内容をカンタンに説明すると…
- 20日分の食料と水を手に入れるため惑星ヴィラヴァースに降り立ったカナタたち。特異な生態系に翻弄されながらも生存のために協力し、メンバーは少しずつ環境に順応していく。
- しかし、十分な食料と水が確保できると分かった矢先、再び謎の球体が現れ。
- 今回は…通信機を壊した犯人がこの中にいるということでカナタの猜疑心は全方向に向き始めるが証拠となるものが無い。そんな中アストラ号の壁が突然爆発した。
【彼方のアストラ 3話】METEOR【アニメ感想】
疑心暗鬼
(アリエス・スプリング。通信機が壊された頃は、オレはずっと側に居たはずだ。…いや、着替える間は目を離したか。)
アリエスの方を見ながら考えるカナタ。その時シャルスが何やら食べ物を持ってきました。
「やぁお2人さん。試食してみない?
ドラポンむね肉の風変わり香草焼きと奇天烈ドライフルーツの怪しげスコーン」
怪しげってタイトルにつけたらあかん…。
しかし本当にこのイケメン色々できますね。シャルスがアリエスの顔をじっと見ています。
「瞳の色…」
「はい。生まれつきオッドアイなんです。変わってるでしょう?」
「ごめんね、見つめちゃって。知り合いに似てたもんで。アハハ…」
(シャルス・ラクロワ。生物の知識が豊富で頭も切れる。イケメンで料理もうまい。何だコイツムカつくな)
私怨か(笑)推理してください。
(ザック・ウォーカー。科学分野の天才。通信機の故障を発見して報告してくれた本人だし、怪しいとは思えないけど…)
言い出しっぺが犯人の可能性否定出来ないけど…。
(フニシア・ラファエリ。キトリーの妹。まだ10歳の女の子だし論外か)
(ルカ・エスポジト。手先が器用で細工を施す技術はあるが…)
(キトリー・ラファエリ。大病院の令嬢。一番文句言ってるヤツだし、とても犯人とは思えないけど…)
(ユンファ・ルー。引っこみ思案で自分を出さない。無害そうだけど一番わからないメンバーでもある)
「ぐおお!何か…みんな怪しく見えるー!でも誰も怪しくない気もするー!」
ですよね~~。
(誰が犯人かはわからない。動機も検討がつかない。本当に誰かが通信機を壊したのか?いや…わからない事は考えるな。無事に帰り着けばいい。無事に)
惑星シャムーア 遭難24日目
「通常航行に切り替えた。まもなく惑星シャムーアに着陸する」
誰もザックの言葉を聞いてないですね。楽しそうに雑談してます。
「お母さんもこっち来て座ったら?」
「誰がお母さんだ!」
「施設に入った日の夜、トイレに起きたら話し声が聞こえてきたの。
園長先生がサングラスのおじさんとの話してて。その時フニが養女になるみたいな話が聞こえてきたから」
フニシアが自分が施設に行った時の話を詳しく説明してくれます。
「えっ…?施設に入った日にもう?」
「あのグラサンのおっさん、何やワイの話もしとったなぁ」
「ビーゴが何とかって。言ってる意味はよくわからなかったけど、ビーゴの事言ってると思ったからよく覚えてるの!えーとね…
ビーゴ、ニーレテ、イッセーサー、ショブン!」
なんか暗号?と思ってしまいましたがカナタが気づきました。
「ビーゴ…ニーレテ?…B5班だ。
B5に入れて一斉殺処分
B5班の中にこのメンバーを意図的に入れて、宇宙で殺す計画だったんじゃないか?。
フニの話が本当だとしたら…この班のメンバーはランダムに選ばれたんじゃない。意図的に組まされたんだ。まとめて殺される為に」
「でも、フニちゃんが見た施設で話してた人というのは誰なのでしょう」
「学校のお偉いさんじゃないすかね?人を転校させたり、班に集めたりできるって事は…」
「おい。オレの父親は教頭だ」
ウルガーが口を開きます。
「ちょっと!アンタのお父さん関わってんの!?」
「知らねぇよ。でも…できの悪い息子を恥じて関係を隠したがるような親父だ。オレを消したがってるってんなら、うなずける話だぜ」
カナタとザックは顔を見合わせます。
「みんな…聞いてくれ。話すことがある」
通信機を壊されたいたことを打ち明けました。
「キャンプ中の事故に見せかけて全員を殺そうとした犯人がこの中にいる」
人狼が始まりましたね。
(…証明なんて…誰もできねぇ。この状況では…)
疑心暗鬼になるしかないですよねお互いに。
その時アリエスのお腹がぐーっと大きな音を立てました。
「カナタさんもおっしゃってたじゃないですか。空腹が敵だったって。着陸はちょっと後にして、おやつでも食べながら話し合いませんか?」
(いつも助けられてるな…)
「シャルスさんこれおいしいです!ドライフルーツ入りシリアルバー!」
「携帯食にいいと思って作ったんだ」
シャルス有能かーーー!!
「この班に起きた事故は…仕組まれていたかもしれない。心当たりあるヤツはいるか?オレ達が殺される理由に」
「あるわけがない。1人ならまだしも全員となると…一斉に消されなきゃならない理由なんて本当にあるのか?」
「そもそも、あの球も犯人の計画のうちだったのでしょうか?」
「犯人自身も飲み込まれたんですよ?犯人は遠い宇宙でどうやって助かる予定だったのでしょう?」
「犯人自身も抹殺対象だったのではないかと」
「自爆攻撃だってのか!」
「犯人にどんな事情があって何を背負っているのかはわかりません。でも、そうとしか考えられない」
アリエス、鋭いですね…。
「もし本当にこの中に犯人がいて、命も惜しんでないのだとしたら」
「このまま抹殺計画を続ける事も考えられる」
「自分も死ぬ気なんだとすりゃ全員を殺すのなんて簡単だ。この船を動けなくさせりゃいい」
その通りで…突如爆発音が。
墜落の危機
「まずい!壁に穴が!空気が漏れ出した!」
「ウォーターサーバーが爆発した!
重力制御装置が壊れた可能性がある」
(誰かが爆発物を仕掛けたのか!)
シャルスが近くに来ました。
「原因はどうやらこれみたいだね。
メテオロイド。宇宙を飛んでいた小石が衝突したんだ」
「そうか!船のデフレクターが作動してなかったんだ」
「よかった!じゃあ事故なんですね!」
「すまん。オレのミスだ」
そ、そうなんでしょうか。
「サバイバルの心得その4!みんなそれぞれ色んな力をがっちり合わせれば大抵の事はどうにかなる!
「雑!」
「ルカ!修繕ツール持ってたな。壁の穴塞げるか?」
グルーガン!瞬間硬化ゼリー!一瞬でふさがりました。便利!
別の場所でも穴が。
「重力制御装置にダメージはないが、配電盤が壊れたせいでシステムがダウンしている」
「配電盤の修理は時間がかかるってよ」
「ねぇ、このまま着陸してホントに大丈夫なの!?」
「重力制御装置が直れば、着陸は問題ないですよ。ダッフンダーも作動させましたし」
「デフレクターよ!」
アリエスもしかして志村けんかな?
「アストラ号が惑星シャムーアの引力に引かれて落ちて行ってる!このままだと地面に激突するぞ!」
シャルスが叫びます。
「現在の高度が1550キロメートル…惑星半径約6000…地表重力0.85G…減速時間を確保すると約9分だ!」
「ザック!それまでに配電盤の修理は?」
「絶対に不可能だ」
「終わった…今度こそ…」
「終わりじゃありません!食料庫の近くに、予備の発電機がありました。
そこからケーブルを重力制御装置に繋げば…電力を供給できます!」
アリエス、一話の言い間違えの酷かった様子がなくなってますね。的確です。特待生というのも納得。
「倉庫にケーブルドラムがいくつかあった。繋ぎ合わせりゃ何とかなるんじゃねぇか?」
倉庫がさごそしてただけにウルガーが把握していてよかったですね。
「手分けして予備電源と重力制御装置をケーブルで繋ぐ!」
協力体制完璧です。
「間に合った!重力に備えろ!」
「ダメだ!エラーが出るっす!」
「はっ…未登録飛行生物の存在を確認!?」
ルカとカナタの前にふよふよと飛ぶものが
「何かいるぅー!」
「鳥みてーのがいる!船に紛れ込んでたんだ!」
ザックから通信が。
「未登録の物体が浮いていると、重力発生ができない仕様だ!そいつの動きを止めないかぎり、起動できないぞ!」
残り1分なんですけど!!
「くっそ!スラスターの操作じゃ…追いつけねぇ!」
「何やってやがんだ!」
「ウルガー!」
「ルカ!グルーガンをよこせ!」
照準を定めるためウルガーを固定するために支えるルカとカナタ。
「射撃は独学だ。期待すんな…。
鳥退治の為に練習したんじゃねぇんだけどな…!」
見事命中!!
「ロックが解けた!」
「重力来るぞー!」
ドキドキします。熱い展開。
「アストラ号浮上ー!」
直撃免れ地面すれすれで浮上
「…もう大丈夫だ」
「よっしゃあああああ!」
ウルガーは再び出ていってしまいました。
「しっかしウルガーさんの銃さばき!すごかったんすよ!本物があったら無敵すね!」
「何言ってんだマンガの読みすぎだ。銃なんて100年も前に撤廃されたぞ」
なんだって…。
ウルガーが部屋で開けていたケースの中には銃が…。

誰が犯人か証拠もない。疑心暗鬼でまだまだ旅を続けるんですよね。シャルスに対してだけなんだこいつムカつくな。だったの笑ってしまいます。
料理上手なイケメンって素敵ですね…。無駄にキラキラしてるけど。
全く協力的でなかったウルガーが色々話してくれたり能力を発揮してくれた回でしたね。
しかし…協力しての電源復活熱かった…。