内容をカンタンに説明すると…
- ゴトープロのアシスタントたちがケガをしてしまい、可久士の原稿が危うい。十丸院は新アシスタント・阿藤勇馬を紹介してくるが、可久士は「あの十丸院がマトモな新人を紹介するとは思えない」といぶかしがる。
- 一方、姫は小学校のクラスメイトであるシルビア、ひな、莉子を自宅に招き入れる。姫はみんなの反応から、とあることに気づく。「お父さん、うち……貧乏なんでしょ?」否定する可久士をよそに、姫は節約を始めようとする。
- 今回は…ある日、仕事場に落ちていた美容室の会員カードを拾い上げた芥子駆、書かれた「後藤和士」の文字。可久士は「世間では後藤和士で通っており、本名が可久士だ」と告げる。駆に、可久士は「本名で漫画家デビューしてしまった者」の苦労を語り出す。さらに自宅では姫が『こども姓名判断』を開きながら、自分の名前を調べていて……?
【かくしごと 4話】ノルマエ・ナマエ/コマ割りスケッチ【アニメ感想】
本名とペンネーム
<中目黒のお家と同じ間取りのこの家には箱の続きがありました。
中目黒の箱。それは、母が残してくれたものでした。箱には歳が書いてあり私がその歳になったら必要になるであろうたわいのない品々が収められていました。
さすがに年月の経過で流行とかけ離れていて、困惑するものも少なくありませんでした。
でも…そんなものほど、母が存在した時間を感じられ余計に愛おしく思えるのです>
アバンの高校生姫のターン。少しずつ進んでいってますね。
でもこの姫ちゃんの目には光がない…ですよねぇ。
さて時間は戻って…。アシさんが拾ったカードに書いてある名前。
「本名、和士って言うんですか?可久士はペンネームだったんですね」
「逆だ。本名が後藤可久士で、世間では後藤和士で通ってる」
うっかり本名でデビューしてしまったせいで名前を知ってる人に外で声をかけられるのはまずいと。キンタマシマシの人だ、ってなりますもんね。
<アシのペンネームを深追いしてはいけない>
これはダメ絶対。ツイッターばれるよりもつらいかも??
帰宅すると姫が字画を見ている…?
「姓名判断だよ。名前の占い。クラスで流行ってるんだ」
(あんま画数良くないんだよなぁ…仕方ないんだけど)
「じゃあ、パパも占ってもらおうかな」
「これ以上ない最高の字画だそうだよ。ただし、芸術的仕事は向いてないんだって。
でも、お父さんはサラリーマンだから平気だね」
「そうだね…」
芸術系の仕事向いてない…。偽名の方も占ってもらう。
「ごとうかずし…ひとりぼっち…
かわいそうな人だから、仲良くしてあげてね。かわいそうな人だから」
「そ…そういう感じなんだ…」
洗脳とは
後日…あ、またナディラさんがお手伝いに来てる。
「ナディラさんの国にも、占いとかあるの?」
「アルヨ。占ッテミルカ?」
可久士の仕事場には担当編集が。
「本名でデビューしてしまったから、生きにくくてな」
「ああ。だったら、今からでもペンネームにすればいいじゃないですか」
担当の言葉に眼から鱗の可久士。
考えたものを上層にもっていく担当。怒られました(笑)
「ダメなんですか?僕も一緒に考えたのに」
「いいわけないだろ?デビュー前の新人ならまだしも」
「作家名はブランドなの。商標と同じで、急に変えたらお客がわからなくなるでしょ?」
「今の名前では生きにくい、と」
ざわっざわっとする編集室。
「後藤先生のところに、怪しい占い師とかいなかった?
作家が急に名前変えたいって時、背後にそーゆう人がいて洗脳されてるケースが多いのよ」
「仕事場では占い師とか見た事ないし…いるんだったら自宅かなぁ」
というわけで担当はまたしても自宅へ行ってしまった~~~~。
怪しい雰囲気の占い空間が…。
(い…いるし)
ナディラさんの美しさに恋に落ちてしまった担当。
「あれ?この精霊さん、前にウチに来たCEOに似てる」
「シーイーオー?オマエも占うか?シーイーオー」
「誌偉王、それが僕の本当の名前なんですね?」
誌偉王…。
「占い師はいました」
「やっぱり…」
「でもぜんぜん怪しい人じゃないです。ぜんぜんぜんぜん…そんなんじゃないですって」
「そ…そう」
「それでですね…ボクも改名したいんですよ。誌偉王にね」
担当、もう洗脳された者扱いじゃないですか…。
可久士帰宅。
「精霊さんに占ってもらわなくてもわかるって、ナディラさん言ってたよ。私とお父さんには…すごく強い守護霊がついてて、守ってくれるから大丈夫だって」
「パパ、あまり霊とか信じないけど…それは信じてみようかな」
「精霊さんに、お父さんと私の事…これからもよろしくお願いしますって言っておいたよ」
いい話や~~~。
プライドと…
「お父さんが絵を描くとこ見た事ないなぁって」
(そりゃ徹底的に隠しているからな)
「あんまり上手じゃないから描かないの?」
「下手ではないかなぁ」
(何をオレはこんなとこでくだらないプライドを!)
「普通…かな?」
「宿題、風景のスケッチなんだけど…そっか。普通なんだ」
「ほ…本当は普通より少し上手いかな」
複雑な父親心…。
「ジレンマだ…日曜日に姫とスケッチに行くんだけど、上手く描いて尊敬されたい反面、あんまり上手く描くと画業だとバレてしまう」
「先生…もう何年も背景描いてないじゃないですか」
1枚書いてみる。
「いい感じで上手い素人レベルです」
「今のは練習。次が本番だから」
あ、これは火がついてしまった。慌てて褒めだすアシ。
帰り道、目についた絵画教室の看板。
絵画教室に通う漫画家…。
「姫ちゃんパパ、何やってるんですか?」
「そっちこそ」
「私、週に1度ボランティアで子供に絵を教えているんです」
絵画教室の先生はあのアイドル志願の女子高生、千田でした。
(顔真っ赤にして、何照れてるんだろ。もしかして…絵画教室にかこつけて、私に会いに来てくれたの!?)
なぜそんな勘違いを…。
(ここはひとつ、姫に尊敬されるためにもプライドをかなぐり捨てて教えを乞うか)
「うーん…上手いんですけど、あえて言うなら漫画っぽい…かな」
<漫画を描いている者にデッサンをさせると、どうしてもクセが出て漫画っぽくなってしまうものである>
邪魔してはいけない
六條先生なんで毎回サスマタ持ってるんですか…。
絵画教室から出てきた可久士と鉢合わせして勘違い。
「ボランティアで絵を教えているなんて、尊敬します!確かにプロの漫画家なら美術は得意ですものね」
(漫画家だからって普通の絵を得意だと思ったら大間違いです)
「漫画は総合芸術ですものね!絵も描けて話も作れるなんて。すごいです!」
(それは違いますよ。絵だけでも文章だけでも食っていけないから漫画描いてるんですよ)
「宿題なんですから。いくら姫ちゃんが可愛くても、不正はダメです」
(バカな!オレがプロの漫画家であるという事が…姫が1人で描き上げた絵が、不当な評価を受ける状況を作り上げてしまっただと!?
これはもう…姫が描いている現場を見てもらって、証明するしかない)
「あの…日曜日空いてますか?一緒に動物園に行ってほしいんです」
六條先生、完璧デートのお誘いだと思ってます。
そして日曜日…。
(なんか変わったデートだなぁ…気づかれないように見ていてくれだなんて。
まぁでも。教師と父兄のデートとか、誰かに見られたら厄介よね)
一人でお弁当食べてると女子生徒二人が。
宿題のデッサンをしにきたようです。
「先生こそ、日曜日に1人さみしく動物園ですか?」
「さ…さみしくなんかないもん!デートなんだからねっ!」
「どこにいるんですか?」
「そ…それは、その……ちょっと…遠い所にいるの」
女子生徒は急に謝り其の場をダッシュで離れて行ってしまいました。
「先生の恋人、死んじゃったんだ!」
「先生…恋人を失ったショックで、変に!」
めっちゃ勘違いされてる!
(風景描くの自信無かったから動物園に誘ったけど…動物を描く方がよっぽど苦手だった)
「穴に隠れちゃって見えないよ。困ったね」
「想像で描くしかないか…」
結局、穴から出てこなかったライオンくん。
「楽しかったな…デート」
先生…ほんとにそれでいいんですか(笑)
「描けなくて残念だったな」
「ん?描いたよ。トラさんが見た、私とお父さんだよ」
書かれてるのは姫と可久士
早速仕事場で応用してますね。
「めんどくさい動物を描かなくても、動物園は表現できる」
「さすがベテラン!」
「引き出しが違う!」
姫の絵を最高の額縁で飾った可久士。
「しかしこの絵…どこかで見た事があるような」
(そうだよ…昔3人で行って、こんな写真も撮ってもらったっけ。
あの絵…あいつ視点だったのかなぁ)
ああ…しんみりしちゃいます
ほんとに隠し通すのは大変ですね。
可久士の言動に勝手に勘違いしてしまう系女子が今回も勘違いしまくりで
ギャグパートに花を添えてくれてました。
ちょいちょいいい話でしんみりしちゃうんですけど早く真実が知りたい。