【BANANA FISH 11話 アニメ感想】アッシュが見せた弱さ!最大の弱点は英二!?マックスと親子ごっこ!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 月龍の手助けで処刑室から脱獄したアッシュ達。ディノとオーサーが屋敷を離れた隙をつき、英二を連れて逃走を図る!
  • 「お前は俺が守る。俺のそばから離れるな」。アッシュと英二の関係に変化が!エイブラハムを葬ったアッシュは、解剖されたショーターの遺体に火をつける。
  • 今回は…部下と合流したアッシュが動き出す!彼の二面性に戸惑う英二。クラッキングに着手したアッシュは、ディノに大打撃を与えるが…!?

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【BANANA FISH 10話 アニメ感想】アッシュの復讐が始まる!英二と再会!洋画顔負けの戦闘劇!ショーター解剖されてた…(´;ω;`)

2018.09.07

【BANANA FISH 11話 アニメ感想】美しく呪われし者

寝起きの悪さとカボチャ嫌いと

「私の屋敷が破壊され、アッシュはまんまと逃走した…おかげでマスコミにあらぬ注目をされる羽目になった!馬鹿め!!」
「――クソッ!」

マンハッタンのグループ(アッシュの手下)を完全に掌握しきれなかったオーサーに、ディノの怒りが向いているようです。
あれだけ苦労して、ようやくアッシュを捕らえたのに…( ̄▽ ̄;)

一方、部下や英二と合流したアッシュ。
指示を出し終えるとスイッチが切れたように眠ってしまいました。

「2時間経ったよ?起こさなくていいの?」
「…」
「一体さっきから何を怖がってるの?」
「…アッシュは死ぬほど寝起きが悪い」
「それだけ?」
「だけってお前!寝起きのボスはライオンよりおっかないんだぞ!」
「言われた通りしてこのザマだぜ!」

前歯を折られたんですか!?Σ(´∀`;)
部下はみんな怖がって起こそうとしません。代わりに英二が起こすことに。

「アッシュ起きて!時間だよ!」
「……」

起きませんね。

「起きろったら!2時間経ったぜ!!」

英二、アッシュを叩きながら起こしてます。その背後で身を隠す部下たち(笑)

ようやく起きたアッシュの眉間にはものすごいシワが…。

「2時間…?」
「そうだよ。そう言ったろ」
「覚えてねぇ…シャワー浴びてくる…」

あれ、思ったより凶暴じゃない…!?
部下達も拍子抜けです。英二が起こしたのが関係してるのかもしれません。

「…ショーターのこと聞かねぇのか?」
「君が話そうと思ったときでいいよ」
「あいつが永遠に奴らの手に渡らないようにしてきた」
「そう…ありがとう、アッシュ」

シャワーから出てきたアッシュの動作に部下たちが注目します。

英二(ボスの命令を待ってる…彼らにとってボスは絶対。彼は王者なんだ。尊敬と畏怖と、絶対的権力の象徴。でも僕の知ってる彼は…)

部下の報告によると、ほとんどのグループがオーサーに吸収されたようです。
中立を保っているのはチャイニーズを除いて2つだけ。仕返しが怖くて何もできない、と。
今後のことを考えればこの「2つ」と共闘関係を結ぶ必要がありそう?

「オーサーは今頃血眼になって俺を探してるだろう。ヤツの後ろにはコルシカマフィアが付いている。だがその動きは俺が封じる。お前たちはできるだけ多く情報を集めろ。グループの人数、人種構成、ボスは誰か、ヤサはどこか。ただし十分に用心しろ。お前たちも危険であることに変わりない。油断するな」
「「「おう!!」」」
「行け!」

凄いリーダーシップですね!英二も感嘆してます。

「俺はお前のことを何も知らないんだな…。お前の髪の色は真っ黒だ。目の色も深い闇の色だ。子供の頃は黒い物が怖かった。ハロウィンの夜、オヤジがかぼちゃでジャックオランタンを作ってくれたんだ。そいつを被って近所を回って歩いたのさ。兄さんを驚かせてやろうと、一人で森の中に隠れたんだが…辺りは真っ暗で森の中からは奇妙な声が聞こえる。心細くなって帰ろうとすると森の中からでっかいかぼちゃがユラユラと…。後で分かったんだけど、あれは車のフロントガラスに映った自分の姿だったんだ」

幼少アッシュの可愛らしいエピソードでした。彼にもこんな時期があったんだな…(笑)

「あれ以来カボチャは大嫌いさ!見るだけで寒気がしてくる」
「……」

思わずポカーンとなる英二。( ゚д゚)←まさにこんな感じ

おかしさに耐え切れなくなった英二はとうとう笑い始めました。

「あはははは!!!」
「何がおかしいんだ!?」
「今の話っ、他の人にしないほうがいいと思うよ!マフィアを一発で仕留める君がかぼちゃ…あはははは!!!」

英二、大爆笑です。笑いすぎでは(笑)

「ゴルツィネに教えてやりたいよ!役立たずのボディガードよりかぼちゃの栽培でもしてろってさ!!」
「笑ってろトーフ野郎!」

アッシュのお茶目な一面が見れた瞬間でした。

英二の戸惑い

アッシュの依頼を受けてやってきた武器商人のフライ。
ネットで「ケイスケホンダに似てる」とか言われてましたが(笑)
このファッションを着こなすって相当なお洒落さんですね。

「相変わらずご愛用かね?この古めかしいリボルバーを。こいつはどうだ?」
「俺には必要ない」
「でもこっちのほうが便利だぜ?より多くの敵を倒せる!」
「だからだ。歯止めが利かなくなる」
「アンタは古いタイプのスナイパーだな。プロ気質ってやつかい?」
「バカバカしい。人殺しに気質もクソもあるか」

お互い慣れた様子で話を進めていきます。アッシュは常連客なんだろうな…。

支払いは時価40万ドルの翡翠、ディノからのプレゼントで済ませました。
ディノの愛が!!(笑)

「モノホンだぜこりゃ…」
「どこでこんな…」
「貰ったのさ」
「誰に?」
「…いいだろそんなこと!」

言いたくないんでしょうか。アッシュの反応が可愛かったです。

(僕はとても戸惑ってるよアッシュ。血と硝煙の匂いにまみれ、容赦なく敵を殺す君と、かぼちゃ嫌いをからかわれて本気で拗ねてる君と。一体どっちが本当の君なんだろう?それとも、それらは矛盾することなく同時に君の中に存在するのか?僕は時々、とても不安になる…。)

怖いわけではないけど、やはり複雑な気持ちになりますよね…。
もし普通の人生を送っていたなら、アッシュは血や硝煙とは無縁の普通の青年だったと思います。

(これほど身近にいながら、君がますます遠い所へ行ってしまうような気がして…)

アッシュにも弱さがあった…

チャーリー宅に避難したマックスと伊部さん。アッシュと英二の事を気にかけていました。

「英二なら大丈夫さ。アッシュが自分の命に変えても彼を守るだろう。危険を承知で連れて行った。そうせずにはいられなかった。流石にタフを誇る山猫小僧も、今度ばかりは一人じゃ居られなかったんだろう…」

親友を手にかけて平気な人間はいませんよね…。ましてアッシュにとってショーターは心を許せる数少ない人物のひとりで…。

「英二は不思議な子だな」
「?」
「こういっちゃなんだが、これといって特徴の無い子だ。とても善良で、だがそれだけだ。良くも悪くもアッシュのような強烈な個性も魅力もない。だが彼には不思議な力がある。そばにいる人間の気持ちを和ませる」

視聴者「分かる」「英二を見てると癒される」「マックスの言う通り」

「アッシュとは真逆だ…」
「いや、アッシュだってケープコッドに行ったとき…」

「二人は本当に楽しそうだった。彼らが持っているのが銃でさえなけりゃ、同じ年頃の男の子達がじゃれあってる、心和む風景さ。だから声をかけるのが遅れて――アッシュは俺に気付いた。その一瞬で彼は俺の心の動きを読み取っちまったんだ。さっきまでの表情は消え、いつも通りの彼の顔に…」

あの時、そんなことがあったんですね。
生きていくため、アッシュが身につけざるを得なかった能力ですが…。
表情が変わる瞬間、やるせない気持ちになりました。

「不幸な子だと思った…。いつからこんな事を身につけてしまったんだろう、と」
「あいつは英二と居る時だけ戻れるんだろう。ただの17のガキに…」

夜になり、寝ていたアッシュは悪夢にうなされて目を覚まします。

「忘れようとしたんだ…。ざまぁねぇな。ギャングのボスで男娼あがりの殺人鬼としたことが…」
「よせよそんな言い方!!」

アッシュの自己否定と嫌悪がマッハに(´;ω;`)
英二の言う通りですよ、自分の事をそんな風に言うのは良くないですよ。

「俺は8歳の時初めて人を殺した。レイプされたんだ。恐ろしかった…恐ろしくて声も出なかった。心では助けてと叫んでるのに呻き声ひとつ出てこなかった。そいつを撃ち殺したとき俺は泣いた。――何も感じなかったからだ。俺は自分が怖い。ショーターを殺すなんて…今まで何人殺したか分からない…何も感じないんだ…何も……」
「アッシュ、アッシュ落ち着いて。何も感じてないなんてない、君は傷ついている、とても。僕にはよく分かってるよ」

涙を流すアッシュに英二は寄り添います。

「君は僕を助けてくれた。君があのことで責めを負うなら僕も同じだ。今は何を言っても慰めにはならないのかもしれない…。でもこれだけは忘れないで」

「世界中が君の敵に回っても、僕は君の味方だってことを」

英ちゃん、漢だ…。

今のアッシュにとってどれだけ心強い言葉だろうか。
自分の全てを受け入れてくれる存在が居ると知ったのは大きいと思います。

「僕は君のそばにいる。君がもし、迷惑じゃなければ、だけどね」
「…じゃあ、俺はこれからもあのマズいサンドイッチを食わされるのか?」
「そうさ喜べ!豆腐サンドイッチはパーフェクトフードさ!君の健康は保証され…」
「そばに居てくれ…ずっとなんて言わない…今だけでいい…」

無言のまま、アッシュの背中に手を置いた英二。「ずっとそばに居る」と声が聞こえるようでした。

今だけ、なんて言わずに、アッシュはこういう所、もっとがめつくなって良いんじゃないかな…。なれないのかもしれませんが…。

翌朝、異常な立ち直りの速さを見せたアッシュはパソコンの前に座っていました。

「…アッシュ?」
「起こしちまったか?寝てろよ、まだ早い」
「何してるの…?」
「ドロボウ」

クラッカー・アッシュの反撃!マックスの懸念とは…

「にしても、お前の子分ってやつが来た時はびっくりしたぜ。よく俺たちの居場所が分かったな?」
「他に行くところなんてないだろ、父さん?」
「よしてくれ!お前みたいにでかい息子がいてたまるか!」

飲食店で合流したアッシュとマックス。
親子ごっこですか!なかなかサマになってますよ!(笑)

「ディノのジジイが警察を抱き込んで俺を探し回ってる。このままじゃ今いるところもいずれ見つかる」
「英二の身が心配ならなぜ俺たちのところに返さない?」
「…俺といるほうが安全だ!アンタらいざって時、あいつの面倒を見られるのか?」
「まーそういう事にしとこうか」

気づいてるのにそれ以上詮索しないマックス。大人な対応です。

アッシュが彼を呼び出したのは、避難先のマンションを購入するためでした。

「俺が行くわけにもいかないだろ?子供だからな」

そ、そうでしたね、まだ17歳でしたね。17歳…ほんとか?(白目

「でも買うったってそんな金どこに…。あぁ!お前またなんかやったのか!!」

「大したことじゃない。主な証券会社にニセの売り注文を出しただけさ、大量にな。」

ちょうどその頃、ディノのもとに続々と報告が上がっていました。
会社の株の大暴落、GOOSEの裏金が海外の口座に全額送金され無くなっている、等…。

「タックスヘイヴンの国々に、ディノの所属するコルシカ財団が持つ5つの会社がある。それぞれの頭文字を取ってGOOSEという。だがこれらは実際には存在しない。利益を分散し租税を誤魔化す財団は、こんなペーパーカンパニーをいくつも持っていて…GOOSEはその中で最大規模のもの。裏利益はざっと9千万ドル。そいつをそっくり頂いた」

凄すぎて変な笑いが出ました(笑)
容赦ないですね。マックスも唖然としてます。

「パパディのご自身のIDが使用されたようでして…」
「なんだと!?それはワシしか使えんはず…」

「奴の寝室へ自由に出入りできるのはお気に入りのペットだけ。あの変態ジジイが倒錯したSEXに浸ってる間、俺は別のことを考えてた。ペットがPCにスパイウェアを仕込むなんて想像もつかなかったのさ」

な、なんて計画的な犯行なんだ…

「頂いた金は元々ブラックマネーだ」
「つまり奴は…多大な損害を財団に与えたことになり、釈明のためマフィアのテーブルに付かざるを得なくなるわけだ」
「ビンゴ」

自分のペットにやられました、とはディノも言えないだろうし…。
そこを上手くついたんですね( ̄▽ ̄;)

「俺は初めてお前が恐ろしくなったぜ…。もしこの世に悪魔ってやつがいるとしたら、そいつはお前の顔をしてるだろうな」

その後、高級マンション、800万ドルの一室を購入したマックス。人の金で、とはいえ気分が良さそうです(笑)

「何見てんだよ?」
「あの右側のビルはコルシカ財団の持ちビルだ」
「何!?大胆なやつだなぁ~!もし見つかったら…」
「地下はスポーツジム、1回はスーパー。外に出なくてもことは足りる」

灯台下暗しにも程がありますよ(笑)

「あそこ(マンション)の事は当分誰にも言わないでくれ。今目立つと危険だ」

人の出入りも極力制限したいのでしょうね。
伊部さんはまだ英二と会えないのか…心労が限界に来てなければいいのですが…(笑)

「正直に言えば俺は恐ろしいよ。何か知ってはならないものに突き進んでる気がしてな」
「もう遅いよ。じゃあね父さん」

(アッシュ。お前に言えなかったことがある…。英二と居ることはお前にとってあまりに危険だ。彼はアキレスのかかとだ。このままではお前は、いつかきっと――…)

ようやく見つけた心の拠り所が最大の弱点になるって、皮肉すぎます(´・ω・`)

アッシュにとって英二が命取りにならないよう、祈るばかりです。

ディノ「私は訳あってアメリカを離れねばならなくなった」

アッシュに出し抜かれた後始末をつけるために(´・ω・`)
大変ですね!←笑ってる

「その間お前たちに部下の指揮権をやる。あの小僧を捕えろ。手足が無くなっても構わん。だが絶対に殺すな。戻ったら真っ先に小僧に会いにいく。私がこの手で絞め殺すのだからな」

ディノはアッシュが五体満足でなくても構わない、と度々言いますね。
それだけ彼が手に負えない獣だと承知しているのか、もしくはアッシュの存在というか魂そのものに価値を見出してるのかな、と思ったり…。

ディノの命を受け、オーサーも再び動き出します!!

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年相応に振る舞う姿や弱さを見せたアッシュ。彼に対する見方が変わりました。マックスも信頼に値する人物だけど、英二といる時の彼はとりわけ別人のように見えます。
英二といる時だけはただの17歳の少年に戻れる…。マックスの言葉にジーンときました。
珍しく英二がオニイチャンしてたのに、目が覚めると元通りで(笑)
マックスとの親子ごっこも面白かった!会話の内容はエゲツナイものでしたが( ̄▽ ̄;)
お坊ちゃんしてるアッシュも良いですね!
やる気みなぎるオーサー。一方、ボスを取り戻したリンクスも本格的に動き出しました。さっそく幹部と思われる男を一人葬りましたよ。鮮やかな手際です。
ここからアッシュVSオーサーが本格化しそう?
血なまぐさい日常に逆戻りですか…平穏はまだ遠い(´・ω・`)
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