前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 山の翁、そしてアーチャー・ギルガメッシュの参戦!しかしネガジェネシスを発動したビーストⅡにサーヴァントはなすすべがない。最後の望みは藤丸に託された!
- ロードキャメロットとガーデンオブアヴァロンの同時展開。エレシュキガルは全ての力を出し尽くし最後を迎える。藤丸の奮闘もあって戦いは決着、ギルガメッシュは決別の儀としてエヌマ・エリシュを発動し、ビーストⅡは跡形もなくこの世から消え去った。
- 戦いを終え、再会した仲間に別れの挨拶をする藤丸。最後に彼が向かったのはギルガメッシュ王のもとだった。藤丸とマシュの帰還をもって魔獣戦線は終結する!
【Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 21話 アニメ感想】Grand Order
別れの挨拶
《これはとある物語。大きな終わりと始まりの中の、小さな私たちの物語》
いよいよ終局へ。
「マシュ、良かった、無事だったんだね」
「先輩も」
二人が目覚めたのはバビロン周辺でした。
「うーっす!」
ジャガーマン!ともう一人。
「ケツァルコアトル、また会えるなんて!」
生きてたんですね!(´;▽;`)
ロマニ「二人の無事が確認できて安心したよ。レイシフトの準備ができるまで少し時間がある。しばらくそちらで連絡を待ってくれるかい?」
別れの挨拶をする時間はありそう。
だけど冥界で散り散りになったイシュタル達の行方は分からない。
「困りますね。私もマーリンには借りを返したかったのですが。必ず関節技フルコースをプレゼントするつもりでした!」
視聴者「それめちゃくちゃ見たいな!!」
マルドゥークの斧を投げたあの時の借りです。
「ウルクに行けば皆さんと再会できるかもしれません」
「そうだね、先を急ごう」
「ごめんなさい。私たちはここまでのようです。異邦の女神としての役目はここまでのようですから」
「そっか…。でも、ちゃんとお別れが言えてうれしいよ」
せっかく再会できたのになぁ…。
「正直言うと、怖かったです。でも同じくらい、とんでもなくまじめな神様なんだなって。あんなに強いのに誰であろうと一人ひとり相手するんだから。だからやっぱりあなたは、人が大好きなんだろうなって」
「確認するまでもありませんでしたね。あの時もそうでした。困難にあたる人間の目。敵を倒すのではなく知ろうとする強い光を。あなたは私のような異邦の神と真っ向勝負してくれました。私たちの文化を、他者の歴史を否定しなかった。私はとてもとても嬉しかったのですよ。――あら、退去が始まったのね。どうやらここでお別れみたい」
「うん…」
「しっかりね、私のかわいいマスターさん。観客を沸かせるような豪快な勝利を期待しているわ」
「今までありがとう」
「勿論でーす!お姉さん、そういう別れ方大好きでーす!」
最後まで明るかった。ケツ姉、ジャガーマン、お疲れ様でした。
「おかえり」
「あんたたちならここに来るだろうと思ってね。先回りしてたわけ」
「会えるような気がしてた!」
「ご期待に添えたようで何よりだけど」
マーリンとイシュタルも無事だった!ウルクの支部で合流するなんてさすが。
「そういえばここに来る前にジャガーマンとケツァルコアトルに会えて…」
「っ!!」
「でもここに来る前に退去されてしまって…」
「そうかー!それは残念だぁ!最後に一度くらい感謝の握手をしておきたかったものだけどね!」
マーリン、声が安堵を隠しきれてない(笑)
「本当に残念だよ、マーリンにはいい薬になっただろうに。いっそボコボコにしてくれてよかったのに」
「そんなことを言っていいのかな?有能な私の助けは今後も必要なんじゃないかな?」
「はぁ?第7特異点まで何もしてこなかったくせに何を言ってるんだか。あっ、失礼!君はまだ死んでないから神代にしかやってこれないんだっけー?」
「ははは、痛いところをついてくるな、君本当は性格悪いんじゃないの?」
「ははは、マーリンにだけは言われたくないなぁ」
「「はははははは」」
君たち仲いいな!?
「冥界は大部分が崩落したわ。完全に以前までの姿を取り戻すまでに半世紀は必要でしょうね」
地上と冥界、二つの世界を崩壊寸前に追い込んだビーストⅡは、これまでの戦いの中でもけた違いの相手だった。
「最後に、あなたたちに宜しく、って」
エレシュキガルは冥界で休んでいるらしい。
「ビーストⅡの神性がどんなものだったか分からないが…。藤丸くん、その霊気に触れた君はもうちょっと違う様相を垣間見たんじゃないか?」
「――うん」
人類悪であったけど人類愛でもあった?
「君のそういうところだろうね。彼が来てくれたのも」
翁のことでしょうか。
「ウルクの初期王朝まではこの世界に留まるつもり。それにバビロンの蔵の2割を貰ったんだから目でないと勿体ないでしょう?」
イシュタルらしい(笑)
「どうして今回、マーリンは俺たちを手伝ってくれたの?」
「僕が君のファンだからだよ。私は見る事しかできない男だ」
本に書かれた物語にはドキドキするがその本を書いた人間には興味が無い、はずでした。
「でも君はちょっと違う。君は私と同じ本から本に渡り歩く旅人だった。なのに私とは違うアプローチで物語を生かし、救い、よりよい文様を紡ぎあげてきた。そしてその活躍は私しか認識できないものだ。うん…。まぁ、だからこそ一度はこうして力になりたかった。いつになくアツくなって 幽閉塔から出てきてしまったわけさ」
「まったく、ファンにしてはやり過ぎだ!舞台にまで上がってくるは大立ち回りはするわで」
「おや、最後くらい素直に送り出すべきじゃないかな?なんというか、似た者同士の友人として」
「最高の悪口をありがとう。こんなに頭が痛くなったのは10年ぶりだよ」
争いは同じレベルのものでしか発生しない…。
似た者同士とか10年ぶりとかFGO組が反応してたけど()
「けどまぁ今回は本当に助かった。カルデアを代表して感謝の意を表するよ」
「ありがとうマーリン」
「…私も少しはまともになったな。前はそういう言葉を貰っても何も感じなかったものさ」
マーリンは一輪の花を藤丸に手渡します。
「好きにしてくれればいい。気持ちだから。僕と彼女からのね」
アナ
「藤丸、カルデアの星読み、誰の記憶にも残らない開拓者。私は君の戦いに敬意を表する。どうか最後まで良い旅を。その行く末に晴れ渡る青空があることを祈っているよ」
マーリンありがとう…。
ウルクの未来は
「ここにいたのかい?」
「どうした?民どもが開いた宴は終わったのか」
ここでギルガメッシュとエルキドゥ入れてくる(あぁぁ
「なぜ、あの神獣を倒すと決めたんだい?あれは君のウルクを荒らしたとはいえ、民のためではないだろう?」
「いや、まさにウルクを守るためだ。地上の悪を倒しておかねば民が飢え死ぬ」
「なぜ君が?君の圧政は民を苦しめてきた。その君がなぜ民の心配をする?」
「時には北風も必要だろうよ。この星の未来を築くのが王の役目だからな」
「王の役目…?」
「そうだ。俺は王。王として生きる。そう決めた以上人間に、人間の未来に付き合おう。世界の終わりまでな」
「どうしてその言葉を人々に伝えないんだい?今のままだと君を理解するものは一人も居ない。最後まで一人きりだ」
「一人ではない。今語り聞かせているものがいよう。民草に聞かせられる話ではない故、人ではない貴様にこぼしてしまったがな」
共に生き、ともに戦うのは人でも道具でもない、とギルガメッシュは言いました。
「よいかエルキドゥ。それは――」
「ギルガメッシュ王、ギルガメッシュ王!」
「――遅いではないか藤丸。うたたねも過ぎると体に障る。ま、身体の無い好みであればどうでもいいことだがな」
「むしろあんたが来なさいよ!藤丸がここに来なかったら挨拶もできなかったじゃない!」
「真価が王に拝謁を求めるのはここに来ないという選択はあり得んからな」
「はい王様!最後にあえて光栄です!」
「うむ」
「王様、この後ウルクはどうなっていくのでしょう…」
マシュたちの眼前に広がる町は、黒泥が消えたとはいえ変わり果てていました。結果的に救ったとはいえ失ったものは戻らない。
「以前にも言った通りだ。消え去りはせん。あとに続く者たちがシュメルを盛り立てていくであろう」
「そうですか……」
未来へ託します。
「傲慢だな」
「はい」
「だが理解はできる。死にゆくものを想うというのは生きるために必要な行為だ。それを笑おうとも思わん」
藤丸はマーリンから受け取った花を供えます。
ギルガメッシュ「かつて死に怯え、これを乗り越えんとしたある男の滑稽な顛末を。不老不死の霊草を求め、冥界に至った。王でも英雄でもなく一人の男として行った。唯一にして最大の旅。自信の寿命よりも長い旅を終え、ついに霊草を手に入れた。それはすさまじいまでの達成感と充実、喜び。生きる意味を知ったと言っていい。だが霊草を持ち帰る最後の1日、国に帰る前に見栄を張ろうと水浴びをした。そのスキを突かれ、ただの蛇めに霊草を奪われたのだ。命の充実も生の喜びもこれより続く栄光も、すべてが一瞬に消え去った。だが男の口から洩れたのは怒りの声ではなかった。笑いだ。本当にとてつもなく愉快になって笑ったのだ。一生をかけて獲得し、これを失い、すべてを失いながらもまだ明日を見る、傲岸な人間の姿がたまらなくおかしくてな。まさに笑い話だ。死の間際になってようやく人の世を知ったのだから」
旅立ち
「人間とは無限に成長するもの。それは寿命を迎える一秒前であろうとも変わらぬ。最後まで心の在り方は積み重なっていく。人の歴史とはそのようなもの…。顔を上げよ藤丸立花!たとえ貴様がこの時代で己が無力を嘆いたとしても俺が認めよう。お前こそが必要なものだったと。この先どれだけの窮地が待っていようとお前はただそこに立つだけで正しいのだ」
「はい。頑張ります王様」
夜が明けました。
「藤丸君、マシュ、こちらの準備は整った。レイシフトを始めるよ」
別れの時。
「不思議。それほど長く一緒にいたわけでもないのにずっと話していたい気分ね」
「名残惜しいですが」
「気にするな。貴様との別れは既に済ませた。勝利の凱歌を上げ俺の名を称えながらカルデアに戻るがいい。――あぁそうそう。旅人が笑顔で帰るのであれば、土産の一つもくれてやるのが良い国というもの」
「ウルクの名物・麦酒だ」
そ、その器は…!?
「でも先輩も私も、まだお酒は早いので…」
「つまらんな。では器だけでも持っていけ。何かの役には立つだろう」
「…?あぁ!?あんたコレ!!」
イシュタルたちはまさかの土産に遅れて気づく(笑)
(共に生きともに戦う。それはな、エルキドゥ。それは――)
友、でしょうか。
※補足
バビロニア裏話(連ツイします)。最終話にてギルの「―――友と呼ぶのだ」がなぜ台詞にならなかったのか。こちら、奈須さんから「ギルが『友』と口にするのはエルキドゥだけ。たとえ、それに値するものと出会ったとしても、『友』呼びはエルキだけなのです」(続 #バビロニア
— 東出祐一郎 (@Higashide_Yu) March 21, 2020
「ではさらばだカルデアの!此度の戦い、まさに痛快至極の大勝利!貴様らの期間をもおって魔獣戦線は終結とする!」
「はい!」
「あぁ待て、一つ聞くのを忘れていた」
最後の別れが長ぇ(;´Д`)
「このウルクはどうであった?」
藤丸とマシュは一瞬顔を見合わせて、言いました。
「「楽しかったです!」」
《人と神が共に生きた時代。紙とたもとを分けた人たちが選んだのは、最後の時まで人として生きる事。時に耕し時に食べ、時に歌って、希望にあふれた人々のさなかで私達は少しだけ泣いて、それ以上に笑い合った。それはそんなどこにでもある、でも私たちだけの、たった一つの物語》
終局特異点
「カルデア外周部、第7から第3までの構成理論、消滅!」
カルデア本部、なんか大変なことになってるようですが!?(;´Д`)
「ドクター!」
「帰って来たばかりなのに済まない。ついにこの時が来た」
「いよいよ最後の…」
「うん。本日をもってカルデアの全職員の人名はロマニ・アーキマンが預かる」
「向かうべき特異点の名前はソロモン。終局特異点、冠位時間神殿、ソロモンだ!」
未プレイ勢としては1~6章の戦いを知ったうえでバビロニアを見たほうが何倍も楽しめたかもしれない、という後悔が少し残りますね(;´Д`)
個人的に衝撃だったのはギルガメッシュの豹変。stay nightやZeroのイメージしかなかったので「本当に同一人物なのか…!?」と混乱することも多々ありました(笑)
バビロニアギル王も違う魅力があって良き。むしろこの時が一番好きかも知れない。
バビロニア編は大勝利のハッピーエンドに終わりましたが、俺たちの戦いはこれからも続く!
ソロモンって確かラスボス…。
続きはスマホゲームで!かと思いきや『Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-』もアニメ化キタ━(゚∀゚)━!
劇場版キャメロットも控えておりアニメ『Fate/Grand Order』はまだまだ盛り上がりそうです!