前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- ロスアンジェルスのウエストウッド42-102、エイブラハム・ドースンの自宅を訪ねたアッシュ達だが、出てきたのは中華系の青年・ユーシスだった。ドースン博士の養子だと言う彼に違和感を覚えたアッシュは、ショーターに調査を依頼する。
- 李一族のナンバー2・李華龍がショーターに接触。さらにユーシスが月龍だと判明する。同胞を裏切ることもできず、姉を人質に取られたショーターは、英二の誘拐に加担せざるを得なくなり…!?
- 今回は…ジェシカとマイケルのもとに駆けつけたアッシュ、マックス。だが留守を任せたショーターと月龍により英二が誘拐されてしまう。全てを察し、怒りに燃えるアッシュの前に現れたのは、バナナフィッシュの生みの親、アレクシス・ドースン博士だった。
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【BANANA FISH 8話 アニメ感想】陳腐なストーリー
ショーターの葛藤、ジェシカとマイケルは生きてたけど…
『マックス…』
「ジェシカ!?」
『あんたの顔なんか見たくもない…でもマイケルは…マイケルだけは…!』
『パパ!パパ―――っ!!』
「マイケル!?そこにいるのか!?」
『ふたりの命が惜しかったらアッシュ・リンクスを連れてこい』
開幕修羅場です…(´言`;)
アッシュを誘き出すため、敵はあの手この手を使ってきます。
アッシュとマックスは急いでジェシカが住む家へ向かうことに。
「お前たちはここに居ろ」
「しかし!」
「これは俺の専門だ。従ってもらうぜ」
「アッシュ…」
「そんな顔すんなよ。俺に任せとけって」
英二と喋る時だけ、アッシュの声が若干優しくなるの面白いです(笑)
「お前は残ってくれ」
「なんでだよ…!?」
「どうも様子がおかしい…俺たちをおびき出すつもりなら、人質を別の場所に移して罠を仕掛けてくるはずだ。ここを手薄にさせて俺たちの弱いところを突くつもりならふたりが危ない。頼んだぜ」
この状況で「頼んだぜ」って言われるのは辛すぎやしませんか?だってショーターに対する信頼の表れですよ。
ふたり=英二と伊部さんですね。
「アッシュ!」
「?」
「――――っ。…気をつけてな」
「ああ」
ショーターは喉まで出かかった言葉を飲み込みました。
月龍がすぐ隣で見張っているせいで本当のことが言えない…
なんだこの状況…拷問過ぎる…(´;ω;`)
伊部「とにかく戸締りだ!2階を頼むよ」
英二「はい」
敵は家の中に居るんだよなぁ…(白目)
「さすがアッシュだね。あのドサクサであそこまで頭が回るなんてさ」
「やっぱりお前が…!!」
「けれどさすがの彼もアンタが裏切り者だなんて夢にも思ってないらしい。わざわざ残してくれるなんてありがたくて涙が出るね。さぁ、手伝ってもらおうかショーター・ウォン」
月龍がついに牙を剥きます…!英二と伊部さんが危ない!!
「ジェシカ!マイケル!」
「パパ――っ!!」
「マイケル!!よかった無事で…!ジェシカ…」
「マイケルおいで。パパとママはお話があるんだってさ」
よかった!二人共生きてた!(T▽T)
状況を察したアッシュの気遣いはさすがというか…。
自宅にはジョージ弁護士が呼んだ警察が駆けつけていました。
「怖かった…怖かったのよ…!!」
ジェシカは乱暴されたのでしょうか。恐怖から解放されてマックスに抱きつきます。
あのマフィア共…許せませんね!(´・言・`)
一方、マイケルを慰めるアッシュは襲撃犯の情報を聞き出します。
「白人?それとも黒人だった?」
「ううん。どっちでもなかったよ」
「え…!?」
英二と伊部さん大ピンチ!!
「何をしたんだ!?」
「これでもう彼は動けない」
「もう目も見えない。耳も聞こえない。指一本動かせない。ただの生きた人形さ」
英二――――――ッッッ!!! 英二っ!英二が!!(大混乱)
月龍が施したのは針術でしょうか?感覚器官を一つずつ潰していきました。
中国4千年の歴史怖すぎだろ!!
「だけどこっちの男は違う。目も耳も聞こえる。つまり、この一部始終を見てる。アンタの裏切りもね」
伊部さんは毒薬でやられましたね…。
先ほど飲んだお茶は月龍が出したものなのでしょう。
「アッシュに伝えて?ニューヨークのリ・ワンルンの元へ来いって。さもなければこの少年はゴルツィネの悪趣味の餌食だ。帰ってくる時は命はもちろん、人の姿をしてないだろうね」
意識がある分、伊部さんの方が辛いですよね。
エーちゃんが連れ去られるのを見てることしかできない、しかもタコオヤジの餌食になるかもしれない。伊部さんにとっても拷問ですよ。
「伊部さん、すまねぇ。だけどこれだけは信じてくれ。俺の命にかけて英二には指一本触れさせねぇ…。約束する」
彼はあくまでも英二の味方なんだ…仲間なんだ…(´;ω;`)
英二を抱き抱えたショーターはユーシスと共にドースン宅を後にします。
「おいアッシュ!急に戻るって一体どういうことだ?」
「チャイナタウンが俺たちを売ったんだ!やっぱりあのユーシスが犬だったんだ!!」
「だとしてもショーターがいる!なんとか食い止めてくれるさ…!」
ドースン宅に戻ったふたりが見たのは、もがき苦しむ伊部さんの姿でした。
チャイナタウンへ向かおうとするアッシュ。伊部さんは必死に違う、と伝えます。
ショーターの覚悟!ドースン博士、そこに居たの!?
リ・ホアルンの前に引き出されたショーターですが、李一族の参加に下る気はないと言います。
その場にオーサーも現れました。
「そいつを渡してもらおうか」
「断る!」
「悪いが、パパディノがご消耗なのは野良の中国猫じゃねぇ。黒い瞳の日本猫だ。写真を見てひと目でお気に召したらしい」
英二の貞操が危ない(確信)
「アッシュが知ったらさぞ苦しむだろう。自分のせいでこいつが昔の自分と同じ地獄に堕ちるんだからな。そうなった時、俺がやつに勝てないかとくと見てもらおうじゃないか」
オーサーの目的はあくまでアッシュへの復讐ですか。こちらもブレませんね。
「こいつから引き離すってんなら今すぐ喉を掻っ切るぜ!!!」
「なに?」
「もちろん俺もあとを追う…一人じゃ行かせられねーからな」
英二の喉元にナイフを突きつけたショーター!
英二が苦しむぐらいなら自分が楽にしてやる、と。その責任を負って自分も死ぬ覚悟が出来ているようです。ショーター、お前ってやつは…(´;ω;`)
意外な行動にオーサーもたじろぎます。
ディノへの手土産を失ったら、彼の立場も無くなるんですね。
「やれやれ、彼は本気だ。ここは私に免じて彼の意地を通させてやっていただけないだろうか?兄とミスターゴルツィネには私から事情を説明しましょう」
その後もショーターは英二のそばを離れませんでした。
「それにしても、ますます似てくるな。父の心を乱したあの女に…。今でもよく覚えているぞ。あの女が死んだとき、俺はまだ15だったが今のお前に生き写しだ」
「僕もよく覚えていますよ。まだ6つの時だったけれど。両の目から涙を、胸からは血を流していた」
「…恨んでいるのか?」
「もう済んだことです」
月龍の母親は李一族によって殺害されたようです。
もう済んだこと、と言ったけど、その本心は…?
「糸を引いてたのはユーシスだ!」
「信じられん。ショーターが…」
「あいつも中国人なんだ。苦しかったに違いない。俺がもう少し気をつけていれば…!ニューヨークにはあいつの姉貴もいる」
「そういうことか!」
「敵はふたりに増えたって事だ!ワンルン…許せねぇ!!」
伊部さんはまだ呂律が回りません。たどたどしい言葉から、アッシュたちはかろうじて英二達の置かれた状況を知ります。
人の気配を察知したアッシュの前に謎の男が現れました。
「誰だお前は!?」
「それはこちらのセリフだ!人の家に勝手に入り込んで!」
「なんだって?」
「じゃああんた…」
「私は、アレクシス・ドースンだ」
ドースン博士居た――(゚∀゚)――!!
探したんだぞ!!
「ドースンが自宅に現れたようです。例の少年とジャーナリスと合流したと思われますがどうかご安心ください。既に策は講じてあります」
ディノの情報網が半端ないですね。
というかドースン宅は既に見張られてる!?(´Д`;)
密会相手は共和党上院議員と陸軍大佐でした。合衆国、真っ黒です。
「以前のようなことはあるまいな?あの時は自殺ということでカタが付いたが…」
「あれは既に完璧です。以前のような試作品ではありません。実験に被験者についても既に選出してあります」
バナナフィッシュの人体実験ですか!?
被験者って誰…?嫌な予感がします((((;゚Д゚))))
「あれはもう20年も前になるか。私は新米の医局員。弟はまだ学生だった。ある時、小遣い稼ぎのつもりでドラッグを作って売ることを考えた。そこで私たちは偶然作り出してしまったんだ。あの悪魔を…!」
ドースン博士が明かす、バナナフィッシュの誕生秘話。
「薬物暗示というのを知っているか?」
「旧ソ連が開発した薬物による催眠暗示で、スパイ行為や要人暗殺を強要する戦略だろ?でもあれは確実性が低くて全く実用化されなかったって話だぞ」
「バナナフィッシュはそれを100%可能にするんだよ。例えばあれを飲ませた上で”移民は害虫だ、奴らを殺せ”といえばその通りの事が起こる」
既存の薬物とは違う、バナナフィッシュにしかない恐ろしい作用。
下手すれば兵器にもなりうる代物ですね。
軍が強い興味を示した理由が分かりました。
「最初にその事に気づいたのは弟だ。もうひとりの仲間が出来上がったばかりの薬を試して――死んだ。私は恐ろしくて処分したが、弟は隠し持っていたんだ。そしてイラクの地で捕虜や兵士たちに…」
「モルモットにしたのか!?仲間を…!グリフを!!」
「お前らがそんなもんを作ったせいで!兄貴もスキップもみんな!!兄貴は…兄さんはそのために…悪夢にうなされ続けて…!」
科学者の欲を満たすために多くの人が犠牲になるなんて…。アッシュが激高して当然ですよ。
「だけどこれであのジジイの腹が分かった…。奴はあんたの弟と手を組んで合衆国と取引するつもりだ」
もしそれが実現すれば、ディノは暗黒街のトップに君臨することになりそうですね。
バナナフィッシュ然り、なんとしても止めなければ!!
月龍の立ち位置も複雑みたい。囚われたアッシュ達はニューヨークへ!
「お待たせしました。これは私の末の弟。訳あってお供させていただきます、さて参りましょう」
月龍が絶世の美女に…(弟だって言ってんだろ
チャイナ服が良くお似合いです!!
ワンルンは、ディノの懐に潜り込みバナナフィッシュのさらなる秘密を暴き出すよう、月龍に指示しました。潜入調査とも言えるし、人質とも言えますね。
「兄さん達に逆らっても無駄なことはよく分かっているよ」
「何を今更…」
(逃げることができないのならともに滅びるまでさ。忘れはしない。母を殺したお前たちを。必ず破滅させてやる。お前たちが蔑み、卑しんできたこの僕が…!)
李家の人間でありながら李家に復讐を誓う月龍。母の仇討ちですか…。
アッシュとちょっと似てる部分がありますよね…。
「しまった!」
「!?」
アッシュが気配に気づくも時すでに遅し!
ドースン宅にチャイニーズマフィアが押し入りました!
「役者が揃ったようだな。お前たちをニューヨークまでお送りするぜぇ?」
結束バンドってほんと便利ですよね(棒)
アッシュは危険すぎるからか、後ろ手に拘束されました。どんまいアッシュ…(´д`)
「よせ!殺す気か!」
「そのお楽しみはムッシュウ・ゴルツィネが予約済みだ。―ところでマックス?あんたの女房、いい女だなぁ」
「貴様がジェシカを…!!」
この男最低ですね。
腕さえ自由ならジェシカの仇を取れたのに…!フルボッコにしてやったのに!!なんなら私が画面を超えて殴りに行ってやりたい!←
「連れて行け」
火が放たれたドースン宅は見る見る間に炎に包まれます。
バナナフィッシュの貴重な資料が…(゚д゚lll)
ていうかアッシュ、マックス、伊部さんにドースン博士まで連行されましたけど!?
英二とショーターも大ピンチなのに絶望過ぎる…
現状から抜け出す打開策はあるのでしょうか…?ある…と思いたいです…(゚д゚lll)
敵の包囲網が強力すぎるんですよね。どこかに突破口はあるはずなんですが…というか無いと困るのですが。展開が読めなくなってきました。
月龍は女性と見紛うほどに美しいですね。あまりの美しさにホアルンのそっちの気が目覚めつつある?( ̄▽ ̄;)
ドースン博士直々にバナナフィッシュの誕生秘話・作用が明かされたけど、怒りがこみ上げてきました。そもそも小遣い稼ぎでドラックを作るって思考がダメでしょ!何考えてんだよ!
英二を命懸けで守ろうとするショーターに泣きました。彼も辛いはずなのに、英二を見捨てたほうが楽になれるのに、人を思いやる心は捨てないんですよね。こんなに良い人なのに…彼が一体何をしたってんだよ…。
思わぬ形でニューヨークに舞い戻ることになったアッシュ達。月龍とは因縁もあるけど、利害が一致する点もありますよね。うまく共闘してくれないかな…。