内容をカンタンに説明すると…
- 龍頭抗争を遡ること一年前の話。ポートマフィアの太宰治は森鴎外から依頼を受け動いていた。
- その途中で中原中也からの襲撃を受けすりばち街に死んだはずの先代の姿を見ることに。
- 今回は…先代の正体の謎を知るために蘭堂の元へ訪れたのだがGSSに襲撃される。蘭堂が話す荒覇吐の内容で太宰は全てを理解したようだった。中原との犯人探し、推理合戦が始まる。
【文豪ストレイドッグス 27話】荒神は今【アニメ感想】
蘭堂さんが見たもの
太宰「あなたGSSの戦術班だね」
中原「ゲルハルト・セキュリティ・サービス。元は海外資本の民間警備会社だったが本国からの援助を打ち切られ今は立派な非合法組織だ」
銃を向けてきた組織の正体。そして中原の能力によりすぐに押しつぶされる。増援もすぐに来ました。
「撃て!そのチビ重力使いの中原中也だ!」
「チビって言ったかサンピン野郎…俺はまだ15歳だ…これから伸びるんだよ!」
ブチ切れましたね(笑)増援も一瞬…。中也強いです。
爆破された蘭堂さんの屋敷。風通し良くなって寒そうです。
太宰「襲われた理由はおおよそ想像がつくよ。噂の拡張だ。森派の蘭堂さんが黒い爆発で殺されたとなれば人々は先代の怒りをより強く実感するだろう。
ここに来た時に彼がぶちのめしたGSSの兵士が黒い爆発を偽装する手順書を持ってた。」
中原「つまりこういうことか?GSSの連中がポートマフィアを仲間割れさせるために荒覇吐になりすましてこの旦那を襲った」
「蘭堂さんがすりばち街で目撃した荒覇吐について教えてほしい。先代復活の噂に繋がる情報は今のところそれしかないから」
暖炉の暑さの汗なのか冷や汗なのか?蘭堂は汗をかきながら話し始めた。
「私だけが生き残った。だが周囲の部下はことごとく燃えてしまった。あの黒い炎に飲み込まれてしまった。あれは本当に荒神だった…。
あれはすりばち街のほぼ中心地での出来事であった。我々ポートマフィアは羊の武装した少年達との抗争に向かう途中であった。
それは先代のボスなどではなかった。いや、そもそもそいつは人間ですらなかった…
地上のあらゆるものが高熱で揺れていた。ただ横浜の海が…遠くに眺めるあの海だけが月明かりを称えて静かに凪いでいたのを妙に覚えている」
聞いてる太宰さんが終始楽しそうなんですよね。
「なかなか興味深い話だったよ。全部わかった。おかげで事件解決だ」
中原には何が何だか。
売り言葉に買い言葉
格ゲーで戦う太宰と中原。勝ったのは太宰。
「君の敗因は異能が強すぎることだ。強すぎるから狡猾さも周到さも育たない。ゲームでも推理勝負でも」
「推理勝負…?んなもん受けた覚えもねぇし負けた覚えもねぇ!」
「ならどちらが先に犯人を糾弾できるか勝負しよう。君が勝てば先程の賭けはなかったことにしてもいい。
でも僕が勝ったら君は一生僕の犬だ」
「上等だ受けてやんよ!俺に狡猾さも周到さもないだと?てめーみてぇな奴に奥の手見せるわけねぇだろ!」
ゲーム台に足乗せちゃだめですよ中也さん。
「君が拳を仕舞ったまま蹴りだけで相手と渡り合うのはその奥の手ってやつと関係があるのかい?」
ゲーセンに入ってきた男女を見て慌てて隠れる中原。
「手首に巻いた青いバンド。羊の構成員だね。何かまずいことでも?」
「連中と会っていい状況じゃねぇだろ…」
「おーい!中原中也くーん!仕事に行くよ。ボスの命令だ」
太宰、積極的にばらしていくスタイル。男女が駆け寄ってきます。
「アキラやショウゴ達がポートマフィアに攫われた。早く奴等のアジトに乗り込んで痛い目見せてやろうぜ。いつもみたいにさ!」
「心配するな。その件は対処中だ」
冷静に答える中也。
「そう対処中。それより君達が調べた荒覇吐の噂について教えてよー」
太宰が呑気に質問します。
「確認できる一番古い噂は?」
「多分8年前だ。大戦末期すりばち街を作ったあの巨大爆発」
太宰はこれで何かを確信したようです。
「中也はいつも言ってるじゃないか。他人とは違う手札を持っている人間はその責任を果たすべきだって…異能力という手札を持つ責任を果たしてくれ!」
中也に依存してる仲間たち。太宰は冷めた目で男女を見ています。
しかしこれこの場ででかい声で
喋ってて大丈夫なんですかね。
「忘れるんじゃないぞ中也!素性も身寄りもないお前を受け入れたのが俺達羊だってことをな!」
中也、なんだか辛い境遇のようですね…。
答え合わせ
「太宰君。例の荒覇吐の件、君は犯人が分かったと言っていたな。それは本当であるのか?それとも中也君をいじめるためについた嘘か?」
蘭堂は太宰に問う。
「もちろん両方だよ。彼の前で言ったのは彼に賭け勝負を受けさせるためだけど犯人が分かったのも本当だ」
「ほう。それは誰だ?」
「あなただよ。蘭堂さん。あなたが先代の姿を偽装し荒覇吐の噂を広めた。」
な、なんだってーーーーー!!!!
「あなたはミスを犯した。とても初歩的なミスだ」
蘭堂の話の中に大きなミスが残っていたのです。
「見えるはずがないんだよ。海なんて。直径2kmほどの巨大なくぼ地の中にいたらどう背伸びをしたって海なんか視界に入らない。じゃあなぜ海が見えるなんて言ったのか。
あなたはその時実際に見たんだ。海をね。だから間違えた。あのすりばち街から海が見えたのはあの街ができる前。
8年前。大戦末期の巨大爆発が起きる以前だ。」
その時奇声と共に飛び込んできたのは中也。
彼も蘭堂が犯人だとわかってここに来たのです。
「言っておくけど犯人告発は僕の方が先だからね。今まさに犯行の説明をしている最中だったんだから。
君の勝ちっていうのはありえないけど推理は聞いてあげるよ」
「推理も何もねぇ。奴の話を聞いてりゃ誰でもわかる。これまでの目撃証言は先代のじいさんを見たって話ばかりだった。
だがそいつは荒覇吐本体を見たと言った」
「神などというものは存在しないから私を犯人と考えた。そういうことか?」
「ちげーよ。逆だ。神は存在するからだよ。俺はそれを知ってる」
「中也君。ならば君は知っているのか?荒覇吐が今どこにいるのかを。教えてくれ!」
「ったく!どいつもこいつも!なんであんな奴に会いたがる!あいつには死人を蘇せる力なんてねぇ!それどころか人格や意思そのものが存在しねぇんだ!台風や地震と同じだ!」
「人格など問題ない。大いなる破壊。地を焼き空を染め大気を震わす理解の及ばぬ彼岸の者…その力だけで私には十分なのだ。」
「荒覇吐はな…俺だよ」
な、なんだってーーー!!
「薄々そうではないかと思っていた…」
え…蘭堂気づいてた?次回謎解きお願いします。
名推理っぷりがついつい別の人を思い出してしまうのですが。異能力者でないあの人…。
蘭堂さん意外と詰めが甘かったですね。
あの後無事にパーティはできるんでしょうか。大きなケーキがとても美味しそうでした。
蘭堂さんの正体、そして中也さんの正体、ダブルで判明して????ってなってます。
中也の生い立ちにも触れられるんでしょうか、気になります。