内容をカンタンに説明すると…
- 原作はCHIROLU先生によるライトノベル。2014年8月1日から2017年8月12日まで「小説家になろう」にて連載開始
- 2015年からホビージャパンのHJノベルスより書籍化。メディアミックスとしては、ほた。先生による作画のコミカライズ作品が2016年より連載中
- 今回は…冒険者・デイルは仕事終わりの森のなかで片角を折られた魔人族の少女と出会う。身内を殺されたであろう彼女を放ってはおけず自分の住む街へ連れ帰った。
【うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 1話】青年、ちいさな娘と出会う。【アニメ感想】
森の奥で出会った少女
「次の仕事までの中継ぎのつもりだったけど受けたのは失敗だったかぁ」
青年はモンスターをやっつけてました。一仕事終えた後、魚を焼いていると…。
(子供?こんな山の奥に村なんか…。ん?…魔人族!?)
少女の目は焼き魚に。
「食うか?」
彼女が何か言ってますが。言葉がわかりません。
「あ、そうか魔人族なら…<かたわら、来る、必要、これ?>」
青年は単語のような文字を発しています。
「やる。食え。あ~なんて言えばいいのかわかんねぇなぁ」
なんとか食べ始めてくれました。
(相当腹減ってたんだなぁ。魔人族の罪人は角を片方折られて追放されるって話聞いたことがあるが。
しかし、こんな子供が一人で…。いや、一緒に追放された親でも居たら…)
<汝、護る、人、共に、存在>
また単語をつなげて話します。
少女は主人公の手をとり、どこかへ案内します。
森の奥、変わり果てた大人の魔人族。
(角の形から見て魔人族の男。父親か?)
彼女はどうやら獣が集まってくるから離れろと言われたらしいのです。
「で、おまえはいいつけを守ってこの暗い森でずっと…」
(こんなの見たら放っておけねーじゃねーか)
呪文を使って地面に亀裂を。
「せめて埋めてやろうな」
<葬る、土、死、ひと>
頷く少女。
ありがとうと彼女は言いました。
<我が名、デイル。汝、名は?>
「ラティナ」
<我、共に、汝、行く?>
輝く少女の顔。
「軽っっ」
デイルはラティナを片手で抱っこしてしまいます。
とりあえず帰ろう
住んでいる街へ。
「通行税二人分だ」
「その子は」
「森で保護した。親と死に別れたらしい」
「魔人族か」
「俺が引受人になるから問題ねーだろ?」
「おまえなら大丈夫だろ。通りな」
街の賑やかさに楽しそうな表情のラティナ。
「表からだとめんどくさそーだな」
そこは酒場でした。
裏口から入っていくデイル。
「おう帰ったか。どうした裏口からなんて…ってなんだそりゃ!?」
「まぁ後で詳しく話すが…拾った」
「犬猫拾ったみたいに言うなよ」
酒場の主人が料理をしていました。
「とりあえずお湯使ってもいいか?」
「ああ。構わないけどよ」
意外とあっさり通してくれますね(笑)
お風呂!躊躇もなくラティナの服を脱衣させるデイル!!
びっくりしたラティナは恥ずかしさで抗議。
女将さんも様子を見に来ました。
「私の子供の時の服よ。やっぱりちょっと大きいわね」
ぶかぶかなのもかわいい。
「彼女はリタだ」
「デイル、リタ?」
「ああ。そうだよ」
「リタ、ラティナ」
ぺこり
この幼さでしっかり礼儀ができてるのすごいです。
「魔人族の言葉しかわかんねーから」
「じゃああんたはどうしてんの?」
「魔人族の言葉は呪文と同じだからな」
なるほどだから単語で理解してたんですね。
賢い
とりあえず身元調査。何か機械みたいなもので一発でわかるようなんですが。
「該当しそうな人物はいないわね。この子と一緒にいたっていう魔人族の男の事も見当たらないし…」
「仮にラティナが重罪人だとしたら種族を問わず伝言板に情報が出るはずだ。じゃあどうして…」
「こんな小さい子なら捜索願か何かあってもよさそうなんだけど…」
「やっぱりあの魔人族はラティナの父親なんだろうな…」
「で、この子どうするつもり?後先考えないで連れてきたの?」
「まぁ街まで連れてくりゃ孤児院だってあるし…」
「言葉も通じない多人種の子供を万年予算不足のこの街の孤児院に預けてもロクなことにならないと思うけど?」
ピラフを食べるラティナ、なんと猫舌。かわいすぎます。
デイルの部屋へ。
「この屋根裏部屋を間借りしてるんだ。店の物置も兼ねてるから散らかってるのは勘弁な…」
散らかってる?ものすごくキレイですが…。
「ラティナ。おいで」
でっかいベッドですよね。添い寝~~~~。
「あっという間に寝ちまった。やっぱり疲れるよな。言葉も状況もわからずこんな所まで連れて来られたんだもんな。さてどうしたもんか…」
デイルも睡魔に襲われそのまま寝てしまいました。
朝先にデイルが起床、ベッドを離れようとするとラティナがデイルにしがみつきました。
「おいてかねーよ。大丈夫だ」
「大…丈夫?」
「ああそうだ。大丈夫」
(あんな所でずっと一人だったんだもんな…)
「あら早いのね。おはようラティナちゃん。おはようデイル」
女将さんがラティナの髪を大きなリボンつけたツインテールに。
「魔人族なのはともかく片角が折れているのは目立たない方がいいでしょ?」
似合いすぎですねぇ…。
「おう、おはよう!ほら朝飯だ」
ご主人が朝飯を出してくれます。
「おはよう…?」
挨拶した…?皆驚いています。
間違ってる?変だった?と心配するラティナ
「いや合ってる…」
「もう挨拶覚えたんだ。賢い子ね」
「俺が初めてのご挨拶か。嬉しいねぇ~」
「ああそりゃよかったですなぁ!」
デイルやきもち(笑)
デイルとラティナは街へ買い出しへ。
「クロイツで1、2を争う冒険者デイル・レキも形無しだな」
「屋根裏にある店の荷物、別の置き場を考えないといけないかもね」
なんだかんだ主人も女将もデレデレでは…。
で、街ではラティナにどんどん買ってしまうデイル。
「おかえり~。随分買い込んだわね」
「わからねーから店員に言われるまま…」
「それで?どうするか決めたの?」
これからのこと
「元から他の選択肢なんてねーだろ?俺は冒険者でその上独り者なんだぞ?
何日も家を空けなきゃならねーんだぞ?」
「その間うちで預かってもいいわよ?」
女将さんほんと協力的ですね。
「正直自信がねーんだ…戦うしか能のねぇ俺なんかが子供を育てられる…いや幸せにできるのか。」
昼寝から起きたラティナはデイルの名を呼びながら近づいてきます。
ぎゅっとするデイルは少し涙ぐんでました。
もうめっちゃデイルに懐いてるんですよね。
なんだこのかわいい生き物は!?
「大丈夫?」
言葉の習得も早いですね~。
「ああ!大丈夫…うん!きっと大丈夫だ!
決めた!俺が面倒を見る!俺がラティナの保護者になってやる!」
作画班人員完全にラティナに割いてますよね??
もうガン見してしまう可愛さが何箇所も。
こりゃ保護者にもなりますわって感じなんですけど(笑)
これからどんな素敵な女の子に成長していくんでしょうね。
親ばかになっていきそうなデイルの様子を見守るのも楽しみです。