで、転生しちゃったようだ。スライムに…)」
こんな転生アリですか!?普通、イケメンとか勇者とかチーターとか…(゚д゚lll)
せっかくの異世界デビューなのにスライムだなんて!がっかりだよ!(T▽T)
(それから結構な日にちが経ったと思う。意外な事にこの体、結構便利で、食事も睡眠も取らなくて大丈夫なようだ。ではなぜ草を食べているかって?暇だからだよ!意味はないけど、何かしてないと不安だからな)
スライムもある意味チートな部分がありました。
一応自由に動き回れるし、落胆するほどではなさそう?(・∀・)
(って、誰に言ってんだ俺…。でもこの食べたものどこへ吸収されているんだ?うんこしてないし…)
《解。ユニークスキル・捕食者の胃袋に収納されています》
(こ、この声!確か刺された時にも聞こえた…!誰!?)
《解。ユニークスキル・大賢者の効果です。能力が定着したため、反応を速やかに行うことが可能となりました》
(大賢者…。えーっと、スキルって能力のことか?捕食者って…)
《捕食して対象物を体内に取り込み、解析。その対象物のスキルを習得できます。解析が完了すれば擬態化も可能です》
つまり人間は勿論、万物に姿を変えることができるのでは!?(チートじゃないか!
三上悟の最後の意思がスキルに変換されて、それをまとめた結果、スライムに転生したようですね。
少しづつ状況が飲み込めてきました。
《胃袋は捕食対象を収納し、さらに解析の及ばない有害なものを隔離することも可能》
という事で先ほど食べまくった草を解析すると、ヒポクテ草だと判明します。
魔素の濃厚な場所にしか繁殖しない貴重な薬草。傷薬・回復薬の原材料。
レアなやつだったんですね!!
ちなみに「魔素」は、魔物にとって生命のもとになる物質です。人間にとってご飯みたいなものですね。
(なるほど。それがこの洞窟に満ちて、貴重な薬草がたくさん生えてるってことか。で、ヒポクテ草とやらの解析ができて、胃袋で収納、つまり体の中で傷薬と回復薬を作って貯めておけるってことか?)
《その通りです》
そうと分かればヒポクテ草を乱獲じゃああああ!!!
スライムは草を捕食して、胃袋の中で大量の薬を作成します。
いざという時の備えと、暇つぶしでした。
ついでに貴重な魔鉱石も乱獲じゃあああ!!!
しかし、調子に乗りすぎて湖の中に水没してしまいます。
スライムは浮きません。ただ沈んでいくだけで…。今度こそ死ぬのか…!?
(苦しくないな…そもそも俺、呼吸してたっけ?してないよな…。しかしどうしよう。困ったな…。そうだ!水を捕食して~~~!!)
《スキル・水圧推進を獲得しました》
スキルがどんどん追加されていく(笑)
水を捕食したスライムはモーターボートのように水上を滑走します!
勢いで壁にぶつかりますが、痛覚無効スキルにより痛みも感じず、固有スキル・自己再生が発動。あっという間に修復しました。
見た目はただのスライムだけどチートだ!
「聞こえるか?小さき者よ」
(!?)
何者かがスライムに話しかけてきました。
誰…!?(;゚Д゚)
暴風竜ヴェルドラ!
声の主は巨大な魔物でした。
スライムの挑発的な態度に激高します。
「久方ぶりの客人だと思って下手に出てやったが、どうやら死にたいらしいな!?」
(すみませんすみません!思ったことが伝わるとは思わず!自分、口も無く目も無い状態でして!)
「くっはははははははははは!!!!!」
(!?)
「我の姿を見ての発言かと思ったが…目が見えないのか。よし、見えるようにしてやろう」
そんな事できるんですか!?
魔物は目を見える様にする代わりに条件を提示します。
我を恐れずまた話をしに来い、と。
「そ、それだけで良いんですか?」
「うむ…。実はな?300年前にここに封印されてな?それから、暇で暇でどうしようもなく退屈しておったのだ。どうだ?」
「封印ってのが気になりますけど…。分かりました、喜んで!」
魔物に「魔力感知スキル」を使うよう指示されたスライム。そのスキルは持っていませんでしたが、手探りで魔素の感知から始めることに。
「ふんっ!んん~~~!!…お?なんか…これが魔素ってやつか!?おぉ!?」
《エクストラスキル・魔力感知を獲得》
あっさり獲得しました(笑) 力んだだけにしか見えなかったけど!(笑)
しかもこのエクストラ、通常のスキルより威力も性能も桁違いなのだそうで。
魔力感知を使用したスライムは目が見えるようになりました。
「どうだ?」
「あ、ハイ!できました!ありがとうございました!…えぇ――ッッ!?ドラゴン~~~!!?」
「では改めて自己紹介しよう。我が名は暴風竜ヴェルドラ!この世に4体存在する竜主が一体である!」
威厳のある声というかデカい声というか(笑)
ヴェルドラが高笑いをするたび洞窟が振動します!
伝説のドラゴンだったりするのかな…?
「おい、約束は覚えているな?」
「も、もちろんっすよ!!怯えてなどいません!」
逃げ去ろうとしてるようにしか見えませんが(笑)
「じゃ、また話に来ますんで!」
「待て!!」
「ひぃっ!」
「実に珍しい…スライムは本来、思考もしない低位モンスターだ。それなのに自我がある。ユニークか?」
「ユニークといいますと?」
「異常な能力を持つ個体のことだ」
「ちょっとよく分からないっす…」
スライムがかつて人間だったこと、刺されて死んだ事を知ったヴェルドラは、スライムを転生者と呼びます。
「異世界からやってくるものは稀にいるが、転生者は初めてだ。魂だけで世界を渡ると、普通は耐えられないからな」
「ということは転生じゃなくて、異世界からこっちに渡ってきた人はいるんですね?」
「うむ。異世界人と呼ばれている。そういう者達は、世界を渡る際に特殊な能力を獲得するらしい」
スライムの能力もそれですかね?(´・ω・`)
「もしかしたら日本人も居るかも…。ちょっとその異世界人を探して会ってみたいと思います」
「なんだっ?もう行ってしまうのかっ?」
「しょんぼりしてる!!」
あれ?ヴェルドラさん可愛いな…?( ´ ⊙ ω ⊙` )
「も、もう少し居ようかな~、どうせ暇ですしー…」
「そうか!ゆっくりしていくがよい!!」
ヴェルドラさんツンデレなの!?その見た目で!?そのイケボで!?(笑)
ヴェルドラの過去!スライムと暴風竜の友情!
「えーっと、ヴェルドラさんさっき封印されたって言ってましたよね?」
「よくぞ聞いてくれた!300年前のことだ…。ちょっとうっかり街を一つ灰にしちゃって」
「しちゃってって」
お茶目か(´・ω・`)
「そんな我を討伐に来たものがいる。ちょびっと相手を舐めてたのは間違いない。それでも途中から本気を出したのだがな。負けてしまったな!」
清々しいですねヴェルドラさん!胸を張って言うことじゃないけど!(笑)
「ヴェルドラさんすごい強そうなのに。相手はそんなに強かったのですか?」
「あぁ、強かったよ。加護を受けた人間の勇者という存在だ」
THE・異世界ファンタジーって感じですね!
勇者のユニークスキル・絶対切断で圧倒されたヴェルドラは、無限牢獄で封印され今に至るそうです。
「その光ってるのが無限牢獄なのか?」
「その勇者は自分のことを召喚者だと言っていたな」
「召喚者?異世界人とは違うのですか?」
「30人以上の魔法使いで何日もかけて儀式を行い、異世界から呼び出すんだ」
「おぉ!魔法使いがいる世界なのか!ますますゲームっぽい!」
元々この世界で生まれた生き物に加えて転生者、異世界人、召喚者も居て…いろんな人がいるんですね。
「強力な兵器としての役割も期待されておる。召喚主にな。召喚者は召喚主に逆らえないように魔法で魂に呪いを刻まれる」
「なんじゃそら!酷い話ですね!」
「酷い、か。元の世界ではどうだったか知らんが、この世界では弱肉強食こそが絶対なる真理だ」
「そっか…」
ヴェルドラは強者の部類に入ってそう。
スライムがどの辺に位置してるのか気になります!
「その勇者に封印されてからずっとここで?」
「そういうことだ。もう、暇で暇で」
「俺は37年恋人がいなかっただけで、結構寂しかったぞ…。300年一人きりってどれだけ…」
どっちも寂しいよ(´;ω;`)
「よし!じゃあ俺と友達にならないか?」
「なんだと!?スライムの分際で暴風竜と恐れられるこの我と友達だと!?」
「い、嫌ならいいんだけど…」
「ばっ、バカァ!誰も嫌だと言っておらぬだろうが!!」
ヴェルドラさん面倒くさい(笑)
「じゃあどうする?」
「そうだな。どうしても、というなら…。考えてやってもいいんだからねっ!?」
「ツンデレか!!」
ヴェルドラさんキャラぶれっぶれなんですけど(笑)
見た目に反して乙女でした。お腹痛い(笑)
「嫌なら絶好!二度と来ない!」
「しっ、仕方ないな。お前の友達になってやる!感謝せよっ!」
「素直じゃないねぇ~。じゃ、よろしく!」
「あぁ!」
スライムはヴェルドラをさりげなく誘導してくれたみたいです。
優しいな(*´∀`*)
スライム「いい年して友達って、ちょっと照れるけど…」
ヴェルドラ「ンフゥッ…」
こうして会社員・三上悟は、通り魔に刺されて死んで、スライムに転生して、暴風竜ヴェルドラと友達になりました。
《なんということでしょう。こんな人生が待っているとは!いや、スライム生…?》
「田村、ハードディスク消去してくれたかな?あいつ消す前に中身見なかっただろうな…」
一方、三上が元いた世界では葬式が行われていました。
田村は遺言通り、三上のパソコンを風呂場に沈めます。中身も見ていないようです。
有能すぎる!!めっちゃいい後輩ですね!!(^ω^)
「先輩、安らかにお眠りください。子供が生まれて男の子だったら”悟”ってつけます」
そのぶん世界観や作品設定、キャラの掘り下げが丁寧で、アニメ組にも親切でした。ありがたい!
スライムとツンデレヴェルドラの掛け合いが面白かったな~。種族を超えた友情、いいですね!
ヴェルドラの封印を解いて一緒に旅に出ないかな、と期待してます。あのままじゃ可愛そうだし、スライムの能力を使えばどうにか出来そう?(´・ω・`)
アバンの戦時中に、異世界へ召喚された少女も気になります。
同じく召喚されたという勇者なのでは…!?と思ったけど300年前ってことで時代がズレるし、ミスリードかな?
未知の異世界、どんな展開が待っているのでしょう?仲間もどんどん増えていくみたいでワクワクが止まりません!(((o(*゚▽゚*)o)))