内容をカンタンに説明すると…
- 十丸院から「他の先生も持ち回りでやっているので」と漫画新人賞の審査員を頼まれた可久士。「絶対に引き受けない」と断るが、自宅で姫から「嫌な当番も誰かがやらないと、社会が回っていかない」と先生に教わったことを説かれ、態度を一変させる。
- 後日、可久士の自宅に運び込まれたのは大量のダンボール箱。表面には「新人賞応募原稿」の文字……そのせいで姫に仕事がバレたらどうすると、可久士はついにクレームを入れるのだが……。
- 今回は…後藤家の玄関に『だてなおとより』というメモが添えられた新品のランドセルが置かれている。姫は2つのランドセルを背負い、可久士は写真を撮る。そして、『だてなおとより』のランドセルを押入れの中にしまったが、そこにはたくさんのランドセルが並んでいた……そんな、毎年のように新型のランドセルを贈ってくる『だてなおと』の話を、ゴトープロのアシスタントたちにつつかれるも、可久士の答えは歯切れが悪い。
【かくしごと 6話】スクールランドセル【アニメ感想】
やさしいせかい
(性懲りもなく今年もか)
だてなおとより
ランドセルが毎年届くようです。
姫は可久士が買ったものをずっと使ってますが毎年くるものも押入れにしまってあるのです。
一体誰なんでしょうか。
職場にて…
「ランドセルを買ってあげたとかおこがましくないか?ランドセルを買わせていただきましただろ!ランドセルを買うのは権利だろ!」
「なるほどね。買うのは義務でなくて権利か。コミックスも読者が買ってやるじゃなくて、買わせていただくとか思ってくれるといいですねぇ」
「優しい世界だなぁ。
読者に優しい世界の住人でいてほしいのなら…我々送り手が率先して、優しい世界の住人にならないといけない」
(消しゴムをかけさせていただいているのです!)
(めんどくさい掛け網を描かせていただいているのです)
(複雑な俯瞰の街並みを描かせていただいてるのです!)
「なんかとても社畜感がありますけど」
(優しい世界の住人でいるのは…大変だなぁ)
家に帰って姫に癒やされる。育ててやってるのではなく育てさせてもらってるのだと思っている可久士
「仕事は楽しい!仕事は楽しい!」
どんどん仕事を入れていく可久士
「漫画家は自営業者。ゆえに今の先生は、社畜ならぬ漫畜です!」
ドヤァ!かわいい。
サイン会?
「漫画家も最近は、漫画描く以外にもいろいろしないといけない時代だから。ますます漫畜化が進みますねえ。このサイン会とか」
「どさくさに紛れてOKしてしまったのか!この漫畜生がー!」
「漫畜生はあんたです」
「もうキャンセルは無理ですね。ネットで告知されてますし」
『日曜日楽しみだね。キッザニラ、やっと予約取れたもんね』
姫との約束とかぶっとる!!(汗)
ある日黒塗りの高級車が可久士の横にきて話をしていきました。
「もし将来…姫が結婚したいと連れてきた男が、きんたましましとかいう漫画を描いていたら。君は許すのかい?」
「許すわけねーだろ!」
煽るだけ煽って去っていきましたが…多分、可久士の奥さんのお父さん、ですよね…?
(たしかに。俺のような漫画描いてるやつに、姫はやれない)
「きんたましましとか描いてるやつのサインなんか…誰が欲しがるんだよ」
あー、ここにきてテンションだだ下がりだ~~!!
「どーやってキッザニラとサイン会を両立させればいいんだ!」
「キッザニラは基本、大人はラウンジで子供を観てるだけなんです。その間にサイン会をこなすんですよ」
「ほら。サイン会会場の書店は同じ施設内にあるの。超ラッキーじゃん」
実際のここの本屋、年明けに閉店したらしいっす………
「って、近すぎるだろ!もしなんかの拍子に出くわしたら…!」
「でもやるしかないんだって。みんなでフォローするからさ」
「どうせ誰も来ないってー!」
「参加者は前もって応募して当選した100名限定ですから」
やはりだらけた姿でないとサイン会もできない可久士。
「もう一度確認させていただきます。サイン会は時間との勝負です。キャラクターを入れる場合は、1人1体でお願いします。それと…転売防止のため、必ず宛名を入れてください」
一人目は…先生!
「サクラどころか身内じゃないか!」
(みじめだ。こんな気の遣われ方、誰も得をしないというのに)
雇われてると思い込んだ可久士は…並んでる人達に
「アルバイトでしょ」
「え…ああ。アルバイトです」
(やっぱり!)
「深夜コンビニのバイトやりながら、漫画家目指してます」
先生疑心暗鬼すぎて、最後の話し聞いてない…。マジモンの本人のバイトの話をしてるんですよ?(笑)
他にも
「時給はいくらですか?」
だめだこりゃ…。
「先生。午前の部50名終了したので、休憩に入ってください」
「なぁ十丸院。もう少し、時給上げてやってはどうだろうか」
休憩後…。
「先生がさっき言ってた意味がわかりました!彼らがバイトなわけないじゃないですか!」
「根拠は」
「先生ごときのサイン会でサクラのバイト代出せるわけないじゃないですか!」
「ごときとはなんだー!」
「プライドあるんだか失ってるんだかはっきりしてほしいわ」
先生、めんどくさいお人。
「これ見なよ。ファンがくれた手紙とかプレゼント。バイトがここまですると思う?本当に先生の漫画が好きなんだよ。自信持ちなよ」
(信じられないけど…こいつら…みんなオレの漫画読んでくれているんだ。)
後半は穏やかな気持ちで良いですね、そう思うと前半のファンかわいそうかも…と少し同情してしまいました。
「お子さん連れのようですが。ボク、何描いてるか知ってます?下ネタですよ」
「もちろん知ってます。親子でファンです」
とてもうれしそうな親子の表情…。
「だから自信持ってくださいって。ほら。あんな小さな子供まで」
「まあ…自分の信じた漫画を描くだけだ」
キラーン
「なんか自信を取り戻したみたいですね」
心機一転したところで勢い余って衝立を倒してしまう可久士。
そこには姫が…。とっさに先生が繕ってくれたものの…
「お父さん探さないと。約束の時間になっても来ないんだもんな。きっと迷子だ」
しばらくの間、可久士を見たはずの姫は歩いていってしまいました。
え…気付かなかった?気付かないふりした?
「家での格好と乖離しすぎていて先生だって気づかれなかったってこと?」
現代パート
箱の続きは可久士がつくったもの、17歳の箱には漫画が入っていました。
<それは…とてもとてもつまらない漫画でした。剣も魔法も出てこない。なんのハプニングも起きない、ただ…父・母・娘の3人の家族が、平凡な日常を暮らすお話でした。
でも…そのつまらない日常こそが。一番の…夢物語だったのです>

だてなおと…懐かしいというか今も毎年送ってらっしゃるのでしょうか。可久士の義父(ですよね?)が絵画の大家だということでしょうか。
でも姫には教えてないと。
ちょいちょい複雑事情あるの見えてるんですがだいたいギャグでニコニコしてしまうこのアニメ。
姫…見てみぬふりしたんですか…?しばらく考えるくらい見てましたよねだらっとした可久士を。
現代パートがどんどん悲しくなっていってる気が…。