前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…
- 人をミミナシにする「メルレの森」に迷い込んでしまったエコヲは、名鑑に掲載されているプレイヤーのノイバウテン三姉妹に襲撃される。ノイバウテン三姉妹はミュウを「光の子」「継承者」と呼び、力を覚醒させようとする。
- 戦いのさなか、エコヲを気付つけてしまったミュウは取り乱す。意識を取り戻したエコヲが見たのは、4足歩行の機体だった!
- トレモロ技研のビリン、ケヴィンに保護されたエコヲとミュウ。だがエコヲはミュウに「リバチェスタへ帰れ」と言われてしまう。ビリンは10年前に起きたミミナシ掃討作戦とその失敗を語り始める。
【LISTENERS 3話 アニメ感想】ユー・メイド・ミー・リアライズ
ここでお別れ!?
「就任時期が早まったのは同情しますが、これも王室の立派な責務です」
「ビリン騎士団長。君は今日、世界は変わると思うかい?」
「はい。我が国も莫大な技術投資を行ってきました。今日世界からミミナシは消える。出なければ我々は滅ぶ――。」
しかし二人の目の前で事件は起きてしまいます。
過去の出来事です。

「お久しぶりね魔女の三姉妹!」
「没落国家の女騎士…!」
「覚えててくれてうれしいわ。よっぽど昔付けた傷が忘れられないのかしら?」
エコヲの前に現れた四足歩行のイクイップメント。それに登場するビリンはノイバウテン三姉妹とミミナシを返り討ちにします。どうやら因縁があるらしい。
「記憶が曖昧だぞ?まず列車から落ちたでしょ、そのあと森で三姉妹に出会ってから――」
見覚えのない部屋で目覚めたエコヲ。
自分がパンツ一丁であることに気付くと。
「いや~ん♡」
「馬鹿なことやってないで服着て!」
お茶目(笑)
「えええええええ!?ここどこ!!」
空中に浮かぶ建物!?
「幻覚を操るイクイップメントか。そんな期待もあるなんて本当に奥が深い!」
「何感心してんのよ」
「腹が辰なら次会った時に倍返しすればいいんだよ!」
前向きですねエコヲ。

「あんたもう、帰った方が良いよ」
「え?」
突然の別れ話。
「リバチェスタに帰った方が良いって言ってんの!」
これ以上、エコヲを危険に巻き込みたくないんだろうな…。
「いやいや、ちょっと待ってよ!」
「……ごめん」
ミュウはそれだけ言うと部屋を出ていきました。エコヲを傷つけた負い目を感じているようです。
新たな出会い
「私たちはトレモロ技研。ミミナシの発するノイズを頼りに世界中に残されたイクイップメントの残骸を収拾、調査しているの。私はここの副所長、ビリン・ヴァレンタインよ」
エコヲとミュウを保護した女性の自己紹介。
ミュウ「なんで助けてくれたんですか?」
ビリン「少し昔話に付き合ってくれるかしら」

10年前の事です。ある国を会場に、大規模なフェスが開催されました。
史上最大のミミナシ掃討作戦。各国がスポンサーとなり、世界中からプレイヤーが集まります。
フェスが成功すればミミナシは一掃されるはずでした。
結果は大失敗。
反作用によって現れたミミナシの大軍を討伐するために多くのイクイップメントがスクラップになったと言います。
真ん中の人って町長じゃないですか!
”ある国”はリバチェスタ?
参加主要国のビリンの国は、代償として故郷を失いました。
「フェスの失敗はたった一人のプレイヤーの暴走によって引き起こされた。当時もっとも力を持っていたそのプレイヤーの名はジミ・ストーン・フリー」
町長も口にしていたプレイヤーの名前。
エコヲの憧れの存在でもある?
「あなたの持つそのコアパーツは彼と全く同じものよ。助けるなんてとんでもない。さぁミュウ。次はこちらが質問させてもらうわ。あなたは何者?」
実質拘束されたのでした。

「あああああなたはもしかして!やっぱり本物だ!イクイップメント界の若獅子!!」
「昔の話だ」
焼き切れたアンプを修理するエコヲの前にひとりの男性が現れます。冒頭の男性。プレイヤー名鑑にも乗っている。
「リバチェスタ…。そうか、あの町で育ったのか…。しかしジャンクパーツからこんなアンプを作り出すとは!君の名前は?」
「エコヲです」
「僕はケヴィン・ヴァレンタイン」
「知ってます!」
「ケビンと呼んでくれ」
ビリンと夫婦?
「消え去るよりも燃え尽きたほうが良い。だがたとえ燃え尽きても修理すればまた使える。それこそエンジニアの腕の見せ所。そうじゃないか?」
感激するエコヲ。サインを求めるのは癖なんですかね(笑)
「あなたをこのまま野放しにするわけにもいかないわね。危険な力なのよ。それこそ使い方を間違えれば世界を滅ぼしかねないぐらいのね」
実際に彼女を利用して世界を壊そうとしている連中がいる。
「それに記憶が無いって事は行く当てがないんでしょう?急いで出ていく必要もないんじゃない?」
「それはそうですけど…」
「!? ケヴィン!」
ビリンはエコヲと意気投合するケヴィンを発見。
「誰ですか?」
「うちの所長。もう4年も部屋から出てこなかったのに!」
そうだったの!?
「久しぶりに外に出てきたと思ったら…」
「あいつも何なのよ!人の気も知らずにへらへらしちゃって!」
こっちもこっちで意気投合してきました(笑)
「っ―――。すみません、もう休ませてもらっていいですか」
「それは構わないけど…?」
ミュウはノイバウテン三姉妹に言われたこと、エコヲにしてしまったことを思い出してしまいます。
「ケビンさんも昔はプレイヤーだったんですよね。プレイヤー名鑑に乗っていた深紅の麗人は二人乗り用の機体でした。どうして降りたんですか?」
「君の言う通りあれは二人乗りだ。彼女と乗るために僕が作った。勝手な話さ。僕は怖くなったんだ」
ミミナシと戦うのが。でも一番の理由は…。
「彼女は騎士だ。国の為なら命も捨てる。それが何より怖かった。国を失う事よりもね…。人が分かれる理由なんてのはそんなもんさ。相手を傷付つけたくないか、自分が傷付きたくない」
「え…」
「さぁエコヲ、完成だ。このアンプの名前は?」
「名前ですか?」
「無いなら付けなきゃダメだろ」
二人で一緒に

「ミミナシと戦っているとたまに声が聞こえることがある。もちろん幻聴よ?でも猛烈に求められている気がする。もっともっと、苦悩も理性も吹き飛ぶほどに思いを浴びせてほしい。そう叫んでいるように聞こえるわ。私はこの世からミミナシを消し去りたい。世界に恨まれたって故郷が無くなったってかまわない」
ビリンはミミナシを救いたいんですね。
「プレイヤーに一番必要なものって何か分かる?信念よ。中身はなんだっていい。それを誰かに伝えたいという強い気持ち。それが道となり光となりミミナシたちを導くの。彼を失う恐怖を前にしてもあなたにまだ残っているものがあるのなら、それこそがあなたの信念なんじゃないかしら?」
先輩プレイヤーとしてのアドバイス。
入れ違いでエコヲがやって来ます。ミュウを託された!
「やっと引きこもりから卒業?」
「夢の続きが気になってね」
ビリンとケヴィンが見守るなか…。
「こいつの名前はAC30。僕が初めて完成させたイクイップメントだ!僕はずっと生まれた町で働いてそのまま死んでいくんだと思ってた。君に出会うまできっとそれが僕の人生だったんだ。」
「あんたはあそこにいたほうが幸せだった。私、凄く危ないんだって。一緒に居たらあんたまで危ない目に…」
「だけど君と一緒に行く道を選んだ」
「!」
「誰に何を言われたか知らないけど、このまま帰ったりするもんか!」

「ミュウ、君と世界を見に行きたいんだ!」
光の少女とリバチェスタの少年はどんな道を歩むのか。
「久々にアツくなってきちゃった!10年ぶりに一緒にどう?若獅子さん。今度は止めないの?」
「止めるわけない。だろう?」
新たな希望

「おアツいところ悪いけど相手してもらうわよ!その力、天使か悪魔か見極めさせてもらおうじゃない!」
「ビリンさん、良いんですか?私先輩への礼儀とか全然ないですけど」
「だからこそ教えてあげたいのよ。真なる紅をね!」
エコヲのとミュウのイクイップメントも起動!ビリン、ケヴィンが搭乗する深紅の麗人と激突!
ミュウ「うわあああああ!?」
エコヲ「大丈夫!」
ミュウ「と、飛んでる!?」
AC30に飛行オプションが!!
ビリン「動きが若いわチェルシーガール!」
ミュウ「ちょっ!これ以上早くならないの!?」
エコヲ「それをやるのが僕の仕事だろ!」
エコヲが操作すると機体の速度が上がります
「トップブーストだ」
「何トースト!?」
トースト(笑)
「トップブースト、リバチェスタでミミナシをふっ飛ばした」
「あれ出なかったじゃん!」
「集中して。調整は僕がやるから」
(怖かったんだ。私、もしかしたらここに居ちゃいけないんじゃないかって。あんたに貰った理由まで誰かに取り上げられるんじゃないかって)

「私、プレイヤーでいたい!!」
ミュウの強い信念もあってかトップブーストは大成功!!
「あの閃光!やっぱり間違いない」
「ただ彼の時よりもずっと熱く」
「まだまだ青いわね!」
ジミ・ストーン・フリーと同じ技だった。
「今度は私たちの番!!」
テスト戦はビリンとケヴィンの勝利に終わります。
「噂にたがわぬ深なる紅、骨身に染みました!」
「私たちはおろしてもらえるんですか?」
「良いわ、ただし条件付きでね。あのフェス以降、残されたプレイヤー達はそれぞれの領地に引きこもった。彼らはそれぞれ私でさえ知りえないジミの秘密を握っている。彼らに遭ってその力の真相を明かしなさい」
今後の目標ができた!
「望む所です。そのジミってやつのせいでこっちは本当に迷惑してるんだから!一発ぐらい殴ってやらないと気が済まない!」
「本当に生意気な娘」
「次に会う時は負けませんからねー!」
「お世話になりました!」
AC30と共にトレモロ技研を後にする二人。
ケヴィン「なぁビリン、今日、世界が変わると思うかい?」
ビリン「さぁ。どうかしらね」
冒頭と同じセリフ!しかしあの頃とは違う確かな希望が芽生えていました。

四足歩行のイクイップメントは味方だった!助けてくれたのがビリンとケヴィンで本当に良かったです。
エコヲとミュウはパートナー解散危機を乗り越えてより強い絆で結ばれたのではないでしょうか!
今後はジミ・ストーン・フリーに迫る展開になりそうですね。同じコアパーツ、同じ技。ミュウどういう関係なんだろう。
各領地のプレイヤーも続々登場するみたいだし冒険と新たな出会いが楽しみだ!!