「おっぱじまったみたいです」

「敵を分断しここに着く前に力をそぎ落とすつもりかねぇ」

「いよいよだよ」

「準備はできてんだろうねぇ？」

「敵接近を確認！」

「いくぞ！！」

「開戦だ！」

「銀さんんんんんんんんんん」

「ダン、一度はこの俺を王にと担いだお前たちだ」

「ここはこのバルカスに免じ銃をおろしてくれぬか」

「今はチンコが大きい小さいで争っている場合ではない。租チンもでかチンもチンコを一つにして戦う時。そのためにデカチンのハタと租チンの私が王になろうというのだ。皆で力を合わせ解放ぐ…」

「惑わされるな！あの方は死んだのだ。我ら租チン派を惑わす亡霊をかき消せ！」

「私が信じられぬかダン！ならば会いに来い。おまえと変わらぬ租チンを見せてやろう」

「ぐ…何をしている早く撃たぬか」

「しかし大臣！あの巨大なデカチンは紛れもなく…」

「デカチン？デカチンって一体誰の事？」

「え、エリザベス…」

「なんじゃこりゃ～～」
「気絶したエリザベスさんからとんでもねー猥褻物が！」

「皇子、皇子は幼かったゆえ覚えてはおられぬかもしれませんが
このじいやの目には今もしっかりと焼き付いております」

「あの龍の髭のような巨大なチンコ、あれは紛れもない王国三皇子の長兄。
不遇の事故で落命したとされていた伝説のドラゴニア」

「嘘つけ～～～～」

「まさかそっちにも王子いた？ひょっとしてみんな私の話全然聞いてなかった？
ね、ハタ？ね、ダン？聞いてる？」

「撃て！早く撃て！」

「なんという力、まさしく九つの頭を持つといわれた九龍の名にたがわぬ身技」
「じいや、あれ九龍の技っていうか人様の技じゃないの！？ただの九頭龍殲じゃないの？」

「バルタス王子は確かに才気あふれ人格も王として申し分ない。
だが一つだけ決定的に王としてハタ皇子に劣っているものがある」

「そ、粗チンだ」

「おっとすまないお前も程よい短小だったな」

「我が種族の雄の象徴にして誇りチダンネクスコ、略してチンコ」

「古来より我々はこの額に生えたチンコのでかさを雄の価値とし、何より重きを置いてきた。何はなくともチンコのでかいやつのほうがすごい。チンコのでかいやつのほうがモテる。
チンコのでかいやつの方がタクシー拾いやすい。チンコのでかいやつのほうが生物として優秀だ！」

「それは王族とて変わらぬ」

「いかに早く生まれていようといかに才能にあふれていようとチンコの小さいやつに王になる資格はない！」

「何故なら才能は努力でカバーできるがチンコのでかさだけはどうにもならないから！その伝統を軽視し貴様は租チン野郎を王にしようというのか！恥を知れ！」

「租チンではない、皇子とて勃起すれば人並みに」

「ダン、勃起はダメだ勃起は言うな」

「そんなこと言ったらハタ皇子だって勃起したらあんなもんじゃないぞ！」

「ネス、勃起はダメだ勃起は言うな」

「生きておられたのですねドラゴニア王子」
「開けるの？」

「御姿は変わられたがそのチンコ、じいやは覚えておりましたぞ」

「じいや！あれチンコっていうかガチの方じゃないの？ガチで股から生えてる方のやつじゃないの？」
「エリザベス…おまえ…」

「桂さん…俺は自分が何者かわからないまま生きてきました」
「じいや？チンコしゃべってっけど？」

「自分はどこで生まれた何者なのか考えることもなく疑問に思うこともなく生きてきました」

「じいや！兄者どっちこれ？本体どっちこれ？兄者ってこんなんだったの？」